10 / 18
学園-School-
しおりを挟む
学園では魔法の講義を受けることにした。
魔法の基礎から実技にいたるまでを習得するためだ。
魔法には大きく分けて二種類ある。物理魔法と幻想魔法
物理魔法は物理の法則に従って火炎をおこすと大気の魔素が消費するというものだ。
魔素は産まれ持った才能によって幾多にもわかれ、個人個人にユニークな属性を付与させている。
主人公の場合はニート属性が適応されており”働いたらまけ”のデバフを受けている。
練度をあげるにつれて覚えられる魔法も増えていく仕組みとなっている。
幾度か登場しているアッパーとよばれる薬物は物理魔法と幻想魔法の間にうまれた劇物で魔力増幅と魔族化促進の作用がある。
「覚える事がおおすぎるんじゃぁ~まなびとうないぃ~」
「主よ、ここは耐え忍ばれよ」
ニート属性が付与されていることにショックをうけたアイリは講義をうけることできえるのではないかと考えた。
「ニートの定義がきになるところぞ!」
「アイリさん食堂へいきましょう」
雪姫にさそわれランチにいくことになった。
食堂でリザードマンの尾ヒレかつ定食をごちそうになったアイリは属性についての講義をうけることにした。
「属性とは先天性の物でかえることはできないとされています。後天的についた属性の場合は変える事が可能であります」
アイリのニート属性は後天的な物なので変える事も可能というわけだ。
「では、みなさんの属性を確認してみましょう」
教授はそういうと腕にはめたブレスレットのクリスタルをなで、ステータス画面を起動させた。
名前 ハインツ・ヴェルン
職業 教授
属性 火炎
装備 古びれ魔力をおびた万年筆
練度 将軍II
アイリは自分のステータスを確認する
名前 アイリ
職業 学徒
属性 勇者
装備 ぼっさん 灼熱のリング 金剛石の指輪
練度 騎士
アイリは勇者属性を獲得していた。
「きたこれ!」
「おぉお勇者の属性がつくとはさすが金等級の冒険者といったところかの」
「さすがですわアイリさん」
雪姫はアイリを可能な限り愛でた。
「やめれ~」
「ふっさすがはリーダー!勇者とは我と反目しあう属性よ!七天魔王っ・・・」
ラムゥトはテツオの口を覆うように手をかざした。
魔法学園が存在する都市は研究が活発に行われている事から研究都市とよばれている。
研究都市では様々な実験をおこない失敗と成功を繰り返していた。
スチームと魔力の混合幻想魔法もその一環から産み出された物だ。
水蒸気間の燃料を破邪の玉で代替することで永久的に活動し、また小型化が可能となった。
スチームで駆動するスチームバイクが開発されたのは破邪の玉のおかげともいえた。
「ひゃっは~早いぜ!汚物は消毒だぁ~」
世紀末ごっこをするアイリ。
「今回の授業はスチームバイクをつかった狩猟です」
「ひゃっはーそっちにいったぞ!」
ハニートードの狩猟を開始すると、遊び感覚で得物を追いかけはじめたアイリ。
「ゲロゲロ」
ハニートードは皮膚に甘い蜜を分泌する蛙型の魔物で食材と錬金の材料としても重宝されている。
アッパーの材料としても使うので国が学園の授業もかねて採取させているのだ。
「げろげろやでぇ~こんなんつこてる薬つかうとかぞっとしないな」
「主よ裏にまわりましたぞ」
「あいあいさ~~」
ハニートードを30匹捕獲することで授業は終了した。
「素晴らしい成果ですね」
そういって現れたのはアッパー事業を統括している下弦だ。
「これでアッパー製造も捗るというものです」
