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第六章
次なる火種
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リュウキたちが去った後、フリードリヒは改めてアキューレに挨拶した。
「フリードリヒ・ムーン。フリードリヒって呼んでください。ああ、喋り方はご勘弁を……堅苦しいのがあまり好きでなくて」
「いい。それと、お世話になります」
アキューレはぺこっと頭を下げた。
中央諸国最大の王国であるクロスガルド公爵と、東方最大の王国の姫君。立場的にはアキューレのが上だが、現在は力を借りる相手ということでアキューレは頭を下げた。
これから国に戻り、国王であるアキューレの父と母に何があったかを説明……そうすれば、今後数百年は国から出ることは許されないだろう。
エルフの寿命は数千年……もう、そのころにはリュウキはいない。
すると───フリードリヒはニッコリ笑い、提案してきた。
「アキューレ嬢、今回の一件……『なかったこと』にしないか?」
「え?」
「あなた方は、『中央諸国の調査』に赴き、この私の協力を取り付けることに成功した。見返りは、そうだな……東方で栽培している果物、こちらからは中央諸国の魔導技術。今まで交流が少ない中央諸国と東方の架け橋となるんだ」
「…………」
「東方は、魔道具に興味があるのだろう? でも、それを作る技師はほとんどいないのが現状。こちらとしては、東方の農耕技術に興味がある。東方は農耕大国でもあるからね」
「…………」
「あなたが連れて来た護衛の少女たちに、我が公爵家の技師と私の紹介状、いくつかの魔道具を持たせ帰国させよう。あなたからの手紙を同封させるのもいい。ああ、持たせる魔道具に通信魔道具を入れておけば、クロスガルドとフリーデンの間でいつでも通信ができるな」
「……あなた、いったい」
「なぁに。チャンスを逃さない男なだけさ。東方との友好関係を築けば、私の立場もよくなるのでね」
「…………」
「あて、どうする?」
アキューレは、にっこり笑って頷いた。
◇◇◇◇◇
◇◇◇◇◇
◇◇◇◇◇
中央諸国から離れた場所にある巨大宮殿。
宮殿の最上階、『至高の間』に、二つの玉座が並んでいた。
そこに腰かけるのは、二人の少年少女。
一人は、濃い紫色の髪。紫色のローブを着た十六歳ほどの少年。もう一人は、明るい水色のロングウェーブヘアに、髪よりも明るいほぼ白のような水色のドレスを着た十六歳ほどの少女だった。
その二人の前で、ガタガタ震えながら跪いているのは、ミドガルズオルムをテイムした男。
男は、捕らえたエルフを失ったこと、妙な邪魔が入ったことを報告した。
紫色の少年は、つまらなそうに言う。
「で……きみ、逃げて来たんだ」
「も、申し訳ございません!! あの妙な『獣化』を使うガキさえ邪魔しなければ」
「妙な『獣化』ねぇ」
少年の名はテュポーン。この宮殿の主であり、犯罪組織『ギガントマキア』の盟主の一人。
すると、水色のドレスを着た美少女がクスクス笑う。
「まぁいいじゃない。エルフの子を食べたかったし、血を啜ってみたかったけど……まぁ、楽しみは後にとっておくわ。それよりも、失った人間を補充しなくちゃね」
「エキドナ。そんなのどうでもいいだろ? 人間、今は二百人……くらい? いるじゃん」
「それもそうねぇ」
どこかのんびりした二人。
組織『ギガントマキア』……テュポーンとエキドナが暇つぶしに始めた『遊び』で、人間に力を与え好き勝手させ、それを眺め楽しむという遊び。
この二人が手を出すことはない。
劇場などで、「面白くない」という理由で舞台に上がる愚か者はいない。楽しくても、つまらなくても、眺め楽しむのがこの二人の遊びなのだ。
『毒魔凶龍』テュポーン。『睡蓮水龍』エキドナ。仕掛け人であり、観客でもある二人。
男は恐る恐る二人を見る。
「あの、その……その、妙な『獣化』のガキですけど……その」
「なに? はっきり言いなよ」
「その……か、身体が金色に輝きまして、腕とか……その、テュポーン様やエキドナ様と同じような、そんな気がしまして」
「「…………」」
二人の笑みが消えた。
そして、互いに顔を見合わせる。
「そういえば、スヴァローグが死んだんだっけ」
「ああ……忘れていましたわ。御父上のお力を継承した人間……でしたっけ?」
「うん。ふふ、黄金の闘気……ボクらの『舞台』で踊ってもらうの、面白そうじゃない?」
「……いいかもしれないわね」
次の瞬間───エキドナの手が『海蛇』のような形になり、跪いている男に伸びて絡みつく。
「ぎゅごぉ!? ぉ、ォォォ……」
そのまま絞殺され、大きな口となった右腕に飲み込まれた。
蛇となった腕がずるずると元に戻り、エキドナは手を振る。
「テュポーン、台本を考えておいて。ふふ、楽しみ」
「やれやれ、頭脳労働はいつもボクの仕事だ。まぁいいけど」
双子龍の『戯れ』が、リュウキに迫ろうとしていた。
◇◇◇◇◇
◇◇◇◇◇
◇◇◇◇◇
二日の休みを終え、いつも通り学園に登校……教室に入り、俺は大きく伸びをした。
俺の前に座るレノが身体を向け、隣のサリオが言う。
「昨日は大変だったねぇ」
「ああ。アキューレのこともだけど、まさかミドガルズオルムの素材、買い取り不可とか」
「オークションに出すって言ってたよな。どうなると思う?」
「売れるだろ。伝説みたいな素材だぞ」
あの後、ルイさんの店にミドガルズオルムの素材を卸しに行ったら、買い取り不可だった。
ルイさんはミドガルズオルムの素材に感動酔いして嘔吐するし……というか感動酔いってなんだ?
