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第八章
学園祭
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ついに、学園祭が始まった。
俺は教室で、休憩所のレイアウトをチェック。
向かい合わせにしたテーブルにクロスを引き、ゴミが出てもいいようにゴミ箱を用意しただけの教室だ。クラスメイトが交代で見回りするだけなので、クラスの仲間はみんな学園祭を楽しんでいた。
俺は、アキューレと一緒に学園内を見て回る。
「リュウキ、いっぱい食べようね。ふふ、デート嬉しい」
「デートね。まぁいいか」
アキューレは、俺の腕を取ってニコニコ笑っている。
まず最初に向かったのは、レイたちのいるAクラスの商店だ。
「お、やってるやってる」
「わぁ……すごい」
教室内には大型のガラスケースが陳列してあり、生徒が持ち寄ったアイテムや武器防具などが展示されている。値段は『交渉次第』となっていた。
さて、レイとアピアは……お、いた。
「金貨三十枚でどうだ?」
「話にならないわね。出直してらっしゃい」
「くっ……な、なら四十枚」
「八十枚」
「な、ぼ、ぼったくりだろ!!」
「悪いわね。このシルヴァリザードの鱗なら、金貨百枚出すってお客もいるの。学園祭価格ってことで金貨八十枚にしてるのよ? これ以上まけられないわ」
「う、むむむ……」
レイは、商人ぽいおじさん相手に一歩も引いていない。
後ろでアピアが苦笑いしていた。ああ、アピアが持って来た商品の交渉にレイが出てるのか。アピア、こういうの苦手そうだもんな。
邪魔しちゃ悪いので、俺とアキューレは店内を見て回る。
「リュウキくん、アキューレさん」
「お、アピア。レイはいいのか?」
「はい。まだまだかかりそうなので……」
レイを見ると、別の商人相手に啖呵を切っていた。
よく見ると、ルイさんも加わってるし……あの兄妹は放っておくか。
「私、まだ教室を離れられないので。ところで、レノくんたちは?」
「あいつら、上級生の出し物見に行ったよ。露店で喰いまくるんだとさ」
「ふふ、レノくんらしいです。サリオくん、大変ですね」
「あっちはサリオに任せた」
「リュウキ、わたしもおなかへった」
「ああ、わかった。じゃあアピア、また後で」
「はい。あ、アキューレさん。あんまり一人で楽しんじゃダメですからね?」
「ん。善処する」
「……?」
俺とアキューレは、隣の教室に向かった。
隣は喫茶店をやってるようだ。小腹も空いたし、寄っていくか。
◇◇◇◇◇◇
アキューレと、学園祭を満喫してお昼になった。
中庭のベンチで食休みをしていた俺は、立ち上がる。
「……行くの?」
「ああ、時間が近い」
腕を伸ばし、首をコキコキ鳴らし、背伸びをする。
そう……俺はこれから、学園長ヴァルカンと戦う。
俺と学園長ヴァルカンの模擬戦は、学園祭初日の午後一番で行われるのだ。
午前中は、アキューレと目いっぱい学園祭を楽しんだ。おかげで、リラックスできた。
「アキューレ。レイたちと一緒に見に来てくれ」
「うん。リュウキ、がんばって」
「ああ、任せて」
アキューレと別れ、俺は闘技場へ向かう。
闘技場に到着すると、待ち構えていたかのように、上級生が控室に案内してくれた。
広い控室で、俺は動きやすい冒険者の服に着替えておく。
すると、ドアをノックしてリンドブルムが入ってきた。
「リュウキ」
「リンドブルム。来たのか」
「うん。ヴァルカンとリュウキ、わたし……どっちも応援できない。どっちも勝ってほしい」
「あはは、ありがとな」
「……リュウキ、がんばってね」
「ああ、任せておけ」
きっと、ヴァルカン学園長にも同じように挨拶したんだろうな。
そして、数十分後……係員が、控室へ入ってきた。
「リュウキ選手。これより、スペシャルバトルが始まります。準備はよろしいですか?」
「ああ、大丈夫」
