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番外編:写真
料理中の写真
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その当時、私はパリのモンマルトルの高級レストランで料理人をやっていた。
まだまだ見習いの見習いで、ようやく皿洗いから下拵えに昇格し、店でパーティーをやる某有名鞄製造会社の役員たちに、小奇麗な料理を出すのを夢みていた。
そんな野望に満ち溢れていた時期、オーナーシェフが交通事故に合った。
命に別状はなかったが、腕の骨を折る重傷で、しばらく包丁は持てなくなった。
もちろん、副料理長が代わりに料理をすればいいし、それだけの腕前はあった。
ただ、野心の持ち主でもあったので、こんなタイミングで独立するとか言い出し、ゴタゴタから結局一週間、店は休業となった。
突然、ぽっかりと空いたお休みに、私は茫然としてしまっていた。
今までの休日は、疲れ果てて泥のように眠るだけだったが、二日で寝るのには飽きた。
少額だったが、特別ボーナスも出たので、出かけることにした。
口さがない同僚は、店からの手切れ金だ、とか言っていたけど、心配しても仕方がない。
シェフが元気になれば、副料理長が独立しても、かえって出世のチャンスだ、と思おう。
焼き栗を買って、街を歩く。
早朝から深夜まで店で働いていたので、こんな時間は、久しぶりだ。
今後の参考に、どこかで綺麗な料理を食べよう。
ぐー、と腹の鳴る音がした。
健康な胃袋は、とっくに焼き栗を消化したらしい。
「お前、腹減ってないか?」
日本語で話しかけられた。
よくあることだ。
父親が日本人だったため、私も日本人っぽく見える顔立ちをしている。
フランス生まれのフランス育ちだというのに、日本人女の一人旅、と勘違いしたナンパが絶えないのだ。
特に、深夜の店からの帰りに声をかけられたときは、夜の商売をする女みたいに、扱われた。
それがなくても、ハーフのせいで受けた陰湿なイジメへの恨み辛みで、この顔も日本も日本人も大嫌いだった。
煩くつきまとってきたら、急所に蹴りの一つも入れてやろう、と振り返る、と男が立っていた。
自分の父、いや祖父と言ってもいいくらいの年なのだが、なんというかこう、カッコよかった。
ぐー、と腹の鳴る音がした。
それは、自分のお腹で、その男の音でもあった。
私は、嫌いなはず日本人にコックリ、と頷いた。
「美味いモノ食わせてやる」というのでついていけば、第一印象は、「汚い店」。
第二は、「パリでドイツ料理かよ」だ。
しかも、まだ開店時間ではなさそうで、薄暗い。
如何わしいことを考えているのでは、と今更、警戒心が頭を擡げる。
しかし、男は一人で店に入り、皿を持って戻ってきた。
その上には、黒くて薄いパンらしきものと、ソーセージに、小瓶。
お世辞にも、「綺麗で素敵ね」という内容ではない。
その上、湯気も見えないから、温かいかも疑問だ。
残飯といっては食べ物に失礼だが、残念すぎる賄いの残り、ぐらい言っても、許されるだろうか。
男は、パンのようなものにソーセージを乗せ、小瓶の中身をトローリ、とかけると差し出してきた。
「ほら、食え」
「ソーセージ丸ごと?」
「ソーセージはな、齧りつくのが一番なんだよ」
言いつつ、自分の分を齧りだす日本人。
人が食べているのを見る、とお腹がまた鳴りそうだったので、受け取った。
でも、その冷たさに、少し躊躇して、でもパンを畳んで齧りついた。
酸っぱいパンとソーセージ、そして、
「蜂蜜?」
強い甘味が、香辛料と塩気の強いソーセージの旨味を蹴り上げる。
夢中で、また齧りつく。
男は、ニヤリと笑いながら、魔法のように取り出したビール瓶の栓を指で抜いて、渡してきた。
片手を空けて掴み、瓶から、直接呑む。
香辛料が、塩気が、甘味が、苦味で押し流され、余韻だけが残る。
「美味しい・・・」
あっという間に、両手の中が、空になってしまった。
それに気がついた私の顔が、あまりに情けなかったのだろうか、男は大爆笑しながら、再び店へと入っていった。
ビール瓶片手に開くかどうかもわからない店の前で、私は男に、ハーフであることや、いなくなった父親、料理をやりたいこと、などなど勢いで話していた。
私は酔っぱらっているんだ、気にしない。
男が、すごく不思議そうに聞いてきた。
「なんで、料理したいんだ?」
そんなわかりきったことを。
私は、自分の料理論をぶち上げた。
男は、更に不思議そうに聞いてきた。
「なんで、料理を『食わせたい』じゃないんだ?」
そんなわかりきったことを。
私は、口籠った。
食べさせたい?
