パサディナ空港で

トリヤマケイ

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#217 飛鳥と美術館デートした話は、またの機会に

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 それは、バイトでマンションの立哨警備をしているときのことだった。
 
 
 
 
 



 
 
 
 マンションといっても、誰も住んではいないので廃墟と呼んで差し支えない。つまり、わけのわからん輩が入り浸り、よからぬ事を為す吹き溜まりとならぬよう、住人のためではなく、廃墟のための警備というわけだった。
 
 
 





 
 
 バイト代がやけに高額だったのは、力仕事はないが退屈さと戦わねばならず、メンタルをだいぶ削られるからだろう。監視カメラなどというものはなく、人っこひとりいないのだから、立哨をサボり放題なのだが、それが実のところ逆に苦しいのだった。
 
 
 
 
 




 
 
 つまり、自分で自分を律しなければならず、監視カメラがないのだからバレることはないのだ、というサボタージュしてしまおうかという誘惑と、四六時中戦っていなければならないからだ。何も考えず命令やら指示に従っているだけというのが、いちばん楽だろう。
 
 
 
 
 



 
 
 
 
 馬鹿正直だからもう5時間以上も休憩なしで立哨していた。人っこひとり見かけない山奥の現場なので、いい加減イライラが高じて、やがて眩暈がしだした。そして、いつぶっ倒れてもおかしくないくらいクラクラとしながら、嫌な感覚を思い出した。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 それは、都内のマンションのトレンチピットに潜った時のことで、そこは腰を曲げてなければいられないほどの高さしかない配管が張り巡らされた狭く薄暗い溝の地獄であり、その時はじめて自分は閉所恐怖症的な戦慄に襲われ、過呼吸になりかけたのだ。
 
 
 
 
 
 
 



 
 
 
 仕事の内容は、ピット内を照らす照明の点検だったが、その極小のピットは何十にも区切られており、ぶ厚い壁に開けられた人通孔という横穴をくぐり抜けていかなければ隣りのピットには入れない。
 
 
 
 
 




 
 
 
 ありがたいことに直径60cmほどの人通孔は、床上50センチくらいのところにあり、おまけになぜなのか雌ネジのように鋭い溝が彫られてあるのだった。奥行き1メートルほどの横穴なのだが、溝が彫られているため、這いつくばって進むのに膝に溝が食い込んで痛くてたまらない。
 
 
 
 
 


 
 
 
 
 そして、人通孔を幾つか乗り越えた頃、もう方向がまったくわからなくなっていた。そこらへんから呼吸がおかしくなり、過呼吸になりかけているんだとわかった。
 
 
 
 
 
 


 
 
 
 
 そこまで思い出して、不意に地面が迫り上がってきたかと思うと、ぐるんぐるんと回りはじめて、案の定、ドーンという衝撃とともに横倒しに地面にぶっ倒れたらしかった。
 
 
 
 
 



 
 
 
 痛みはない。それがいいことなのか悪いことなのかわからない。ただ、またあのトレンチピットに潜った時のような悪夢の前兆が、どこかずっと身体の奥の方から、漣(さざなみ)のように湧き上がってくるような感覚を覚えて、恐怖した。
 
 
 
 
 
 


 
 
 
 
 以前もそうだったように、まるで赤ちゃんが泣き出しそうにグズリだすのを、必死にあやして気を紛らせるみたいにして、なんとか過呼吸を回避しようとした。
 
 
 
 
 
 


 
 
 
 過呼吸になりたがっている自分の身体を宥めて、それを押しとどまらせることは、冷や汗が出るほどつらい。
 
 
 
 




 
 
 
 その時、スマホが鳴り出し、ケータイの着信音で過呼吸から意識がそらされてギリギリ救われた。
 
 
 
 
 
 


 
 
 
 だが、スマホをポケットから取り出そうとして、唖然とした。手がピクリとも動かない。金縛り状態なのだった。
 
 
 
 
 
 


 
 
 
 
 すると、人の気配などまったくしないのに頭上から降ってくるように不意に声が聞こえてきたのだ。
 
 
 
 
 


 
 
 
 
「芸能人なら誰に似ているって言われる?」










「あんまり、言われたことないけど、そういえば齋藤飛鳥ちゃんに似てるって言われたことあったかも」











「そうなんだ、じゃあ、間違いなく美人さんだね」












「いえいえ、ただ似ているってだけなので...」
 
 
 
 
 
 



 
 
