【完結】筋力も体力もない小太り用ダイエット(【係数】逆算法)

まみ夜

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鍵は「耳ざわりの良い罠」

「ダイエット中でも筋トレすれば筋肉が鍛えられ代謝(消費)が大きくなり太りにくくなる」ができないのは、原始時代が鍵

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アナタは、人間でしょうか?
いや、誤解しないで。
もうちょっと詳しく聞けば、ホモ・サピエンス・サピエンスでしょうか?
面倒くさいので、とりあえず人類と呼んでしまうけど、人類発祥から、肥満になれるようになったのは、ここ最近です。
そのため、身体は基本的に、痩せることができにくい。
なぜなら、簡単に痩せたら、餓死してしまう、と脳も身体も思っているから。
まだ、脳も身体も、遥かに長かった「餓死と隣り合わせの原始時代に適応したまま」なのです。

単純に書けば、ダイエットをすれば、身体は餓死を防ぐために、活動(代謝)を低下させます。
エネルギーを大量に消費するのは、脳と筋肉だけど、脳の活動低下は死活問題(と敵の直中にいると思っている原始時代対応脳)なので、使っていない筋肉を削ります。
もちろん、逃走や戦闘のために(と原始時代対応脳は思って)使っている筋肉は、なるべく残そうとするけど、太くしてカロリー消費を増やす余裕はありません。

いやいや、「ダイエット中でも、スクワットや腹筋の回数増えてるよ」と主張されるかもしれないけど、それは以下のどれかでしょう。
・マイナスカロリーでないので筋肉が鍛えられた(痩せてはいない)
・体重(自重)が減ったので回数が増やせた
・学習効果で筋肉の無意識のブレーキが緩み、動きに無駄がなくなった
・慣れて楽な(より効かない)フォームになった
・極一部の超初心者で、体重が減りながらも筋肉が鍛えられた

ダイエット中、脳は餓死を避けるために、食物を求めるので、空腹を感じ。
身体は栄養の「蓄積」を求めるので、食べれば、ダイエット前よりも体重が増加しやすくなっています。

これは最近、注目されている「ダイエット(低栄養性)脂肪肝」の原因でもあります。
隠れ肥満の一種で、食事制限による飢餓状態で「蓄積」モードになったところに、一時的な過食(我慢でなくて食べちゃった。たまにはいいよね。チートってことにしよ)で肝臓に脂肪が蓄積。
運動をしないことで、この肝臓の脂肪が消費されず、食事制限と過食の繰り返しにより進行していく症状です。
それほどアルコールを飲まないのに肝機能に異常、となったら、この可能性があります。
(断食とチートは最悪の組み合わせ)

脂肪肝は、インスリンが効きにくくなる「インスリン抵抗性」の原因とも言われ、これが進行すれば二型糖尿病。
脂肪肝そのものが悪化すれば、肝硬変や肝臓がんとなります。

話は飛ぶけど、「基礎代謝」の計算方法をご存知でしょうか?
いろいろ、と計算式はあるけど、性別、年齢、身長、「体重」から導くことができる。
これの意味は?
基礎代謝には「体重」、そう「脂肪」も寄与する。
筋肉1kgで13kカロリー、脂肪1kgで4.5kカロリーの基礎代謝量、と言われている。
つまり、脂肪が減っても、基礎代謝は減るのです。
体重を減らすダイエットで、どうやったら基礎代謝が大きくなる、というのでしょうか。

ぜひ、「ダイエット中でも、筋トレすれば、筋肉が鍛えらえる」と主張するダイエット専門家にお金を払って教えてもらっているのでしたら、「ボディビルダーに増量期は必要ないのでは?」と質問してみてください。
増量期とは、「摂取カロリー>消費カロリー」にして、筋肉を肥大させる時期を言います。
この後、高強度の筋トレで筋肉を維持しながら「摂取カロリー<消費カロリー」にする減量期で、脂肪を削ぎ落とします。
効率がどうの、と言い出すでしょうが、ダイエット中でも「体重(脂肪)が減りつつ筋肉を増やせる」なら、増量期を行なわなくても、「減量期」を継続し続ければ、筋肉は増え、脂肪は削れ、去年よりも良い体形になるはずです。
なぜ、そうしないのでしょう?
もちろん、体重を減らしながら、筋肉を増やすことができないからです。

食べなければ、(原始時代対応脳が命令して)代謝が下がり、消費カロリーが少なくなるので、運動しなければ痩せない。
食べなければ、筋肉は減るし、筋トレしても太くならない。
食べなければ、筋トレしようがしまいが、その後、食べた分だけ太りリバウンド。

さて、「ダイエット中でも筋トレすれば筋肉が鍛えられ代謝(消費)が大きくなり太りにくくなる」のは「無理だ」とわかりました?
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