「金持ちの度肝を抜くような綺麗な料理をつくりたい、って何回も言ってるが、食わせたいとか。食った相手がどうなってほしいとか、言わないんだな」
料理を食べさせたい?
「まるで、お前にとっての料理って、成り上がりの武器みたいなもんなんだな」
私の料理を見て、私を讃えればいい。
私の料理を食べて、お金を払えばいい。
私の料理は、何?
誰のため?
ビールを飲み干し、空瓶を男に押し付け、私は、
「帰る」
礼も言わずに、後ろを向いて歩き出した。
男は、追っても、声をかけてもこなかった。
ふらふら、と街を歩きながら、料理が自分にとって何なのか。
どうして、料理をつくりたいのか、ふわふわする頭で考えた。
どうしてなんだろう?
「ミラ?」
声をかけてきた相手は、「元」になるかもしれない副料理長だった。
出会ったのは偶然ではなく、私の部屋を訪ねてきたのだそうだ。
帰巣本能で、ふらふらしていたつもりでも、間もなく帰り着く場所まで戻ってきていたのだ。
話がある、と連れてこられた先は、臨時ボーナスで行こう、と思っていた店だった。
彼は、自分の才能を根拠に、独立する自分についてくれば、いかに有利かを力説していた。
酔った頭でも、冷静に分析する。
オーナーシェフが、いつ復帰するかわからない店、しかし昇進のチャンスでもある。
前菜の皿が置かれた。
「綺麗で素敵ね」と言いたくなる一皿だ。
前祝いだ、と自分についてくることを疑わない様子だが、料理に罪はない。
早速いただく。
なんだろう、美味しくない。
綺麗だ。
見て見て、と咲き誇る花のように綺麗だ。
でも、美味しくなかった。
酔っているからだろうか。
とても、とても小さな、卵の殻を噛んでしまった。
不快な感触。
そこから連想される、甘いスクランブルエッグに塗れたパン。
人生初の調理、寝込んだ母親につくったフレンチトーストだ。
どうして、料理したのだろう?
どうして、あんな失敗作が、美味しかったのだろう?
いや、美味しかったはずがない。
どうして、あんな失敗作が、母親を笑顔にしたのだろう?
いや、笑顔だったはずがない。
小奇麗な店内を見渡す。
聞こえてくる商談らしき話、表面はニコやかでも内心の知れない列席者たち。
自分で金を支払わない、自分が食べたいと望んだわけでもないのに出されてくる料理。
でも、料理に罪はないのだ。
罪があるとすれば、
「ご馳走様です。帰ります」
前菜の皿を平らげ、今度は礼を言って、立ち上がった。
副料理長は、あっけにとられたのか、追ってこない、と油断したら、店から出て捕まった。
強く腕を掴んで、勧誘だか脅しだかわらかない言葉を垂れ流す。
どこかに挟まったままの卵の殻。
「私は、」
いなくなった父親、それを受け入れた母親。
ハーフだからって馬鹿にされたくない、認められたい。
「私の料理は、」
褒められたい、でも誰に、どうやって?
決まってる、料理を食べて笑顔になってくれた人にだ!
