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成長編 始まり
育児
しおりを挟む白『なぁ、ちょっといいか?世話する者を一族からってのがさぁ 俺は独りなんだよ 俺の縄張りに虎はいるが群れることも無いし、そもそも白虎は俺だけだからなぁ…』
黒『儂もそうじゃよ。じゃがな?儂は治めるというよりは、ただ北の森に住まう生き物達の営みを見ているだけじゃからの。儂は直接ルーンの世話を出来るんじゃよ。じゃ・か・ら 世話する者のことなぞ考えずとも、お主らは各々が治める森へ帰ると良いぞ。ほっほっほ』
青『ちょおっと待とうかツァブ翁。我には領地に良き跡取りと一族がおる、そんな心配は無用だ!それに、人型での赤子の世話など そうそう出来るものでもない。我、自ら世話をしてみたいのだ。いや、違うな、するのだ!』
赤『あら、ツァブ翁とロンは何を勝手なことを喋りおる?妾には妾を纏う炎から飛び火し産まれた一族の者共が領地におる故な、戻らずとも何ら障りはないぞよ。それにの?人型になっても女子型の妾じゃぞ?赤子の世話は雌がするものじゃなかろうかぇ?』
青『ふん、何を言うかと思えばピーチク囀りおるわ。雄だの雌だのどうでも良い引っ込んでおれ!』
白『いやいや、待てまて、俺を置いてけぼりにして熱くなってんじゃねーよ!俺だって世話ぐらい出来らぁ!』
青『いや、フーは己れの縄張りに戻らねばならぬであろう?』
呆れた様に見る
赤『そうじゃぞ?それで西の森からの安定が崩れたら如何するのじゃ?』
黒『ふむ、そうさの、森は護に通ずるからのぉ』
白『はっ、んなこた簡単だよ。俺は風と砂を使い分体を作って置いときゃいいさ、飾りは何だって良いんだよ。睨み効かせときゃ良いだけなんだからな、俺ぁ残って世話するぜ!』
黒い獣は、やれやれ といった風情で
『では、皆で世話をするかのぉ。であるならば、もう少し建物を広げようかの?東西南北に一部屋づつ増やして我等も住まうかのぉ』
そして、半年という時間は瞬く間に過ぎ去った
青『そろそろ、雫ではなく物を食べさす時期だな。ポェニクスはどう思う?』
赤『そうさねぇ…でも、見てごらんよルーンの歯…嘴でもなく牙でもない平べったく小さな歯だよ?こんなんで何が喰えるのかねぇ』
白『あー、確かに、生肉とか難しいか?俺らが咀嚼して口移しってのもなぁ…』
赤『あ!やる!妾がやる!それやりたい!やらせて!雛鳥で馴れてるから妾がやる!』
青『待て!落ち着けポェニクス!いきなり目をキラキラさせて乙女になるでない!それに、ルーンにそんな事を出来よう筈もなかろう!彼の御方に滅せられるぞ!いい加減、その楽観な性質を直せ!』
赤『ううぅ…ダメか…勢いでイケると思ったのじゃが…』
『『『はぁ…何でイケると思うのか…』』』
三頭は、朱雀種は意外にアホなのか?と、いう風な生温い目で見る
黒『はぁ…まぁ、良いか。のう皆、儂に少々考えがある。各々分体を作り それをこの場に留め置いて各々の森の先の人里へ走り人種の子に何を喰わさしておるのか見に行かぬか?そして、序でに森では獲れぬ食い物も調達出来よう?森近くの人里であれば我等の事が分かろうし森で獲れぬ物を譲って貰えばよい。どうじゃ?』
『『『なるほど』』』
白『じゃあ俺は ひとっ走り行ってくら』
赤『妾も久しぶりにひとっ翔びするかぇ』
青『我も飛んで行こう』
黒『儂は地脈で行くとするかのぉ』
『『『『では、皆 後でな』』』』
それぞれ3日程で戻ってくると見聞してきた事を話し合いだす
黒『儂が北の邑で聞いてきたのは、歯が生えておるなら人種の成人が喰う物を少し柔らかくしておればよいようじゃ、あと生き物の乳から作るチーズなる物や寒い北方でよく食べておる物を聞いてきたわい』
白『俺は西の砂漠の民からヨーグルトってのと、麦から作るパンや肉を焼いたり煮たりする食い物を聞いてきたぜ』
赤『妾は南の海辺の町で香辛料と言う植物の実やらを使った食べ物や甘い果物なぞを教えてもらってきたわぇ。芳香が素晴らしく、あまり物を喰む必要のない妾でさえも腹が鳴ったわぇ。(クスクスクス)』
青『我は、東方で主として喰っておる 米とその料理や海の生き物を使った料理なぞを習ってきた。たくさんの料理があって楽しかったのぉ』
ニンマリとしている
赤・白『『うわ、ロン気持ち悪っ!!』』
青『くっ!!!!この…』
黒『これこれ、戯れおうとらんで話しを進めるぞい。各々が記憶してきた料理を先ずは日替わりで作るようにせぬか?足りぬ材料は我等であれば調達も容易いであろうし、調理する竈門も直ぐに作ろうて』
青『ふむ、ではツァブ翁に竈門は任せて 我は調理の道具を作ろうか』
白『ちぇっ…俺は道具作りとかじゃ出来ることが無ぇなぁ…』
赤『まぁフーは粗忽じゃからの、しょうがあるまいて』
ケラケラ嗤う
赤『じゃあ、妾は竈門が出来るまで待とうかぇ 火は任せてたもれ』
白『消し炭にすんなよ…(ボソッ)』
~~~~~~~~~~~~~~~
調理まで書くか悩みましたが止めました
理由は
需要があるか分からないのと
元々、私が料理人として長期やっていたので
こだわり過ぎて収拾がつかなくなるのを警戒した為です
需要がありそうであれば閑話として書いてみたいと思います
調理の話しを入れるかどうかで1日悩む事になるとは…orz
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