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第九十六話 芽依の秘策
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「いよいよ今日が結婚式ね」
小百合が暗い声で言った。
「大丈夫だよ、芽依に任せて」
「大丈夫って、もうどうしようもないじゃない」
「芽依は最後の手段を用意してあるのだよ」
「どういうこと?」
「まあ見てのお楽しみ・・・・だよ」
小百合と芽依が話しているとマリーがウエディングドレスを着て現れた。
「親友として式に出席させてあげるわ」
「ありがとう。感謝するわ」
小百合は嫌みたっぷりな口調で答えた。
「式は一時間後に始まるわ。もう少しここで待ってなさい」
「マリーさん」
「芽依、どうかした?」
「せっかく結婚式に出るんだから、芽依綺麗な服を着たいな」
「あなたは主役じゃないから着飾ることないわよ」
「駄目だよ。芽依は一応お兄ちゃんの身内だよ。しかもお父さんもお母さんも出席しないんだから唯一の身内になるんだよ。普段着で結婚式に出席なんて嫌だよ」
「それもそうね。ドレスを用意させるわ。式場の近くの部屋で着替えなさい」
「ありがとうマリーさん」
小百合と芽依そして菫の三人は家来に連れたれ式場の隣の部屋に入った。
「三十着ほどの衣装を用意いたしました。お気に召した物をお選びください。それでは二十分後にお迎えに参ります」
そう言うと家来は部屋から出て行った。
「三十着って・・・・。いきなりのお願いなのに、この短い時間でこんなに用意できるなんてさすがお城ね」
小百合が感心していると芽依が部屋の扉を少し開けて、
「これでよしっと」
と呟くと家来が部屋から離れるのを見届け、
「お兄ちゃん奪回の仕掛けをしてくるね」
と言い残して部屋から出て行った。
「芽依ちゃん、どこに行くのよ!」
小百合は芽依を追いかけようとしたが菫がそれを制した。
「どうして止めるの?」
「早く着る服を決めないといい衣装を着れないわよ」
「そんな理由で止めたんかい!」
「あんたも大阪弁でツッコむことがあるのね」
「思わず我を失ってしまったわ」
頭を抱えて落ち込む小百合であった。
芽依は十分で戻ってくると適当に服を選んだ。
「そんなにすぐ決めちゃっていいの?」
まだ着る服が決まらない菫が聞く。
「どうせぶち壊れる結婚式だもん。何を着たって一緒だよ」
「結婚式を止めさせるいい方法があるの?」
「確実に結婚式を中断させる秘策があるのだよ」
「何それ? 教えてよ」
「私も聞きたいわ」
小百合も芽依と菫の会話に加わってきた。
「多分聞かない方がいいと思うよ」
「どういう意味?」
「かなりの荒療治だからね」
「なおさら聞きたいわ」
その時家来の声が扉に向こうから聞こえた。
「お着替えなされましたか?」
「もうちょっと待って!」
まだ服が決まっていない菫が慌てて言った。
「わかりました。メイドをよこしますので早くお着替えくださいますようお願いします」
そして三分もしないうちにホワイティーが入ってきた。
「失礼します」
「ホワイティーさん。捕まちゃってごめんなさい」
着替え終わった芽依がホワイティーを見て言った。
「いえ、私もお助けすることができませんで申し訳ありませんでした」
「ホワイティー、これから物凄いことが起きちゃうけどびっくりしないでね」
「物凄いことですか?」
ホワイティーが首を傾げる。
「益々何が起こるのか気になるわね」
小百合と菫が聞き出そうとしたが芽依は、
「恐ろしすぎてとても言えないのだよ」
と言って、何も教えないのであった。
小百合が暗い声で言った。
「大丈夫だよ、芽依に任せて」
「大丈夫って、もうどうしようもないじゃない」
「芽依は最後の手段を用意してあるのだよ」
「どういうこと?」
「まあ見てのお楽しみ・・・・だよ」
小百合と芽依が話しているとマリーがウエディングドレスを着て現れた。
「親友として式に出席させてあげるわ」
「ありがとう。感謝するわ」
小百合は嫌みたっぷりな口調で答えた。
「式は一時間後に始まるわ。もう少しここで待ってなさい」
「マリーさん」
「芽依、どうかした?」
「せっかく結婚式に出るんだから、芽依綺麗な服を着たいな」
「あなたは主役じゃないから着飾ることないわよ」
「駄目だよ。芽依は一応お兄ちゃんの身内だよ。しかもお父さんもお母さんも出席しないんだから唯一の身内になるんだよ。普段着で結婚式に出席なんて嫌だよ」
「それもそうね。ドレスを用意させるわ。式場の近くの部屋で着替えなさい」
「ありがとうマリーさん」
小百合と芽依そして菫の三人は家来に連れたれ式場の隣の部屋に入った。
「三十着ほどの衣装を用意いたしました。お気に召した物をお選びください。それでは二十分後にお迎えに参ります」
そう言うと家来は部屋から出て行った。
「三十着って・・・・。いきなりのお願いなのに、この短い時間でこんなに用意できるなんてさすがお城ね」
小百合が感心していると芽依が部屋の扉を少し開けて、
「これでよしっと」
と呟くと家来が部屋から離れるのを見届け、
「お兄ちゃん奪回の仕掛けをしてくるね」
と言い残して部屋から出て行った。
「芽依ちゃん、どこに行くのよ!」
小百合は芽依を追いかけようとしたが菫がそれを制した。
「どうして止めるの?」
「早く着る服を決めないといい衣装を着れないわよ」
「そんな理由で止めたんかい!」
「あんたも大阪弁でツッコむことがあるのね」
「思わず我を失ってしまったわ」
頭を抱えて落ち込む小百合であった。
芽依は十分で戻ってくると適当に服を選んだ。
「そんなにすぐ決めちゃっていいの?」
まだ着る服が決まらない菫が聞く。
「どうせぶち壊れる結婚式だもん。何を着たって一緒だよ」
「結婚式を止めさせるいい方法があるの?」
「確実に結婚式を中断させる秘策があるのだよ」
「何それ? 教えてよ」
「私も聞きたいわ」
小百合も芽依と菫の会話に加わってきた。
「多分聞かない方がいいと思うよ」
「どういう意味?」
「かなりの荒療治だからね」
「なおさら聞きたいわ」
その時家来の声が扉に向こうから聞こえた。
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「物凄いことですか?」
ホワイティーが首を傾げる。
「益々何が起こるのか気になるわね」
小百合と菫が聞き出そうとしたが芽依は、
「恐ろしすぎてとても言えないのだよ」
と言って、何も教えないのであった。
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