38 / 91
第3章 仲良し3人組
第38話 着せ替えリーサ
しおりを挟む
私の新しい部屋はミーニャさんの寝室の左隣になりました。ナナカさんの部屋はミーニャさんの寝室の右隣です。私の部屋とナナカさんの部屋を離そうというミーニャさんの魂胆でしょう。別にいいのですが。ただ気になるのは私の知らない時にナナカさんがミーニャさんを怒らせるのではないかと言うことです。
「何だと!」
ミーニャさんの怒鳴り声を聞こえてきました。私は慌てて声の方に走ります。
「私が注文した服の納入が遅れるだと!」
ナナカさんに怒鳴ったのではないようです。私はミーニャさんの部屋の前でそっと胸を撫で下ろしました。
「このフリルがいっぱい付いたピンクのワンピース。リーサのイメージにピッタリだ」
何ですって! とんでもない言葉が聞こえてきました。もしかして私はフリル付きのピンクのワンピースを着せられるのでしょうか?
「うん、絶対に似合うぞ」
絶対に似合わないと思います。
「他の服は期日までに間に合うのだな?」
「それが今までにないタイプの服ばかりですので・・・・」
「遅れるのか!?」
「申し訳ありません」
「何と言うことだ。フレアな超ミニスカートに大きなリボン付きのドレスも間に合わないというのか!」
これは完全に着せ替え人形になってしまいますね。それにしても超ミニスカートにリボンのドレス。どういうセンスをしているのですか? 私は絶対に着ませんからね!
ちょっと抗議に行くことにします。
「ミーニャさん。失礼します」
「リーサか。丁度いいところに来た。この服の絵を見てくれ。私からのプレゼントだ。きっと似合うぞ」
思ってた以上に可愛すぎます。これを着るのは死刑になるよりきついです。
「私にはこういう服は似合わないと思います」
「気に入らないのか?」
「はい」
ミーニャさんは腕組みをして考え込んでいます。そして先ほど怒られていたモンスターさんを呼びました。
「おい、今度は葬式用の礼服が必要になりそうだ。ラスボスからの贈り物が気に入らないといった奴がいる」
「よく見たらこの服可愛いですね~。こんな服が着られるなんて嬉しいな~♪」
無意識のうちに3オクターブ高い声が出ていました。人間の自己防衛本能は思った以上に優秀なようです。
「ちょっと入るわよ」
ナナカさんが不機嫌そうな顔で入ってきました。大きな箱を抱えています。
「さっき私の服だと言ってメイドのモンスターが持ってきたんだけど」
「私が選んだのだ。気に入ったか?」
「気に入るわけないでしょう? 何この地味な服」
確かに暗い色の服ばかりですよね。男物の服もあります。それにこっちは昭和の中学生が着ていたという伝説のブルマーでしょうか? あ、モンペもありました。
「あれ?」
ナナカさんが先ほどの服の絵を発見しました。
「何この可愛い服!」
ナナカさんてこういうのが好みだったのですね。
「この大きなフリルのワンピース着てみたいわ」
こんなのアイドルしか着ないと思います。
「これはリーサのために用意したのだ」
「本当! リーサならきっと似合うと思うわよ」
何を根拠に! どう考えても私は地味な服が似合うと思います。基本インドア派ですし。
「申し上げます。ただいまピンクのフリルのたくさん付いたドレスができあがりました」
え?
「本当か! よしリーサ早速着て見せてくれ!」
「今からですか!!」
「今からだ」
私の前にショッキングピンクのドレスが用意されました。どうしましょう。
「早く来てみろ」
「リーサ、着てよ」
ナナカさんまでノリノリです。
2人が私を見つめています。困りました。こんな派手な服を着るのは恥ずかしすぎます。「早く早く」
「やはりこんな派手な服は私には・・・・」
「葬式の花は菊を中心に用意しろ。棺桶はヒノキでいい」
「着ます!」
着替え終えました。はっきり言って恥ずかしいです。でも死ぬよりは・・・・。
「可愛い~!」
ミーニャさんとナナカさんが同時に声を出します。本当にそう思っているのでしょうか? でも2人に見られているだけなのでいいです。
「これほどまでに似合うとは思わなかったぞ」
「本当リーサって基本可愛いから」
何を意気投合しているのですか?
「せっかくだからみんなに見せてやろう。城内のモンスターを集めよ」
「は!」
ええええーーーーーー!!!!
「本気で言ってないですよね?」
「本気で言っておるぞ」
「絶対に嫌です!」
私の命がけの拒絶を無視するかのように数多のモンスターが魔王の間にぞろぞろと入ってきました。
「皆の者よく見るがいい。私の親友のリーサだ。今日から魔王城のアイドルになったぞ」
「おー!」
止めてください。穴があったら入りたいという言葉の意味を身にしみて理解することができました。
「よし、ついでだ。カメラを持ってこい。リーサのこの姿を記念に撮影するのだ!」
ちょっとー!
「そうだ。写真を撮ったらそれを広報に載せよう。国中に配るのだ」
ええええええーーーーーーーー!!!!!!