「食いたいって言ってくれる人に食わせたいんだ!」
「ねえ、お腹減ってない?」
私は、自分の店で手作りソーセージを出したい、とかいう馬鹿への初授業を終え、聞いた。
ソーセージなんぞ、いくらでも安くて美味しいのが買える、というのに、馬鹿だ。
私のソーセージと比べて、落ち込んで、馬鹿だ。
マスタードを何種類か出したら、驚いて、素直に悩んで、馬鹿だ。
本当に、馬鹿だ。
まるで、あの時の自分だ。
だから、ドイツで師匠が、陶器のジョッキ片手に言った言葉を呟いてみる。
「修行の道は、長くて険しいぞ、我が弟子よ」
「あれ? この写真って、オジサンが撮ったんですか?」
今とほとんど見た目が変わらないソーセージの師匠が、外国人男性の股間を蹴り上げている、本当は何歳なのか聞くのが怖いような気がする写真を見て、アニキに聞いた。
「はい。裏には『馬鹿を料理中』としか書いてなくて、どうしていつどこで撮ったのか、わからないのですが」
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番外編の解説(作者の気まぐれ自己満足と忘備録的な)
いかにも番外編な、こいつ誰だよ、なお話、第肆弾。
「写真」は、登場人物の「過去・出会い」に焦点を当てた番外編で(以下略)
本編でのブレない大人、ソーセージの師匠が、いつどうやって「大人」になったのか、的なお話です。
また、「春のお菓子」でのパリにいた理由も明かされます。
あと、ビール呑み怪獣誕生秘話でもあります(違わない、のか?)。
ちなみに本編の時代でも、彼女は、ソーセージ男が誰か知らない設定です。
(どうせ実は、って後付け設定で、変わるんでしょ?)
日本男性とフランス女性のハーフですから、名前は当然決まっていたのですが、料理人設定だと某レミパンの人を連想してしまうので、泣く泣く名前を変えました。
次は、骨折かブロンクスか、ダイヤ鉱山を燃やすかですね。
フライドチキンか、製薬会社って手も。
(意味不明だろうけど、ゴーショーグンだぜ、ついてこいよベイベー)
まあ、そもそも続くかどうかがわからないのが、番外編の醍醐味ですよね?
また、機会がありましたら、このお店にお付き合いくださいませ。
(もう、違うお店ってつっこむのも疲れたよぱとらっしゅ)
(ラスカルの方が生々しくて泣けたよね?)
(成獣になると狂暴になるから頃合いとかいうなよお!)
(カルピスのアイスコーヒーが美味しかったのにもうないのかな?)
(小学生のとき太った原因だろ、検索するのやめとけ)
まみ夜
まだまだ見習いの見習いで、ようやく皿洗いから下拵えに昇格し、店でパーティーをやる某有名鞄製造会社の役員たちに、小奇麗な料理を出すのを夢みていた。
そんな野望に満ち溢れていた時期、オーナーシェフが交通事故に合った。
命に別状はなかったが、腕の骨を折る重傷で、しばらく包丁は持てなくなった。
もちろん、副料理長が代わりに料理をすればいいし、それだけの腕前はあった。
ただ、野心の持ち主でもあったので、こんなタイミングで独立するとか言い出し、ゴタゴタから結局一週間、店は休業となった。
突然、ぽっかりと空いたお休みに、私は茫然としてしまっていた。
今までの休日は、疲れ果てて泥のように眠るだけだったが、二日で寝るのには飽きた。
少額だったが、特別ボーナスも出たので、出かけることにした。
口さがない同僚は、店からの手切れ金だ、とか言っていたけど、心配しても仕方がない。
シェフが元気になれば、副料理長が独立しても、かえって出世のチャンスだ、と思おう。
焼き栗を買って、街を歩く。
早朝から深夜まで店で働いていたので、こんな時間は、久しぶりだ。
今後の参考に、どこかで綺麗な料理を食べよう。
ぐー、と腹の鳴る音がした。
健康な胃袋は、とっくに焼き栗を消化したらしい。
「お前、腹減ってないか?」
日本語で話しかけられた。
よくあることだ。
父親が日本人だったため、私も日本人っぽく見える顔立ちをしている。
フランス生まれのフランス育ちだというのに、日本人女の一人旅、と勘違いしたナンパが絶えないのだ。
特に、深夜の店からの帰りに声をかけられたときは、夜の商売をする女みたいに、扱われた。
それがなくても、ハーフのせいで受けた陰湿なイジメへの恨み辛みで、この顔も日本も日本人も大嫌いだった。
煩くつきまとってきたら、急所に蹴りの一つも入れてやろう、と振り返る、と男が立っていた。
