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第18話 恐怖のジェットコースター
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「ねえ、草壁君と中園君」
突然、沙耶ちゃんが話しかける。
「ジェットコースターって好きな方?」
「俺はどちらかというと苦手だ」
琉生が渋々答えた。
「僕は大丈夫だよ」
草壁君は余裕の表情だ。
「今から行く遊園地って絶叫マシーンで有名じゃん。言ったら早速ジェットコースターに乗ろうよ」
「いいよ」
素敵な笑顔で草壁君が答える。
「中園君はどうする? 下で待ってる?」
「乗るに決まってるじゃねえか」
心なしか声が震えているような。
「野乃葉は大丈夫だよね」
「大丈夫だよ~」
そして私の顔は青ざめていた。
実はジェットコースターは大の苦手。
「わ、私は下で待って・・・」
沙耶ちゃんは私を引っ張って言った。
「何言ってるのさ。草壁君に抱きつくチャンスじゃない」
「ええ?! そんなことできないよ」
「それは平常心では無理だよね。でも、ピンチの時は?」
「そっか! でも嫌われないかな?」
「大丈夫、状況が状況だから許されるって」
なるほど。紗椰ちゃん手天才だよ! 私は何だか嬉しくなってきた。待ち受けるジェットコースターがどんなに恐ろしいものかも知らないで。
私たちは遊園地に着くと、真っ先に名物のジェットコースターへと向かった。
「凄い行列だね」
ジェットコースターに並ぶ列を見て沙耶ちゃんが呟く。沙耶ちゃんは決して辛抱強い方ではない。
男の人ってこういうの苦手だって聞いたことあるけど、この二人は大丈夫かな? こういうのとは当然長い列に辛抱強く並ぶことである。
「並んでるときに~いろいろな話をするのも楽しいよ~」
「それもそうね」
紗椰ちゃんは野乃葉ちゃんの一言でこの長い列に並ぶ決心がついたようだ。勿論私は大反対。緊張する時間が長く長く続くなんて耐えられないよ。あっ、でも草壁君に抱きつけるかもだった。
「中園君って~彼女いるの~??」
珍しく野乃葉ちゃんが話を切り出す。
「いない」
「本当に~??」
「いたらこんなとこ来ないぜ」
「どんなタイプの人が~好きなの~?」
野乃葉ちゃんがこんなに積極的に話すなんてどうしたんだろう?
「人の足を蹴らないようなおしとやかな女性」
「どういう意味よ!」
私は思わず大きな声を出した。
「まあ、まあ、ところで草壁君はどういう人がタイプなの?」
沙耶ちゃんがさりげなく草壁君に話を振る。
「そうだなあ、何かに一生懸命取り組んでいる人かな?」
私、草壁君に一生懸命だけど、これじゃダメかな?
「秀でたものを持ってる人も魅力的だな」
私の得意なもの、得意なものっと・・・・。ない! 私って秀でたものがない!
「皆さんは何か秀でたものはありますか?」
ええ~!!
どうしよう。何もないよう~。絶対私も答えなきゃダメなパターンだよね?
「では、まず中園君から」
「俺もかよ。俺は車のことなら何だって知ってるつもりだ」
「じゃあ、夏上さんは?」
「あたしは心理学が好きで心理学の本をたくさん読んでるよ」
「へえ凄いな。では、次に春野さんは?」
「私は、手芸が得意なの~。特にクロスステッチの刺繍が大好きなんだ~」
「女子力髙そうだもんね。最後に百瀬さん」
「えっと、私は秀でたものはない・・・・です・・・・」
何でもいいから言った方が良かったのかな?
