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3章 新たな出会い

第6話 泊まった翌日の朝

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6時30分、目覚ましが鳴った。
今日は寝つきが悪かった。
少し、星山さんの事を考えていたから・・・。

まだ、眠い。
けど、今日は学校だ。

起きるか。

扉を開ける。

トントントン。
包丁の音がする。

なんでだ?
久しぶりだなぁ。
この音。
良いなぁ。

まだ、頭が働いていない?
そういえば、星山さんを泊めたんだった。

早いなぁ。

リビングに行く。
「おはよう。眠れた?」
「おはようございます。よく眠れました」
星山さんは良い笑顔。
僕の心も安らぐ。

「敬語はいらないよ。僕には」
「はい」

「朝ごはん作ってくれたの?」
「はい。これくらいしかできないので・・・」
「そんな事ないと思うけど・・・。
 朝ごはん、ありがとう。
 めっちゃ美味しそう」

ご飯とみそ汁。シャケと目玉焼き。
食べに行ったみたい。

「お弁当も作ったんですけど、いかがですか?」
「ありがとう。いろいろ気を使わせてごめんね」

唐揚げ弁当美味しそう。
料理上手だなぁ。

「今日は学校まで送るよ。
 そのあと、僕は駐車場に停めてから学校に行く。
 学校では別々の方が良いと思うから。
 帰りも同じ方法で・・・。
 その後に自宅まで送るね」
「はい。
 ありがとう。
 いろいろご迷惑をかけてごめんなさい」
「本当に気にしないでいいよ。
 連絡先だけ、交換良い?」
「はい」
QRコードで交換した。

学校の裏側まで送る。
僕はサングラスしているので僕とは気がつかないと思う。
制服の上も着てないし。

近くのコインパーキングに駐車して登校した。

クラスでは星山さんが送迎されていた事が少し話題になっていた。
彼氏?→違うよ。
・・・
いろいろみんなに聞かれている。

しまった。
気をつけなきゃ。
星山さんは人気者だから・・・。

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