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邂逅
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遡ること、数時間前。
アルファスとデューク、それに数人の取り巻きたちは、神隠れの森で三日目を迎えていた。今日の昼までには一度町に戻る手筈になっている。
デュークの索敵魔術の範囲は決して広くない。それにしたって、こんなに長い時間、邪龍の咆哮さえ聞こえないのは異常だった。
「......あのクソ邪龍、どこ行った?」
まさか本当に、バニティが殺したのか?
いや。そんなこと、あるわけねぇ。
一行は奥へ奥へと進んでいく。
いつ邪龍が死角から現れても、おかしくない。アルファスは痛み止めを擦り込み、包帯を巻かれた胸を押さえた。
だが、どれだけ歩いても邪龍の気配がしない。
痛み止めが切れ始めている。アルファスの呼吸は、自然と荒くなった。
「一度、休憩にしよう」
デュークが言い、鞄から薬草を取り出す。
アルファスが倒れるように、火照った体を木の幹に投げ出す。鎧を脱ぎ捨て、悪態をつきながら包帯に手をかけた、その時。
「——!!」
デュークが目をかっと見開く。
地響きとともに、邪龍がアルファス達の眼の前に、着地した。
「まずい、逃げるぞ!」
デュークが叫ぶやいなや、一行は慌ててあちこちに逃げ惑う。
邪龍は獲物を定められていないのか、目をあちらこちらに動かすだけで、動かない。
「アルファス、早く!」
「畜生!」
アルファスは鎧を放りだしたまま、デュークの手を取って駆け出した。
「ほら見ろ!バニティの野郎、やっぱり嘘ついてやがった!」
アルファスは怒りと喜びが半分入り混じったような顔で叫んだ。
その一方で、デュークは納得がいかない様子で、走りながらもしきりに考え込んでいる。
「......だが、あの邪龍の角は二本揃っていた」
「そりゃそうだ。お前が持ってるその角は、単なるバッタもんなんだからよ!」
「それだけじゃない。......あの邪龍、前より大きくなかったか?」
デュークは、何やら違う可能性を検討しているようだ。
アルファスは一つ舌打ちをして、言った。
「そもそも、てめぇが変なこと言い出すからこんな目に合ってんだろうが。あの腐れ無能が、リントヴルム相手に何かできるわけねぇんだよ!」
「......そうだな。済まない」
デュークは雑念を振り払うように、頭を両手で二度叩いた。
「うわあああああっっっ!」
背後で、大きな悲鳴が聞こえた。
アルファス達が振り返ると、仲間が一人、邪龍の餌食になろうとしている。
「シリヴス!?」
「......くっ」
デュークは死にゆく仲間に背を向け、再び走り出そうとしたが、アルファスがそれを手で制した。
「アルファス?」
「......デューク。逃げんのはやめだ」
アルファスは、冷たく言った。
「あいつの死を、無駄死にに出来るかよ。あのクソ邪龍は、俺たちがここで狩る」
「何を言ってるんだ!?この人数と装備じゃ、無茶だ!今日はただの偵察のつもりだった、だろう?」
「......うるせぇんだよ!そもそもの原因は、デューーク!!てめぇにあるんだ。黙って俺の言うこと聞きやがれ!」
アルファスは感情を剥き出しにして怒鳴ると、反対方向に走り出す。
デュークはその背中を一瞬憎悪に満ちた目で睨むと、黙って彼についていった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「策は、あるのか?」
「いつもと同じだ。てめぇらで陽動して、俺がブチ込む。奴も手負いだ、これで行くしかねぇ」
手負い、というのは、あの邪龍が本当にリントヴルムだった場合の話だ。
デュークの目には、やはりリントヴルムと今回の邪龍が同じだとは思えなかった。
「......わかった」
話している間も、デュークは索敵魔術で敵の位置を把握し続けている。邪龍はデュークたちを見失ってしまったようだが、そう遠くない位置にいる。
こちらの戦力は、デュークとアルファスの他に、出発時より一人減った十二人。前回は三十人でパーティを組んだことを考えると、あまりに少ない。