素材はオークションへ出すことになった。
ミドガルズオルムの牙、眼球、皮の一部、骨……どれくらいになるのかな? ルイさんの店には二割、俺たちの財布には七割入ることになっている。二割だけでいいのかと聞いたら、「それ以上に、うちの店で出したって実績だけでもありがたい」そうだ。
それだけじゃない。
「へへへ、ミドガルズオルムの皮装備……楽しみだぜ」
レノが喜ぶ。
そう、ルイさんの伝手でいい鍛冶屋を紹介してもらい、全員分の皮装備を仕立ててもらうことになった。俺もかなりワクワクしてる。
「そういや、放課後はギルドに行くんだろ? レイが言ってたけど、間違いなく等級上がるってよ。ミドガルズオルムの討伐実績ってヤベーらしいよな」
「でも……倒したのはリュウキくんなのに、ぼくらもいいのかなぁ」
「ま、いいじゃん。C等級になれば新しいスキルを付けられるぜ。今は腕力強化だし、次は速度強化って決めてるんだ。くくく、ワクワクだぜ」
「ぼくは支援系。その、今回のミドガルズオルムの報酬で『支援魔法・全体』のスキルが買えたらいいなぁって……」
「お、いいな。足りなかったら俺の報酬も使えよ」
「オレもいいぜ。レベル10の速度強化買っても残るだろうしな」
「わ、悪いよそんなの」
「「いいから」」
「……うん、ありがと」
支援系は重要だしな。それに、サリオが嬉しいのは俺も嬉しい。
すると、担任教師のホスホル先生が入ってきた。
起立、礼、着席。そして授業……の前に、ホスホル先生が言う。
「え~……授業の前に、本日より留学生がこのクラスで学びます……どうぞ」
教室のドアが開き、入ってきたのは。
「「「え」」」
「はじめまして。東方のフリーデン王国から来ました、アキューレです。見ての通りエルフです。よろしく」
入ってきたのはなんと……昨日別れたはずの、アキューレだった。
「フリードリヒ・ムーン。フリードリヒって呼んでください。ああ、喋り方はご勘弁を……堅苦しいのがあまり好きでなくて」
「いい。それと、お世話になります」
アキューレはぺこっと頭を下げた。
中央諸国最大の王国であるクロスガルド公爵と、東方最大の王国の姫君。立場的にはアキューレのが上だが、現在は力を借りる相手ということでアキューレは頭を下げた。
これから国に戻り、国王であるアキューレの父と母に何があったかを説明……そうすれば、今後数百年は国から出ることは許されないだろう。
エルフの寿命は数千年……もう、そのころにはリュウキはいない。
すると───フリードリヒはニッコリ笑い、提案してきた。
「アキューレ嬢、今回の一件……『なかったこと』にしないか?」
「え?」
「あなた方は、『中央諸国の調査』に赴き、この私の協力を取り付けることに成功した。見返りは、そうだな……東方で栽培している果物、こちらからは中央諸国の魔導技術。今まで交流が少ない中央諸国と東方の架け橋となるんだ」
「…………」
「東方は、魔道具に興味があるのだろう? でも、それを作る技師はほとんどいないのが現状。こちらとしては、東方の農耕技術に興味がある。東方は農耕大国でもあるからね」
「…………」
「あなたが連れて来た護衛の少女たちに、我が公爵家の技師と私の紹介状、いくつかの魔道具を持たせ帰国させよう。あなたからの手紙を同封させるのもいい。ああ、持たせる魔道具に通信魔道具を入れておけば、クロスガルドとフリーデンの間でいつでも通信ができるな」
「……あなた、いったい」
「なぁに。チャンスを逃さない男なだけさ。東方との友好関係を築けば、私の立場もよくなるのでね」
「…………」
「あて、どうする?」
アキューレは、にっこり笑って頷いた。
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中央諸国から離れた場所にある巨大宮殿。
宮殿の最上階、『至高の間』に、二つの玉座が並んでいた。
そこに腰かけるのは、二人の少年少女。
一人は、濃い紫色の髪。紫色のローブを着た十六歳ほどの少年。もう一人は、明るい水色のロングウェーブヘアに、髪よりも明るいほぼ白のような水色のドレスを着た十六歳ほどの少女だった。
その二人の前で、ガタガタ震えながら跪いているのは、ミドガルズオルムをテイムした男。
男は、捕らえたエルフを失ったこと、妙な邪魔が入ったことを報告した。
紫色の少年は、つまらなそうに言う。
「で……きみ、逃げて来たんだ」
「も、申し訳ございません!! あの妙な『獣化』を使うガキさえ邪魔しなければ」