「国が薬を売ってるのは良くないと思います」
単刀直入に意見したのはアイリだった。
「いろいろとあるのですよ。心の弱い人間には糧となる物が必要なのです」
下弦の側には一糸乱れぬ隊列を組んだ兵隊たちがいる。
「やめろっていっとるんじゃけどなぁ」
剣に手をかけようとしたその瞬間
「これ以上の狼藉はたとえ雪姫殿のご友人とて容赦せん」
「主よ落ち着かれよ」
険悪なムードの中テツオはダークプリーストの印を結んでいた。
「我がダークヒーリングで全て癒してしんぜよう」
「ヒイイイイイイイイイイリング」
暗黒の光がアイリ達をつつみこむ。
「癒えていくクッ」
「これはなんだ・・・っくいえていくっ」
下弦は黒歴史がいえていくのを実感していた。
「特別な力をもっているようだな」
感心すると下弦はパーティーに招待するといいだした。
「王の傷もいえるやもしれぬ」
「薬のことはどうな――」
ラムゥトがさえぎった。
「喜んでうけいれましょう」
アイリは不貞腐れながらバイクをふかすと王国のほうへとむかっていった。
パーティは豪華絢爛といった会場で魔石がシャンデリアのように煌めいていた。
壁には漆塗りで黒と白のエレガントな装飾がなされまるで宮殿のようだった。
食卓にはリザードマンの尾ヒレかつやハニートードの酢漬けなど一風かわった料理がならべられていた。
「んまぁああい」
アイリはふてくされながらも料理をほうばった。
この料理が下弦の薬でかせいだものだとしっていたからだ。
「なかなかどうして美味しい料理だ」
ラムゥトも舌鼓をうっている。
「味はきにいられましたかな」
そう尋ねてきたのは王みずからだった。雪姫がよりそっている。
「国王陛下みずからおこしになるとは光栄の極み」
「よい、頭をあげい無礼講ぞ」
「陛下!この料理最高~!」
「ハニートードの酢漬けですかな」
「オロロロロロロロロ」
吐瀉物をまきちらすアイリ。
「なんちゅーもんを用意しとるんや」
「おやっおきにめされませんかな」
当然である。蛙の酢漬けなどくえたものではなかった。
「こちらはいかがな」
差し出されたのはマスタードスネークの串焼きだった。
「くえるかっーい!」
「これはこれで美味ですな」
ラムゥトは好き嫌いせずにむしゃむしゃと食べている。
「よいくいっぷりじゃな」
「どれもっともってこさそう」
王が合図すると様々なげてもの料理が並んだ。
「オエエエエエエエエエエエエ」
セセラギバッタの煮つけにジャンボコオロギの蒸し焼きだ。
「失礼ですわよアイリさん」
ほっぺたをつねりながら言う雪姫。
「やめ、やめいやめーい」
「ウルルン滞在記の気分や」
「なんですかなそのウルルンとやらは」
「きにせんといてや」
料理のセンスがえげつなかった。
「シェフをよべ!!」
「こんな冷え切ったトードくえるわけなかろうが」
シェフをよびだすといちゃもんをつけはじめた。
「食べれるわけないでしょうが!」
「食もほどほどにして本題にうつろうか」
そういうと暗幕がおりてきてスクリーンに映像が投影される。
帝国との戦争の歴史がうつしだされ、最後にこう綴った。
「帝国をほろぼさず、吸収せよ――」
「アイリ殿には帝国吸収の指揮をとっていただきたいのだ」
「むむ。げせませんぞ。上弦が指揮をとるはずではなかったのですか」
下弦は上弦がしきをとると聞いていたのでハトが豆でっぽうをくらった顔をした。
「よは王国の今後を憂いておる」
「世襲制は廃止しようとかんがえておるのじゃ」
「民の声に耳をかたむけ共に生きていこうと考えておる」
(民主主義かな?)