それでも、アルファスの言うことは絶対だ。何故なら、アルファスにはそれだけの力がある。
ある程度力のある者についていけば、いつかそれを越えるほどの高みに辿り着ける。デュークは、そう考えていた。
「まずは不意打ちで一撃ブチかます。デューク、詳しい位置教えろ」
「その前に、鎧を着た方がいい」
デュークは横にいる取り巻きどもを見ながら言う。
索敵に必須のデュークはともかく、彼らよりもアルファスの命を優先すべきなのは明白だ。
バニティの時と同じ。情に流されず、最適解を選ぶのみだ。
だが、アルファスは首を振った。
「そんなもんはどうでもいい。俺に必要なのは、この拳だけだ」
「......論理的じゃない。その拳を一撃でも多く邪龍に届かせるために、鎧は必要だ」
「デューク、うるせぇぞ。そんなに言うなら、てめぇの鎧をよこせ」
デュークは、躊躇した。
アルファスはそれを見て、デュークを鼻で笑う。
「行くぞ。文句ねぇな」
うおおおおお、と、取り巻きどもが叫ぶ。この絶望的状況にあって、アルファスを信じることが彼らにとって一筋の光になるのだ。
デューク自身がそれを冷めた目で見ていられるのは、もしもの時は自分一人でも逃げられるからに他ならない。
彼の索敵魔術をフルに使い、状況をちゃんと見極められればそれは容易だ。
だが、デュークは疑問だった。
どうして、アルファスはここまで自信に満ちた顔でいられるのだろう。
彼は最前線、いつ死んでもおかしくない場所で戦っている。ただの馬鹿、と一蹴するには、あまりに精神力が強すぎる。
狂っている。彼には、そんな表現がしっくりくる。
その時、デュークの頭に一抹の不安がよぎった。
このまま彼についていって、それで俺は本当に、彼を越えられるのか?
邪龍は前の戦いによって木が倒れ、開けたところで佇んでいる。アルファスたちはそれを目視できる位置まで戻ってきた。
アルファスが飛び出すと同時に、邪龍を取り囲むように展開する。そういう手筈だった。
「......おっしゃあぁぁぁっっ!」
アルファスが叫ぶともに、邪龍の元へ走り出す。
それと同時に、デュークたちも足を踏み出した。
だが。
——キシャアアアァァァァ!!!
耳をつんざくような咆哮が、森中に鳴り響いた。
アルファスは足を止めなかった。だが、デュークたちは違う。
足がすくんで、咆哮が止んでも数秒間は動けない。
不味い。
デュークはようやく、そのことに気づいた。一撃目を放った後、アルファスは完全に孤立する。
アルファスが死ねば、このパーティに勝ち目はない。取り巻きどもが右往左往に逃げ出せば、混乱の中で自分が死ぬ確率が上がる。
「おらぁぁっっ!」
アルファスが叩き込んだ一撃は、邪龍をほんの少しだけ仰け反らせた。
だが、やはり致命傷にはならない。
デュークはそれを見た瞬間、踵を返した。
逃げるなら、まだ邪龍がアルファスに気を取られている、今だ。
あまり慌てたからか、その拍子に鞄の中から何かが落ちる。だが、そんなものを気にしている余裕はデュークにはなかった。
二歩目を踏み出す。その時、背後に迫る気配を感じた。
「......何?」
振り返る。そこにはなぜか、あの邪龍がいた。
その背後には、唖然とするアルファスも見える。
——なぜだ。なぜアルファスではなく、俺を狙う。
邪龍の紺碧の瞳が、まっすぐデュークを見つめる。
恐怖に、足ががくがく震えた。今にも邪龍がその大きな口を開けやしないか。
「......?」
だが、いつまで経っても邪龍が襲いかかってくることはなかった。
それどころか、両膝をつき、跪くような態勢をとっている。
よく見ると、デュークの目の前には、バニティから奪ったままの角が転がっていた。
恐る恐る、それを手に取る。
「邪龍。......俺の言うことを、聞け」
誰もが動けない中、人類最大の脅威は、ゆっくりと頷いた。
アルファスとデューク、それに数人の取り巻きたちは、神隠れの森で三日目を迎えていた。今日の昼までには一度町に戻る手筈になっている。
デュークの索敵魔術の範囲は決して広くない。それにしたって、こんなに長い時間、邪龍の咆哮さえ聞こえないのは異常だった。
「......あのクソ邪龍、どこ行った?」
まさか本当に、バニティが殺したのか?
