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南条隆文と武道家
③
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小坂さんが塾に通っていた頃、わたしの記憶の中では彼女は勉強ができて利口そうな女の子だった。
ずれた発言をして、周りを困惑させたりはしなかった。
「わたしの友達が薬を持っているんです。その薬を使えば、シロの毒から身体を回復できます」
小坂さんは風邪の対処法のように説明をする。
ネットにはシロの毒に対して免疫ができる食べ物、飲み物があるという信憑性のない情報が出回っていた。
わたしは彼女がネットの情報を信じていて、その手の話をしているのだと思った。
「南条さんの部屋に連れていってください。わたしが南条さんの部屋に薬をもっている友達を呼びます。薬をつかえば、南条さんのお友達は回復します」
「……ちょっと、待って。小坂さんがいってる友達は、どんな人なんだ。それに、あなたはどうしてシロのことをよく知ってるんだ?」
わたしは歩み寄ってくる小坂さんを片方の手で制した。
もし、シロの毒に効果があるような薬があるなら、国民の一握りしか手に入らないだろう。
わたしたち庶民は簡単に入手できないものだろう。
(小坂さんはどうして、そんな薬をもつ人間と友達なんだ)
「くわしいことはあとで説明します。シロは亡くなった人間を動物に食べさせます。そうなったら、薬は使えません。そうなる前に南条さんの部屋にいきましょう」
小坂さんは真剣な表情で訴える。
「ここで説明しても南条さんに納得はしてもらえないと思います。南条さんのお友達を回復させて証明します。お友達のところに連れていってください」
「悪いけど、おれは今、町の自警団にはいっているんだ。やらなきゃいけないことがあるんだ」
住宅街の道に静かに目を閉じて横たわっていた晴美さんは、呼吸をしていなくて、鼓動もとまっていた。
その彼女を蘇らせる薬が世の中にあるとは思えなかった。
「わたしに一度、チャンスをください」
小坂さんは食い下がる。
「さしでがましいようですけど、お友達は南条さんの大事なひとなんでしょう。南条さんがシロに復讐をしたいほど」
「……小坂さん、おれはもういくよ」
わたしは後ろにさがって、小坂さんと距離を空けた。
うさんくさい話を信じてきっている彼女を不気味に感じるようになっていた。
小坂さんがおかしな宗教に入信させられているのではと思った。
日本にシロが現れてから、たちまちあやしげな信仰宗教がネット上にでてきていて、一部の人間から熱狂的な支持を集めていた。
どんな理由にせよ彼女は善意でいっているようだったけれど、死んだ人間が蘇るとありもしないことをいうことにいらだちも感じた。
「では、わたしがひとりでこれから南条さんの部屋にいきます」
小坂さんがわたしを説得するのをあきらめたようにいった。
「南条さんのお友達を生きかえらせます」
静かにいいきる。
「小坂さん、おれの住んでるところを知らないだろ」
わたしは彼女の強引さに戸惑った。
「塾にいっていたとき、一度、友達たちと南条さんの部屋にいったことがあります」
彼女の返事で数年前の記憶がふいによみがえった。
休日にいたずらだったのか、塾の子供たちがわたしの部屋に突然やってきたことがあった。
その日、なぜかわたしがファミレスで子供たちに昼食をおごるはめになった。
あのとき、小坂さんもいたようだった。
「……ああ、頼んだよ、やってみてくれ」
わたしはなげやりな気持ちで調子をあわせるようにいった。
彼女と関わりたくない気になっていた。
「南条さんのお友達を回復させたら、お友達から南条さんに連絡をいれるようにします。スマホ、持っていますか?」
「ああ、あるよ」
「南条さん、気をつけてください。シロに出くわしたら、戦わないでください。逃げてください。包丁ではシロにダメージを与えられません」
小坂さんがわたしの手にある包丁を見る。
「自警団の人が何十人集まっても一匹のシロも倒せません」
「……忠告、ありがとう」
わたしも自衛隊員、アメリカの兵士が軍事武器を使っても倒せないシロを家庭用の包丁で殺せるとは思っていなかった。
ただ、美晴さんを殺したシロから逃げるのではなく、抵抗をしたかった。
「小坂さんはどうして、そんなに強いシロを倒せたんだい?」
