【完結】異世界帰りの錬金術師が、わたしを救う。

シハ

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田丸亮二と錬金術師

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「突け!」

 後ろで風井の声がした。
 ぼくはその声に押されるように身体を動かした。
 ブラシの柄を握りしめる。
 健斗に毒をかけようとしているシロの顔を見すえて、ブラシの先をむける。
 突きあげるようにブラシで男の顔を思いっきり突いた。

「ギィ!」

 ブラシはシロの口元にあたった。
 シロの歯が口から数本飛んだ。
 大きく口をひらいて、短い悲鳴をあげたシロが、健斗にむけていた腕をおろす。

(今度こそ)

 ぼくはブラシを両手で握り、シロの額に狙いつけた。
 ブラシを振り上げ、力を込めてふりおろす。
 ブラシはシロの額に直撃し、腕に振動が伝わる。

 目の前の男のシロの動きがとまる。
 青い目が白くなり、ぐったりと肩と腕がたれさがる。
 シロは横むきに床に音をたてて倒れた。

 ぼくはさらに、シロの顔面にブラシを叩きこんだ。
 シロの顔面全体が陥没したようにくぼみ、顔中にひびわれが走る。
 倒れいてるシロはぴくりとも動かなくなる。

(……やった)

 どうすることもできないと思っていたシロを倒した。

「上出来だ」

 声をあげて笑う花園くんに肩を叩かれた。

「よかった」

 小坂さんが魅力的な笑みをぼくにむける。
 健斗は口をひらき、風井とぼくたちを見知らぬひとのように見ている。
 小坂さんの人間離れした格闘のつよさ。
 花園くんの魔法。
 ぼくと同じように目の前でおきたことが現実だと思えないんだろう。

「……この人たちは超能力をつかえるんだ」

 異世界のことを話しても混乱するだけだと思い、ぼくは風井たちを見ながら健斗にいった。
 健斗は納得した様子もなく目を丸くしている。

 ぼくも自分がしたことがまだ信じられなくて、床に倒れている男の姿をしたシロを見おろした。
 すると、シロのひらいた口からなにかかが飛びだして、床に落ちる。

(なんだ……)

 かがんでそれを見てみると、見たこともない昆虫のようだった。
 蜂に似ている。
 小さな身体の割におおきい黒い羽がある。
 羽以外の部分は全て白い。
 胴体、目、六本の足のすべてがまっ白い。
 そいつは、動く気配がなくて死んでいるようだった。

「それが魔物だ。シロだ」

 風井がいった。

「異世界ではシロバチって呼ばれている。そいつが人間に寄生するんだ」
 
 (……こんなやつなのか)

 その昆虫のようにちいさな魔物に多くの人間が殺されたと思うと怒りがわいてくる。

「……シロに寄生された人間を生きかえらせることはできないのか?」
 
 床に横たわっている中年の男の姿のシロを見ながら風井にきいた。

(シロに寄生されるまではこの人は人間だったんだ……)

「シロに寄生された人間は魔物になる。錬金術でつくったアイテムでも、魔物を人間にもどせないんだ。生きかえらせることはできない」

(健人は生きかえった。でも、この人は死んだままだ……)

 胸が痛んで、シロを倒した高揚感がすっとひいていった。

「外にでよう。またシロがやってくるかもしれない」

 風井がビルの入り口に顔をむける。
 ぼくは立ちあがり、風井たちとビルからでようとした。

「……外にはシロがいる」

 けれど、健斗はその場を動こうとしない。
 
「……シロには負けない」

 ぼくは健斗に声をかけた。

「みただろう。この人たちはシロを倒した」

 風井たちを見ながらいった。

「おれだってシロを倒した」

 ぼくは風井が作った武器でシロから身を守ったことで、これから先、生きのびられる可能性を感じていた。

「家に帰ろう。それから、横浜の港にいこう。船に乗って、シロがいない国にいこう」

 腕を引っ張ると、納得したかどうかわからないけれど、健斗は歩きだした。


 ビルを出て、道路に倒れていた若い母親と女の子の姿がないのを確認して、ほっとした。
 風井の手によって蘇ったのだ。
 自警団の三人の死体はそのままだった。
 三人はぼくにひどい暴行をした。
 けれど、彼らを気の毒に思った。

