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リアナ様を悲しませません。わたしを信じてください。
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ノエルが物珍しそうに馬車の窓の外を見ている。
だらしなく口をひらいている。
「華やかですね……」
ノエルは変身魔法により中年男の姿になっていた。
木の杖を手にし、タブレットを着ている。
リアナがこっそり拝借した父親の着古した服だった。
変身したノエルの太った身体には丈が短い。
袖から腕が伸び、間が抜けてみえる。
「これが晩餐会……」
ノエルは夕陽を背にした荘厳な宮殿、住む世界が違う人々に気後れしているようだった。
城壁の側に停めた馬車の外では、高価な服、装飾品をつけた貴族の男女が、次々と城門の中に入っていく。
父親からリアナが魔物に憑かれていると疑った審問所がリアナを尋問をしようとしていると知らされた翌日。
リアナとノエルはスプリグンホルムの宮殿までやってきていた。
晩餐会でジェラミーとナターシャの婚約をやめさせる計画を実行するために。
リアナは人が多く集まる場所は苦手だった。
(今日だけは晩餐会がいやだとはいっていられない)
リアナは馬に乗ったノエルが引く馬車で他のだれよりはやく宮殿の前まできていた。
ジャラミーとナターシャの到着を待っていた。
ふたりが他の貴族たちよりはやく現れることはない。
だが、かれらと顔をあわせる機会を逃したくなかった。
「いい、ノエル。ナターシャに会ったらすぐに魔法をかけて。ナターシャに魔法をかける機会は何度もあるわけではありません」
馬車の堅木の椅子にすわるリアナは落ち着かない気持ちで隣にいるノエルに念を押した。
栗色の髪を黒のリボンで後ろで結ったリアナは傷跡を隠すために首にチェックのスカーフを巻いている。
水色のドレスの上にファーがついて厚手のマントを羽織っている。
「リアナ様を悲しませません。わたしを信じてください」
ノエルは心の内で何回もくりかえした言葉のように決意を込めていった。
「ノエルを信じている」
リアナがいうと緊張していたノエルが笑みを浮かべる。
ジェラミーとナターシャは夕方の陽が沈みかけたときにやってきた。
晩餐会が間もなくはじまる頃だった。
宮殿の大広間に集まった人々の注目を集めるためだろう。
主役は遅れてやってくる。
リアナの思ったとおりだった。
「今日の主役がきた。さあ、いきましょう」
リアナはノエルに声をかけ、馬車をおりた。
遠くからでもジェラミーとナターシャの馬車はすぐにわかった。
目がちかちかするような金粉を塗り、豪奢な飾りをつけている。
屋根はついていない。
外から勇者ジェラミーと宰相の娘ナターシャの姿がよく見えるためだろう。
金の鞍をつけた馬の首に大きな鈴がついている。
鈴の音で道ゆく貴族、平民たちに社交界の理想の恋人たちが通るのを知らせるためだろう。
城門の側に停めた金の馬車の後ろに、取り巻き連中の馬車が軍の隊列のようにつづいている。
リアナは中年男の姿のノエルと並んでジェラミーのほうにむかった。
ノエルは木の杖を突いて酔っぱらいのようによたよたと歩く。
すれちがう貴族たちが、異形のノエルを目にするとぎょっとした顔をする。
「……なにをしている?」
ジェラミーが近づいてくるリアナに気がついた。
それまで取り巻きたちに並びのいい歯をみせていたジェラミーは気味悪そうに顔をしかめる。
ジェラミーの装いは黄金の馬車以上に目がちかちかした。
どこの仕立て屋で作ったのか金色のダブレッド。
ボタンも金色。
ダブレッドの下に着ているヒョウツには金の刺繍。
金のブローチで留めた黒く縁取りしたマントも金色。
「晩餐会にきました」
リアナは声がふるえないように注意しながらいった。
ヘイランの森でジェラミーが腰に差す短剣で喉を裂かれた恐怖がよみがえる。
「あつかましい。あなたは招待されていないでしょう」
ナターシャは見くだした目をリアナにむけた。
ナターシャは頭の上から足先まで宝石をちりばめている。
高く結い上げた髪につけたティアラ、金と白のドレスの袖、襟、絹の手袋、ヒールに大小の宝石をつけていた。
「父の代わりにきました」
リアナは儀礼通りの微笑を浮かべた。
宰相の息子になるはずのジェラミーはリアナの父親を訴えている。
だが、慣例通りにリアナの父親は晩餐会に招待されていた。
「あなたを宮殿にいれるわけにはいかない。あなたは魔物に憑かれてる疑いがかけられている」
(……ジェラミーはほんとうにわたしを人間ではないと思っているのかも。毒と剣で殺せなかったのだから……)
リアナはジェラミーの警戒した顔を見て思った。