「では、ご案内します」
俺は拳をパシッと打ち付け、戦いへ向かった。
俺は教室で、休憩所のレイアウトをチェック。
向かい合わせにしたテーブルにクロスを引き、ゴミが出てもいいようにゴミ箱を用意しただけの教室だ。クラスメイトが交代で見回りするだけなので、クラスの仲間はみんな学園祭を楽しんでいた。
俺は、アキューレと一緒に学園内を見て回る。
「リュウキ、いっぱい食べようね。ふふ、デート嬉しい」
「デートね。まぁいいか」
アキューレは、俺の腕を取ってニコニコ笑っている。
まず最初に向かったのは、レイたちのいるAクラスの商店だ。
「お、やってるやってる」
「わぁ……すごい」
教室内には大型のガラスケースが陳列してあり、生徒が持ち寄ったアイテムや武器防具などが展示されている。値段は『交渉次第』となっていた。
さて、レイとアピアは……お、いた。
「金貨三十枚でどうだ?」
「話にならないわね。出直してらっしゃい」
「くっ……な、なら四十枚」
「八十枚」
「な、ぼ、ぼったくりだろ!!」
「悪いわね。このシルヴァリザードの鱗なら、金貨百枚出すってお客もいるの。学園祭価格ってことで金貨八十枚にしてるのよ? これ以上まけられないわ」
「う、むむむ……」
レイは、商人ぽいおじさん相手に一歩も引いていない。
後ろでアピアが苦笑いしていた。ああ、アピアが持って来た商品の交渉にレイが出てるのか。アピア、こういうの苦手そうだもんな。
邪魔しちゃ悪いので、俺とアキューレは店内を見て回る。
「リュウキくん、アキューレさん」
「お、アピア。レイはいいのか?」
「はい。まだまだかかりそうなので……」
レイを見ると、別の商人相手に啖呵を切っていた。
よく見ると、ルイさんも加わってるし……あの兄妹は放っておくか。
「私、まだ教室を離れられないので。ところで、レノくんたちは?」
「あいつら、上級生の出し物見に行ったよ。露店で喰いまくるんだとさ」
「ふふ、レノくんらしいです。サリオくん、大変ですね」
「あっちはサリオに任せた」
「リュウキ、わたしもおなかへった」
「ああ、わかった。じゃあアピア、また後で」
「はい。あ、アキューレさん。あんまり一人で楽しんじゃダメですからね?」
「ん。善処する」
「……?」
俺とアキューレは、隣の教室に向かった。
隣は喫茶店をやってるようだ。小腹も空いたし、寄っていくか。
◇◇◇◇◇◇
アキューレと、学園祭を満喫してお昼になった。
中庭のベンチで食休みをしていた俺は、立ち上がる。
「……行くの?」
「ああ、時間が近い」
腕を伸ばし、首をコキコキ鳴らし、背伸びをする。
そう……俺はこれから、学園長ヴァルカンと戦う。
俺と学園長ヴァルカンの模擬戦は、学園祭初日の午後一番で行われるのだ。
午前中は、アキューレと目いっぱい学園祭を楽しんだ。おかげで、リラックスできた。
「アキューレ。レイたちと一緒に見に来てくれ」
「うん。リュウキ、がんばって」
「ああ、任せて」
アキューレと別れ、俺は闘技場へ向かう。
闘技場に到着すると、待ち構えていたかのように、上級生が控室に案内してくれた。
広い控室で、俺は動きやすい冒険者の服に着替えておく。
すると、ドアをノックしてリンドブルムが入ってきた。
「リュウキ」
「リンドブルム。来たのか」
「うん。ヴァルカンとリュウキ、わたし……どっちも応援できない。どっちも勝ってほしい」
「あはは、ありがとな」
「……リュウキ、がんばってね」
「ああ、任せておけ」
きっと、ヴァルカン学園長にも同じように挨拶したんだろうな。
そして、数十分後……係員が、控室へ入ってきた。
「リュウキ選手。これより、スペシャルバトルが始まります。準備はよろしいですか?」
「ああ、大丈夫」
「では、ご案内します」
俺は拳をパシッと打ち付け、戦いへ向かった。
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