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六話 野球部と試合!?
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遡ること30分…
「今日から部活だー!」
「随分嬉しそうね。」
「そりゃそうだよ、野球がしたくて仕方ないんだよ!」
「それは分かるけど、人数が足りてないこと忘れてない?」
「うっ…そうだった…でも野球はしたい!」
愛は相変わらず楽しそうな顔をしている。
やっぱり人数が足りないことは忘れていたが…
「おい、お前まだ部活決めてないだろ。」
なんだろう、部活の勧誘かな?
「い、いや…僕は…」
あれは、確か戦刃さんだったかしら。
「まだ決めて無いんだったら野球部のマネージャーやってくれよ。」
「あ、あの…」
「おーい、こいつマネージャーやってくれるってよ。」
「マジで!」
「だ、だから…」
「ちょっと!この子嫌がってるじゃない!」
えっ?愛?
「なんだ?お前もまだ決めてないのか?だったらお前も…」
「私は女子野球部よ!」
なんかヤバそうな感じがする…
「あ、愛…」
「ハッ。お前女子野球部なんかに入ったのかよ(笑)。」
「女子なんかが野球なんてすんなよな(笑)。」
「ほんとそれな(笑)。」
どうやら女子が野球することを馬鹿にしているらしい。
というかしてる。
「大体あの輝球先生がなんで女子野球部の監督になったんだよ。」
「ほんとだよ。俺たちを日本一にさせに来たんじゃないのかよ。」
「高校の時から衰えたんじゃね(笑)。」
「実は変態なのかもな(笑)。」
「「あはははは(笑)。」」
こいつら…
「…するな…」
「えっ、なんだって。」
「お兄ちゃんを馬鹿にするな!」
あっ、愛が、珍しく怒っている…
「そんな監督じゃ選手も弱いんだろうな(笑)。」
「試合してもボコボコにされるんだろうな(笑)。」
こいつら、明らかに煽りに来ている。
「いいよ…やってやるわよ」
「「「えっ?」」」
「試合してやるって言ってるの!」
「ちょっと!愛!」
「上等だ、うちの野球部と勝負だ!こっちが勝ったらお前も一緒にマネージャーやってもらうぞ!」
「望むところよ!」
「ちょっと愛!来なさい!」
「えっ?何、お姉ちゃん?」
「あんたも!」
「えぇ…僕も?」
「いいから!」
「という訳なのよ…」
なるほど、つまり妹が野球部に煽られまんまと誘いに乗ったわけだ。
「愛、明らかな煽りに何故乗ったんだ?」
「だって…お兄ちゃんを馬鹿にされて悔しかったんだもん…」
…かわいい…うちの妹…
「それでどうしますの監督?さすがに受けられないのでは。」
こんな時でも冷静な大和先輩。
たが…
「いや、受けようこの試合。今から向こうの監督と話をつけてくる。」
「「えぇっ!?」」
お姉と大和先輩が反応する。
8人でどうする試合をするのか気になるのだろう。
「それには、戦刃と言ったな。」
「は、はい…」
「お前にも出て貰うぞ。」
「えっ、む、無理ですよ…」
「そもそもお前が野球部の奴らに絡まれていたんだろ。お前が出なければお前と愛がマネージャーをするだけだ。」
「うぅ…」
ここにいる誰もが陸の考えを読めなかった。
自分の妹を他の部に連れていかれるのを認めたくないはずなのに。
「わ、わかりました。僕、出ます!」
「よし。大和、みんなが集まったら練習を始めろ。戦刃にはお前が教えてあげてくれ。特にバッティング練習だ。」
「わかりましたわ。」
「後でコーチも来るはずだから指示はそいつに任せる。愛とお姉はバッテリーでピッチング、球数はいつもの半分だ。」
「はーい。」
「わかったわ。」
どうやら兄さんは勝つ気だが、戦刃さんはどういうことだろう?
