異世界で神様になってたらしい私のズボラライフ

トール

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ズボラライフ2 ~新章~

133.いざ、フォルプロームへ

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「何でロードとカルロさんとレンメイさんが着いて来てるの!?」

装備を一新するというトモコに、装備一式を作らされ、それを見たショコラも自分も欲しいと言い出して、結局二人分の装備を作った私は、やっと、いざフォルプロームへ! と勇んだのだが、何故かパーティーに師団長達の姿があったのだ。

「俺ぁ休みだからな」
「嘘おっしゃい! あ、因みに私は師団長として魔物の生態調査に参りました」
「私も魔物の調査だよ。どれほどの強さなのか確認しておく必要があるからね」

いや、ルマンド王国の要が一気に他国へ行って大丈夫なの!?

「ミヤビ殿でしたら、一瞬で移動出来ると伺いましたので、問題はありません」
「今日の予定は、師団長会議としたからね。大丈夫だよ」
「はぁ、そうですか……。まぁ王宮で何かあれば分かるようにしておきますので、あまり無茶はしないで下さいね」

まぁ良いかと、今度はショコラとトモコを見る。
すると、新しい装備……というか色々付与した服なのだが、それを二人で見せあってキャッキャとしていた。これから買い物に行く女子中学生か!

「私のホワイトローズは可愛らしいですね」

あんたまだホワイトローズって言ってたんかい! と心の中でツッコミながらレンメイさんを凝視してしまった。

「レンメイ、君のホワイトローズじゃないだろう」

おおぅっ 何か火花が散っている!!
でもトモコは気にせずショコラとキャッキャしてるよ。

「何だありゃ……。随分えげつねぇ装備だな」

二人の装備を鑑定したのか、ロードが顔を引きつらせながら私を見た。

「だって二人が装備一式が欲しいって言うから」
「オメェは二人に甘すぎんだよ。何だあのやべぇ服は」


名前: 井ノ上 知子
年齢: 4歳(前世38歳)
種族: 神族(人族の神)
LV: 55

HP:100(MAX ※神によって限界値は異なる)

MP(GP): 100(MAX ※神によって限界値は異なる)

装備: 神王の創った服(効果: 防御力∞、全ての攻撃を跳ね返す)

神王の創ったローブ(効果: 神力向上【一時的に限界値を突破します】、状態異常無効、体力向上)

 神王の作ったブーツ(効果: 脚力向上∞【オン、オフ可能】)

スキル: 自由奔放
         暴走
         魅了
   貧乳の怒り
         異世界の知識
         人族の管理  etc.


トモコのステータスはこうなっているので、ロードも引いているのだろう。
勿論ショコラの装備もトモコと同じだ。

「一応レンメイさんとカルロさんには、攻撃を弾く結界を張っておいたけど、無茶はさせたらダメだよ」
「俺のつがいが優しすぎて惚れ直したっ」

ぎゅうぎゅう抱きしめてくるけど、皆の前だし少し離れてもらいたい。

「有り難い言葉なんだけどね、これから魔物を倒しに行くんだから、気を引き締めてね」
「おう。オメェこそ大丈夫なのか?」
「え? 何が??」

私を傷付けられる者など、この世に居ないと一番分かっているのはロードだろうに、何を心配してるんだろうか?

「いや、だってよぉ……魔物って、虫型だろ?」
「はい? 虫型魔物なんて負のエネルギーが溢れ出る程ないと出てこないよ?」

勿論そんなものが出てきたら即消滅させるが。

「…………そうか。ま、虫型はこの間……やべっ」
「え? 何て??」

ロードの声がよく聞き取れなかったので、もう一度聞いたが、何でもないと言われてしまい、首を傾げたのだった。


「とにかく、何だかおかしなパーティーだけど、魔物を倒して魔石を手に入れるぞー!!」
「「おお~!!」」

パーティー内で声を上げたのは、トモコとショコラだけだった。

ちょっと師団長様方、ノリが悪いですよ。


そんなこんなで、私達は久々のフォルプロームへと転移したのである。



◇◇◇



「───……ここ、何処?」

フォルプロームの魔物がいる場所へ転移を願ったら、ちょっとよく分からない、薄暗い路地裏へ出てしまった。

ただ、ここが街中という事は分かるので、やはり魔物は、フォルプロームの街中に潜んでいたのだ。

「ミヤビ、何て思いながら転移したんだ?」
「フォルプロームの魔物がいる場所に行きたいって思ったから、近くに潜んでるとは思うよ」
「げっ いきなり戦闘か?」

ロードが双剣を構えた事で、戸惑っていたカルロさんとレンメイさんもそれぞれ武器を構える。

おおっ 何だかRPGみたいでドキドキしてきた!

「みーちゃん、探索かけたけど、引っ掛からないんだけど~……」
「え、そんなはずはないよ」

女神のトモコの探索に引っ掛からないなんてあり得ない。

間違いなく魔物はここに居るのにだ。

「襲ってもきませんよ~」

ショコラもキョロキョロと周りを警戒しつつ、首を傾げた。

「でも、間違いなく魔物の居る所に転移したよ……って、ん……?」

何かが、私の足の下にあるんだけど…………、

「ろ、ロード……」
「どうした? ミヤビ」
「な、何か……私の足の下にいる…………」


「「「「はぁぁァァァァァァ!!!!!!?」」」」


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