サヨナラ青春

Zero

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第十八話「社会」

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篠宮先生
 「えっと…」
月川壱成
 「日比野さんと同意見です。教えてください!」
篠宮先生
 「…何もしなかった」
日比野 文佳
 「なんでですか?」
篠宮先生
 「…」
日比野 文佳
 「あんたが手を打ってたら、彼女が傷つくことはなかっただろうし、こんな事件だって起こさなかったはずだろ?…な?」
篠宮先生
 「俺だって防ぎたかった、止めたかった、」
火宮修
 「なら、どうして何も、」
篠宮先生
 「俺にも俺の生活がかかっているんだよ、」
火宮修
 「どういうことですか?」
木島快
 「簡単に言えば保身のため。いじめを隠蔽するほど出世すると言われている現在、いじめを公認してしまえば出世はないと言われてる。」
火宮修
 「…人の命を何だと思ってるんですか?それって自分の生活のために生徒を見殺しにするってことですよね?生徒を救うのが教師の役目なんじゃねぇのかよ!」
月川壱成
 「落ち着け 修、これが社会の構造なんだよ、俺たちがどうこう言える問題じゃねぇんだよ、」
火宮修
 「…俺は、こんなこと許さねぇ。俺は、お前みたいな奴を見るとムシャクシャするんだよ。社会の構造?俺たちが口出しできる問題じゃない?ふざけんな!」
月川壱成
 「なんでそんなに怒ってんだよ」
火宮修
 「…俺の親父は警察官だった。…でも、警察内での不祥事を告発しようとしたらクビになった。親父は、やりがいを失い自殺した。」
月川壱成
 「…そうだったんだ。」
篠宮先生
 「…それは辛かっただろう。でも、その社会に耐えて生きていかないとダメなんだ。」
火宮修
 「…リビールさん。こんなもんで良いでしょうか。」
月川壱成
 「リビール?…まさか!」

教室の扉の前に仁王立ちしていたのは白い仮面を覆い、カメラを持っていた、リビールだった。

リビール
 「バッチリだ!教師側の知られざる闇…バズること間違いなしだ!」

篠宮先生
 「な、なんで?」
火宮修
 「俺がリークしたんですよ、」
篠宮先生
 「何余計なことしてくれてんだよ」
火宮修
 「俺の目的は、この腐った社会を変えることだ」
篠宮先生
 「それは馬鹿がやることだろ!」
火宮修
 「それを馬鹿と言うなら、俺は馬鹿だ。」
リビール
 「…話し終わった?そろそろ本題に入りたいんだけど」
火宮修
 「えぇ、構いませんよ」
篠宮先生
 「リビール、お前さえいなければ俺は」
リビール
 「また人のせい?…自業自得でしょ!」
篠宮先生
 「グッ、」
水城沙耶
 「あ、あの!」
リビール
 「何か?」
水城沙耶
 「一体あなたは、誰なんですか?…なんで、このようなことをしてるんですか?」
リビール
 「そろそろ正体、明かさないといけないか…」

そして彼は、ずっと顔につけていた仮面を取る。

月川壱成
 「…え?」
水城沙耶
 「なんで?」

俺たちは、リビールの正体に困惑した。
まさかの人物だったのだから。
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