「ジェラミー様、衛兵に命じてこの魔物を地下牢にいれましょう」
ナターシャはジェラミーに寄り添い、コルセットで寄せて大きくみせている胸をかれの腕にあてた。
甘えるようにジェラミーを見あげる。
「こんなつまらない女がいれば、場の雰囲気が悪くなります」
ジェラミーとナターシャの様子に触発された若い貴族たちがリアナに詰めよった。
「消えろ! 魔物!」
「ジェラミー様、この魔物も討伐してください」
取り巻きたちはリアナに敵意をむける。
その中には子供の頃からリアナと親しくしていた女性貴族もいた。
「あら、そうだ、ご紹介いたします。こちら、ノエル・ドロン伯爵です。ウィンダーゴスのわたしの遠縁です」
リアナは動揺する気持ちをおさえていった。
「スプリングホルムの太陽宮殿を拝見したいとおっしゃるのでお連れしました。伯爵にも晩餐会を楽しんでもらおうと思っています」
背後に立つ中年男をジェラミーとナターシャに紹介する。
「ばじめまして」
ノエルは欠けた前歯を見せ、間のびした声をだした。
「ノエル・レドン……じゃない、ノエル・ドロンでございますだ」
ノエルが自分の名前をいい間違えると、貴族たちはくすくす笑った。
一人の男性貴族が頭の横で指をまわす。
「遠縁? あなたの新しい婚約者だと思った」
ジェラミーは薄い唇をつりあげる。
「リアナ、あなたにお似合いなのにね。運命の恋人みたいに」
ナターシャは嘲るような笑みを浮かべる。
「おほめにあずかり、ごうえいですだ」
ノエルは禿げた頭を下げ、ぎこちなく一礼をした。
ジェラミーたちに呆けた笑顔をみせる。
ジェラミーたちが声をあげて笑った。
田舎の伯爵が自分が馬鹿にされたと気づいてないと思っている。
その間にリアナはノエルに目配せした。
(ナターシャに魔法をかけて)
ノエルはリアナにかすかにうなずいてみせた。
ばたばと足音をたて、取り巻き達と笑っているナターシャに近づく。
「ナダーシャ様、おめにかがれで、ごうえいですだ」
宝石がついた絹の手袋をしたナターシャの手を荒々しくとった。
「無礼な!」
ナターシャは手に気味の悪い虫がとまったようにとっさに手を払った。
ノエルの厚い手を音がでるほどつよく叩く。
ノエルは動じることなくナターシャを見すえた。
眠そうな目が開き、鋭くなる。
リアナはノエルが口の中で呪文を唱えるのを見る。
ノエルが握る木の杖の持ち手が、かれの手の中で一瞬光った。
ジェラミーたちはノエルの変化に気がついていない。
リアナは内臓が喉元までせりあがってくるような緊張を感じる。
(ノエルはうまくやれる……)
だらしなく口をひらいている。
「華やかですね……」
ノエルは変身魔法により中年男の姿になっていた。
木の杖を手にし、タブレットを着ている。
リアナがこっそり拝借した父親の着古した服だった。
変身したノエルの太った身体には丈が短い。
袖から腕が伸び、間が抜けてみえる。
「これが晩餐会……」
ノエルは夕陽を背にした荘厳な宮殿、住む世界が違う人々に気後れしているようだった。
城壁の側に停めた馬車の外では、高価な服、装飾品をつけた貴族の男女が、次々と城門の中に入っていく。
父親からリアナが魔物に憑かれていると疑った審問所がリアナを尋問をしようとしていると知らされた翌日。
リアナとノエルはスプリグンホルムの宮殿までやってきていた。
晩餐会でジェラミーとナターシャの婚約をやめさせる計画を実行するために。
リアナは人が多く集まる場所は苦手だった。
(今日だけは晩餐会がいやだとはいっていられない)
リアナは馬に乗ったノエルが引く馬車で他のだれよりはやく宮殿の前まできていた。
ジャラミーとナターシャの到着を待っていた。
ふたりが他の貴族たちよりはやく現れることはない。
だが、かれらと顔をあわせる機会を逃したくなかった。
「いい、ノエル。ナターシャに会ったらすぐに魔法をかけて。ナターシャに魔法をかける機会は何度もあるわけではありません」
馬車の堅木の椅子にすわるリアナは落ち着かない気持ちで隣にいるノエルに念を押した。
栗色の髪を黒のリボンで後ろで結ったリアナは傷跡を隠すために首にチェックのスカーフを巻いている。
水色のドレスの上にファーがついて厚手のマントを羽織っている。
「リアナ様を悲しませません。わたしを信じてください」
ノエルは心の内で何回もくりかえした言葉のように決意を込めていった。
「ノエルを信じている」
リアナがいうと緊張していたノエルが笑みを浮かべる。
ジェラミーとナターシャは夕方の陽が沈みかけたときにやってきた。
晩餐会が間もなくはじまる頃だった。
宮殿の大広間に集まった人々の注目を集めるためだろう。
主役は遅れてやってくる。
リアナの思ったとおりだった。
「今日の主役がきた。さあ、いきましょう」
リアナはノエルに声をかけ、馬車をおりた。
