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第1章 運命の出会い
第11話 究極の選択
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ワーワー!
「早く逃げろー!」
「高レベルのモンスターには勝てないぞ!」
「キャー助けてー!」
宿の外は天地がひっくり返ったような大騒ぎになっています。レベルの高いモンスターが突然大量に押し寄せてきたのですから当然ですけど。
シーン。とうとう誰もいなくなってしまったようです。今までの大騒ぎが嘘のように静かになってしまいました。
「さあ、リーサも一緒に食べよう」
いつの間にか目の前のテーブルは山海の珍味で埋め尽くされていました。私の横にはコックさんの帽子を被ったモンスターが数匹います。
私はふと心に浮かんだ疑問を素直に尋ねてみました。
「ミーニャさんは毎日こんな豪華な料理を食べているのですか?」
「もちろんそうだ。それがどうかしたか?」
「毎日こんな料理を食べて、どうしてそのプロポーションが保てるのですか!?」
「そっちの疑問かい!?」
私は溢れそうな涙を必死でこらえています。そう、私は空気を吸っても太ってしまう体質なのです。そのためどれだけ太らないように気を遣っているのかがとても気になってしまうのは当然ですよね? それにしても世の中不公平すぎます! 同じ女性じゃないですか!
「どれも珍味ばかりだ。たくさん食べていいぞ」
「でも、こんな量の料理を食べたら太ってしまいます」
「あら~今日くらいはいいわよ~」
ミーニャさんは急に綺麗な優しい声で話し出しました。美しい容姿にこの話し方はとても似合っています。これまた不公平です。
「では、一口だけ」
これは何という食べ物でしょうか? 見たことのない料理です。食べられるものなんでしょうね? 私は目の前にある肉料理を必死で観察します。見た目は鶏肉のようですが、骨の付き方が鶏とは全く違っているのです。異世界独特の生き物かも知れません。毒ではないとは思いますが・・・・。
「どうした食べないのか?」
「見たことのない料理ばかりですので」
「そうだろう。山海の珍味を揃えさせたからな。ははは」
珍味と言われれば食べてみるしかありません。何しろ私は生まれた時から貧乏生活にどっぷりと浸かっていますので高い料理など殆ど食べたことがないのです。
ではいただきます。パク! お、美味しいです!! これは何の肉でしょうか? 口の中に広がる甘味とうま味。それでいてとろけるような食感。まさにお肉料理の王様です。思わず食レポをしてしまいました。
「どうだ美味しいだろう?」
「はい、こんな美味しい料理は今まで食べたことありません」
ああ、ダメです。溢れ出る食欲に勝てません。パク! おおー! 貧乏が身にしみている私にとってはこんな幸せはありません。パク!
「うーん。いい食べっぷりだ」
はっ! 一生の不覚! 目の前の皿が空になっています。
「こっちも美味しいぞ」
「いえ、もう」
私が遠慮すると後ろから物凄く怖そうなモンスターが私に近づき小さな声で話しかけてきました。
「ミーニャ様がせっかくお言葉をかけてくださっているのに断るとはいい度胸だ」
ひえええええ!
これは困りました。『太りたくない』を取るか『死にたくない』を取るかの究極の選択になっています。これでも私は女性です。死んでも太りたくはないです。
「どうした? なぜ食べない?」
ちら。怖いモンスターが3匹に増えています。物凄い形相で睨まれているのですが・・・・。これを食べないと私が食べられそうです。
「い、いただきます」
パク! う~! これはやばいです! さっきの料理より美味しいです! どうしましょう?
「美味しいだろ?」
「はい!」
パクパク! う~美味しい! はっ!!! またまたやってしまいました。
「これも美味しいぞ」
「さすがにこれ以上は・・・・」
ギロ! 怖いモンスターが5匹に増えています!
「いただきま~す」
こうなったらやけです! パクパクパク! とても幸せです! 食べた分運動してカロリー消費をすればいいんです。ところでこれだけ食べたらどのくらい運動すればいいのでしょうか? 5キロくらいは歩かなければいけないかも知れません。はっきり言って体力のない私に5キロは辛いです。
「ミーニャさん。つかぬ事をお伺いしますが、この料理のカロリーってどれくらいでしょうか?」
「気になるか?」
「はい少しだけ」
本当は思いっきり気になっています。
「おい! 計算しろ」
「は!」
とても頭の良さそうなモンスターが電卓も使わず計算を始めました。
「およそ3700キロカロリーになります」
なんかとてつもなく大きな数字に聞こえます。
私は聞きたくないような気もしますが、気になるのでとても頭の良さそうなモンスターさんに聞いてみることにします。
「3700キロカロリー消費するにはどれくらい運動すればいいですか?」
「ウォーキングなら40時間。ジョギングなら16時間。水泳なら19時間です」
40時間てほぼ2日間じゃないですか!
「因みに1時間で何キロくらい歩けるものなんですか?」
「4キロです。40時間ですと160キロになります」
終わってしまいました。
こんな生活をしていたら1ヶ月で関取に昇格してしまいます。これは本格的に逃亡計画を考える必要に迫られました。果たしてどうやって逃亡しましょうか?
