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第一章 私は絶滅危惧種
第十五話 バニーガールという職業
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私は落ち込んでいた。
『お願いします。もう一度転職させてください』
『残念じゃが一度転職するとレベル10になるまでは職を変えることはできぬのじゃ』
そして今は自分の部屋の中。もう、どうしてバニーガールなのよ~!
「麗華。レベル上げに行くよ」
「行きたくない」
「そんなことを言ってると、いつまでたっても魔王は倒せないよ」
「倒したくない」
「バニーガールのままでいいのかい?」
私は思わず立ち上がった。
「さあ、バニ―ガールの服に着替えるんだ」
「買いに行ってないんだから、バニーガールの服なんてないわよ!」
「大丈夫。僕が買っておいたよ。さあ、着替えるんだ」
「あなた猫でしょ! どうして買い物ができるのよ!」
「根性があればなんだってできるさ」
「物理的に無理だと言ってるのよ! あなた手もないでしょ!」
ポチは紙袋をくわえてくると、
「高かったんだからわがまま言ってないで早く着替えるんだ」
え! まさか! 私は慌てて財布を覗き込んだ。お金が大幅に減っている。嘘でしょー?
「ポチ!」
「どうしたんだい?」
「どうしたもこうしたもないわよ! レベル上げなんか絶対行かないわよ!」
そして1時間後、私は森にいた。どうして自分の意志を貫けないんだろ? ついつい説得に負けちゃうのよね。この性格変えなきゃダメだわ。
「バニーガールには特殊能力があるんだ」
「特殊能力?」
「魔法とは違ってその職業だけが使える効果のことだよ」
「どんなのがあるの?」
ポチは例の本を出して調べだした。
「レベル1だとウインクが使えるね」
「ウインク?」
「モンスター相手にウインクをすると暫くの間は君にメロメロになって攻撃してこないんだ」
「それって意外に使えるかも」
「よし、早速試してみよう。あそこにスライムαがいる。あれを倒そう」
「スライムαって強くないの?」
「スライムよりは強いけど多分大丈夫だ。転職してレベル1になったときは、HPは前の職業の半分になるだけだから」
「何言ってるの? さっぱりわからないんだけど。HPってなに?」
「いいから倒すんだ」
私はポチの指示に従って戦うことにした。
麗華の攻撃、3のダメージを与えた。スライムαの攻撃、5のダメージを受けた。麗華の攻撃、4のダメージを与えた。スライムαの攻撃、7のダメージを受けた。
「強いよ! 負けちゃいそうだよ」
「よし、こうなったらクロッシングフラッシュと叫ぶんだ!」
「クロッシングフラ‥‥」
私は慌てて口を手で押さえた。
「何言わせるのよ!!」
「クロッシングフラッシュを使えば一撃で倒せるじゃないか」
「倒した後が問題なのよ!」
「だったらウインクだ。君の色気で相手をメロメロにするんだ」
「わかった」
でも、なんだか恥ずかしいな。
スライムαの攻撃、5のダメージを受けた。
「早く使うんだ。でないと負けちゃうよ」
「でも‥‥」
「死んでもいいのかい?」
「それは困る‥‥:」
バチッ! 私はよく見えるようにモンスターにウインクをした。
「うん?」
スライムαの攻撃。麗華に痛恨の一撃、150のダメージを受けた。麗華は倒れた。
「‥‥大丈夫かい?」
「あれ? 私どうしたの?」
「スライムαに倒されて死んでたんだ」
「死んで!」
「たまたま通りかかった大僧侶に復活の呪文をかけてもらって生き返ることできたけど」
臨死体験をした私はポチに向かって叫んだ。
「ウインクって全然効果ないじゃない」
「おかしいな? きっと君の色気が足りなかったんだよ。だからバニーガールの服を着なくてはいけなかったんだ」
「本当?」
私は疑いの目でポチを見た。
「一応調べてみるよ。君の対戦記録は全部残っているから」
ポチが本のページをめくる。
「わかったよ。さっきのモンスターは雌だったんだ」
「もしかして余計に怒らせちゃったってこと?」
「そういうことになるね」
2分の1の確率で相手が強くなる特殊能力なんて危なくて使えないじゃない! こうしてまた無駄な能力を身に付けた私なのでした。
『お願いします。もう一度転職させてください』
『残念じゃが一度転職するとレベル10になるまでは職を変えることはできぬのじゃ』
そして今は自分の部屋の中。もう、どうしてバニーガールなのよ~!
「麗華。レベル上げに行くよ」
「行きたくない」
「そんなことを言ってると、いつまでたっても魔王は倒せないよ」
「倒したくない」
「バニーガールのままでいいのかい?」
私は思わず立ち上がった。
「さあ、バニ―ガールの服に着替えるんだ」
「買いに行ってないんだから、バニーガールの服なんてないわよ!」
「大丈夫。僕が買っておいたよ。さあ、着替えるんだ」
「あなた猫でしょ! どうして買い物ができるのよ!」
「根性があればなんだってできるさ」
「物理的に無理だと言ってるのよ! あなた手もないでしょ!」
ポチは紙袋をくわえてくると、
「高かったんだからわがまま言ってないで早く着替えるんだ」
え! まさか! 私は慌てて財布を覗き込んだ。お金が大幅に減っている。嘘でしょー?
「ポチ!」
「どうしたんだい?」
「どうしたもこうしたもないわよ! レベル上げなんか絶対行かないわよ!」
そして1時間後、私は森にいた。どうして自分の意志を貫けないんだろ? ついつい説得に負けちゃうのよね。この性格変えなきゃダメだわ。
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「特殊能力?」
「魔法とは違ってその職業だけが使える効果のことだよ」
「どんなのがあるの?」
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「ウインク?」
「モンスター相手にウインクをすると暫くの間は君にメロメロになって攻撃してこないんだ」
「それって意外に使えるかも」
「よし、早速試してみよう。あそこにスライムαがいる。あれを倒そう」
「スライムαって強くないの?」
「スライムよりは強いけど多分大丈夫だ。転職してレベル1になったときは、HPは前の職業の半分になるだけだから」
「何言ってるの? さっぱりわからないんだけど。HPってなに?」
「いいから倒すんだ」
私はポチの指示に従って戦うことにした。
麗華の攻撃、3のダメージを与えた。スライムαの攻撃、5のダメージを受けた。麗華の攻撃、4のダメージを与えた。スライムαの攻撃、7のダメージを受けた。
「強いよ! 負けちゃいそうだよ」
「よし、こうなったらクロッシングフラッシュと叫ぶんだ!」
「クロッシングフラ‥‥」
私は慌てて口を手で押さえた。
「何言わせるのよ!!」
「クロッシングフラッシュを使えば一撃で倒せるじゃないか」
「倒した後が問題なのよ!」
「だったらウインクだ。君の色気で相手をメロメロにするんだ」
「わかった」
でも、なんだか恥ずかしいな。
スライムαの攻撃、5のダメージを受けた。
「早く使うんだ。でないと負けちゃうよ」
「でも‥‥」
「死んでもいいのかい?」
「それは困る‥‥:」
バチッ! 私はよく見えるようにモンスターにウインクをした。
「うん?」
スライムαの攻撃。麗華に痛恨の一撃、150のダメージを受けた。麗華は倒れた。
「‥‥大丈夫かい?」
「あれ? 私どうしたの?」
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「死んで!」
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「わかったよ。さっきのモンスターは雌だったんだ」
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