「あれ」

 ぼくが自警団の三人を見ていると、風井が前方を指さす。
 風井の指の先に目をうつすとぞっとした。

(くそ……)

 百メートルくらい先の道路にシロがいる。
 一匹ではない。
 シロの群れといってよかった。
 二十匹はいそうだった。
 子供から老人まで様々なシロがいる。
 夕方の陽を背にしたシロの集団は道路を占領しているようだった。
 ぼくたちがいる駅のビルにむかって、ぞろぞろと歩いてくる。
 
「……あいつら、倒せる?」
 
 ぼくはデッキブラシを構えながらこわばった声で風井たちにきいた。

「ぎりいける」

 花園くんが答える。

「無謀。シロの数がおおすぎる。キャパオーバー」

 小坂さんがうんざりしたようにいった。

「……ビルに戻ろう。隠れよう」

 健斗は怯えている。

「いや、建物に入るところを見つかったら、やつらに追いつめられる」

 風井が腰に提げた袋からアイテムを取りだす。

「逃げよう」

 目薬の容器くらいのサイズの瓶に黄色い液体がはいっている。

「これを飲めば速く走れる。シロより速く。あいつらはおれたちに追いつけない」

 風井はそのアイテムを袋から次々と取りだし、ぼくたちに渡していく。

「シラチーターの皮、見詰め草、赤黒猿の肉片でつくった。それにシナモン、ショウガと炭酸水をいれた」

 シロの大群が迫っているにもかかわらず、風井は口の端を吊りあげて、ほほえむ。

「おれのあとについてくるんだ」

 瓶のコルクを抜き、黄色の液体を一息で飲み、ぼくと健斗にいった。

「あんたもはやく飲め」

 花園くんも液体を飲む。
 ぼくはこわばった手で瓶のコルクを抜き、液体を一息に口にいれた。
 炭酸が喉ではじける。
 味を感じる余裕はなない。
 液体が胃に入っても身体に変化はなくて、効き目が実感できない。

「健斗、飲め」

 ぼくは健斗に声をかけた。
 けれど、健斗は手にある瓶を見たままだった。
 得体のしれない液体を飲むのをためらっている。
 
 その間に、シロの集団が近づいてくる。
 集団の前列にいる数匹のシロがこちらを指さす。
 ぼくたちに気がついたようだった。
 群れて固まっていたシロたちが、統制がとれた動きで扇状に広がる。
 道路に立つぼくたちを取り囲むように足並みをそろえて迫ってくる。

(やばい、やばい……)

 悪夢のような光景を目にして、飲んだばかり液体が胃からせりあがってきそうになる。
 前列にいるシロがこちらにむかって走りだす。
 ぼくたちとシロたちとの距離があっという間に縮まっていく。

「逃げろ!」
 
 花園くんが身体の前に巨大な杖を構える。

「ルーメン、ラニ」

 並んで迫ってくるシロに魔法で攻撃をする。
 黒い杖の先端の赤い石から光の球をシロめがけて放つ。
 ビルで見たときよりおおき光の球が、勢いよく飛んで、数匹のシロに直撃する。

 衝撃でシロたちが後方にふきとぶ。 
 けれど、花園くんの魔法を避けた数匹のシロが迫ってくる。
 
 魔法を使った花園くんの顔にさっきより多くの汗が浮かんでいる。
 苦しそうに息をして、全力で走った後のように片方の手を膝に置く。
 それでも、花園くんはさらに魔法でシロを攻撃しようとする。

「ルーメン、ラニ」

 けれど、花園くんが呪文を口にしても、杖は光らないで、光の球もでない。

「ちくしょう、くそ」

 花園くんは口惜しそうに杖で地面を叩く。

「田丸くん、走って!」

 小坂さんがぼくと花園くんの前に立ちふさがる。
 迫ってきたシロを肉眼で追えないほどのスピードで力強く殴り、蹴っ飛ばす。
 シロたちは後ろに横にふっとんでいく。

 小坂さんはスイッチが入ったようにシロの群れに突っ込んでいこうとする。
 花園くんが小坂さんを追いかけ、引き戻そうする。

「飲め!」
 
 その間にぼくは健斗に怒鳴った。
 健斗は慌てて瓶のコルクを外そうとする。
 けれど、手がまごつき、瓶が地面に落ちる。
 ぼくはしびれを切らして、片方の手にブラシを持ったまま健斗の身体を肩に担ぎあげた。
 小学五年生の健斗の身体は予想より重く、足元がふらつく。