「多数で決をとることとする」
「マジックボードにおのが信念を刻みこみ投票するのだ」
魔力で文字が刻まれるマジックボードに個々人の投票権を記すというものだ。
マジックボードは手をかざすと魔力を吸引しはじめる。
魔素の本流にそって文字をうかべていく。
賛成という文字をつくりあげると、反対という文字もつくった。
「こうしておのが意見を刻み込み過半数をこえた場合のみ可決する」
「勝手に話をすすめないでいただきたい」
そういって話をとめたのは王国継承第一位の上弦だった。
上弦は世襲で王国をつぎたがっていたのだが王はサディスティックな一面をもつ上弦を心配し次期国王は民主主義にのっとってきめることにしたのだ。
「私が決めたことだ。勝手に等と傲岸不遜な発言は慎め」
王と上弦はなにやら因縁にもにた何か確執があるようだ。
「投票だよ~選挙がはじまるよ~」
選挙がはじまると国民総出の開催市がはじまった。
「我こそはダークプリーストのテツオ!選挙に立候補するぞ!」
「ヒイイイイイイイイイイリング!」
「あぁ癒えていく我の黒歴史のぞきみ日和の歴史が~」
「おおう王が元気をとりもどしているぞ!」
王は病んでいた。過去の自身の歴史が物語っている黒い部分の話だ。
「ダークプリースト様!あなたが癒してくれた傷はえもいえぬ悦がありますぞ」
「我輩のステータスをみるがよい!」
名前 テツオ
職業 ダークプリースト
属性 孤高
装備 マンティコアの鼻毛ブレスレット
練度 騎士Ⅱ
テツオは地味に強かった。
「なんかはらたつなテツオ」
「テツオ!応援してるぞ!」
「鼻毛のブレスレットすてろー!汚いぞ!」
様々な民衆の声がきこえるなかダークプリーストの株はうなぎのぼりだ。
「ぐすん・・・ぐすん・・・そんなにいわなくてもいいじゃないか」
テツオのハートは絹豆腐で出来ていた。
「王もテツオを応援しているぞー!」
「おおぉ陛下自ら応援している!」
先代王も傷が癒えたことからテツオを応援しているようだ。
「私、上弦が当選したあかつきには皆さまに何一つ不自由をさせない国として自身と共に成長していく所存であります」
上弦も演説に加わってきた。
アイリは上弦のブーイング係として民衆にまぎれて噂をながしはじめた。
「薬は上弦と下弦がつくってながしているぞー」
「なんだってー!」
「とんでもねえやつだ」
「猥談オジサン事件も関係してるらしいぞー」
「なんだ猥談オジサンってー!」
先日女児に対して猥談を語り掛ける事件が多発していたのだ。
「けしからん奴だ!」
「そんな事実はいっさいありません。皆さん落ち着いてください」
「信じられるか―!」
「卑猥よ!卑猥だわ!」
「好き勝手いいよってからに・・・!」
みるみるうちに顔色をかえてキレそうになる上弦。
「民衆の声に耳をかたむけるのが私たちの務めだと考えております」
理性でおさえながら上弦は演説を続ける。
「帝国との戦争を長引かせるわけにはいきません。民は消耗しきっています!」
「そのとおりだー!」
アイリは噂を流しつつも演説の応援をしていた。
「俺は上弦様に一票だー!」
「私もよ!」
一人なびくと大勢が上弦に賛同しつつあった。
「奴隷問題についてはどうお考えかー!?」
アイリのするどい質問に上弦は口をつぐんだ。
趣味で奴隷を買いあさっていた上弦にはサディスティックな黒歴史があった。
「プンプンにおいますぞ黒歴史の香りが!」
テツオは鼻をひくつかせると上弦のもとまでかけよった。
「こやつめ相当な黒歴史をかかえているとおもわれる」
「えええい小賢しい!」
演説の邪魔をするなとのけられ、警備員につまみだされるアイリ達。
演説でにぎわっていた広場には市場がでており物色することにした。
古びれた懐中時計が展示されている雑貨屋をみつけると、センスがいいので中にはいることにした。
魔法の基礎から実技にいたるまでを習得するためだ。
魔法には大きく分けて二種類ある。物理魔法と幻想魔法
物理魔法は物理の法則に従って火炎をおこすと大気の魔素が消費するというものだ。
