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第六章
依頼
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放課後。
俺、レイ、レノ、サリオ、アピアの五人はショッピングモールにあるカフェに来た。
今後の予定を話すためである。
「依頼は、王都で探すわよ」
レイがそう言うと、レノが挙手。
「討伐依頼!!」
「当然よ」
「え、マジ? なんとなく却下されると思ってたぜ」
「あたしらは全員、戦闘向きのスキルを持ってるからね。採取系依頼はそっち専門の冒険者が受けるでしょうし。とりあえず、ゴブリンでもオークでも、討伐依頼を受けてレベル上げないと」
「討伐かぁ……」
「それに、冒険者等級を上げれば、セカンドスキルを付けることもできるわ。というわけで、さっそく王都のギルドに行くわよ」
「こ、これからですか?」
アピアが驚く。放課後とはいえ、あと二時間もすれば日が暮れる。
ここから王都の冒険者ギルドまで徒歩で三十分。寮の門限は夜の七時。あまり時間はない。
だが、レイは言う。
「門限まで戻ればいいでしょ。それと、せっかくだし夕飯は王都の店でどう? 兄さんからお小遣い送られてきたし、みんなに奢ってあげる」
「マジ!? さっすが、リーダー最高だぜ!!」
「……リーダー?」
「あん? 違うのか? オレはてっきりお前がリーダーかと」
「え……あ、あたしが?」
「……ぼくもそう思ってた」
「俺も」
「私もです。レイちゃん、すごく頼りになるから」
「そ、そういうのはリュウキでしょうが!」
「いや俺、何にも知らんし…………なんか自分で言って悲しいな」
「ってか、あたしらチームなの?」
「「「「え、違うの(か?)(ですか?)?」」」」
全員揃った。
俺はてっきり、この五人が冒険者チームってことなのかと。
レイは赤くなり、そっぽ向く。
「……じゃああたしがリーダーで。チーム名は?」
「俺の名前はダメだぞ」
「あれは仮だから。あはは、リュウキくん気にしてた?」
サリオをチラッと見ると、苦笑いした。
そして、レノが挙手。
「チーム『バーニングファイヤー』……これで決ま「却下」なんでだよ!!」
「あの~……早く町に行かないと、暗くなっちゃいますよ?」
アピアの一言でチーム名は保留。王都へ行くことになった。
◇◇◇◇◇
聖王国クロスガルド、王都セイファート……今更だが、王都の名前セイファートって初めて知った。というか、王都の名前くらい知っておけよ俺……と思う。
五人で冒険者装備で町を歩き、冒険者ギルドへ。
アピアが挙手。
「あの、レイちゃん。なんで冒険者の衣装に?」
「舐められるから。学生が制服着てワクワクしながら依頼掲示板覗き込むなんて、ベテラン冒険者からすればいいカモよ。みんな、覚えておいて。冒険者にもクズはいるってことを」
「「「「……」」」」
過去に何かあったのかな……とは聞けない。
レイはB級冒険者。きっといろいろあったのだろう。
冒険者ギルドに到着し、俺は建物を見上げた。
「で、でかいな……」
冒険者ギルド。
長方形のデカい箱のような建物だ。大きな正面入口のドアは解放され、依頼人や冒険者が出入りしている。レノ、サリオは特に感想もないようだが、アピアと俺は建物を見上げていた。
「初めて見ました……」
「アピア、王都に住んでるんだろ? 見たことないのか?」
「は、はい。ギルドまでは来たことがなかったので」
「そこの二人、行くわよ」
レイたちがスタスタ歩きだす。
レノやサリオはここで冒険者になり、依頼を受けてたんだよな。
「とりあえず、依頼掲示板を見ましょうか。運が良ければ、低ランクの討伐依頼が残ってるかも」
ギルド内は広かった。
いくつもあるカウンター、そこで対応しているギルド職員、二階は酒場になっているようで、依頼を終えた冒険者たちが飲み食いし、武勇伝を語っている。
一階には道具屋や素材買取屋もあるようだ……すごい。
「ふわぁ~……」
アピアもぽかーんとしていた。
すると、レノが。
「そこの新人、依頼掲示板はこっちだぜ」
「あ、ああ」
「は、はい」
「ふふ、ぼくらもここに初めて来た時はそんな風に見上げてたなぁ」
サリオはクスっと笑い、すでに依頼掲示板を覗いているレイの元へ。
「とりあえず……ゴブリン、コボルト、オークの討伐依頼があったわ」
「え、マジで? 豊作じゃん」
「まぁね。運が良かったわ。しかもこれ、全部同じ地域にあるの。一日あれば終わらせられるわね」
「では……受けますか?」
「ええ。アピア、たぶん連戦で体力的にキツイと思うけど」
「大丈夫です! 私、頑張ります!」
「よーし。明日は休みだし、一日かけて魔獣討伐よ!」
レイは依頼書を三枚ひっぺがし、受付カウンターへ。
「この三つを受けるわ」
「確認します。B級冒険者レイ様ですね。こちら、全てD級依頼となりますが、よろしいですか?」
「ええ。新人の指導も兼ねてるから」
俺、アピア、サリオはE級、レノはD級だ。
新人指導ね……間違っちゃいないけど。
依頼を受け、レイは笑う。
