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『漆黒団』と王子の怠慢
しおりを挟む「と、いうことで、婚約破棄のついでに愚かなゴミ貴族も片付けようと思いまして。今回、来なかった貴族は私の方からお掃除する場よ、という旨の手紙を送っていますの。だからこの場には愚かでゴミでしかない貴族と、その掃除を見に来た貴族の二種です」
コロッと明るく見せたエレンノアは、指を二本立てて見せた。
「バカにしないでいただきたい! 私は何も聞いていないぞ! 何がゴミ掃除だ! 何の権限があると言う!!」
貴族の男が一人、勇気を振り絞って声を上げると、彼に続いて他の貴族も「そうだそうだ!」と声を重ねる。
真っ赤になって怒っているが、汗を異常にかき、焦っている様子。
「『漆黒団』の権限ですが?」
優美に微笑んで告げたエレンノアの言葉で、パーティー会場は水を打つように静まり返った。
『漆黒団』という名に、凍り付いて、貴族の当主達は真っ青に顔色を悪くする。震えることすら、戸惑う。
「ご存知でしょう? 『漆黒団』の存在を。ある貴族は幼い美しい令嬢に強引な縁談を押し付けようとして、粛清されて、ある貴族は領民に過酷労働を強いて奴隷扱いしていたために、粛清された。ある者は正義と呼び、ある者は冷酷非道な集団と敬遠します。王家が認めた存在ではありますが、その実、私のことです」
琥珀色の瞳を細めて、微笑を深めて告げるエレンノア。
謎の存在だった『漆黒団』こそ、エレンノア。エレンノアと魔物の僕(しもべ)。
今まで噂で聞いていたのは、全てエレンノアとその僕(しもべ)が行っていたということだ。しかも、王家の許可を得て。
「はっ……? ま、待て……そんな……知らないぞ……」
開いた口が塞がらないデーベンは、ポツリと零す。
「エレンノアが『漆黒団』? 王家が許可? 知らない……! 聞いてないぞ!」
何も聞いていないと声を上げたが、エレンノアは静かに返した。
「いいえ。あなたは知ろうとしなかっただけです」
静かだが、それでもぴしゃりと言う強さがある。
「聞いてないのではなく、訊こうとしなかっただけです。一言問えばよかったのですよ? 噂の『漆黒団』について。普通なら疑問になって尋ねるはずでしょう? 何故、貴族が粛清されているのか。王家は見過ごしているのかどうか。逆に私が尋ねたいですわ。どうしてその存在について、一切尋ねなかったのです? どこかの貴族が粛清されても、他人事でしたの? ――――それでも一国の王子か?」
最後の声は明らかに鋭い軽蔑と非難が込められたが、エレンノアは微笑みを保っていた。
優雅であり、冷ややか。
デーベンに反論の余地はない。
確かに噂に聞く『漆黒団』について、誰かに問うたことはない。気にしたことがなかった。
王家は何か対策していないのか。許容しているのか。それは何故か。デーベンは、両親である国王夫妻に尋ねたことなど、これまでになかった。
すぐそばにいるエレンノアこそ、巷で悪徳貴族の粛清をしている『漆黒団』だったというのに。
「王子と監視を含んだ婚約が結ばれた私は、辺境伯ではなくこの王都に住まいとただす羽目となりました。辺境伯領の方が好きなのに。だから、妃教育の傍ら、悪い貴族の一掃を始めることにしたのです。まぁ、始まりは偶然でしたけれどね。私と同じく、望まぬ婚約を押し付けられて泣いてしまった令嬢に頼まれたので、その貴族を調べ上げて潰してやりましたわ。その令嬢はとても楽しそうにこの場を見学しております」