わたしは足元に倒れているシロに目を落としながらきいた。
「たまたま、弱いシロだったんだと思います」
やはり、シロは個体によって強さがかわるのだろうか。
わたしが不思議に思っていると、小坂さんがショルバーバッグの開いて、何かをとりだす。
それは小さな白いボトルだった。
「南条さん、右手と左手をだしてください。爪を見せてください」
小坂さんがボトルのキャップを空けながらいった。
「どうして?」
「手をだしてください。お願いします」
真剣な表情の彼女に気圧されて、わたしはわけがわからないまま包丁をアスファルトに置いて、両腕を小坂さんのほうに伸ばした。
手の甲を上にむけて、両手の指をひらく。
小坂さんは背中を丸め、顔とボトルのキャップをわたしの爪に近づける。
ボトルのキャップの下には、小さなハケがついていて、濃い青色に染まっている。
ボトルの中の液体がついているようだった。
小坂さんは小雨の水滴がついたわたしの人差し指の爪をじっと見ながら、ゆっくりとハケで色を塗る。
珍しい色のマニュキュアを塗ったように、わたしの人差し指の爪が濃い青色になる。
毛が生えている男のわたしの指には似合っていない。
「小坂さん、なにをしてるんだ? それはマニュキュア?」
小坂さんはわたしが聞いても答えないで、ハケを瓶の液体につけ直して、それから、もう片方のわたしの人差し指の爪を青く塗る。
「これは力がでる薬のようなものです。さっきいったわたしの友達がつくったんです」
小坂さんはわたしの爪を塗りおえてから答えた。
「もし、シロと遭遇したらこぶしで殴ってください。シロにダメージを与えられます。その隙に逃げてください。南条さんのこぶしは包丁より強い武器になっています」
キャップを閉めたボトルをショルダーバッグに戻す。
「南条さんはまたお友達に会えますから」
爪に塗ると力が強くなる薬なんてきいたことがない。
わたしは片方のこぶしを握り、細い腕に力をこめてみた。
貧弱な身体に変化はまったく感じられない。
「小坂さんはこの薬を塗っているのか?」
「わたしはつかっていません」
小坂さんの強さが薬によるものでないとしたら、効果はますます疑わしくなる。
(小坂さんは友達だという人間にだまされているんじゃないか……)
そいつはきれいな女の子の小坂さんをだまして、よからぬことを企てるのではと不安になる。
「それでは、わたしは南条さんの部屋にいきます」
小坂さんはわたしにしゃべる間を与えないで、会釈してわたしの横を通りすぎて、早足でわたしが住むマンションの方向にむかう。
わたしはモデルのようなきれいな姿勢で歩く小坂さんの後ろ姿を見ながら、彼女の記憶が蘇りだした。
彼女がわたしが勤める塾に通っていたのは、たしか中学二年生の途中から三年生のはじめだった。
当時から整った顔立ちで、服装を替えれば、大学生にも見えそうだった。
授業中、何人もの男子生徒、中には女生徒が彼女の顔をちらちらと見ていた。
小坂さんは周囲の熱に浮かされたような視線を気にする様子もなく静かに授業を受けていた。
手がかからない生徒でわたしが担当している英語、社会科のテストの点はいつもよかった。
彼女なら難関な大学の付属高校にも合格できると思った。
けれど、一度、教室で進路の話をしたとき、家に経済的な余裕がないので公立の高校を受験するといっていた。
彼女なら学区内のどの高校にも進学できると思った。
けれど、わたしは彼女が志望高に通えたかはしらなかった。
三年生に進級して間もなく、小坂さんは塾にこなくなった。
彼女と同じ学校に通う女生徒によると家の事情で塾に通えなくなったということだった。
景気の影響か、月謝を滞納する生徒の数が年々、増えいて、塾の生徒の数も減っていた。
(小坂さんなら塾に通えなくても、受験に失敗はしないだろう)
そう思ったことを覚えている。
記憶をたどっていると小坂さんはうさんくさい話にだまされるような人間ではないと思えてくる。
シロの毒から回復させる薬。
力が強くなる薬。
(そんなものがあるわけがない)
期待が外れて落胆しないように自分にいいきかせたけれど、小坂さんの確信がありそうな顔が頭にひっかかった。
わたしは小坂さんのことを頭から消そうと、似合っていない人差し指の爪のマニュキアを、スクラッチを削るように反対の手の爪で落とそうとした。
けれど、青い液体は乾いていて、すこしのかけらも落ちない。