「じゃ、ご飯食べに行くわよ!」
とりあえず、腹も減ったしいっぱい食うか。
俺、レイ、レノ、サリオ、アピアの五人はショッピングモールにあるカフェに来た。
今後の予定を話すためである。
「依頼は、王都で探すわよ」
レイがそう言うと、レノが挙手。
「討伐依頼!!」
「当然よ」
「え、マジ? なんとなく却下されると思ってたぜ」
「あたしらは全員、戦闘向きのスキルを持ってるからね。採取系依頼はそっち専門の冒険者が受けるでしょうし。とりあえず、ゴブリンでもオークでも、討伐依頼を受けてレベル上げないと」
「討伐かぁ……」
「それに、冒険者等級を上げれば、セカンドスキルを付けることもできるわ。というわけで、さっそく王都のギルドに行くわよ」
「こ、これからですか?」
アピアが驚く。放課後とはいえ、あと二時間もすれば日が暮れる。
ここから王都の冒険者ギルドまで徒歩で三十分。寮の門限は夜の七時。あまり時間はない。
だが、レイは言う。
「門限まで戻ればいいでしょ。それと、せっかくだし夕飯は王都の店でどう? 兄さんからお小遣い送られてきたし、みんなに奢ってあげる」
「マジ!? さっすが、リーダー最高だぜ!!」
「……リーダー?」
「あん? 違うのか? オレはてっきりお前がリーダーかと」
「え……あ、あたしが?」
「……ぼくもそう思ってた」
「俺も」
「私もです。レイちゃん、すごく頼りになるから」
「そ、そういうのはリュウキでしょうが!」
「いや俺、何にも知らんし…………なんか自分で言って悲しいな」
「ってか、あたしらチームなの?」
「「「「え、違うの(か?)(ですか?)?」」」」
全員揃った。
俺はてっきり、この五人が冒険者チームってことなのかと。
レイは赤くなり、そっぽ向く。
「……じゃああたしがリーダーで。チーム名は?」
「俺の名前はダメだぞ」
「あれは仮だから。あはは、リュウキくん気にしてた?」
サリオをチラッと見ると、苦笑いした。
そして、レノが挙手。
「チーム『バーニングファイヤー』……これで決ま「却下」なんでだよ!!」
「あの~……早く町に行かないと、暗くなっちゃいますよ?」
アピアの一言でチーム名は保留。王都へ行くことになった。
◇◇◇◇◇
聖王国クロスガルド、王都セイファート……今更だが、王都の名前セイファートって初めて知った。というか、王都の名前くらい知っておけよ俺……と思う。
五人で冒険者装備で町を歩き、冒険者ギルドへ。
アピアが挙手。
「あの、レイちゃん。なんで冒険者の衣装に?」
「舐められるから。学生が制服着てワクワクしながら依頼掲示板覗き込むなんて、ベテラン冒険者からすればいいカモよ。みんな、覚えておいて。冒険者にもクズはいるってことを」
「「「「……」」」」
過去に何かあったのかな……とは聞けない。
レイはB級冒険者。きっといろいろあったのだろう。
冒険者ギルドに到着し、俺は建物を見上げた。
「で、でかいな……」
冒険者ギルド。
長方形のデカい箱のような建物だ。大きな正面入口のドアは解放され、依頼人や冒険者が出入りしている。レノ、サリオは特に感想もないようだが、アピアと俺は建物を見上げていた。
「初めて見ました……」
「アピア、王都に住んでるんだろ? 見たことないのか?」
「は、はい。ギルドまでは来たことがなかったので」
「そこの二人、行くわよ」
レイたちがスタスタ歩きだす。
レノやサリオはここで冒険者になり、依頼を受けてたんだよな。
「とりあえず、依頼掲示板を見ましょうか。運が良ければ、低ランクの討伐依頼が残ってるかも」
ギルド内は広かった。
いくつもあるカウンター、そこで対応しているギルド職員、二階は酒場になっているようで、依頼を終えた冒険者たちが飲み食いし、武勇伝を語っている。
一階には道具屋や素材買取屋もあるようだ……すごい。
「ふわぁ~……」
アピアもぽかーんとしていた。
すると、レノが。
「そこの新人、依頼掲示板はこっちだぜ」
「あ、ああ」
「は、はい」
「ふふ、ぼくらもここに初めて来た時はそんな風に見上げてたなぁ」
サリオはクスっと笑い、すでに依頼掲示板を覗いているレイの元へ。
「とりあえず……ゴブリン、コボルト、オークの討伐依頼があったわ」
「え、マジで? 豊作じゃん」
「まぁね。運が良かったわ。しかもこれ、全部同じ地域にあるの。一日あれば終わらせられるわね」
「では……受けますか?」
「ええ。アピア、たぶん連戦で体力的にキツイと思うけど」
「大丈夫です! 私、頑張ります!」
「よーし。明日は休みだし、一日かけて魔獣討伐よ!」
レイは依頼書を三枚ひっぺがし、受付カウンターへ。
「この三つを受けるわ」
「確認します。B級冒険者レイ様ですね。こちら、全てD級依頼となりますが、よろしいですか?」
「ええ。新人の指導も兼ねてるから」
俺、アピア、サリオはE級、レノはD級だ。
新人指導ね……間違っちゃいないけど。
依頼を受け、レイは笑う。
「じゃ、ご飯食べに行くわよ!」
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