 
 はい? なんだろう、これは。見上げようとしても、目だけはぐるぐる出来るが、首がまわらない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 それっきり、わけのわからない会話は聞こえてこなかったが、これはもうバイトどころの話ではない。自分は死にかけているのかもしれないのだ。あんな幻聴が聴こえてくるのだから、もう相当ヤバいのではないか。ヒトなんて打ち所が悪ければ簡単に死んでしまう弱い生き物なのだ。
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 しかし、しばらくしたら酷い眩暈もおさまってきた。身体の不調は、いつも大げさに考えてしまう。
 
 
 
 


 
 
 
 
 ようやく、半身を起こせるくらい回復して、ひと安心し淹れてきたコーヒーを飲んだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 しかし、ほんとうの悪夢は、これからだったのだ。
 
 
 
 



 
 
 
 
 眼前には樹海が広がっていて、そっち側に行ってしまったなら、もう2度と戻れないだろうと思った。
 
 
 





 
 
 
 と、樹海の入り口あたりのところで、何かが動いた
 
 
 
 
 



 
 
 
 立哨を再開していた自分は、確かにそれを見た。人影のようだった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 そして、それはこちらに近づいてきた。長い髪、スカートを穿いているらしい。しかし、女性とは限らない。というか人類ではないかもしれない。
 
 
 
 
 


 
 
 
 はっきりとソレが見えて顔を確認した時には、ぶっちゃけ気が動転して腰が抜けそうになった。なんとそれは、自分の推しだったからだ。
 
 
 
 
 


 
 
 
 ここで、腰が抜けるなどということになった人はまずいないと思うので、ちょっと説明すると実際自分は、そんな体験があった。それは、恐怖から腰が砕けるような感じになり、自転車が漕げなくなってしまったのである。つまり、歩くのもままならない状態になり、杖代わりに自転車を押していく、そんな恐怖体験だった。
 
 
 
 
 



 
 
 
 
 なので、腰が抜けるという表現は、決して大袈裟でもウソでもない、実際にあることでありヒトは、すさまじい恐怖に襲われると腰が抜けてしまう。
 
 
 
 


 
 
 
 
 そして、推しはニッコリ笑ってこう言った。
 
 
 
 
 
 



 
 
 
「こんにちは。ビッグフットです。こんなところで何してるんですか?」
 
 
 



 
 
 
「えっ!」
 
 
 
 




 
 
 
 それは、こっちの台詞だった。あの白石麻衣がなぜこんな樹海の入り口にいるのか、それに彼女は、その樹海から出てきたのだ。
 
 
 
 
 



 
 
 
「あの、ぼくはバイトでこの朽ちかけたマンションの警備をしているんですが、あの、もしかしてもしかしたら、あの白石麻衣さんですか? そっくりなんですけど」
 
 
 
 
 



 
 
「はい。よく言われます。でも白石麻衣さんではありません。わたし、こう見えてビッグフットですから」
 
 
 
 
 



 
 
 
「はあ。やっぱり。でも、まいやんにクリソツですよ?」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「あーそれは、変身してるからです。あのヒト型爬虫類レプティリアンではありませんが、こうみえてわたくし変身能力に長けているんですよね」
 
 
 




 
 
「変身! つまり、白石麻衣に寄せてるということですか」
 
 
 
 
 

 
 
 
 
「はい、正しくは似せてる、ですね」
 
 
 
 





 
 
「はあ。でもなぜ白石麻衣なんですか?」
 
 
 
 




 
 
「それは、あなたの心を読んだからですよ、推しなんでしょ?」
 
 
 
 
 



 
「なるほど。いや、なんでそんなことがわかるんですか、ぼくの素行調査とかしたんですか?」
 
 
 
 
 
  

 
 
「まさか、あなたの素行調査してどうするんですか? イケメンとか要人でもあるまいし、こういっては失礼ですが、あなたは十把一絡げのどこにでもいるただのモブキャラでしょ、高い調査費出してそんな人の身辺調査なんてするわけないじゃないですか」
 
 
  





  
  
  
「まあ、確かにそうなんですが、そこまで言われると、当たっているだけにちょっとムカつきますね」
 
 
 
 






 
「ホホホ。少しは気骨がありそうですね。他にも何か言いたいことがあるならどうぞ」
 
 
 
  






 
 
「いや、べつになんもありませんよ。あ、ナパームデスっていうバンド知ってますか? CDTVで20分くらいかな、流行りのHIPHOPユニットの特集組んでたんですけど、それぞれの楽曲が短くて、ナパームデスを思い出したんですよね、ま、ただそれだけなんですけど」
 
 
 
   






 
「へー。HIPHOP嫌いなんですか?」
 
 
 