「それじゃあ俺は話付けて来るから。」
そう言って陸が扉を開けた時…
「無理よ、勝てる訳ないわ。」
扉の向こうに先輩らしき人が一人。
彼女は一体…
「今日から部活だー!」
「随分嬉しそうね。」
「そりゃそうだよ、野球がしたくて仕方ないんだよ!」
「それは分かるけど、人数が足りてないこと忘れてない?」
「うっ…そうだった…でも野球はしたい!」
愛は相変わらず楽しそうな顔をしている。
やっぱり人数が足りないことは忘れていたが…
「おい、お前まだ部活決めてないだろ。」
なんだろう、部活の勧誘かな?
「い、いや…僕は…」
あれは、確か戦刃さんだったかしら。
「まだ決めて無いんだったら野球部のマネージャーやってくれよ。」
「あ、あの…」
「おーい、こいつマネージャーやってくれるってよ。」
「マジで!」
「だ、だから…」
「ちょっと!この子嫌がってるじゃない!」
えっ?愛?
「なんだ?お前もまだ決めてないのか?だったらお前も…」
「私は女子野球部よ!」
なんかヤバそうな感じがする…
「あ、愛…」
「ハッ。お前女子野球部なんかに入ったのかよ(笑)。」
「女子なんかが野球なんてすんなよな(笑)。」
「ほんとそれな(笑)。」
どうやら女子が野球することを馬鹿にしているらしい。
というかしてる。
「大体あの輝球先生がなんで女子野球部の監督になったんだよ。」
「ほんとだよ。俺たちを日本一にさせに来たんじゃないのかよ。」
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こいつら…
「…するな…」
「えっ、なんだって。」
「お兄ちゃんを馬鹿にするな!」
あっ、愛が、珍しく怒っている…
「そんな監督じゃ選手も弱いんだろうな(笑)。」
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こいつら、明らかに煽りに来ている。
「いいよ…やってやるわよ」
「「「えっ?」」」
「試合してやるって言ってるの!」
「ちょっと!愛!」
「上等だ、うちの野球部と勝負だ!こっちが勝ったらお前も一緒にマネージャーやってもらうぞ!」
「望むところよ!」
「ちょっと愛!来なさい!」
「えっ?何、お姉ちゃん?」
「あんたも!」
「えぇ…僕も?」
「いいから!」
「という訳なのよ…」
なるほど、つまり妹が野球部に煽られまんまと誘いに乗ったわけだ。
「愛、明らかな煽りに何故乗ったんだ?」
「だって…お兄ちゃんを馬鹿にされて悔しかったんだもん…」
…かわいい…うちの妹…
「それでどうしますの監督?さすがに受けられないのでは。」
こんな時でも冷静な大和先輩。
たが…
「いや、受けようこの試合。今から向こうの監督と話をつけてくる。」
「「えぇっ!?」」
お姉と大和先輩が反応する。
8人でどうする試合をするのか気になるのだろう。
「それには、戦刃と言ったな。」
「は、はい…」
「お前にも出て貰うぞ。」
「えっ、む、無理ですよ…」
「そもそもお前が野球部の奴らに絡まれていたんだろ。お前が出なければお前と愛がマネージャーをするだけだ。」
「うぅ…」
ここにいる誰もが陸の考えを読めなかった。
自分の妹を他の部に連れていかれるのを認めたくないはずなのに。
「わ、わかりました。僕、出ます!」
「よし。大和、みんなが集まったら練習を始めろ。戦刃にはお前が教えてあげてくれ。特にバッティング練習だ。」
「わかりましたわ。」
「後でコーチも来るはずだから指示はそいつに任せる。愛とお姉はバッテリーでピッチング、球数はいつもの半分だ。」
「はーい。」
「わかったわ。」
どうやら兄さんは勝つ気だが、戦刃さんはどういうことだろう?
「それじゃあ俺は話付けて来るから。」
そう言って陸が扉を開けた時…
「無理よ、勝てる訳ないわ。」
扉の向こうに先輩らしき人が一人。
彼女は一体…
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