レベルアップがない異世界で転生特典のレベルアップしたら魔王として追われケモ耳娘たちとひっそりスローライフ。けど国を興すか悩み中

まみ夜

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魔王戦編(仮

紋刻魔法r1(仮

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 数日後、ダンジョン入口では、「切断」化した武器、「強靭」化した無地ビブス(前世のサッカーやバスケットなど紅白戦で着る背番号が書かれた被るタイプの上着。ファンタジー的にはサーコートか)・盾カバー。
 これら「紋刻魔法」装備を無料で貸し出し始めた。
 武器は、とりあえず剣・両手剣・槍を用意し、他にも要望があれば、対応する予定だ。
 そして、刀身や柄に「紋」が刻まれた武器は、前世でいう中二病心を刺激するのか、とてもとても好評だった。
 余談だが、「人」の間で意味のない文様を刻んだ武器が大流行し、これにキラとサクラが早速乗って、「紋」風ガラTシャツなどが、バカ売れした。
 ただ、これによって、こっそりと「紋刻魔法」装備と同じ「紋」を自分の武器に刻んでも、効果がないことも知れ渡った。
 「魔道具」ライターと同じ「紋」を剣に刻んでバーニング・ソードにしようという試みも当然、失敗に終わった。
 防具は、体型に合わせて用意するのが大変で、盾は武器に比べて保管場所に困るので、「紋」を焼き印した布を被せることにした。
 自分の武器が使えないことの反発や扱いへ不安もあったが、そもそも「切断」化されていることで、切れ味がまったく違う。
 だから、仮に自分の武器を「紋刻魔法」で「切断」化しても、使い勝手が異なる別物になってしまうことを説明し、慣れてもらうしかないことを体感、納得してもらった。
 それもあり、貸出武器は、希望があれば自分専用で借りられるキープ制となった。
 これらは、ダンジョンから戻ったら、その都度、返却してもらう。
 このため、前世でいう図書館のような貸出カードをつくった。
 今までは、管理を嫌う「人型の魔物」もいたので、ダンジョンへの出入りは、規制も記録もしていなかった。
 あくまで、自己責任で魔石で稼ぐ場の提供のみだった。
 それは、そのままなのだが、「紋刻魔法」装備を借りれば、リスト化されることになる。
 もちろん、これを嫌う「人型の魔物」は、ダンジョンを離れるかもしれない。
 そのまま去るか、修練をして己の腕だけで、再び強敵に対峙するかは、わからないが。
 そして、盗難防止を目的に「紋刻魔法」は、使用期間を一ケ月間に限定している、と公言していた。
 期限がきたら、「紋」を追加し、延長する予定だとも。
 「紋刻魔法」は、コンミョウらが復活させた手法なので、限られた者しか理解していない。
 もし、「人」勢力に奪われても、使い続けることができない。
 「紋刻魔法」は、魔素を注がないと発動しないため、そもそも「人」には使えない。
 しかし、ヤヌス教団崩れの武装傭兵集団は、「人型の魔物」部隊を抱えている。
 かつてのグロンがそうだったように、仲間であるはずの「人型の魔物」を陥れるための連中だ。
 教団でも秘密だったのか、正式名称はなかったみたいだが、「獣崩れ」と自称していたようだ。
 自嘲が酷い。
 彼らは、教団が崩壊し、魔石販売が開始され、「人」との共存が見えてきても、「獣崩れ」に残った。
 未だに脅され、強制されているのか、自分の意思でかは、わからない。
 だが、現実問題として、「人型の魔物」に敵対する「人型の魔物」も存在している訳だ。
 まあ、「人」だって一枚岩ではないのだ。
 「人型の魔物」がマイノリティーであることだけを理由に一致団結するはずもないので、警戒するに越したことはない。
 マイノリティーは、マイノリティーであるがために、より細分化するのは、前世でも覚えがある。
 この政策で、攻撃力・防御力が上がったパーティーは、地下六階でも闘えるようになり、魔石の生産量も戻りつつあった。
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