魔素は産まれ持った才能によって幾多にもわかれ、個人個人にユニークな属性を付与させている。
主人公の場合はニート属性が適応されており”働いたらまけ”のデバフを受けている。
練度をあげるにつれて覚えられる魔法も増えていく仕組みとなっている。
幾度か登場しているアッパーとよばれる薬物は物理魔法と幻想魔法の間にうまれた劇物で魔力増幅と魔族化促進の作用がある。
「覚える事がおおすぎるんじゃぁ~まなびとうないぃ~」
「主よ、ここは耐え忍ばれよ」
ニート属性が付与されていることにショックをうけたアイリは講義をうけることできえるのではないかと考えた。
「ニートの定義がきになるところぞ!」
「アイリさん食堂へいきましょう」
雪姫にさそわれランチにいくことになった。
食堂でリザードマンの尾ヒレかつ定食をごちそうになったアイリは属性についての講義をうけることにした。
「属性とは先天性の物でかえることはできないとされています。後天的についた属性の場合は変える事が可能であります」
アイリのニート属性は後天的な物なので変える事も可能というわけだ。
「では、みなさんの属性を確認してみましょう」
教授はそういうと腕にはめたブレスレットのクリスタルをなで、ステータス画面を起動させた。
名前 ハインツ・ヴェルン
職業 教授
属性 火炎
装備 古びれ魔力をおびた万年筆
練度 将軍II
アイリは自分のステータスを確認する
名前 アイリ
職業 学徒
属性 勇者
装備 ぼっさん 灼熱のリング 金剛石の指輪
練度 騎士
アイリは勇者属性を獲得していた。
「きたこれ!」
「おぉお勇者の属性がつくとはさすが金等級の冒険者といったところかの」
「さすがですわアイリさん」
雪姫はアイリを可能な限り愛でた。
「やめれ~」
「ふっさすがはリーダー!勇者とは我と反目しあう属性よ!七天魔王っ・・・」
ラムゥトはテツオの口を覆うように手をかざした。
魔法学園が存在する都市は研究が活発に行われている事から研究都市とよばれている。
研究都市では様々な実験をおこない失敗と成功を繰り返していた。
スチームと魔力の混合幻想魔法もその一環から産み出された物だ。
水蒸気間の燃料を破邪の玉で代替することで永久的に活動し、また小型化が可能となった。
スチームで駆動するスチームバイクが開発されたのは破邪の玉のおかげともいえた。
「ひゃっは~早いぜ!汚物は消毒だぁ~」
世紀末ごっこをするアイリ。
「今回の授業はスチームバイクをつかった狩猟です」
「ひゃっはーそっちにいったぞ!」
ハニートードの狩猟を開始すると、遊び感覚で得物を追いかけはじめたアイリ。
「ゲロゲロ」
ハニートードは皮膚に甘い蜜を分泌する蛙型の魔物で食材と錬金の材料としても重宝されている。
アッパーの材料としても使うので国が学園の授業もかねて採取させているのだ。
「げろげろやでぇ~こんなんつこてる薬つかうとかぞっとしないな」
「主よ裏にまわりましたぞ」
「あいあいさ~~」
ハニートードを30匹捕獲することで授業は終了した。
「素晴らしい成果ですね」
そういって現れたのはアッパー事業を統括している下弦だ。
「これでアッパー製造も捗るというものです」
「国が薬を売ってるのは良くないと思います」
単刀直入に意見したのはアイリだった。
「いろいろとあるのですよ。心の弱い人間には糧となる物が必要なのです」
下弦の側には一糸乱れぬ隊列を組んだ兵隊たちがいる。
「やめろっていっとるんじゃけどなぁ」
剣に手をかけようとしたその瞬間
「これ以上の狼藉はたとえ雪姫殿のご友人とて容赦せん」
「主よ落ち着かれよ」
険悪なムードの中テツオはダークプリーストの印を結んでいた。
「我がダークヒーリングで全て癒してしんぜよう」
「ヒイイイイイイイイイイリング」
暗黒の光がアイリ達をつつみこむ。
「癒えていくクッ」
「これはなんだ・・・っくいえていくっ」
下弦は黒歴史がいえていくのを実感していた。