自分の父、いや祖父と言ってもいいくらいの年なのだが、なんというかこう、カッコよかった。
ぐー、と腹の鳴る音がした。
それは、自分のお腹で、その男の音でもあった。
私は、嫌いなはず日本人にコックリ、と頷いた。
「美味いモノ食わせてやる」というのでついていけば、第一印象は、「汚い店」。
第二は、「パリでドイツ料理かよ」だ。
しかも、まだ開店時間ではなさそうで、薄暗い。
如何わしいことを考えているのでは、と今更、警戒心が頭を擡げる。
しかし、男は一人で店に入り、皿を持って戻ってきた。
その上には、黒くて薄いパンらしきものと、ソーセージに、小瓶。
お世辞にも、「綺麗で素敵ね」という内容ではない。
その上、湯気も見えないから、温かいかも疑問だ。
残飯といっては食べ物に失礼だが、残念すぎる賄いの残り、ぐらい言っても、許されるだろうか。
男は、パンのようなものにソーセージを乗せ、小瓶の中身をトローリ、とかけると差し出してきた。
「ほら、食え」
「ソーセージ丸ごと?」
「ソーセージはな、齧りつくのが一番なんだよ」
言いつつ、自分の分を齧りだす日本人。
人が食べているのを見る、とお腹がまた鳴りそうだったので、受け取った。
でも、その冷たさに、少し躊躇して、でもパンを畳んで齧りついた。
酸っぱいパンとソーセージ、そして、
「蜂蜜?」
強い甘味が、香辛料と塩気の強いソーセージの旨味を蹴り上げる。
夢中で、また齧りつく。
男は、ニヤリと笑いながら、魔法のように取り出したビール瓶の栓を指で抜いて、渡してきた。
片手を空けて掴み、瓶から、直接呑む。
香辛料が、塩気が、甘味が、苦味で押し流され、余韻だけが残る。
「美味しい・・・」
あっという間に、両手の中が、空になってしまった。
それに気がついた私の顔が、あまりに情けなかったのだろうか、男は大爆笑しながら、再び店へと入っていった。
ビール瓶片手に開くかどうかもわからない店の前で、私は男に、ハーフであることや、いなくなった父親、料理をやりたいこと、などなど勢いで話していた。
私は酔っぱらっているんだ、気にしない。
男が、すごく不思議そうに聞いてきた。
「なんで、料理したいんだ?」
そんなわかりきったことを。
私は、自分の料理論をぶち上げた。
男は、更に不思議そうに聞いてきた。
「なんで、料理を『食わせたい』じゃないんだ?」
そんなわかりきったことを。
私は、口籠った。
食べさせたい?
「金持ちの度肝を抜くような綺麗な料理をつくりたい、って何回も言ってるが、食わせたいとか。食った相手がどうなってほしいとか、言わないんだな」
料理を食べさせたい?
「まるで、お前にとっての料理って、成り上がりの武器みたいなもんなんだな」
私の料理を見て、私を讃えればいい。
私の料理を食べて、お金を払えばいい。
私の料理は、何?
誰のため?
ビールを飲み干し、空瓶を男に押し付け、私は、
「帰る」
礼も言わずに、後ろを向いて歩き出した。
男は、追っても、声をかけてもこなかった。
ふらふら、と街を歩きながら、料理が自分にとって何なのか。
どうして、料理をつくりたいのか、ふわふわする頭で考えた。
どうしてなんだろう?
「ミラ?」
声をかけてきた相手は、「元」になるかもしれない副料理長だった。
出会ったのは偶然ではなく、私の部屋を訪ねてきたのだそうだ。
帰巣本能で、ふらふらしていたつもりでも、間もなく帰り着く場所まで戻ってきていたのだ。
話がある、と連れてこられた先は、臨時ボーナスで行こう、と思っていた店だった。
彼は、自分の才能を根拠に、独立する自分についてくれば、いかに有利かを力説していた。
酔った頭でも、冷静に分析する。
オーナーシェフが、いつ復帰するかわからない店、しかし昇進のチャンスでもある。
前菜の皿が置かれた。
「綺麗で素敵ね」と言いたくなる一皿だ。
前祝いだ、と自分についてくることを疑わない様子だが、料理に罪はない。
早速いただく。
なんだろう、美味しくない。
綺麗だ。
見て見て、と咲き誇る花のように綺麗だ。
でも、美味しくなかった。
酔っているからだろうか。
とても、とても小さな、卵の殻を噛んでしまった。
不快な感触。
そこから連想される、甘いスクランブルエッグに塗れたパン。
人生初の調理、寝込んだ母親につくったフレンチトーストだ。
どうして、料理したのだろう?