「妙な『獣化』ねぇ」
少年の名はテュポーン。この宮殿の主であり、犯罪組織『ギガントマキア』の盟主の一人。
すると、水色のドレスを着た美少女がクスクス笑う。
「まぁいいじゃない。エルフの子を食べたかったし、血を啜ってみたかったけど……まぁ、楽しみは後にとっておくわ。それよりも、失った人間を補充しなくちゃね」
「エキドナ。そんなのどうでもいいだろ? 人間、今は二百人……くらい? いるじゃん」
「それもそうねぇ」
どこかのんびりした二人。
組織『ギガントマキア』……テュポーンとエキドナが暇つぶしに始めた『遊び』で、人間に力を与え好き勝手させ、それを眺め楽しむという遊び。
この二人が手を出すことはない。
劇場などで、「面白くない」という理由で舞台に上がる愚か者はいない。楽しくても、つまらなくても、眺め楽しむのがこの二人の遊びなのだ。
『毒魔凶龍』テュポーン。『睡蓮水龍』エキドナ。仕掛け人であり、観客でもある二人。
男は恐る恐る二人を見る。
「あの、その……その、妙な『獣化』のガキですけど……その」
「なに? はっきり言いなよ」
「その……か、身体が金色に輝きまして、腕とか……その、テュポーン様やエキドナ様と同じような、そんな気がしまして」
「「…………」」
二人の笑みが消えた。
そして、互いに顔を見合わせる。
「そういえば、スヴァローグが死んだんだっけ」
「ああ……忘れていましたわ。御父上のお力を継承した人間……でしたっけ?」
「うん。ふふ、黄金の闘気……ボクらの『舞台』で踊ってもらうの、面白そうじゃない?」
「……いいかもしれないわね」
次の瞬間───エキドナの手が『海蛇』のような形になり、跪いている男に伸びて絡みつく。
「ぎゅごぉ!? ぉ、ォォォ……」
そのまま絞殺され、大きな口となった右腕に飲み込まれた。
蛇となった腕がずるずると元に戻り、エキドナは手を振る。
「テュポーン、台本を考えておいて。ふふ、楽しみ」
「やれやれ、頭脳労働はいつもボクの仕事だ。まぁいいけど」
双子龍の『戯れ』が、リュウキに迫ろうとしていた。
◇◇◇◇◇
◇◇◇◇◇
◇◇◇◇◇
二日の休みを終え、いつも通り学園に登校……教室に入り、俺は大きく伸びをした。
俺の前に座るレノが身体を向け、隣のサリオが言う。
「昨日は大変だったねぇ」
「ああ。アキューレのこともだけど、まさかミドガルズオルムの素材、買い取り不可とか」
「オークションに出すって言ってたよな。どうなると思う?」
「売れるだろ。伝説みたいな素材だぞ」
あの後、ルイさんの店にミドガルズオルムの素材を卸しに行ったら、買い取り不可だった。
ルイさんはミドガルズオルムの素材に感動酔いして嘔吐するし……というか感動酔いってなんだ?
素材はオークションへ出すことになった。
ミドガルズオルムの牙、眼球、皮の一部、骨……どれくらいになるのかな? ルイさんの店には二割、俺たちの財布には七割入ることになっている。二割だけでいいのかと聞いたら、「それ以上に、うちの店で出したって実績だけでもありがたい」そうだ。
それだけじゃない。
「へへへ、ミドガルズオルムの皮装備……楽しみだぜ」
レノが喜ぶ。
そう、ルイさんの伝手でいい鍛冶屋を紹介してもらい、全員分の皮装備を仕立ててもらうことになった。俺もかなりワクワクしてる。
「そういや、放課後はギルドに行くんだろ? レイが言ってたけど、間違いなく等級上がるってよ。ミドガルズオルムの討伐実績ってヤベーらしいよな」
「でも……倒したのはリュウキくんなのに、ぼくらもいいのかなぁ」
「ま、いいじゃん。C等級になれば新しいスキルを付けられるぜ。今は腕力強化だし、次は速度強化って決めてるんだ。くくく、ワクワクだぜ」
「ぼくは支援系。その、今回のミドガルズオルムの報酬で『支援魔法・全体』のスキルが買えたらいいなぁって……」
「お、いいな。足りなかったら俺の報酬も使えよ」
「オレもいいぜ。レベル10の速度強化買っても残るだろうしな」
「わ、悪いよそんなの」
「「いいから」」
「……うん、ありがと」
支援系は重要だしな。それに、サリオが嬉しいのは俺も嬉しい。
すると、担任教師のホスホル先生が入ってきた。
起立、礼、着席。そして授業……の前に、ホスホル先生が言う。
「え~……授業の前に、本日より留学生がこのクラスで学びます……どうぞ」
教室のドアが開き、入ってきたのは。
「「「え」」」
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