  




 
 
 
「いや、そうじゃなくて、old school好きだし、日本ではtohjiなんかは特に大好きですけどね」
 
 
 



 
 
 
 
 
「音楽、お詳しいようでうれしいです。わたしの知らないバンドとか教えてほしいものです」
 
 
 
 





 
 
 
「それは、いいですけど、いったいここで何をやってるんですか? まさか、撮影か何か?」
 
 
 
  







 
 
「そう、それ! よくわかりましたね、世界ナンチャラ映像とかで、今度UMA特集があって、そこでビッグフットとかイエティが紹介されるんですよね」
 
 
  



 
 
 
 
「あーなるほど。しかし、なぜまた白石麻衣? もしかしてUMA界隈でコスプレ流行ってるとか?」
 
 
 





 
「で、ご相談なんですけど、これからあっちで、パーティーがあるんですけど、どうです一緒に参加しませんか?」
 
 
 




 
 
 
「あー。あっち?」
 
 
  





「はい。あっち」
 
 
  





 
「てか、樹海ですけど? 死霊の盆踊りの季節でもないですよね」
 
 
 
 
 


 
 
 
 
「あはは。おもしろい。ねぇ、一緒にいきましょうよ、絶対楽しいですから」
 
 





 
 
「んー、ていうか、まいやんとならば、一も二もなく行きますけどね。白石麻衣に変身できるビッグフットでしょ?」
 
 
 







 
 
「いやいや。真相はわかりませんよ? ホンモノかもだし」
 
 
  






 
 
「自分からビッグフットって言ってたじゃないですか」
 
 




 
 
 
 
「それはそう。でも今のご時世、人のいうことを鵜呑みにしてたらいけませんよ。警察官を装う詐欺事件も、あたりまえですからね、ほんとうに何を信じていいのやらわからない時代ですから」
 
 




 
 
「たしかに。でもじゃあ、ホンモノなんですか?」
 
 
 




 
 
 
「それは、後のお楽しみということで、いまバラしたら洒落んなんないでしょ」
 
 
 
  




 
「いえ、あの洒落にならなくてもいいんです。ほんとうのところを知りたいだけなので」
 
 
 







 
「わかりました。じゃ、こうしましょう、ゲームやりませんか、で、あなたが負けたら、パーティ参加ということで」
 
 
 







 
 
 
「ははぁ、どうしても参加させたいというわけですか、樹海のパーティとやらに」
 
 
 







 
 
「だって想像しただけで、楽しそうでしょう?」
 
 
 
 
 



 
 
 
 
「魑魅魍魎やらゴブリンやらわんさか集まってくるんでしょう、何のパーティやら」
 
 
 
  




 
 
「さあ、男なんだからぐずぐずしない、やってやろうじゃないのって気概を持って」
 
 
 






 
「なんなんだかなぁ。ま、じゃあ。どんなゲームなんですか」
 
 
 






 
 
「簡単ですよ、ほんとうの事を言ったら即負け、というゲーム」
 
 
 
 




 
 
 
「なるほど。シンプルでいいですね。じゃ、そちらからどうぞ」
 
 
 






 
 
「では。わたしは、本物の白石麻衣です」
 
 
 
 



 
 
 
「えー! はい、終わった。もしかしたなら、まいやんかも知れないという『限りなく透明に近いブルー』的な『限りなく0パーセントに近い麻衣』その確率にかけてたのに、もう真実を知ってしまったこの脱力感、ハンパない」
 
 
 
 
 


 
 
 
 
「あはは。まだまだ。ほんとうの事を言ってはいけないとは言っていませんし、だからといって、ウソをついているとも限りませんよ」
 
 
 
 





 
「え、どういうこと? つまり、ほんとうかどうかは本人しか知らないわけだし、そうなるとそもそもこのゲームは成り立たないってことになりますよね」
 
 
 
 





 
 
「それはそう。ほんとうとウソを見極めるのは実にむずかしいですよね」
 
 
 







 
「じゃあ、半分ウソで半分ほんとうのこと的な事なんですかね」
 
 
 



 
 
 
「さぁ、どうなんでしょう。負けるが勝ちっていうのもありますからね。てか、あなたのターン」
 
 
 
 


 
 
 
「そうか、じゃあ、わたしはデカチンです」
 
 
 
 



 
 
 
「いきなり、下ネタですか」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「すいません、咄嗟に思い付いたのがそのフレーズでした」
 
 
 




 
 
「わかりました、即ち真逆のデカチンではない、つまりあなたは粗チンであるというわけですね」
 
 
 