なんてことないように、エレンノアは語る。妃教育も暇潰しでやっていただけで、悪徳貴族の粛清も楽しんでやった。
デーベンにその見物をしている令嬢を確認する余裕などない。
「まぁ、そうやって、貴族の中でも恩を感じてくださっている方々がいるわけです。どうせ『王子の婚約者』となったのだから、それらしく、世直しをしていたのですが……ふふっ、その『王子』は全く興味がなかったようですねぇ。本来の私の監視が出来ていれば、気付けたものを……だから力不足なんですよ。まだディオ公爵が適任ですわ。殿下よりも、『勇者』の力がお強いですもの」
ころころと笑うエレンノアが言うディオ公爵は、聖騎士団を率いる騎士団長のこと。四大公爵家の一つ。
三代前に王女が嫁いだため、れっきとした王家の血が流れていて、魔を討つ『勇者』の力を引き継いでいる。それも現代では一番優れていると言えよう。
そんなディオ公爵の話を持ち出されるなり、怖い顔をしたのはカーティス。エレンノアの口に、ストロベリーのゼリーをスプーンでねじ込んだ。
そんなカーティスの頬をぺちぺちと掌で叩いて宥めたエレンノアは、ミスティスに目配せをした。会釈で答えるミスティス。
「ベリーバー公爵は、愚かな娘のためにこの場を設けたこともあり、除外しませんでしたが、非のないティートリー公爵には、王家の婚約を壊す愚行に加担したも同然の息子を切り捨てる英断が出来る方でした。ディオ公爵はこういう粛清を好まないのであえて何もしていないですが、コーネリア公爵はご令嬢の参加だけを認めて夫人とともに不参加を決めました。四大公爵家は、ベリーバー公爵以外が、『漆黒団』がエレンノア様だと知っております」
淡々と事実を述べる。
デーベンはただでさえあんぐり開けている口をまた開いてしまう。
幼馴染のカインは、親のティートリー公爵に切り捨てられた。
「ちなみに、国王夫妻にもすでに話は通しております。デーベン殿下が婚約破棄という愚行に及んだら、もう私を縛り付けないでくださいと」
ドクン、と嫌な音を立てる心臓を胸の上から押さえ込むデーベン。
エレンノアは、ゆっくりと足を組み替えた。
「まぁ、早い段階で、自分の息子では役不足だと気付いていたので、彼らも諦めていたのかもしれませんわね。なら、穏便に解消の場を設ければいいのに……無能だわ」
クスクスと嘲るエレンノアに、ドクドクと酷く気持ちの悪い脈が打ち、響き渡るデーベン。
「(ティートリー公爵家の優秀な跡取り息子だったカインも切り捨てられた……! じゃあ、僕は……!?)」
自分もなのかと、目の前が真っ暗になる。
「ああ。そう悲観なさらないで?」
エレンノアの優しい声がかかるが、最早、悪事に唆すという悪魔の囁きにしか思えない。
「デーベン殿下以外に王位継承権を持つディオ公爵は、全く望んでいませんから、あなたを廃嫡に追い込みません。だいたい女に振り回された失態をしたあなたは、周りの正しい判断があれば、まともな王にはなれるでしょう。まだ16歳ですしね」
「――!」
デーベンは、予想外に目を見開く。
「(僕は…………切り捨て、られ、ない……?)」
貴族の粛清すら黙認される絶対強者のエレンノアに、婚約破棄を突き付けてしまったというのに?