「特別な力をもっているようだな」
感心すると下弦はパーティーに招待するといいだした。
「王の傷もいえるやもしれぬ」
「薬のことはどうな――」
ラムゥトがさえぎった。
「喜んでうけいれましょう」
アイリは不貞腐れながらバイクをふかすと王国のほうへとむかっていった。
パーティは豪華絢爛といった会場で魔石がシャンデリアのように煌めいていた。
壁には漆塗りで黒と白のエレガントな装飾がなされまるで宮殿のようだった。
食卓にはリザードマンの尾ヒレかつやハニートードの酢漬けなど一風かわった料理がならべられていた。
「んまぁああい」
アイリはふてくされながらも料理をほうばった。
この料理が下弦の薬でかせいだものだとしっていたからだ。
「なかなかどうして美味しい料理だ」
ラムゥトも舌鼓をうっている。
「味はきにいられましたかな」
そう尋ねてきたのは王みずからだった。雪姫がよりそっている。
「国王陛下みずからおこしになるとは光栄の極み」
「よい、頭をあげい無礼講ぞ」
「陛下!この料理最高~!」
「ハニートードの酢漬けですかな」
「オロロロロロロロロ」
吐瀉物をまきちらすアイリ。
「なんちゅーもんを用意しとるんや」
「おやっおきにめされませんかな」
当然である。蛙の酢漬けなどくえたものではなかった。
「こちらはいかがな」
差し出されたのはマスタードスネークの串焼きだった。
「くえるかっーい!」
「これはこれで美味ですな」
ラムゥトは好き嫌いせずにむしゃむしゃと食べている。
「よいくいっぷりじゃな」
「どれもっともってこさそう」
王が合図すると様々なげてもの料理が並んだ。
「オエエエエエエエエエエエエ」
セセラギバッタの煮つけにジャンボコオロギの蒸し焼きだ。
「失礼ですわよアイリさん」
ほっぺたをつねりながら言う雪姫。
「やめ、やめいやめーい」
「ウルルン滞在記の気分や」
「なんですかなそのウルルンとやらは」
「きにせんといてや」
料理のセンスがえげつなかった。
「シェフをよべ!!」
「こんな冷え切ったトードくえるわけなかろうが」
シェフをよびだすといちゃもんをつけはじめた。
「食べれるわけないでしょうが!」
「食もほどほどにして本題にうつろうか」
そういうと暗幕がおりてきてスクリーンに映像が投影される。
帝国との戦争の歴史がうつしだされ、最後にこう綴った。
「帝国をほろぼさず、吸収せよ――」
「アイリ殿には帝国吸収の指揮をとっていただきたいのだ」
「むむ。げせませんぞ。上弦が指揮をとるはずではなかったのですか」
下弦は上弦がしきをとると聞いていたのでハトが豆でっぽうをくらった顔をした。
「よは王国の今後を憂いておる」
「世襲制は廃止しようとかんがえておるのじゃ」
「民の声に耳をかたむけ共に生きていこうと考えておる」
(民主主義かな?)
「多数で決をとることとする」
「マジックボードにおのが信念を刻みこみ投票するのだ」
魔力で文字が刻まれるマジックボードに個々人の投票権を記すというものだ。
マジックボードは手をかざすと魔力を吸引しはじめる。
魔素の本流にそって文字をうかべていく。
賛成という文字をつくりあげると、反対という文字もつくった。
「こうしておのが意見を刻み込み過半数をこえた場合のみ可決する」
「勝手に話をすすめないでいただきたい」
そういって話をとめたのは王国継承第一位の上弦だった。
上弦は世襲で王国をつぎたがっていたのだが王はサディスティックな一面をもつ上弦を心配し次期国王は民主主義にのっとってきめることにしたのだ。
「私が決めたことだ。勝手に等と傲岸不遜な発言は慎め」
王と上弦はなにやら因縁にもにた何か確執があるようだ。
「投票だよ~選挙がはじまるよ~」
選挙がはじまると国民総出の開催市がはじまった。
「我こそはダークプリーストのテツオ!選挙に立候補するぞ!」
「ヒイイイイイイイイイイリング!」
「あぁ癒えていく我の黒歴史のぞきみ日和の歴史が~」
「おおう王が元気をとりもどしているぞ!」