「どうせだから写真集を作って売ろうよ。きっと爆発的人気になるわ」
ナナカさんまで何を言ってるのですか!
あっという間に撮影準備ができあがりました。これは葬式の準備をしていただいた方が良かったかもです。もうどうにでもしてください!
「何だと!」
ミーニャさんの怒鳴り声を聞こえてきました。私は慌てて声の方に走ります。
「私が注文した服の納入が遅れるだと!」
ナナカさんに怒鳴ったのではないようです。私はミーニャさんの部屋の前でそっと胸を撫で下ろしました。
「このフリルがいっぱい付いたピンクのワンピース。リーサのイメージにピッタリだ」
何ですって! とんでもない言葉が聞こえてきました。もしかして私はフリル付きのピンクのワンピースを着せられるのでしょうか?
「うん、絶対に似合うぞ」
絶対に似合わないと思います。
「他の服は期日までに間に合うのだな?」
「それが今までにないタイプの服ばかりですので・・・・」
「遅れるのか!?」
「申し訳ありません」
「何と言うことだ。フレアな超ミニスカートに大きなリボン付きのドレスも間に合わないというのか!」
これは完全に着せ替え人形になってしまいますね。それにしても超ミニスカートにリボンのドレス。どういうセンスをしているのですか? 私は絶対に着ませんからね!
ちょっと抗議に行くことにします。
「ミーニャさん。失礼します」
「リーサか。丁度いいところに来た。この服の絵を見てくれ。私からのプレゼントだ。きっと似合うぞ」
思ってた以上に可愛すぎます。これを着るのは死刑になるよりきついです。
「私にはこういう服は似合わないと思います」
「気に入らないのか?」
「はい」
ミーニャさんは腕組みをして考え込んでいます。そして先ほど怒られていたモンスターさんを呼びました。
「おい、今度は葬式用の礼服が必要になりそうだ。ラスボスからの贈り物が気に入らないといった奴がいる」
「よく見たらこの服可愛いですね~。こんな服が着られるなんて嬉しいな~♪」
無意識のうちに3オクターブ高い声が出ていました。人間の自己防衛本能は思った以上に優秀なようです。
「ちょっと入るわよ」
ナナカさんが不機嫌そうな顔で入ってきました。大きな箱を抱えています。
「さっき私の服だと言ってメイドのモンスターが持ってきたんだけど」
「私が選んだのだ。気に入ったか?」
「気に入るわけないでしょう? 何この地味な服」
確かに暗い色の服ばかりですよね。男物の服もあります。それにこっちは昭和の中学生が着ていたという伝説のブルマーでしょうか? あ、モンペもありました。
「あれ?」
ナナカさんが先ほどの服の絵を発見しました。
「何この可愛い服!」
ナナカさんてこういうのが好みだったのですね。
「この大きなフリルのワンピース着てみたいわ」
こんなのアイドルしか着ないと思います。
「これはリーサのために用意したのだ」
「本当! リーサならきっと似合うと思うわよ」
何を根拠に! どう考えても私は地味な服が似合うと思います。基本インドア派ですし。
「申し上げます。ただいまピンクのフリルのたくさん付いたドレスができあがりました」
え?
「本当か! よしリーサ早速着て見せてくれ!」
「今からですか!!」
「今からだ」
私の前にショッキングピンクのドレスが用意されました。どうしましょう。
「早く来てみろ」
「リーサ、着てよ」
ナナカさんまでノリノリです。
2人が私を見つめています。困りました。こんな派手な服を着るのは恥ずかしすぎます。「早く早く」
「やはりこんな派手な服は私には・・・・」
「葬式の花は菊を中心に用意しろ。棺桶はヒノキでいい」
「着ます!」
着替え終えました。はっきり言って恥ずかしいです。でも死ぬよりは・・・・。
「可愛い~!」
ミーニャさんとナナカさんが同時に声を出します。本当にそう思っているのでしょうか? でも2人に見られているだけなのでいいです。
「これほどまでに似合うとは思わなかったぞ」
「本当リーサって基本可愛いから」
何を意気投合しているのですか?
「せっかくだからみんなに見せてやろう。城内のモンスターを集めよ」
「は!」
ええええーーーーーー!!!!
「本気で言ってないですよね?」
「本気で言っておるぞ」
「絶対に嫌です!」
私の命がけの拒絶を無視するかのように数多のモンスターが魔王の間にぞろぞろと入ってきました。
「皆の者よく見るがいい。私の親友のリーサだ。今日から魔王城のアイドルになったぞ」
「おー!」
止めてください。穴があったら入りたいという言葉の意味を身にしみて理解することができました。
「よし、ついでだ。カメラを持ってこい。リーサのこの姿を記念に撮影するのだ!」
ちょっとー!
「そうだ。写真を撮ったらそれを広報に載せよう。国中に配るのだ」
ええええええーーーーーーーー!!!!!!
「どうせだから写真集を作って売ろうよ。きっと爆発的人気になるわ」
ナナカさんまで何を言ってるのですか!