「健斗、大丈夫だ。もうシロに殺されないから」

 バランスをとりながら抱えあげた健斗に声をかけた。
 どれだけの効果があるかわからないけれど、風井が作ったアイテムに頼るしかなかった。

「風井、いいぞ、走れる」

「よし、ついてきて」

 風井が動く。
 シロたちと反対方向に足を踏みだし、走りだす。
 人間離れした速さだった。
 高速で腕と足を動かす風井の背中がどんどん小さくなっていく。
 俊敏な獣が走っているようだった。

(あれが、アイテムの効果なのか……)

「走って!」

 唖然としていると、いつの間にか戻ってきた小坂さんに肩を叩かれた。
 ぼくは身体を風井が走る方向にむけて、足を踏みだした。

(おれでも、速く走れるのか……)

 ぼくは小学校から高校まで短距離のタイムはつねにクラスでビリに近かった。
 体育の授業は廃止されればいいと思っていた。

(すげえ……)

 そんなぼくの足が自分のものでないように勝手に動きだす。
 片方の手にブラシ、肩に健斗を担いだ状態で、力強く、アスファルトの地面を次々と蹴っていく。
 制限速度を越えた車のようなスピードで前を走る風井を追った。

 店舗が入った駅前のビル、信号機、交通標識が次々に後ろに流れていく。
 顔が痛くなるほどの向かい風で、髪が後ろに流れる。

(ひぃ……)

 あまりのスピードに内蔵が喉から飛びだしそうで、生きた心地がしない。
 
「うぉーっ!」

 肩に担いだ絶叫マシーンが好きな健斗が興奮したように叫んでいる。
 ふりかえると、すぐ後ろに並んで走る小坂さんと花園くんがいる。
 その後ろにはぼくたちを走って追う数十匹のシロがいる。
 けれど、ぼくたちとシロたちの距離はどんどんひらいていく。
 ふりかえる度にやつらの姿が小さくなっていく。
 そして、風井を追って、いくかの道をまがっているうちにシロたちの姿が消えた。

(ざまあみろ)

 あまりのスピードに恐怖を感じながらも愉快な気持ちになった。
 ぼくたちはそのまま車が一台も通らないがら空きの道路を走った。

 住宅街に入り、曲がり角を何回かまがる。
 大きな道路にぶつかる交差点で風井が足をとめて、ぼくたちも走るのをやめた。

 駅ビルから歩いて二十分はかかる場所だった。
 けれど、シロたちから逃げはじめてからあっという間に着いていた。
 
(あれ、小坂さん……)

 けれど、小坂さんは長い髪をなびかせ道路を走りつづけ、姿がどんどん小さくなっていく。

「小坂さんは?」

「外れ、ひいたみたいだな」

 ぼくがきくと、花園くんがいった。

「小坂さんは失敗作にあたったみたいだ。足がとまらないんだろう」

 風井が他人事のようにいう。

「……どうするんだよ?」

 もう彼女の背中はぼくたちの視界から消えている。

「あと、二三分すればとまるよ、アイテムの効果が切れる」

 そういう風井はあれだけのスピードで走っても息ひとつ乱れていない。
 ぼくの息もあがっていなかった。
 地面を蹴った足の裏が痛かったけれど、足に疲労感はない。
 ただ、乗り物酔いしたように胃がむかついていた。

「すげえ」

 肩からおろすと、健斗は頬を上気させている。
 ぼくはさっきまでシロに怯えていた健斗が元気づいたようでほっとした。

「これがいきたい場所にワープできるアイテムだ。一度、いったことがある場所にワープできる」

 風井が腰の袋から羽を取りだしてぼくに見せる。
 青い小さな二枚の羽だった。

「毒ハゲ鷹の羽、大魔導師の血、ミアストーンを組みあわせて作った」

 風井の黒縁眼鏡の奥の目が光る。

「この羽を握って、いきたい場所を口にするんだ。そのときは、健斗くんの身体をつかむんだ。そうすれば一緒にワープできる。屋根がない場所で使え。ワープするときに身体が一メートルくらい宙に浮く」