王は病んでいた。過去の自身の歴史が物語っている黒い部分の話だ。
「ダークプリースト様!あなたが癒してくれた傷はえもいえぬ悦がありますぞ」
「我輩のステータスをみるがよい!」
名前 テツオ
職業 ダークプリースト
属性 孤高
装備 マンティコアの鼻毛ブレスレット
練度 騎士Ⅱ
テツオは地味に強かった。
「なんかはらたつなテツオ」
「テツオ!応援してるぞ!」
「鼻毛のブレスレットすてろー!汚いぞ!」
様々な民衆の声がきこえるなかダークプリーストの株はうなぎのぼりだ。
「ぐすん・・・ぐすん・・・そんなにいわなくてもいいじゃないか」
テツオのハートは絹豆腐で出来ていた。
「王もテツオを応援しているぞー!」
「おおぉ陛下自ら応援している!」
先代王も傷が癒えたことからテツオを応援しているようだ。
「私、上弦が当選したあかつきには皆さまに何一つ不自由をさせない国として自身と共に成長していく所存であります」
上弦も演説に加わってきた。
アイリは上弦のブーイング係として民衆にまぎれて噂をながしはじめた。
「薬は上弦と下弦がつくってながしているぞー」
「なんだってー!」
「とんでもねえやつだ」
「猥談オジサン事件も関係してるらしいぞー」
「なんだ猥談オジサンってー!」
先日女児に対して猥談を語り掛ける事件が多発していたのだ。
「けしからん奴だ!」
「そんな事実はいっさいありません。皆さん落ち着いてください」
「信じられるか―!」
「卑猥よ!卑猥だわ!」
「好き勝手いいよってからに・・・!」
みるみるうちに顔色をかえてキレそうになる上弦。
「民衆の声に耳をかたむけるのが私たちの務めだと考えております」
理性でおさえながら上弦は演説を続ける。
「帝国との戦争を長引かせるわけにはいきません。民は消耗しきっています!」
「そのとおりだー!」
アイリは噂を流しつつも演説の応援をしていた。
「俺は上弦様に一票だー!」
「私もよ!」
一人なびくと大勢が上弦に賛同しつつあった。
「奴隷問題についてはどうお考えかー!?」
アイリのするどい質問に上弦は口をつぐんだ。
趣味で奴隷を買いあさっていた上弦にはサディスティックな黒歴史があった。
「プンプンにおいますぞ黒歴史の香りが!」
テツオは鼻をひくつかせると上弦のもとまでかけよった。
「こやつめ相当な黒歴史をかかえているとおもわれる」
「えええい小賢しい!」
演説の邪魔をするなとのけられ、警備員につまみだされるアイリ達。
演説でにぎわっていた広場には市場がでており物色することにした。
古びれた懐中時計が展示されている雑貨屋をみつけると、センスがいいので中にはいることにした。
0
あなたにおすすめの小説
チート魔力のせいで神レベルの連中に狙われましたが、守銭奴なので金稼ぎします
桜桃-サクランボ-
ファンタジー
――自由を手に入れるために、なにがあっても金は稼ぎます――
金さえあれば人生はどうにでもなる――
そう信じている守銭奴、鏡谷知里(28)。
交通事故で死んだはずの彼が目を覚ますと、そこは剣と魔法の異世界。
しかもなぜか、規格外のチート魔力を手に入れていた。
だがその力は、本来存在してはいけないものだった。
知里の魔力は、封印されていた伝説の冒険者の魔力と重なったことで生まれた世界のバランスを崩す力。
その異常な魔力に目を付けたのは、この世界を裏から支配する存在――
「世界を束ねる管理者」
神にも等しい力を持つ彼らは、知里を危険視し始める。
巻き込まれたくない。
戦いたくもない。
知里が望むのはただ一つ。
金を稼いで楽して生きること。
しかし純粋すぎる仲間に振り回され、事件に巻き込まれ、気付けば世界の管理者と敵対する羽目に――。
守銭奴のチート魔力持ち冒険者 VS 世界を支配する管理者。
金のために生きる男が、望まぬまま世界の頂点と戦うことになる
巻き込まれ系異世界ファンタジー。
※小説家になろう・カクヨムでも更新中
※表紙:あニキさん
※ ※がタイトルにある話に挿絵アリ
※月、水、金、更新予定!