「新しい婚約者は、シェリー・ベリーバー公爵令嬢です」
「え!?」
「!?」
デーベンだけではなく、シェリーもギョッと驚愕した。
「身分も教養も十分でしょう? ベリーバー公爵令嬢も望んでいることですし、王太子妃になる覚悟はおありですよね?」
琥珀の瞳が射抜く。気圧されて、腰が抜けるシェリー。
「それにベリーバー公爵家は、最早私には逆らえない。私に婚約破棄を突き付けた殿下と、ちょうどいいではないですか」
「ぇ……?」
にこりと笑みを深めるエレンノアに、デーベンは小さな声を零す。
「役にも立たない監視目的の婚約の破棄を突き付けてくれた今宵のパーティーでは、愚かな貴族に一斉に粛清をして、見せしめとなってもらいますわ。今後、民を失望させる愚かな行為が出来ないように。罪には罰が下ることを、身体で思い知っていただきましょう」
優雅な微笑みのエレンノアから告げられたことに、逃げ腰だった貴族達に戦慄が走る。
パチンとエレンノアが指を鳴らすと、足元の影が伸びて、それが立体化して人の形となった。真っ黒だが、髪のようなものが跳ねていて、ワイシャツと琥珀のボタンがついたベストを身に着けた男の姿。エレンノアに、胸を当てて敬意を示すお辞儀をした。
「影人という魔物のシャインです。仕事よ、シャイン」
「はい、エレンノア様」
シャインと呼ばれた影の男は、分身を出す。ズッと、一つ、また一つと増えていく。
十ほどに増えると、ミスティスが口を開いた。
「罪状は、すでに調べ上げております。横領、恐喝、詐欺、暴行。大小あれど違法なことは全て、それ相応の罰を下します。手始めに、この場で、痛みつけますので――――潔く受けた方がマシですよ」
声を張り上げて会場中に告げたミスティスは、冷淡だ。
にたり。赤い口が吊り上がるシャインの分身達が、貴族達に歩み寄った。震え上がった彼らは、逃げようと悲鳴を上げながら、扉へ窓へと突進していく。だが、叩いても体当たりしても、ビクともしない。
「大丈夫ですよ。ちゃんと間違えないように罪と罰は念入りに確認済み。ああ、でも。そうやって逃げ回られると、間違えかねませんねぇ」
おちょくるエレンノアの声を聞き取った一部は、観念して床に座り込んだ。
ミスティスが罪状を読み上げる中、罰が下り、絶叫が上がる。
見物している貴族達は、静観した。面白がって来たのは本当だ。エレンノアの僕(しもべ)見たさに。粛清の様は、よく聞き及んでいたため、動揺は押し隠して、戒めのためにも見据える。
そんな見物客を盾にしようと飛びかかる愚者がいたが、見えない壁が阻んだ。
「ばーか! 僕達が守っている限り、この人達には手出し出来ないよ!」
「エレンノア様のご命令だもんね!」
オーディとアーディが威張るように仁王立ちして見せた。
倒れた愚者の腕を、ユーリが踏み潰す。ぐしゃり、とゴミのように。
「はーい、罪状追加! ゴミが貴族サマに危害を加えようとしましたー」
「ははっ。追い込まれて他人を盾にするとか、マジゴミじゃーん。殺してもよくね?」
リーユもぐしゃっと指を粉々にする勢いで、踏み潰す。
「アハハハーンッ! さっこーお! 絶望の感情に満ちたパーティー会場! アハハ! キャハハ!」
酔いしれるように笑い声を響かせるミワールは、パーティー会場の真ん中で、一人でクルクルと踊るように回る。
混沌としているパーティー会場。
狂っている。
恐怖と苦痛の悲鳴が、あちらこちらに響く。それなのに、静観する眼差しがある。
どうしてこうなったのだ。床に座り込んだまま、デーベンは混乱したまま会場を呆然と見回した。
玉座に見立てたソファーには相変わらず、エレンノアが悪魔の王子を侍らせて、ふんぞり返っている。
「……魔王……」
魔物を統べるモノ。魔王。
おとぎ話で語られる魔王が引き起こす混沌は、まさにこれではないか。
実際には『魔王』というは、魔物を従える力ではあるが、エレンノアは魔王そのものに思えた。
魔物を従える力で、人間もねじ伏せている。
この王国は――――すでに、魔王の支配下にあるのではないか。
