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第四十二話 恐怖のお化け屋敷
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私達は日本からパクった娯楽施設の遊園地に来ているわ。怖がりの小百合を無理やりジェットコースターに乗せてキャラ崩壊させてやったの。気分爽快よ。いつも私に逆らう報いね。
でも、もう少し懲らしめたいわね。何がいいかしら? コーヒーカップにメリーゴーランドに観覧車。どれもパッとしないわね。そうだ! お化け屋敷なんかどうかしら?
「ねえ、小百合。あんた幽霊とか信じる?」
「何よ、突然。そんな非科学的なものいるわけないじゃない」
「そう」
幽霊を信じてないのか。だったらダメね。
「あれ? 小百合の後ろに半透明な白い服を着た女の人が見えるわ」
「ちょっと、変なこと言わないでよ」
これは間違いなく幽霊を怖がるタイプね。じゃあ、お化け屋敷に決定ね。
「四郎、次はあれにしましょう」
「お化け屋敷か」
「そう、涼しくていいじゃない?」
「確かにそうだな」
「ひっ!」
「小百合どうしたの? 急に変な声を出して」
「な、何でもないわよ」
これは行けるわ。
私はお化け屋敷の前まで移動すると入る順番を決めることにした。もちろん小百合を先頭にする必要があるからよ。
「入る順番をクジで決めるわよ」
クジに魔術をかけてっと。
「はい、引いて」
「俺は最後か」
「芽依はお兄ちゃんの前だね」
「私は二番目ね。ということは小百合が先頭ね」
「わ、私が先頭・・」
ふふふ、声が震えているわね。
「ちょっと待ってよ。マリー、インチキしたわね」
「何もしてないわ」
「絶対嘘よ。わざと私を先頭にしたに決まってるわ。もう一回引き直しましょう」
「ええ、いいわよ。さあ、引いて」
「また私が先頭? インチキよ」
「どうやってインチキするっていうの。普通に引いたじゃない」
「マリーがクジを持ってるのが怪しいわ。私がクジを持つから引きなさいよ」
「わかったわ。でもこれで最後よ」
何度やったって一緒よ。
「また先頭? どうなってるのよ?」
黒魔術で小百合が先頭になるようにしてるんだから何回引いても同じ結果しか出ないわ。
「さあ、入るわよ。小百合、行きなさい」
「わ、わかってるわよ。ど、どうせ子供騙しに決まってるんだから」
さあ、それはどうかな?
「何でこんなに暗いのよ!」
ヒュー。
「冷たい風? きっとクーラーよね」
「この世界にクーラーなんてないわよ」
「ヒェー」
「キヤー! 今、冷たい物が顔に当たったわ! ふん、どうせこんにゃくでも吊るしてたのね。本当に子供騙しだわ」
「異世界にこんにゃくなんてないわよ」
「こんにゃくはなくても、それに近いものはあるでしょ!」
「あっ! 向こうに光が見えるわ。嬉しい!」
「青白い光ね」
「こ、これってまさか、火の玉!?」
「そう見たいね」
私はわざと落ち着いた声で言う。
「上から吊るした何かを燃やしてるだけよね」
小百合は火の玉の上下左右に手を出して動かしてみる。
「え? 糸がない?」
「そんなのあるわけないわ。これは本物の火の玉ですもの」
「キャー!」
「小百合、実はこの世界には幽霊が存在するの。このお化け屋敷にいるのは全て本物の幽霊よ」
「た、助けてー」
小百合は叫びながら猛ダッシュで走って行った。
「本物の幽霊って本当か?」
「そんなの嘘に決まってるじゃない」
「でも、さっきの火の玉に糸はなかったぞ」
「あれは魔術であやってるのよ」
私達がお化け屋敷から出ると小百合が蹲って震えていた。何を話しかけても返事がない。小百合が正気に戻ったのは、それから二時間後のことであった。
少しやりすぎたかしら。
でも、もう少し懲らしめたいわね。何がいいかしら? コーヒーカップにメリーゴーランドに観覧車。どれもパッとしないわね。そうだ! お化け屋敷なんかどうかしら?
「ねえ、小百合。あんた幽霊とか信じる?」
「何よ、突然。そんな非科学的なものいるわけないじゃない」
「そう」
幽霊を信じてないのか。だったらダメね。
「あれ? 小百合の後ろに半透明な白い服を着た女の人が見えるわ」
「ちょっと、変なこと言わないでよ」
これは間違いなく幽霊を怖がるタイプね。じゃあ、お化け屋敷に決定ね。
「四郎、次はあれにしましょう」
「お化け屋敷か」
「そう、涼しくていいじゃない?」
「確かにそうだな」
「ひっ!」
「小百合どうしたの? 急に変な声を出して」
「な、何でもないわよ」
これは行けるわ。
私はお化け屋敷の前まで移動すると入る順番を決めることにした。もちろん小百合を先頭にする必要があるからよ。
「入る順番をクジで決めるわよ」
クジに魔術をかけてっと。
「はい、引いて」
「俺は最後か」
「芽依はお兄ちゃんの前だね」
「私は二番目ね。ということは小百合が先頭ね」
「わ、私が先頭・・」
ふふふ、声が震えているわね。
「ちょっと待ってよ。マリー、インチキしたわね」
「何もしてないわ」
「絶対嘘よ。わざと私を先頭にしたに決まってるわ。もう一回引き直しましょう」
「ええ、いいわよ。さあ、引いて」
「また私が先頭? インチキよ」
「どうやってインチキするっていうの。普通に引いたじゃない」
「マリーがクジを持ってるのが怪しいわ。私がクジを持つから引きなさいよ」
「わかったわ。でもこれで最後よ」
何度やったって一緒よ。
「また先頭? どうなってるのよ?」
黒魔術で小百合が先頭になるようにしてるんだから何回引いても同じ結果しか出ないわ。
「さあ、入るわよ。小百合、行きなさい」
「わ、わかってるわよ。ど、どうせ子供騙しに決まってるんだから」
さあ、それはどうかな?
「何でこんなに暗いのよ!」
ヒュー。
「冷たい風? きっとクーラーよね」
「この世界にクーラーなんてないわよ」
「ヒェー」
「キヤー! 今、冷たい物が顔に当たったわ! ふん、どうせこんにゃくでも吊るしてたのね。本当に子供騙しだわ」
「異世界にこんにゃくなんてないわよ」
「こんにゃくはなくても、それに近いものはあるでしょ!」
「あっ! 向こうに光が見えるわ。嬉しい!」
「青白い光ね」
「こ、これってまさか、火の玉!?」
「そう見たいね」
私はわざと落ち着いた声で言う。
「上から吊るした何かを燃やしてるだけよね」
小百合は火の玉の上下左右に手を出して動かしてみる。
「え? 糸がない?」
「そんなのあるわけないわ。これは本物の火の玉ですもの」
「キャー!」
「小百合、実はこの世界には幽霊が存在するの。このお化け屋敷にいるのは全て本物の幽霊よ」
「た、助けてー」
小百合は叫びながら猛ダッシュで走って行った。
「本物の幽霊って本当か?」
「そんなの嘘に決まってるじゃない」
「でも、さっきの火の玉に糸はなかったぞ」
「あれは魔術であやってるのよ」
私達がお化け屋敷から出ると小百合が蹲って震えていた。何を話しかけても返事がない。小百合が正気に戻ったのは、それから二時間後のことであった。
少しやりすぎたかしら。
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