「使わせてもらう」

 ぼくは二枚の羽を受けとってから風井の腰を指してきいた。

「……その腰の袋、どれだけ物が入ってるんだ」

 今さらながら不思議に思った。
 風井はぼくと出会ってから、様々なものを紺の袋からとりだている。
 袋にはおさまりきらない多くの道具だった。

「これは異世界の道具袋でね、小さいけど、何でも出し入れできる。四次元ポケットみたいなもんだよ」

 風井は腰に提げた袋を軽く叩いていった。
 風井の信じれられないようなアイテムの効果を目にしてきたぼくは、もう驚かないで納得した。

「風井はこれから、どうするんだ?」

「この町でシロに殺された人を生きかえらせていく」

「この町に入ってきたシロをおれの魔法で倒す」

 花園くんがいった。

「シロの侵攻をここで食いとめてやる」

「……風井はすごいな、救世主みたいだ」

 風井の錬金術でつくったアイテム。小坂さんの戦闘力。花園くんの魔法。
 風井たちならシロに抵抗できると思った。

「おれは救世主なんかじゃないよ。錬金術の腕がもっとあれば、異世界でもっとはやく人を蘇らせるアイテムを作れていた」

 風井は謙遜するふうではなく、事実を伝えるようにいった。

「そうすれば、異世界でも生きのびれた人がいたはずだ。もっと多くのアイテムが錬金できれば、この世界でも死なずにすんだ人がいる」

 それまでひょうひょうとしていた風井が一瞬、眉を寄せてくやしそうな表情になる。

「……風井、ありがとう、ほんとうにありがとう」

「田丸くん、気をつけてな」

 風井たちに礼をいうと、風井と花園くんは他にもシロに殺された人を生きかえらせないといけない、といって慌ただしく去っていった。

 風井たちと別れてから片方の手にブラシをもって、健斗と自宅へ戻った。
 シロと遭遇することなく家に着いた。

 家に入るとすぐに横浜へむかう準備をはじめた。
 健斗とふたりでスポーツバッグに必要な荷物を急いでつめこんでいく。
 着替え、歯ブラシ、支給されたカップ麺、乾パンなんかの食べ物、ペットボトルにいれた水。
 バッグは荷物でパンパンに膨らんだ。
 
「外国でまた、釣りができるかな?」

 そのとき、健斗がいった。

「ああ、できるよ」

 ぼくが答えると、健斗は父親から釣りにいこうといわれたときのように歯をみせてほほえむ。
 ふいに去年の春、父親が借りたレンタカーで健斗と秋川の渓谷に釣りにいったときのことを思いだした。
 ヤマス、ニジマスを釣って、その場で炭火で串焼きにして食べた。

(……あれは、おいしかった)

 口の中に塩をかけて食べて焼き魚の味が広がる。

「ね、釣り竿をもっていこう」

 健斗がいった。
 ぼくたちはケースに入った釣り竿とルアーを荷物にくわえて、家をでた。

 周りに誰もいないことをたしかめてから、ズボンのポケットから風井からもらった青い羽を取りだして、一枚を健斗に渡した。

「お兄ちゃんの友達、身体が浮くっていってだけど、マジかな」

 健人は興味深そうに風井のアイテムを見ている。

(もう、風井がつくったアイテムには頼れない。次、シロに殺されたらおしまいだ)

 ぼくと健斗は羽を握った。

(健斗と生きかえった機会はむだにしない。あきらめないぞ。生きていれば、また釣りができる日がくる。ユカリにだって会える)

「いくぞ」

(父さん、ぼくは健斗と生きのびるよ)

 ぼくは健斗の腕をつかんで、横浜と口にした。
 すると、風井がいっていたとおり重力が消えたように足が地面から浮かびあがる。
 つま先が地面から一メートルくらい離れたところでとまる。
 そのとき、急に不安になった。

(このアイテムは失敗作じゃないといいけど……。とんでもない場所にワープしたりしないよな……)

 不安と期待を感じたまま、驚き目をひらいている健人と顔を合わせた瞬間、ぼくたちの身体はその場から一瞬にして消えた。
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