あきらめて、小雨で塗れた足元の包丁を手にとって、ズボンポケットからケースをだして、元に戻した。
それから、小坂さんがむかった先と反対方向の公園に足をむけた。
ずれた発言をして、周りを困惑させたりはしなかった。
「わたしの友達が薬を持っているんです。その薬を使えば、シロの毒から身体を回復できます」
小坂さんは風邪の対処法のように説明をする。
ネットにはシロの毒に対して免疫ができる食べ物、飲み物があるという信憑性のない情報が出回っていた。
わたしは彼女がネットの情報を信じていて、その手の話をしているのだと思った。
「南条さんの部屋に連れていってください。わたしが南条さんの部屋に薬をもっている友達を呼びます。薬をつかえば、南条さんのお友達は回復します」
「……ちょっと、待って。小坂さんがいってる友達は、どんな人なんだ。それに、あなたはどうしてシロのことをよく知ってるんだ?」
わたしは歩み寄ってくる小坂さんを片方の手で制した。
もし、シロの毒に効果があるような薬があるなら、国民の一握りしか手に入らないだろう。
わたしたち庶民は簡単に入手できないものだろう。
(小坂さんはどうして、そんな薬をもつ人間と友達なんだ)
「くわしいことはあとで説明します。シロは亡くなった人間を動物に食べさせます。そうなったら、薬は使えません。そうなる前に南条さんの部屋にいきましょう」
小坂さんは真剣な表情で訴える。
「ここで説明しても南条さんに納得はしてもらえないと思います。南条さんのお友達を回復させて証明します。お友達のところに連れていってください」
「悪いけど、おれは今、町の自警団にはいっているんだ。やらなきゃいけないことがあるんだ」
住宅街の道に静かに目を閉じて横たわっていた晴美さんは、呼吸をしていなくて、鼓動もとまっていた。
その彼女を蘇らせる薬が世の中にあるとは思えなかった。
「わたしに一度、チャンスをください」
小坂さんは食い下がる。
「さしでがましいようですけど、お友達は南条さんの大事なひとなんでしょう。南条さんがシロに復讐をしたいほど」
「……小坂さん、おれはもういくよ」
わたしは後ろにさがって、小坂さんと距離を空けた。
うさんくさい話を信じてきっている彼女を不気味に感じるようになっていた。
小坂さんがおかしな宗教に入信させられているのではと思った。
日本にシロが現れてから、たちまちあやしげな信仰宗教がネット上にでてきていて、一部の人間から熱狂的な支持を集めていた。
どんな理由にせよ彼女は善意でいっているようだったけれど、死んだ人間が蘇るとありもしないことをいうことにいらだちも感じた。
「では、わたしがひとりでこれから南条さんの部屋にいきます」
小坂さんがわたしを説得するのをあきらめたようにいった。
「南条さんのお友達を生きかえらせます」
静かにいいきる。
「小坂さん、おれの住んでるところを知らないだろ」
わたしは彼女の強引さに戸惑った。
「塾にいっていたとき、一度、友達たちと南条さんの部屋にいったことがあります」
彼女の返事で数年前の記憶がふいによみがえった。
休日にいたずらだったのか、塾の子供たちがわたしの部屋に突然やってきたことがあった。
その日、なぜかわたしがファミレスで子供たちに昼食をおごるはめになった。
あのとき、小坂さんもいたようだった。
「……ああ、頼んだよ、やってみてくれ」
わたしはなげやりな気持ちで調子をあわせるようにいった。
彼女と関わりたくない気になっていた。
「南条さんのお友達を回復させたら、お友達から南条さんに連絡をいれるようにします。スマホ、持っていますか?」
「ああ、あるよ」
「南条さん、気をつけてください。シロに出くわしたら、戦わないでください。逃げてください。包丁ではシロにダメージを与えられません」
小坂さんがわたしの手にある包丁を見る。
「自警団の人が何十人集まっても一匹のシロも倒せません」
「……忠告、ありがとう」
わたしも自衛隊員、アメリカの兵士が軍事武器を使っても倒せないシロを家庭用の包丁で殺せるとは思っていなかった。
ただ、美晴さんを殺したシロから逃げるのではなく、抵抗をしたかった。
「小坂さんはどうして、そんなに強いシロを倒せたんだい?」
わたしは足元に倒れているシロに目を落としながらきいた。
「たまたま、弱いシロだったんだと思います」
やはり、シロは個体によって強さがかわるのだろうか。
わたしが不思議に思っていると、小坂さんがショルバーバッグの開いて、何かをとりだす。
それは小さな白いボトルだった。
「南条さん、右手と左手をだしてください。爪を見せてください」
小坂さんがボトルのキャップを空けながらいった。
「どうして?」
「手をだしてください。お願いします」
真剣な表情の彼女に気圧されて、わたしはわけがわからないまま包丁をアスファルトに置いて、両腕を小坂さんのほうに伸ばした。
手の甲を上にむけて、両手の指をひらく。
小坂さんは背中を丸め、顔とボトルのキャップをわたしの爪に近づける。
ボトルのキャップの下には、小さなハケがついていて、濃い青色に染まっている。
ボトルの中の液体がついているようだった。
小坂さんは小雨の水滴がついたわたしの人差し指の爪をじっと見ながら、ゆっくりとハケで色を塗る。
珍しい色のマニュキュアを塗ったように、わたしの人差し指の爪が濃い青色になる。
毛が生えている男のわたしの指には似合っていない。
「小坂さん、なにをしてるんだ? それはマニュキュア?」
小坂さんはわたしが聞いても答えないで、ハケを瓶の液体につけ直して、それから、もう片方のわたしの人差し指の爪を青く塗る。
「これは力がでる薬のようなものです。さっきいったわたしの友達がつくったんです」
小坂さんはわたしの爪を塗りおえてから答えた。
「もし、シロと遭遇したらこぶしで殴ってください。シロにダメージを与えられます。その隙に逃げてください。南条さんのこぶしは包丁より強い武器になっています」
キャップを閉めたボトルをショルダーバッグに戻す。
「南条さんはまたお友達に会えますから」
爪に塗ると力が強くなる薬なんてきいたことがない。
わたしは片方のこぶしを握り、細い腕に力をこめてみた。
貧弱な身体に変化はまったく感じられない。
「小坂さんはこの薬を塗っているのか?」
「わたしはつかっていません」
小坂さんの強さが薬によるものでないとしたら、効果はますます疑わしくなる。
(小坂さんは友達だという人間にだまされているんじゃないか……)
そいつはきれいな女の子の小坂さんをだまして、よからぬことを企てるのではと不安になる。
「それでは、わたしは南条さんの部屋にいきます」
小坂さんはわたしにしゃべる間を与えないで、会釈してわたしの横を通りすぎて、早足でわたしが住むマンションの方向にむかう。
わたしはモデルのようなきれいな姿勢で歩く小坂さんの後ろ姿を見ながら、彼女の記憶が蘇りだした。
彼女がわたしが勤める塾に通っていたのは、たしか中学二年生の途中から三年生のはじめだった。
当時から整った顔立ちで、服装を替えれば、大学生にも見えそうだった。
授業中、何人もの男子生徒、中には女生徒が彼女の顔をちらちらと見ていた。
小坂さんは周囲の熱に浮かされたような視線を気にする様子もなく静かに授業を受けていた。
手がかからない生徒でわたしが担当している英語、社会科のテストの点はいつもよかった。
彼女なら難関な大学の付属高校にも合格できると思った。
けれど、一度、教室で進路の話をしたとき、家に経済的な余裕がないので公立の高校を受験するといっていた。
彼女なら学区内のどの高校にも進学できると思った。
けれど、わたしは彼女が志望高に通えたかはしらなかった。
三年生に進級して間もなく、小坂さんは塾にこなくなった。
彼女と同じ学校に通う女生徒によると家の事情で塾に通えなくなったということだった。
景気の影響か、月謝を滞納する生徒の数が年々、増えいて、塾の生徒の数も減っていた。
(小坂さんなら塾に通えなくても、受験に失敗はしないだろう)
そう思ったことを覚えている。
記憶をたどっていると小坂さんはうさんくさい話にだまされるような人間ではないと思えてくる。
シロの毒から回復させる薬。
力が強くなる薬。
(そんなものがあるわけがない)
期待が外れて落胆しないように自分にいいきかせたけれど、小坂さんの確信がありそうな顔が頭にひっかかった。
わたしは小坂さんのことを頭から消そうと、似合っていない人差し指の爪のマニュキアを、スクラッチを削るように反対の手の爪で落とそうとした。
けれど、青い液体は乾いていて、すこしのかけらも落ちない。
あきらめて、小雨で塗れた足元の包丁を手にとって、ズボンポケットからケースをだして、元に戻した。
それから、小坂さんがむかった先と反対方向の公園に足をむけた。
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