遠くからでもジェラミーとナターシャの馬車はすぐにわかった。
目がちかちかするような金粉を塗り、豪奢な飾りをつけている。
屋根はついていない。
外から勇者ジェラミーと宰相の娘ナターシャの姿がよく見えるためだろう。
金の鞍をつけた馬の首に大きな鈴がついている。
鈴の音で道ゆく貴族、平民たちに社交界の理想の恋人たちが通るのを知らせるためだろう。
城門の側に停めた金の馬車の後ろに、取り巻き連中の馬車が軍の隊列のようにつづいている。
リアナは中年男の姿のノエルと並んでジェラミーのほうにむかった。
ノエルは木の杖を突いて酔っぱらいのようによたよたと歩く。
すれちがう貴族たちが、異形のノエルを目にするとぎょっとした顔をする。
「……なにをしている?」
ジェラミーが近づいてくるリアナに気がついた。
それまで取り巻きたちに並びのいい歯をみせていたジェラミーは気味悪そうに顔をしかめる。
ジェラミーの装いは黄金の馬車以上に目がちかちかした。
どこの仕立て屋で作ったのか金色のダブレッド。
ボタンも金色。
ダブレッドの下に着ているヒョウツには金の刺繍。
金のブローチで留めた黒く縁取りしたマントも金色。
「晩餐会にきました」
リアナは声がふるえないように注意しながらいった。
ヘイランの森でジェラミーが腰に差す短剣で喉を裂かれた恐怖がよみがえる。
「あつかましい。あなたは招待されていないでしょう」
ナターシャは見くだした目をリアナにむけた。
ナターシャは頭の上から足先まで宝石をちりばめている。
高く結い上げた髪につけたティアラ、金と白のドレスの袖、襟、絹の手袋、ヒールに大小の宝石をつけていた。
「父の代わりにきました」
リアナは儀礼通りの微笑を浮かべた。
宰相の息子になるはずのジェラミーはリアナの父親を訴えている。
だが、慣例通りにリアナの父親は晩餐会に招待されていた。
「あなたを宮殿にいれるわけにはいかない。あなたは魔物に憑かれてる疑いがかけられている」
(……ジェラミーはほんとうにわたしを人間ではないと思っているのかも。毒と剣で殺せなかったのだから……)
リアナはジェラミーの警戒した顔を見て思った。
「ジェラミー様、衛兵に命じてこの魔物を地下牢にいれましょう」
ナターシャはジェラミーに寄り添い、コルセットで寄せて大きくみせている胸をかれの腕にあてた。
甘えるようにジェラミーを見あげる。
「こんなつまらない女がいれば、場の雰囲気が悪くなります」
ジェラミーとナターシャの様子に触発された若い貴族たちがリアナに詰めよった。
「消えろ! 魔物!」
「ジェラミー様、この魔物も討伐してください」
取り巻きたちはリアナに敵意をむける。
その中には子供の頃からリアナと親しくしていた女性貴族もいた。
「あら、そうだ、ご紹介いたします。こちら、ノエル・ドロン伯爵です。ウィンダーゴスのわたしの遠縁です」
リアナは動揺する気持ちをおさえていった。
「スプリングホルムの太陽宮殿を拝見したいとおっしゃるのでお連れしました。伯爵にも晩餐会を楽しんでもらおうと思っています」
背後に立つ中年男をジェラミーとナターシャに紹介する。
「ばじめまして」
ノエルは欠けた前歯を見せ、間のびした声をだした。
「ノエル・レドン……じゃない、ノエル・ドロンでございますだ」
ノエルが自分の名前をいい間違えると、貴族たちはくすくす笑った。
一人の男性貴族が頭の横で指をまわす。
「遠縁? あなたの新しい婚約者だと思った」
ジェラミーは薄い唇をつりあげる。
「リアナ、あなたにお似合いなのにね。運命の恋人みたいに」
ナターシャは嘲るような笑みを浮かべる。
「おほめにあずかり、ごうえいですだ」
ノエルは禿げた頭を下げ、ぎこちなく一礼をした。
ジェラミーたちに呆けた笑顔をみせる。
ジェラミーたちが声をあげて笑った。
田舎の伯爵が自分が馬鹿にされたと気づいてないと思っている。
その間にリアナはノエルに目配せした。
(ナターシャに魔法をかけて)
ノエルはリアナにかすかにうなずいてみせた。
ばたばと足音をたて、取り巻き達と笑っているナターシャに近づく。
「ナダーシャ様、おめにかがれで、ごうえいですだ」
宝石がついた絹の手袋をしたナターシャの手を荒々しくとった。
「無礼な!」
ナターシャは手に気味の悪い虫がとまったようにとっさに手を払った。
ノエルの厚い手を音がでるほどつよく叩く。
ノエルは動じることなくナターシャを見すえた。
眠そうな目が開き、鋭くなる。
リアナはノエルが口の中で呪文を唱えるのを見る。
ノエルが握る木の杖の持ち手が、かれの手の中で一瞬光った。
ジェラミーたちはノエルの変化に気がついていない。
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