青春-4つの物語-

Zero

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第1の物語「高校のナゾ」

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白鷺新一「ったく、あいつらどこに行ったんだよ、」

勝利と宏之が姿を消して以来誰も見ていないらしい。

白鷺新一「ひろゆき!しょうり!どこだー!」
浅村 玲「どうかしたのか?」
白鷺新一「緑谷と青山が消えたんだよ、」
櫻井希美「私たちも探すよ」
加藤 寛「実は俺たちお前らを支持してる」
今川 航「だから協力させて、」
吉川 勇「皆で探した方が効率も良いし」
町村 栞「頼れよ、私らを!」
佐藤愛梨「さぁ、命令ちょうだい!」
浜松美雪「生徒会長さん!」

赤峰健太「おい!新一!」
健太と凌久がこちらに走ってきた
白鷺新一「どうした?」
赤峰健太「勝利が…」
白鷺新一「勝利が?どうかしたのか?見つかったのか?」
赤峰健太「見つかった、でも、死体で、」
白鷺新一「え?」
橙乃凌久「誰かに殺されたらしいんだ」
白鷺新一「…そんな」
橙乃凌久「しかも、容疑者として宏之が浮上してる」
白鷺新一「…え、それって宏之が勝利を殺したってこと?」
橙乃凌久「警察はその可能性が高いって…」
白鷺新一「緑谷を探そう」
浅村 玲「了解!」



-午後11時-
白鷺新一「全然いないじゃん、」
橙乃凌久「…どこに行ったんだよ」

????「キャー!」
近くで悲鳴が聞こえた。そこへ行くと

白鷺新一「どうした?って、、、宏之」
赤峰健太「どうかした?って、ウワァー!」

健太は腰を抜かした
宏之も殺されていたのだ

白鷺新一「…誰が殺したんだよ」



-一方その頃-
金道紗貴「おいおい、なんで、」
銀丘聡史、銅沼流也共に殺されていた

-そして-
永淵遣都「お前ら…」
酒井未来、志摩日向ともに殺されてた

翌日 臨時の集会が行われた
「各生徒会の副会長、書記・会計が殺された…」

白鷺新一「一体どうなってんだ!」
永淵遣都「おい!誰が殺したんだよ!」
金道紗貴「お前ら、騒がしいぞ、」
永淵遣都「まさかお前が殺したんじゃねぇだろうな?」
金道紗貴「は?ふざけるな!俺の大切な仲間が殺されたんだぞ」
白鷺新一「寛貴さん、どうするんですか?」

????「続けろ、何としてでも」
小高寛貴「…5番勝負は続けます。金道紗貴VS白鷺新一VS永淵遣都」

金道紗貴「ったく、わかったよ、」
白鷺新一「おいおい、やんのかよ、」
金道紗貴「お前もはやく準備しろ」
白鷺新一「…わかったよ、」

「新しくルールを追加します点数の2倍を得点とします
満点の場合は2000ポイント!五教科テストよーい始め!」

そのテストは難易度が高い問題の連続だった

「終了」

白鷺新一「…まぁまぁかな」
金道紗貴「…よ、余裕だ、」
永淵遣都「…よし」

-数時間後-

「点数の発表です!まずは2位から!」

「2位は…白鷺新一!300点!よって600ポイント!」
「続いて1位…1位は永淵遣都!満点!よって2000ポイントだ」
「3位は金道紗貴、100点よって200ポイント、」
「そして現在の得点は…」

金道紗貴軍…1200ポイント
永淵遣都軍…1400ポイント
白鷺新一軍…1600ポイント

「これまでにないほぼ互角の勝負だ!この戦い…一体どうなる!」


「最終決戦は支持率争奪戦!」

白鷺新一「争奪戦?」

「今から支持者を奪い合ってもらいます!」

白鷺新一「どうやって?」

「どんな手段を使っても構いません、演説でも賄賂でも」

白鷺新一「…なるほど」

「終了時刻は24時!残り12時間だ!」

白鷺新一「1人で動かなくちゃ、」
浅村 玲「待て、俺も手伝うよ、」
白鷺新一「ありがと、じゃあ1つ頼んで良いか?」
浅村 玲「なんだ?」
白鷺新一「犯人を捜してくれ、」
浅村 玲「うーん、それならもう見つけたよ、」
白鷺新一「え?誰?」
浅村 玲「…僕だよ」
白鷺新一「…え?」
浅村 玲「6人殺しの犯人は…僕なんだ」
白鷺新一「え?嘘だろ?」
浅村 玲「なーんてね、嘘だよ~」
白鷺新一「…」
浅村 玲「え、ごめん、和ませようと思っただけで」
白鷺新一「はやく犯人を捜せ、」
浅村 玲「…わかったよ!」
白鷺新一「頼んだ。玲!」