「早く逃げろー!」
「高レベルのモンスターには勝てないぞ!」
「キャー助けてー!」
宿の外は天地がひっくり返ったような大騒ぎになっています。レベルの高いモンスターが突然大量に押し寄せてきたのですから当然ですけど。
シーン。とうとう誰もいなくなってしまったようです。今までの大騒ぎが嘘のように静かになってしまいました。
「さあ、リーサも一緒に食べよう」
いつの間にか目の前のテーブルは山海の珍味で埋め尽くされていました。私の横にはコックさんの帽子を被ったモンスターが数匹います。
私はふと心に浮かんだ疑問を素直に尋ねてみました。
「ミーニャさんは毎日こんな豪華な料理を食べているのですか?」
「もちろんそうだ。それがどうかしたか?」
「毎日こんな料理を食べて、どうしてそのプロポーションが保てるのですか!?」
「そっちの疑問かい!?」
私は溢れそうな涙を必死でこらえています。そう、私は空気を吸っても太ってしまう体質なのです。そのためどれだけ太らないように気を遣っているのかがとても気になってしまうのは当然ですよね? それにしても世の中不公平すぎます! 同じ女性じゃないですか!
「どれも珍味ばかりだ。たくさん食べていいぞ」
「でも、こんな量の料理を食べたら太ってしまいます」
「あら~今日くらいはいいわよ~」
ミーニャさんは急に綺麗な優しい声で話し出しました。美しい容姿にこの話し方はとても似合っています。これまた不公平です。
「では、一口だけ」
これは何という食べ物でしょうか? 見たことのない料理です。食べられるものなんでしょうね? 私は目の前にある肉料理を必死で観察します。見た目は鶏肉のようですが、骨の付き方が鶏とは全く違っているのです。異世界独特の生き物かも知れません。毒ではないとは思いますが・・・・。
「どうした食べないのか?」
「見たことのない料理ばかりですので」
「そうだろう。山海の珍味を揃えさせたからな。ははは」
珍味と言われれば食べてみるしかありません。何しろ私は生まれた時から貧乏生活にどっぷりと浸かっていますので高い料理など殆ど食べたことがないのです。
ではいただきます。パク! お、美味しいです!! これは何の肉でしょうか? 口の中に広がる甘味とうま味。それでいてとろけるような食感。まさにお肉料理の王様です。思わず食レポをしてしまいました。
「どうだ美味しいだろう?」
「はい、こんな美味しい料理は今まで食べたことありません」
ああ、ダメです。溢れ出る食欲に勝てません。パク! おおー! 貧乏が身にしみている私にとってはこんな幸せはありません。パク!
「うーん。いい食べっぷりだ」
はっ! 一生の不覚! 目の前の皿が空になっています。
「こっちも美味しいぞ」
「いえ、もう」
私が遠慮すると後ろから物凄く怖そうなモンスターが私に近づき小さな声で話しかけてきました。
「ミーニャ様がせっかくお言葉をかけてくださっているのに断るとはいい度胸だ」
ひえええええ!
これは困りました。『太りたくない』を取るか『死にたくない』を取るかの究極の選択になっています。これでも私は女性です。死んでも太りたくはないです。
「どうした? なぜ食べない?」
ちら。怖いモンスターが3匹に増えています。物凄い形相で睨まれているのですが・・・・。これを食べないと私が食べられそうです。
「い、いただきます」
パク! う~! これはやばいです! さっきの料理より美味しいです! どうしましょう?
「美味しいだろ?」
「はい!」
パクパク! う~美味しい! はっ!!! またまたやってしまいました。
「これも美味しいぞ」
「さすがにこれ以上は・・・・」
ギロ! 怖いモンスターが5匹に増えています!
「いただきま~す」
こうなったらやけです! パクパクパク! とても幸せです! 食べた分運動してカロリー消費をすればいいんです。ところでこれだけ食べたらどのくらい運動すればいいのでしょうか? 5キロくらいは歩かなければいけないかも知れません。はっきり言って体力のない私に5キロは辛いです。
「ミーニャさん。つかぬ事をお伺いしますが、この料理のカロリーってどれくらいでしょうか?」
「気になるか?」
「はい少しだけ」
本当は思いっきり気になっています。
「おい! 計算しろ」
「は!」
とても頭の良さそうなモンスターが電卓も使わず計算を始めました。
「およそ3700キロカロリーになります」
なんかとてつもなく大きな数字に聞こえます。
私は聞きたくないような気もしますが、気になるのでとても頭の良さそうなモンスターさんに聞いてみることにします。
「3700キロカロリー消費するにはどれくらい運動すればいいですか?」
「ウォーキングなら40時間。ジョギングなら16時間。水泳なら19時間です」
40時間てほぼ2日間じゃないですか!
「因みに1時間で何キロくらい歩けるものなんですか?」
「4キロです。40時間ですと160キロになります」
終わってしまいました。
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