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12:寄り道
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「怪しいでしょ?」
「どうしてか、聞いたの?」
彩香は、ふむふむと頷く。
「それが、はっきり言わないらしいのよ」
「あやしー」
「近所で、痴漢が出たとか、ストーカーかホームレスがゴミを漁っていったとか、物騒だから、気にしちゃって」
気にしちゃってじゃなくて、もっと厳しく理由聞こうよ!
「でも、それって、やってるとしたら、夜にでしょ?」
「だから、誤魔化すためとか、昼は覗きとか、って思ってるらしいよ」
ええー、もう完璧に疑ってるじゃない、彼氏なのに。
「お待たせしました。切り干し大根のサラダ、バジルドレッシング味です」
ローテーブルに、サラダが置かれた。
切り干し大根をドレッシングで戻したサラダだ。
食物繊維がタップリで、歯ごたえがあってよく噛むから、女性にお勧めの料理だ。
「どうぞ、ごゆっくり」
立ち上がったパパに、彩香が、声をかけた。
「この話、どう思います? バーテンダーさん」
ちょ、おま、ナニしてくれてるの!?
慌てる私に気づかないように、パパは、小首を傾げて、少し考えた後、
「思うに、歩くと危険だからではないでしょうか?」
「どうしてか、聞いたの?」
彩香は、ふむふむと頷く。
「それが、はっきり言わないらしいのよ」
「あやしー」
「近所で、痴漢が出たとか、ストーカーかホームレスがゴミを漁っていったとか、物騒だから、気にしちゃって」
気にしちゃってじゃなくて、もっと厳しく理由聞こうよ!
「でも、それって、やってるとしたら、夜にでしょ?」
「だから、誤魔化すためとか、昼は覗きとか、って思ってるらしいよ」
ええー、もう完璧に疑ってるじゃない、彼氏なのに。
「お待たせしました。切り干し大根のサラダ、バジルドレッシング味です」
ローテーブルに、サラダが置かれた。
切り干し大根をドレッシングで戻したサラダだ。
食物繊維がタップリで、歯ごたえがあってよく噛むから、女性にお勧めの料理だ。
「どうぞ、ごゆっくり」
立ち上がったパパに、彩香が、声をかけた。
「この話、どう思います? バーテンダーさん」
ちょ、おま、ナニしてくれてるの!?
慌てる私に気づかないように、パパは、小首を傾げて、少し考えた後、
「思うに、歩くと危険だからではないでしょうか?」
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