どうして、あんな失敗作が、美味しかったのだろう?
いや、美味しかったはずがない。
どうして、あんな失敗作が、母親を笑顔にしたのだろう?
いや、笑顔だったはずがない。
小奇麗な店内を見渡す。
聞こえてくる商談らしき話、表面はニコやかでも内心の知れない列席者たち。
自分で金を支払わない、自分が食べたいと望んだわけでもないのに出されてくる料理。
でも、料理に罪はないのだ。
罪があるとすれば、
「ご馳走様です。帰ります」
前菜の皿を平らげ、今度は礼を言って、立ち上がった。
副料理長は、あっけにとられたのか、追ってこない、と油断したら、店から出て捕まった。
強く腕を掴んで、勧誘だか脅しだかわらかない言葉を垂れ流す。
どこかに挟まったままの卵の殻。
「私は、」
いなくなった父親、それを受け入れた母親。
ハーフだからって馬鹿にされたくない、認められたい。
「私の料理は、」
褒められたい、でも誰に、どうやって?
決まってる、料理を食べて笑顔になってくれた人にだ!
「食いたいって言ってくれる人に食わせたいんだ!」
「ねえ、お腹減ってない?」
私は、自分の店で手作りソーセージを出したい、とかいう馬鹿への初授業を終え、聞いた。
ソーセージなんぞ、いくらでも安くて美味しいのが買える、というのに、馬鹿だ。
私のソーセージと比べて、落ち込んで、馬鹿だ。
マスタードを何種類か出したら、驚いて、素直に悩んで、馬鹿だ。
本当に、馬鹿だ。
まるで、あの時の自分だ。
だから、ドイツで師匠が、陶器のジョッキ片手に言った言葉を呟いてみる。
「修行の道は、長くて険しいぞ、我が弟子よ」
「あれ? この写真って、オジサンが撮ったんですか?」
今とほとんど見た目が変わらないソーセージの師匠が、外国人男性の股間を蹴り上げている、本当は何歳なのか聞くのが怖いような気がする写真を見て、アニキに聞いた。
「はい。裏には『馬鹿を料理中』としか書いてなくて、どうしていつどこで撮ったのか、わからないのですが」
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番外編の解説(作者の気まぐれ自己満足と忘備録的な)
いかにも番外編な、こいつ誰だよ、なお話、第肆弾。
「写真」は、登場人物の「過去・出会い」に焦点を当てた番外編で(以下略)
本編でのブレない大人、ソーセージの師匠が、いつどうやって「大人」になったのか、的なお話です。
また、「春のお菓子」でのパリにいた理由も明かされます。
あと、ビール呑み怪獣誕生秘話でもあります(違わない、のか?)。
ちなみに本編の時代でも、彼女は、ソーセージ男が誰か知らない設定です。
(どうせ実は、って後付け設定で、変わるんでしょ?)
日本男性とフランス女性のハーフですから、名前は当然決まっていたのですが、料理人設定だと某レミパンの人を連想してしまうので、泣く泣く名前を変えました。
次は、骨折かブロンクスか、ダイヤ鉱山を燃やすかですね。
フライドチキンか、製薬会社って手も。
(意味不明だろうけど、ゴーショーグンだぜ、ついてこいよベイベー)
まあ、そもそも続くかどうかがわからないのが、番外編の醍醐味ですよね?
また、機会がありましたら、このお店にお付き合いくださいませ。
(もう、違うお店ってつっこむのも疲れたよぱとらっしゅ)
(ラスカルの方が生々しくて泣けたよね?)
(成獣になると狂暴になるから頃合いとかいうなよお!)
(カルピスのアイスコーヒーが美味しかったのにもうないのかな?)
(小学生のとき太った原因だろ、検索するのやめとけ)
まみ夜
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