いや。そんなこと、あるわけねぇ。
一行は奥へ奥へと進んでいく。
いつ邪龍が死角から現れても、おかしくない。アルファスは痛み止めを擦り込み、包帯を巻かれた胸を押さえた。
だが、どれだけ歩いても邪龍の気配がしない。
痛み止めが切れ始めている。アルファスの呼吸は、自然と荒くなった。
「一度、休憩にしよう」
デュークが言い、鞄から薬草を取り出す。
アルファスが倒れるように、火照った体を木の幹に投げ出す。鎧を脱ぎ捨て、悪態をつきながら包帯に手をかけた、その時。
「——!!」
デュークが目をかっと見開く。
地響きとともに、邪龍がアルファス達の眼の前に、着地した。
「まずい、逃げるぞ!」
デュークが叫ぶやいなや、一行は慌ててあちこちに逃げ惑う。
邪龍は獲物を定められていないのか、目をあちらこちらに動かすだけで、動かない。
「アルファス、早く!」
「畜生!」
アルファスは鎧を放りだしたまま、デュークの手を取って駆け出した。
「ほら見ろ!バニティの野郎、やっぱり嘘ついてやがった!」
アルファスは怒りと喜びが半分入り混じったような顔で叫んだ。
その一方で、デュークは納得がいかない様子で、走りながらもしきりに考え込んでいる。
「......だが、あの邪龍の角は二本揃っていた」
「そりゃそうだ。お前が持ってるその角は、単なるバッタもんなんだからよ!」
「それだけじゃない。......あの邪龍、前より大きくなかったか?」
デュークは、何やら違う可能性を検討しているようだ。
アルファスは一つ舌打ちをして、言った。
「そもそも、てめぇが変なこと言い出すからこんな目に合ってんだろうが。あの腐れ無能が、リントヴルム相手に何かできるわけねぇんだよ!」
「......そうだな。済まない」
デュークは雑念を振り払うように、頭を両手で二度叩いた。
「うわあああああっっっ!」
背後で、大きな悲鳴が聞こえた。
アルファス達が振り返ると、仲間が一人、邪龍の餌食になろうとしている。
「シリヴス!?」
「......くっ」
デュークは死にゆく仲間に背を向け、再び走り出そうとしたが、アルファスがそれを手で制した。
「アルファス?」
「......デューク。逃げんのはやめだ」
アルファスは、冷たく言った。
「あいつの死を、無駄死にに出来るかよ。あのクソ邪龍は、俺たちがここで狩る」
「何を言ってるんだ!?この人数と装備じゃ、無茶だ!今日はただの偵察のつもりだった、だろう?」
「......うるせぇんだよ!そもそもの原因は、デューーク!!てめぇにあるんだ。黙って俺の言うこと聞きやがれ!」
アルファスは感情を剥き出しにして怒鳴ると、反対方向に走り出す。
デュークはその背中を一瞬憎悪に満ちた目で睨むと、黙って彼についていった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「策は、あるのか?」
「いつもと同じだ。てめぇらで陽動して、俺がブチ込む。奴も手負いだ、これで行くしかねぇ」
手負い、というのは、あの邪龍が本当にリントヴルムだった場合の話だ。
デュークの目には、やはりリントヴルムと今回の邪龍が同じだとは思えなかった。
「......わかった」
話している間も、デュークは索敵魔術で敵の位置を把握し続けている。邪龍はデュークたちを見失ってしまったようだが、そう遠くない位置にいる。
こちらの戦力は、デュークとアルファスの他に、出発時より一人減った十二人。前回は三十人でパーティを組んだことを考えると、あまりに少ない。
それでも、アルファスの言うことは絶対だ。何故なら、アルファスにはそれだけの力がある。
ある程度力のある者についていけば、いつかそれを越えるほどの高みに辿り着ける。デュークは、そう考えていた。
「まずは不意打ちで一撃ブチかます。デューク、詳しい位置教えろ」
「その前に、鎧を着た方がいい」
デュークは横にいる取り巻きどもを見ながら言う。
索敵に必須のデュークはともかく、彼らよりもアルファスの命を優先すべきなのは明白だ。
バニティの時と同じ。情に流されず、最適解を選ぶのみだ。
だが、アルファスは首を振った。
「そんなもんはどうでもいい。俺に必要なのは、この拳だけだ」
「......論理的じゃない。その拳を一撃でも多く邪龍に届かせるために、鎧は必要だ」
「デューク、うるせぇぞ。そんなに言うなら、てめぇの鎧をよこせ」
デュークは、躊躇した。
アルファスはそれを見て、デュークを鼻で笑う。
「行くぞ。文句ねぇな」
うおおおおお、と、取り巻きどもが叫ぶ。この絶望的状況にあって、アルファスを信じることが彼らにとって一筋の光になるのだ。
デューク自身がそれを冷めた目で見ていられるのは、もしもの時は自分一人でも逃げられるからに他ならない。
彼の索敵魔術をフルに使い、状況をちゃんと見極められればそれは容易だ。
だが、デュークは疑問だった。
どうして、アルファスはここまで自信に満ちた顔でいられるのだろう。
彼は最前線、いつ死んでもおかしくない場所で戦っている。ただの馬鹿、と一蹴するには、あまりに精神力が強すぎる。
狂っている。彼には、そんな表現がしっくりくる。
その時、デュークの頭に一抹の不安がよぎった。
このまま彼についていって、それで俺は本当に、彼を越えられるのか?
邪龍は前の戦いによって木が倒れ、開けたところで佇んでいる。アルファスたちはそれを目視できる位置まで戻ってきた。
アルファスが飛び出すと同時に、邪龍を取り囲むように展開する。そういう手筈だった。
「......おっしゃあぁぁぁっっ!」
アルファスが叫ぶともに、邪龍の元へ走り出す。
それと同時に、デュークたちも足を踏み出した。
だが。
——キシャアアアァァァァ!!!
耳をつんざくような咆哮が、森中に鳴り響いた。
アルファスは足を止めなかった。だが、デュークたちは違う。
足がすくんで、咆哮が止んでも数秒間は動けない。
不味い。
デュークはようやく、そのことに気づいた。一撃目を放った後、アルファスは完全に孤立する。
アルファスが死ねば、このパーティに勝ち目はない。取り巻きどもが右往左往に逃げ出せば、混乱の中で自分が死ぬ確率が上がる。
「おらぁぁっっ!」
アルファスが叩き込んだ一撃は、邪龍をほんの少しだけ仰け反らせた。
だが、やはり致命傷にはならない。
デュークはそれを見た瞬間、踵を返した。
逃げるなら、まだ邪龍がアルファスに気を取られている、今だ。
あまり慌てたからか、その拍子に鞄の中から何かが落ちる。だが、そんなものを気にしている余裕はデュークにはなかった。
二歩目を踏み出す。その時、背後に迫る気配を感じた。
「......何?」
振り返る。そこにはなぜか、あの邪龍がいた。
その背後には、唖然とするアルファスも見える。
——なぜだ。なぜアルファスではなく、俺を狙う。
邪龍の紺碧の瞳が、まっすぐデュークを見つめる。
恐怖に、足ががくがく震えた。今にも邪龍がその大きな口を開けやしないか。
「......?」
だが、いつまで経っても邪龍が襲いかかってくることはなかった。
それどころか、両膝をつき、跪くような態勢をとっている。
よく見ると、デュークの目の前には、バニティから奪ったままの角が転がっていた。
恐る恐る、それを手に取る。
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