金道紗貴「皆の共!よく聞け!犯人はあの2人だ!永淵遣都と白鷺新一が殺したんだ!」
佐藤愛梨「何言ってるのこの人…」
町村 栞「信一がそんなことするわけないじゃない!」

「速報です。辰巳学園の生徒が6人殺された事件について容疑者が浮上しました」

赤峰健太「容疑者浮上だって!」
橙乃凌久「これは手がかりだ、」

「容疑者の名前は白鷺新一、同じ学校の1年生で」

赤峰健太「え?新一が?」

加藤 寛「おいおい、嘘だろ?」
吉川 勇「新一が?なんで?」
今川 航「これは、はめられたのか?」

白鷺新一「なんだよこれ、やベェよ」

「白鷺新一を捕まえろ!捕まえた者の軍を勝利とする!」

白鷺新一「とりあえず逃げなきゃ、」

-校門-
白鷺新一「とりあえずここまで逃げりゃあ」

金道紗貴「いたゾー!捕まえロー!」
白鷺新一「やっべ、」

そして地獄の鬼ごっこが始まった。

白鷺新一「なんで俺が追われてるんだ?」
金道紗貴「もっと総力をあげロー!」
永淵遣都「独り占めにはさせないよ」
金道紗貴「く、邪魔だよ!」

BAN(銃声)
金道紗貴、永淵遣都がその場に倒れた
身体から血がたくさん溢れている。

白鷺新一「え?」
浅村 玲「新一!犯人がわかった!」
白鷺新一「誰だ!」
浅村 玲「新一、危ない!」
白鷺新一「え?」

すると玲は新一の方へ飛びつく
BAN(銃声)

白鷺新一「玲!大丈夫か?」

銃弾は玲に命中した

白鷺新一「玲?玲?おい玲!返事しろよ!」
浅村 玲「しん、い、ち、犯人は、、、」
白鷺新一「玲、しっかりしろ!」

しばらくして玲は息を断った。

白鷺新一「誰だ、誰なんだ!」
赤峰健太「犯人はあんただろ?小高寛貴!」
小高寛貴「…証拠は?」
赤峰健太「だったらその膨らんでるポケット見せてみ」
小高寛貴「…負けだ」
白鷺新一「なんで、」
小高寛貴「平和にしたかったから」
白鷺新一「…は?言ってることとやってること矛盾してるだろ!」
小高寛貴「自殺教唆とか10億円とか、止めて欲しかった」
白鷺新一「…ん?」
小高寛貴「僕の兄は自殺したんだよ、この争いで負けて」
白鷺新一「それと6人を殺すことがどう繋がる?」
小高寛貴「6人も殺せば派閥争いを中止すると思った」
白鷺新一「…断れば良かったのに」
小高寛貴「貴様に何がわかる、」
白鷺新一「お前が独断で決めてなかったら誰が決めた?」
小高寛貴「…」
白鷺新一「お前を権力で脅した奴は誰だ?」
小高寛貴「…」
赤峰健太「もう良いじゃん、そんぐらいにしとけ」
白鷺新一「健太~、俺さ勝利の遺体見たいんだけど」
赤峰健太「は?」
白鷺新一「寛貴さん、あんた本当は殺してないんでしょ?」
小高寛貴「…」
白鷺新一「…健太!お前だろ…お前だろ!」
赤峰健太「俺は、お前のために殺したのに…」

鬼瓦賢虎「赤峰、黙れ、」
白鷺新一「先生?」
鬼瓦賢虎「危険な目に遭わせてすまない、」
白鷺新一「せんせい、」

新一は鬼瓦に抱きつき泣いた。

鬼瓦賢虎「辰巳学園の皆さん、色々と巻き込んでしまいすまない」
金道紗貴「…ほんとだよ、」
永淵遣都「全くだ、」
鬼瓦賢虎「これからは金道紗貴と永淵遣都でこの学校を良くしていってくれ」
金道紗貴「はい!」
永淵遣都「はい!」

そしてその世界は消えた…

-神陵高校-
白鷺新一「…先生、ありがとうございました」
鬼瓦賢虎「何を言っている。お前らにはまだたくさんの課題がある」
橙乃凌久「勝利と宏之は殺されて、健太は捕まった」
白鷺新一「それに黒羽たちはどこにいるんですか?」
鬼瓦賢虎「お前らは一旦待機だ、俺は彼らを見に行く」
白鷺新一「黒羽たちがどこにいるか知ってるんですか?」
鬼瓦賢虎「あいつらは、、、」

第2章完結
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