そのとんでもない現実に、ゾッとした。
デーベンの声がこの悲鳴の中、聞き取ったのか、エレンノアはデーベンと目を合わせると小首を傾げた。
「勇者よ」
やがて、芝居がかった仕草で、グラスを掲げて、琥珀色の瞳を細めた。
魔王と勇者の対峙――――。
「なんてね」
そうおかしそうに噴き出す。それは年相応の少女の笑み。
場違いなことに、ドキッとときめいたデーベン。
エレンノアの隣のカーティスの目付きが鋭くなった。
「あなたに、勇者の称号は相応しくないでしょうね」
次の瞬間には、冷や水を浴びせられる。
勇者の末裔なのに、相応しくない。誇りある血筋なのに、否定される。
だが、事実なのだ。
『魔王』の力を持つエレンノアに、『勇者』の末裔であるだけのデーベンは、なすすべもない。こうして、床に座り込んだままなのが証拠だ。
無力だ。血筋だけでは、なんの役にも立たない。
「わかっていないようですね、殿下。例え『勇者』の力が強力だとしても、殿下が正しい方向に進んでいたかどうかなんてわかりませんよ?」
ハッとして、顔を上げるデーベン。
「あなたは第一王子としての立場の自覚が足りなかったのです。なんのための婚約かも認識せず、私に見とれて構いたがってばかり。周りで貴族が粛清されても、気にしないのは、未来の国王として失格。大いに失望したので、傀儡になってもらうのですよ。あなたとベリーバー公爵令嬢で、未来の顔になってください。ゴミの片づけは私にお任せを。ゴミさえ片付ければ、残るのはまともな者や優秀な者ですもの。そうすればいい王国となって民は幸せになるのです。民のためを思ってくださいね」
「っ……!!」
笑顔で残酷に告げるのは、悪魔の所業だと思った。
傀儡の国王となれと言う。最早、支配されたも同然だ。
わなわなと震える唇をギュッと噛み締めるデーベンは、酷い後悔に押し潰された。
婚約破棄の場だった。確かに感情的で、愚かな行為だった。
ただ。ただ、エレンノアに泣きすがってほしかったという浅ましい目論みがあったから。
エレンノアはとても優秀で、冤罪だったそれ以外に非はなかったから、泣いて謝れば許すつもりだった。
これを経て、きっと自分に素っ気ない態度も改善すると期待していたと言うのに。
婚約破棄の場は、エレンノアが最初から支配していて、地獄のゴミ掃除の場と化した。
この王国の裏の最高権力者は、エレンノアだ。
賢い貴族は、すでにエレンノアに傅いている情勢。強すぎる。
デーベンは、婚約破棄を唆したシェリーを結ばれなくてはいけない。双方とも、断るという選択肢はない。
地獄だ。
何が地獄かと言うと、他でもないエレンノアに結ばれろと命令されていることだ。
初めて会った時から、デーベンはエレンノアに惹かれている。
一目惚れだ。
幼い少女でも、エレンノアには色香があり、異質な魅力が強烈に惹き付けた。
愛らしい顔立ちもそうだが、ウェーブのついた黒の髪は妖艶で、琥珀色の瞳の輝きは鮮明に記憶にこびりつく。
誰だってそうだろう。エレンノアには、惹かれる。魅了される。
僕(しもべ)となった魔物達も従属を望み、カインを含めた年若い令息達も恋慕し、他の貴族達も委付の念を抱いた。
建て前上の婚約者という関係を崩してくれないエレンノアに、デーベンは業を煮やした。
そして――――エレンノアに、捨てられたのだ。
婚約者という特別な特権を手放したデーベン。
涙を込み上がらせたが、零さまいと俯いて堪えた。
彼の地獄は、これからだ。
好きでもない令嬢と結ばれた傀儡の王となる。それがデーベンの罰。
「(地獄だ……)」
絶望で、視界は真っ暗だった。
顔を伏せたデーベンをルビーの瞳で睨みつけていたカーティスは、フンと鼻で笑う。
チョコレートアイスを食べているエレンノアに、視線を移動した。
「(やっと忌々しい婚約が解消された……!)」
口元を緩ませて、愛おしそうに見つめるカーティス。
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