あっという間に撮影準備ができあがりました。これは葬式の準備をしていただいた方が良かったかもです。もうどうにでもしてください!
3
あなたにおすすめの小説
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
捨てられ侯爵令嬢ですが、逃亡先で息子と幸せに過ごしていますので、邪魔しないでください。
蒼月柚希
恋愛
公爵様の呪いは解かれました。
これで、貴方も私も自由です。
……だから、もういいですよね?
私も、自由にして……。
5年後。
私は、ある事情から生まれ育った祖国を離れ、
親切な冒険者パーティーと、その地を治める辺境伯様のご家族に守られながら、
今日も幸せに子育てをしています。
だから貴方も勝手に、お幸せになってくださいね。
私のことは忘れて……。
これは、すれ違いの末に離れ離れになった夫婦の物語。
再会したとき、二人が選ぶのは「離婚」か、それとも「再構築」か。
妻を一途に想い続ける夫と、
その想いを一ミリも知らない妻。
――攻防戦の幕が、いま上がる。
はじめまして、私の知らない婚約者様
有木珠乃@『ヒロ弟』コミカライズ配信中
ファンタジー
ミルドレッド・カーマイン公爵令嬢は突然、学園の食堂で話しかけられる。
見覚えのない男性。傍らには豊満な体型の女性がいる。
けれどその女性から発せられた男性の名前には、聞き覚えがあった。
ミルドレッドの婚約者であるブルーノ王子であることを。
けれどミルドレッドの反応は薄い。なぜなら彼女は……。
この世界を乙女ゲームだと知った人々による、悪役令嬢とヒロイン、魔女の入れ替え話です。
悪役令嬢を救いたかったはずなのに、どうしてこんなことに?
※他サイトにも掲載しています。
「婚約破棄された転生令嬢ですが、王城のメイド五百人に慕われるメイド長になりました。なお元婚約者は私のメイドに土下座中です」
まさき
恋愛
社畜OLとして過労死した私は、異世界の令嬢・アリア・ヴェルナーに転生した。
目が覚めたら、婚約破棄されていた。
理由は「地味で面白みがない」から。
泣く暇もなかった。翌朝、王城のメイド採用面接に向かった。
最初は鼻で笑われた。雑用係からのスタートだった。
でも——前世で叩き込まれた仕事術と、一人ひとりの話を聞く姿勢で、少しずつメイドたちが集まってきた。
厨房が変わった。リネンが変わった。王城全体が変わっていった。
そして就任スピーチで宣言した。
「500人全員の名前を、覚えます」
冷酷と噂される王太子は、静かに見ていた。
悪役令嬢は妨害を仕掛けてきた。
元婚約者は——後悔し始めていた。
婚約破棄された令嬢が、500人に慕われるメイド長になるまでの物語。
なお元婚約者は、私のメイドたちの前で土下座中です。
莫大な遺産を相続したら異世界でスローライフを楽しむ
翔千
ファンタジー
小鳥遊 紅音は働く28歳OL
十八歳の時に両親を事故で亡くし、引き取り手がなく天涯孤独に。
高校卒業後就職し、仕事に明け暮れる日々。
そんなある日、1人の弁護士が紅音の元を訪ねて来た。
要件は、紅音の母方の曾祖叔父が亡くなったと言うものだった。
曾祖叔父は若い頃に単身外国で会社を立ち上げ生涯独身を貫いき、血縁者が紅音だけだと知り、曾祖叔父の遺産を一部を紅音に譲ると遺言を遺した。
その額なんと、50億円。
あまりの巨額に驚くがなんとか手続きを終える事が出来たが、巨額な遺産の事を何処からか聞きつけ、金の無心に来る輩が次々に紅音の元を訪れ、疲弊した紅音は、誰も知らない土地で一人暮らしをすると決意。
だが、引っ越しを決めた直後、突然、異世界に召喚されてしまった。
だが、持っていた遺産はそのまま異世界でも使えたので、遺産を使って、スローライフを楽しむことにしました。
犬の散歩中に異世界召喚されました
おばあ
ファンタジー
そろそろ定年後とか終活とか考えなきゃいけないというくらいの歳になって飼い犬と一緒に異世界とやらへ飛ばされました。
何勝手なことをしてくれてんだいと腹が立ちましたので好き勝手やらせてもらいます。
カミサマの許可はもらいました。
人見知りと悪役令嬢がフェードアウトしたら
渡里あずま
恋愛
転生先は、乙女ゲーの「悪役」ポジション!?
このまま、謀殺とか絶対に嫌なので、絶望中のルームメイト(魂)連れて、修道院へ遁走!!
前世(現代)の智慧で、快適生活目指します♡
「この娘は、私が幸せにしなくちゃ!!」
※※※
現代の知識を持つ主人公と、異世界の幼女がルームシェア状態で生きていく話です。ざまぁなし。
今年、ダウンロード販売を考えているのでタイトル変更しました!(旧題:人見知りな私が、悪役令嬢? しかも気づかずフェードアウトしたら、今度は聖女と呼ばれています!)そして、第三章開始しました!
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる