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第二十一話 相性占い
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「噂には聞いてたけど実際に見ると凄いわねぇ」
「このお店全部占いのお店なの?」
「そうよ。ここまでずらりと並んでいると爽快よね」
「手相占いに星占いにタロット占い、何でもあるね」
この町の占いの種類は無限とまで言われているわ。定番のものから見たこともないものまで様々ね。
「ねえ、四郎。私達の将来を占ってもらいましょう」
「いや、俺はいいから」
「遠慮しないで。どれがいい?」
「遠慮してるわけじゃなくて・・・・」
「これなんかどう? げんこつ占いだって」
「絶対に嫌だぞ」
「まあ、いいから。ええっと店の前に占いの説明が書いてあるわね。どれどれ」
私は店の看板を見た。
「頭を強打してできた瘤の数と位置で占うんですって。今一ね」
「だから嫌だって言ったんだ。名前からしてろくなもんじゃないのが滲み出てるじゃないか」
「でも大丈夫よ。相性占いの場合、どつかれるのは男の人だけだって」
「絶対にやらないからな!」
「じゃあ、こっちはどう? 熱湯占い。男の人がどれだけの高温に何秒入っていられるかで占うらしいわ。入る直前に『押すなよ。絶対に押すなよ』と言ったらいい結果が出るみたいよ」
「名前の段階でダメな占いだとわかるだろう!」
「もう、文句が多いわね。だったらこれにするわよ。ドラゴン占い。これは有名だわ」
「嫌な予感しかしないんだが・・・・」
「好きなドラゴンを選んで戦うの。強いドラゴンを倒した方がいい結果になるわ。まあ、当然だけど」
「もちろん、バーチャルだよな?」
「実際に戦うに決まってるじゃない」
「じゃあ、お前一人で戦え!」
「これも相性占いの時は男だけが戦うことになってるわ」
「絶対に断る!」
「文句ばかりじゃない!」
「当たり前だ!」
するとその時、私達の前に『相性占い専門店』という看板が見えてきた。
『モテるあなたのための占い。占い方法は簡単。好きな色の玉を選ぶだけ』
「何か手書きの看板ってのが胡散臭いわね」
「でも、複数の異性から一番相性のいい人を教えますって書いてあるよ」
芽依が嬉しそうに言った。
「芽依、あなたって騙されるタイプじゃないでしょうね。ま、いいわ。インチキだったら懲らしめてやるから」
私達が店の中に入ると、いかにも怪しげな中年男性が椅子に座っている。
「どうぞ、おかけください。こちらの男性が一番相性のいい女性は誰かを占えばいいのですね?」
「そうよ。言っとくけどインチキだったり詐欺っぽかったら覚悟しなさい」
「ここは正当な店です。インチキなどでは決してありませんよ」
「本当ね?」
男は袋から色の付いた玉を取り出した。
「お嬢様方、この中からお好きな色の玉を一つずつお選びください」
「ええっと、私は赤にするわ」
「芽依は黄色にするよ」
「小百合は?」
「そうね。落ち着いた感じの青にするわ」
「ありがとうございます。では男性の方はこの袋から一つ玉を選んでください」
四郎が袋に手を入れる。
「あ! 黄色だ」
「これは明らかにこちらのお嬢さんと相性がいいですな」
「嘗めてるの!」
私が攻撃態勢に入ると中年男は慌てて手を振った。
「じょ、冗談ですよ!」
次に男は大きな紙を取り出すと、
「紙の下方に書いてある好きな線の所にあなた方の玉を置いて下い。男性の方は紙の上部にある線の所に玉を置いてください」
「嫌な予感しかしないわね」
「はい、では線に従ってなぞっていきますね。横に線がある場合は横に移動します。はい結果が出ました。やはり黄色を選んだお嬢さんが運命の人です」
「これはあみだくじでしょう!」
芽依がドヤ顔で私を見てくる。どうして妹の芽依ばかりが選ばれるのよ! インチキにも程があるわ!
こうしてインチキ占い師を退治した私は、今日も世直しができたと満足するのであった。
「このお店全部占いのお店なの?」
「そうよ。ここまでずらりと並んでいると爽快よね」
「手相占いに星占いにタロット占い、何でもあるね」
この町の占いの種類は無限とまで言われているわ。定番のものから見たこともないものまで様々ね。
「ねえ、四郎。私達の将来を占ってもらいましょう」
「いや、俺はいいから」
「遠慮しないで。どれがいい?」
「遠慮してるわけじゃなくて・・・・」
「これなんかどう? げんこつ占いだって」
「絶対に嫌だぞ」
「まあ、いいから。ええっと店の前に占いの説明が書いてあるわね。どれどれ」
私は店の看板を見た。
「頭を強打してできた瘤の数と位置で占うんですって。今一ね」
「だから嫌だって言ったんだ。名前からしてろくなもんじゃないのが滲み出てるじゃないか」
「でも大丈夫よ。相性占いの場合、どつかれるのは男の人だけだって」
「絶対にやらないからな!」
「じゃあ、こっちはどう? 熱湯占い。男の人がどれだけの高温に何秒入っていられるかで占うらしいわ。入る直前に『押すなよ。絶対に押すなよ』と言ったらいい結果が出るみたいよ」
「名前の段階でダメな占いだとわかるだろう!」
「もう、文句が多いわね。だったらこれにするわよ。ドラゴン占い。これは有名だわ」
「嫌な予感しかしないんだが・・・・」
「好きなドラゴンを選んで戦うの。強いドラゴンを倒した方がいい結果になるわ。まあ、当然だけど」
「もちろん、バーチャルだよな?」
「実際に戦うに決まってるじゃない」
「じゃあ、お前一人で戦え!」
「これも相性占いの時は男だけが戦うことになってるわ」
「絶対に断る!」
「文句ばかりじゃない!」
「当たり前だ!」
するとその時、私達の前に『相性占い専門店』という看板が見えてきた。
『モテるあなたのための占い。占い方法は簡単。好きな色の玉を選ぶだけ』
「何か手書きの看板ってのが胡散臭いわね」
「でも、複数の異性から一番相性のいい人を教えますって書いてあるよ」
芽依が嬉しそうに言った。
「芽依、あなたって騙されるタイプじゃないでしょうね。ま、いいわ。インチキだったら懲らしめてやるから」
私達が店の中に入ると、いかにも怪しげな中年男性が椅子に座っている。
「どうぞ、おかけください。こちらの男性が一番相性のいい女性は誰かを占えばいいのですね?」
「そうよ。言っとくけどインチキだったり詐欺っぽかったら覚悟しなさい」
「ここは正当な店です。インチキなどでは決してありませんよ」
「本当ね?」
男は袋から色の付いた玉を取り出した。
「お嬢様方、この中からお好きな色の玉を一つずつお選びください」
「ええっと、私は赤にするわ」
「芽依は黄色にするよ」
「小百合は?」
「そうね。落ち着いた感じの青にするわ」
「ありがとうございます。では男性の方はこの袋から一つ玉を選んでください」
四郎が袋に手を入れる。
「あ! 黄色だ」
「これは明らかにこちらのお嬢さんと相性がいいですな」
「嘗めてるの!」
私が攻撃態勢に入ると中年男は慌てて手を振った。
「じょ、冗談ですよ!」
次に男は大きな紙を取り出すと、
「紙の下方に書いてある好きな線の所にあなた方の玉を置いて下い。男性の方は紙の上部にある線の所に玉を置いてください」
「嫌な予感しかしないわね」
「はい、では線に従ってなぞっていきますね。横に線がある場合は横に移動します。はい結果が出ました。やはり黄色を選んだお嬢さんが運命の人です」
「これはあみだくじでしょう!」
芽依がドヤ顔で私を見てくる。どうして妹の芽依ばかりが選ばれるのよ! インチキにも程があるわ!
こうしてインチキ占い師を退治した私は、今日も世直しができたと満足するのであった。
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