「何かない? これは誰にも負けないよとか言えるもの?」
「ええ~。わからないよ」
「そっか。じゃあ、君が一番好きなことは?」
「私は草壁君が一番好き!」
しーん。パチ・・・・パチ・・・・パチ。
沙耶ちゃんが拍手をすると野乃葉ちゃんも拍手を始めた。
パチパチパチパチ。やがて拍手の輪は見知らぬ人にまで達していった。そして、その見知らぬ人たちが話し始める。
「お姉ちゃんかっこいい!」
「私にもこんな時代があったわねぇ」
嘘だよね? もう、何でこうなるのよ~!!! 私は恥ずかしさのあまり両手で顔を覆い座りこんでしまうのでした。
突然、沙耶ちゃんが話しかける。
「ジェットコースターって好きな方?」
「俺はどちらかというと苦手だ」
琉生が渋々答えた。
「僕は大丈夫だよ」
草壁君は余裕の表情だ。
「今から行く遊園地って絶叫マシーンで有名じゃん。言ったら早速ジェットコースターに乗ろうよ」
「いいよ」
素敵な笑顔で草壁君が答える。
「中園君はどうする? 下で待ってる?」
「乗るに決まってるじゃねえか」
心なしか声が震えているような。
「野乃葉は大丈夫だよね」
「大丈夫だよ~」
そして私の顔は青ざめていた。
実はジェットコースターは大の苦手。
「わ、私は下で待って・・・」
沙耶ちゃんは私を引っ張って言った。
「何言ってるのさ。草壁君に抱きつくチャンスじゃない」
「ええ?! そんなことできないよ」
「それは平常心では無理だよね。でも、ピンチの時は?」
「そっか! でも嫌われないかな?」
「大丈夫、状況が状況だから許されるって」
なるほど。紗椰ちゃん手天才だよ! 私は何だか嬉しくなってきた。待ち受けるジェットコースターがどんなに恐ろしいものかも知らないで。
私たちは遊園地に着くと、真っ先に名物のジェットコースターへと向かった。
「凄い行列だね」
ジェットコースターに並ぶ列を見て沙耶ちゃんが呟く。沙耶ちゃんは決して辛抱強い方ではない。
男の人ってこういうの苦手だって聞いたことあるけど、この二人は大丈夫かな? こういうのとは当然長い列に辛抱強く並ぶことである。
「並んでるときに~いろいろな話をするのも楽しいよ~」
「それもそうね」
紗椰ちゃんは野乃葉ちゃんの一言でこの長い列に並ぶ決心がついたようだ。勿論私は大反対。緊張する時間が長く長く続くなんて耐えられないよ。あっ、でも草壁君に抱きつけるかもだった。
「中園君って~彼女いるの~??」
珍しく野乃葉ちゃんが話を切り出す。
「いない」
「本当に~??」
「いたらこんなとこ来ないぜ」
「どんなタイプの人が~好きなの~?」
野乃葉ちゃんがこんなに積極的に話すなんてどうしたんだろう?
「人の足を蹴らないようなおしとやかな女性」
「どういう意味よ!」
私は思わず大きな声を出した。
「まあ、まあ、ところで草壁君はどういう人がタイプなの?」
沙耶ちゃんがさりげなく草壁君に話を振る。
「そうだなあ、何かに一生懸命取り組んでいる人かな?」
私、草壁君に一生懸命だけど、これじゃダメかな?
「秀でたものを持ってる人も魅力的だな」
私の得意なもの、得意なものっと・・・・。ない! 私って秀でたものがない!
「皆さんは何か秀でたものはありますか?」
ええ~!!
どうしよう。何もないよう~。絶対私も答えなきゃダメなパターンだよね?
「では、まず中園君から」
「俺もかよ。俺は車のことなら何だって知ってるつもりだ」
「じゃあ、夏上さんは?」
「あたしは心理学が好きで心理学の本をたくさん読んでるよ」
「へえ凄いな。では、次に春野さんは?」
「私は、手芸が得意なの~。特にクロスステッチの刺繍が大好きなんだ~」
「女子力髙そうだもんね。最後に百瀬さん」
「えっと、私は秀でたものはない・・・・です・・・・」
何でもいいから言った方が良かったのかな?
「何かない? これは誰にも負けないよとか言えるもの?」
「ええ~。わからないよ」
「そっか。じゃあ、君が一番好きなことは?」
「私は草壁君が一番好き!」
しーん。パチ・・・・パチ・・・・パチ。
沙耶ちゃんが拍手をすると野乃葉ちゃんも拍手を始めた。
パチパチパチパチ。やがて拍手の輪は見知らぬ人にまで達していった。そして、その見知らぬ人たちが話し始める。
「お姉ちゃんかっこいい!」
「私にもこんな時代があったわねぇ」
嘘だよね? もう、何でこうなるのよ~!!! 私は恥ずかしさのあまり両手で顔を覆い座りこんでしまうのでした。
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