氷河期がきたのでニート脱却してスチームパンクな異世界で成功者になりたいです!

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黄金-Knight-

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フロムはとんずらスキルを発動させ、高速移動でカカッとアイリを助け出した。

雪姫も助けようとしたが水の刃がぼっさんの鎧の加護を擦り抜け突き刺さってしまった。

伝説の盾イージスで水の刃をはねのけながら突き進む。守れぬ命に歯がゆい思いをしつつ奥歯をかみしめるフロム。

「おいィ?」

下弦の放った水の刃からアイリを守りつつ跳ね除けて、イージスに宿る真の力を発揮する。

「守護結成!」

聖なる光が盾を中心に同心円状に広がる波紋。

「俺の怒りが有頂天になった。もう勝負ついてるから」

光が広がり、それに触れるロックや水刃の魔法はかきけされていった。

「フロムか・・・やっかいな漢がきたものだ」

アイリは言った。

「メイン盾きた!これで勝つる・・・!」

下弦が詠唱すると同時に空中から現れる魔物達。

「サモンエンシェントマーチャント」

「グラットンソードの錆にしてやる」

現れた魔物達をきりふしていく白い黄金の騎士。

数えきれないほどの屍をつくりだし、呼吸を乱しはじめたころ召喚の儀は終わった。

「汚い忍流石忍者汚い、下弦」

「疲弊しきっているようだなとどめをさしてやろう」

下弦のはめている雷のスキルリングが稲妻を帯びて発動する。

「エッヂライトニング」

盾に被雷しイージスは蓄電した。

「汚い忍者めどんな手をつかってでもここでしとめてやる」

「シールドバッシュライトニング!」

盾形に広がった雷が下弦へと向かっていく。

「ぐぁっ許さんぞ剣士風情が騎士を気取りよってからに!」

吐血する下弦はそう言うとリザードマンとしての真の姿へと変貌した。

四肢は太く長く皮膚は鋼鉄のように鈍く黒く煌めく四足歩行のモンスターとなった。

「キングべひんもす!」

アイリがそういうとフロムはグラットンソードを投げシールドに蓄電した電気を剣へと飛ばした。

キングべひんもすの逆鱗に刺さり電が盾から剣へと流れ出した。

「イギギギギギ」

奇妙な唸り声をあげながら苦しみ、咄嗟に自らの手で逆鱗を引きはがし剣を落とす下弦。

「シャーーーーーーーー!許さんゾ!」

磁石の魔法マグネットを発動させて剣を引き戻すフロム。

カカッととんずらスキルを発動させキングべひんもすと化した下弦の背後をとり、スキル不意打ちを発動させクリティカルダメージを下弦に与えた。

「解せぬ・・・ナイトシーフ・・・否・・・黄金のゴキブリめ・・・」

素早い比喩表現としてゴキブリとされたフロムは再度怒った。

「ストレスがマッハで怒りが有頂天なのだが?」

首筋にグラットンソードを突き刺すフロム。

「くはっっ」

少量の血を噴出し、枯れ木の様に朽ちていく本体。空蝉の術である。流石忍者汚い。

「どこへいった下弦!!」

フロムが叫ぶも下弦は周囲におらず姿を消した。

「アイリ殿無事か!」

テツオがソウルを失った塊とかした物体、つまりラムゥトにヒールを発動し続けていた。

「ラムゥト・・・!ラムゥっぃ・・・」

涙が溢れでていき思い出が走馬燈の様に蘇る。美味しかったイイチゴに貧乏だった茸を食べたあの頃を思いだしていた。

「どうしてなの・・・返事をして・・・ラムゥト・・・!」

崩れ落ちるアイリにそっとよりそう黄金の騎士フロム。

ラムゥトのコアを左手は添えるだけの状態で持ち運ぶ。

「コアが無事ならば雷岩族は再起可能と聞いた事があります」

雪姫が傷をテツオに癒してもらいながら言う。

「本当・・・に?」

「我フロムがなおす術を授けましょう」

白い黄金の騎士はイージスを手から離しホーリーのスキルリングを発動させた。

コアが白く黄金に輝くと脈打つ心臓の様に点滅し始めた。命の鼓動である。

「ラムゥト・・・」

返事はないがそのコアは確定的に明らかに輝いていくと思える状態であった。

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