 


 
 
 
「いや、待って。傷つくなぁ、そこまでは言ってませんから、ただデカチンではないということで、アッ、わかった! つまり、さっきの発言の真逆は、白石麻衣ではないだから、それに倣うとつまりあなたは、齋藤飛鳥さんということですね」
 
 
 





 
 
 
「なんでそうなるかなぁ。アホ丸出しじゃないですか、自分の期待だけに寄せたご都合主義全開ですね」
 
 
 
 
 



 
 
 
「そうなんですか、いまいちルールがよくわからなくて。でもまあ、思考は現実化するといいますからね、いま現在はビッグフットでもぼくが強く思考することにより、白石麻衣になるやもしれないですしね、その可能性を100パーセント否定はできない」
 
 
 
 
 




 
 
「そうかもですね。人は実際、自分が思い描いたとおりのものを手に入れることができるのであり、だから自分の未来は自分で決められる。いわゆる引き寄せの法則なんて聞くと、胡散臭いなと思うのが普通だと思いますが、ある程度誰もが知らず知らずに行っていることですね、例えばアイドルになりたい、或いは政治家になりたい、オリンピックでメダルを取れるほどのアスリートになりたい、これらは普通に考えても実現可能だと思います。いちばん難易度が低いのはむろん政治家で、でも結局は政治屋で終わるのがふつうでしょうが、とにかくそれらの目標達成に向けて日々努力するからこそ実現するわけですから、実は不思議な話やら夢みたいな話ではないわけです」
 
 
 
 
 
 




 
 
 
「あーなるほど。逆な例でいうと、良からぬことを考えていると、そういった良からぬ連中を引き寄せてしまうというわけですか、確かにそう考えると、自分の未来はまさに自分の思考が引き寄せていると言えそうですね。そういえば、アル・ディ・メオラというギタリストがいますが、彼はテクニックをバカにされて、泣きながらギターの練習をしたといいます。死に物狂いでやったんですね。人の可能性は無限です、確かに芸術関係やら数学者やら時として誰もが認める傑出した天才が現われますが、そういった天才は、なんども生まれ変わりながらも同じバイオリンやらピアノやらそのひとつの事をずっとやってきたから、天才的な演奏が可能となるわけなんでしょうね、知らんけど」
 
 
 
 







 
 
 
「なりたいものや、達成したい目標に向け、脇目も振らずそれだけにフォーカスし、努力を積み重ねていけるか否かですね、つまり、ほんとうに好きな事ではないと長くは続きませんから。未来の夢といっても、昨夜観たドラマに影響されて格闘家になりたいとか、アイドルになりたいとかでもいいんですが、少なくとも10年間その情熱を絶やさず燃やし続けられるのか、ですね、なんか変な話になってしまって申し訳ありません」
 
 








 
 
「いや、とんでもないです。自分も将来どうするのかずっと決めかねていて、バイトに明け暮れる日常に埋没し自分を誤魔化し続けていたんですが、とにかくやりたい事を見つけたいと思います。
 あと、このゲームは最初から勝ち負けのゲームではないということですか?」
 
 
 
 







 
 
「そうです。むろん勝ち負けはありますが、それはゲームを楽しむためのものです」
 
 
 






 
 
 
「うーん、なるほど。じゃあ、じゃあ、もうひとつだけいいですか?」
 
 
  







「どうぞ」
 
 
 






 
 
「あの、えーっと。け、結婚とかってありますよね、そのことなんですが、やはり想い続ければ、例えば10年想い続けていられるホンモノの情熱があるならば、その願いは叶うものなんでしょうか」
 
 
 







 
 
 
「やはりそうきましたか。そう言うだろうと思ってました。その未来の花嫁の件は、ちょっと自分の努力ではいかんとし難いのはわかりますよね、相手のいる話ですから。推しを引き寄せる法則は、残念ながらありません。でも、赤い糸で結ばれている同士ならば、話は別ですけどもね笑」
 
 
 
 








 
 
「あー、やっぱりね、それはそうですよね。死ぬほど推しが好きというヲタクで15年とか推してても、その推しがある日突然電撃婚したからといって自殺したというネットニュースは聞いたことありませんからね。基本みなDDだし、よくて他界(ヲタクを卒業)するくらいがオチで」
 
 
 
 





 
 
 
 
「ほんとうにソレ! ヲタクの人たちは危機管理能力に長けてますよね」
 
 
 









 
 
 
「えっ! あの、やっぱりほんとうの白石麻衣さんですよね?」
 
 
 
 










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