転生貴族の領地経営〜現代日本の知識で異世界を豊かにする
初
ファンタジー
ローラシア王国の北のエルラント辺境伯家には天才的な少年、リーゼンしかしその少年は現代日本から転生してきた転生者だった。
リーゼンが洗礼をしたさい、圧倒的な量の加護やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のリーゼンを辺境伯家の領地の北を治める代官とした。
これはそんなリーゼンが異世界の領地を経営し、豊かにしていく物語である。
無能勇者の黙示録~勝手に召喚されて勝手に追放されたので勝手に旅に出ます~
枯井戸
ファンタジー
力も強くない、足も速くない、魔法も使えないし、頭も大してよくない、どこにでもいるちょっとオタク趣味の主人公・東雲真緒が白雉国に勇者として転生する。
同期の勇者はそれぞれ力が強かったり、魔法が使えたり、回復ができたりと各々の才能を開花させ頭角を現していくのだが、真緒に与えられた才能は異世界転生モノでよく見る〝ステータスオープン〟のみだった。
仲間には使えないと蔑まれ、ギルドには落第勇者の烙印を押され、現地人には殺害されかけ、挙句の果てに大事な人を亡くし、見ず知らずの土地の最底辺で生きていくことになった真緒だったが、彼女はまだ〝ステータスオープン〟の可能性に気づいていないだけだった。
─────────────
※投稿時間は多少前後しますが毎日投稿は続けていくつもりです。
※タイトルは予告なしにガラリと変わる場合があるのでご了承ください。
※表紙は現在の主人公のイメージ図です。もしまた別の国へ行く場合、彼女の装いも変化するかもしれません。
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める
遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】
猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。
そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。
まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。
異世界召喚は7回目…って、いい加減にしろよ‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
『おぉ、勇者達よ! 良くぞ来てくれた‼︎』
見知らぬ城の中、床には魔法陣、王族の服装は中世の時代を感じさせる衣装…
俺こと不知火 朔夜(しらぬい さくや)は、クラスメートの4人と一緒に異世界に召喚された。
突然の事で戸惑うクラスメート達…
だが俺はうんざりした顔で深い溜息を吐いた。
「またか…」
王族達の話では、定番中の定番の魔王が世界を支配しているから倒してくれという話だ。
そして儀式により…イケメンの正義は【勇者】を、ギャルっぽい美紅は【聖戦士】を、クラス委員長の真美は【聖女】を、秀才の悠斗は【賢者】になった。
そして俺はというと…?
『おぉ、伝承にある通り…異世界から召喚された者には、素晴らしい加護が与えられた!』
「それよりも不知火君は何を得たんだ?」
イケメンの正義は爽やかな笑顔で聞いてきた。
俺は儀式の札を見ると、【アンノウン】と書かれていた。
その場にいた者達は、俺の加護を見ると…
「正体不明で気味が悪い」とか、「得体が知れない」とか好き放題言っていた。
『ふむ…朔夜殿だけ分からずじまいか。だが、異世界から来た者達よ、期待しておるぞ!』
王族も前の4人が上位のジョブを引いた物だから、俺の事はどうでも良いらしい。
まぁ、その方が気楽で良い。
そして正義は、リーダーとして皆に言った。
「魔王を倒して元の世界に帰ろう!」
正義の言葉に3人は頷いたが、俺は正義に言った。
「魔王を倒すという志は立派だが、まずは魔物と戦って勝利をしてから言え!」
「僕達には素晴らしい加護の恩恵があるから…」
「肩書きがどんなに立派でも、魔物を前にしたら思う様には動けないんだ。現実を知れ!」
「何よ偉そうに…アンタだったら出来るというの?」
「良いか…殴り合いの喧嘩もしたことがない奴が、いきなり魔物に勝てる訳が無いんだ。お前達は、ゲーム感覚でいるみたいだが現実はそんなに甘く無いぞ!」
「ずいぶん知ったような口を聞くね。不知火は経験があるのか?」
「あるよ、異世界召喚は今回が初めてでは無いからな…」
俺は右手を上げると、頭上から光に照らされて黄金の甲冑と二振の聖剣を手にした。
「その…鎧と剣は?」
「これが証拠だ。この鎧と剣は、今迄の世界を救った報酬として貰った。」
「今迄って…今回が2回目では無いのか?」
「今回で7回目だ!マジでいい加減にして欲しいよ。」
俺はうんざりしながら答えた。
そう…今回の異世界召喚で7回目なのだ。
いずれの世界も救って来た。
そして今度の世界は…?
6月22日
HOTランキングで6位になりました!
6月23日
HOTランキングで4位になりました!
昼過ぎには3位になっていました.°(ಗдಗ。)°.
6月24日
HOTランキングで2位になりました!
皆様、応援有り難う御座いますm(_ _)m
悪徳貴族の、イメージ改善、慈善事業
ウィリアム・ブロック
ファンタジー
現代日本から死亡したラスティは貴族に転生する。しかしその世界では貴族はあんまり良く思われていなかった。なのでノブリス・オブリージュを徹底させて、貴族のイメージ改善を目指すのだった。
転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。
不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。
14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる