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変態どもの日常

変態in別荘(中編)

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「ありがとうラミちゃん……。僕、危うくとんでもない黒歴史を作るところだったよ」
「うん、よかったわね」

   擬似ホモから正気に戻ったカイル(まだ縛られてます)が私に感謝してくるという状況が出来上がった。ぶっちゃけずっと寝てくれたら普通にこの別荘を楽しむことが出来たんだけどね。

「さて、これからはラミちゃんと夜の運動会を楽しむとするか……」
「いやしないけど」

   熟練の動きで超合金縄を解くカイル。どんな訓練を受けているか非常に気になるところである。あと夜の運動会は絶対にやらない。

「ま、待てよ!」
「あ?   なんだシスコン?」

   それまでウキウキとしていたカイルだったが、お兄ちゃんに呼び止められて少し不機嫌になった。ていうかもうそろそろ帰れよお兄ちゃん。いつまでストーキングしてるの?

「お、覚えてないよな……?」
「えっ」

   冷や汗を流し始める双方。
   まさか……。

「あ、いや、いいんだ。いいんだ、別に……」
「えっ?   えっ?」

   不穏な空気が漂う。
   私はそっとその場から離れてあげた。


   ーーーーーーーーーーーーーーーーー


「いやぁ、待たせたねラミちゃん!」

   執事さんやメイドさんたちと夕食を食べていたら、カイルとお兄ちゃんが現れた。大丈夫だったのだろうか。

「今日はイイコトしようね!」
「いや、しないけど」
「枕投げの事だよ?」
「やるぅ!」

   なぁんだ全年齢対象のここでは到底書けないようなことかと思ったよ!   HAHAHA☆

「お兄ちゃんの顔面にぜひ枕をぶち当ててくれないか?」
「何その特殊プレイ」
「さて、お兄ちゃんはシェフに頼んで白濁液を飲むとするか」
「カルピスよね?」
「……」

    あれぇー?   どうして返事がないのかなー?

「ラミちゃん、これ食べたら庭で尻穴花火やろうよ!   アナルに花火ぶち込むという騎士団で訓練を積んでいる僕にしか出来ない技だよ!   レアだよ!」

   いやホントに騎士団なにやってんの?


    こんな色々あった時間も結構早く過ぎ去るものだった。


「お兄さーん?   ちょっと花火奥過ぎません?   怪我するんですけどー?」
「うるさいわねっ!   あなたどれだけアタシの気持ちを弄ぶつもりなのよォ!(裏声)」
「あれぇー?」

   お兄ちゃんが昼ドラみたいな声を出しながらカイルのアナルに花火を突っ込みすぎたり。

「とりゃー!」
「おほお♡♡」
「もっかーい!」
「んほおおおおおおおお♡♡‬」

   私が投げた枕を全てお兄ちゃんがカバーしたり。

「僕の愛だよっ!」

   カイルがローションを投げつけてきたり。
   ……いやロクな思い出ないわね!?
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