57 / 57
第五十七話 過去と未来
しおりを挟む
良かったーしっかり戻ってこれたー。
いきはよいよいかえりはこわい、とは良く言ったもので。
そして戻ってきた私の目の前には、ガーリーさん親子が固まっていた。
「ちょっとエリィちゃん!? ここどこやねん!?」
「フェルディナント爺さんの鍛冶場」
「そーゆーことちゃうやろ! もっと他に説明することあるやろ!?」
「【ゲート】でここまできましたーってことで」
「【ゲート】て……あのな……なんやねんな、もう……」
ガーリーさんは頭抱え込んでぐったり。ごめんね急いでたので。
そーれよりも、だ。
「フェルディナントか……」
「ガドガネル……」
二人はじっとお互いを見つめていた。少しの時間を経て、口を開いたのは……
「お前ホンマ何考えてんねん! エルフなんぞにパシリさせよって!」
「その嬢ちゃんは信用出来る! そいつはワシの見込んだ娘や!」
「せやったらなんでこんなトコおんねん! ここ東都やぞ!」
「東都……? 嬢ちゃん、国境越えたんか!?」
私の方をぐりんと向いてシャーッ! ってしてくるギルマス。ちょっとびっくりした。
「え、ええ……西に向かおうかと」
「西か……ま、それもええかもな」
「ええ訳あるかい! このままやったら酒が届かんかったんやぞ!?」
「ワイは……このまま酒なんぞ届かんくてええとすら思っとった」
「なんでやねん! 酒が無いと戦が始められんやんか!」
「ワイは今でも反対や」
「ガドガネル卿!?」
「冒険者ギルドで……ずっと人を見てきた。そこでは、色々な種族の、色々な顔が見れる。だぁれもそんな戦争なんぞ望んどらんわ」
「そらそうや! 戦なんて好きで始めるもんと違うわ! けどな、ワシらは帰る家が、故郷が奪われてしもた。それを取り戻す戦いを起こして何が悪い!?」
フェルディナント爺さんが、吠える。
「そもそもや、あの戦いに納得しとらんのはお前もワシも一緒のはずや! あんなん負けたウチに入るかい!」
「それは……」
「ほれみぃ! ドワーフである以上、あんな負け方したかてスッキリする訳ないやんか! ……もう既に殆ど準備は終わっとる。もう少しや……もう少しで……」
フェルディナント爺さんは、どこか遠くを見ていた。それは懐かしい故郷を見ているようにも、過去の妄執に取りつかれているようにも思えた。
「おいエルフ! 酒あるならはよ出さんかい!」
「えっ?」
私に飛び火してきた。どうしよう。
「エリィ! 渡したらあかん!」
ギルマスは私を止めに入る。
困ったなぁ……どうしよう。
でも言えることは一つある。
「私の持っているお酒は、ギルマスにお土産として頼まれたものなので、フェルディナントさんに渡すつもりはありません。受け取るならギルマスからにして下さい。その辺の話はしっかりとつけてください」
「な、なんやとぅ!?」
そう言い残して、私は部屋を飛び出してしまった。
だって……どっちの気持ちも分かるから。
戦争なんてしたくない。でも故郷は取り戻したい。
人が死ぬのは嫌だ。故郷を奪われたまま死ぬのは嫌だ。
二人の気持ちがぶつかっているのに、私なんかが片方の味方をするだなんておこがましいことは言えなかった。
だから、私は解決を投げた。
……これは、私の踏み込んでいい問題じゃないから。
そんな私を追いかけてきたのは……。
「エリィちゃん……」
「お姉さま……」
ガーリーさんとミレイだった。
「ねえ、二人はどう思うの? あの話」
二人は顔を見合わせて……だが答えない。
沈黙が場を支配する。隣の部屋からは怒鳴り声が聞こえてくるのに。
「ウチは……故郷に戻りたい」
「ガーリーさん……」
「でも……誰かを傷つけてまで取り戻したいとは思わない。そしたら今度は、今住んでる人達を追い出さなあかんやん? それはまた、故郷を失う人が出る。彼らはまた、私達の住む土地を、故郷を取り戻す為に戦をする。そんなんは嫌や。また戦乱期に逆戻りや」
「そう……だね……」
本当に……どうすれば……。
結局のところ、土地が無いのが問題なのでは?
土地が……土地……土地……
そうだ!
「ねえガーリーさん、ドワーフが一つになれる土地があればいいの?」
「え? うーん……どうやろうなぁ……故郷がそら一番やろけど、皆で仲良ぅ暮らせる場所があれば……鍛冶が出来て、酒が飲めて、多少は魔物が出て、適度に戦いがあって……そーゆー場所があれば、納得する人もおるんちゃう?」
「だったら……」
「なんやエリィちゃん、そんな場所に当てがあるんか!?」
「無いよ!」
「おい」
「だからこれから探すの!」
「はぁ!? どーゆーことやねん!」
私は両手をいっぱいに広げて、ガーリーさんに夢を語った。
「西の海から船を出して、これから新大陸を探しにいくの! そこでいい場所があったら、ドワーフ皆で移住すればいいんだ! そうだ! そうだよ!!」
「なんやそれ……またけったいなこと言いはじめよったわ」
「まあ、分からなくもないですけどぅ……お姉さまはまた無茶を言い出しましたですぅ」
「よし、そうと決まったら作戦会議よ!」
私は元の部屋へと戻っていく。
後に残されたのは、二人。
「はぁ……行かんとな」
「はいですぅ」
そこに、そっとリンドゥーが顔を出した。
「……姫様……」
「わ、私は先に戻るですぅ」
リンドゥーと、ガーリーさんは、お互いをじっと見つめ合う。
「ひ、久しぶり」
「せやな」
「げ、元気に……してたかしら」
「ま、ぼちぼちや」
「そう……」
また、無言になる。
「あのエルフの嬢ちゃん、凄いやろ?」
「ええ!」
「おもろいやろ!?」
「ええ!」
「アイツに任しとったら、なんか何とかなる気がすんねん!」
「分かるわ! ご主人様ならきっと! きっと解決してくれるって!」
「ご、ご、ご主人様ぁ!?」
「あっごめんなさい! 今のは聞かなかったことに」
「あンの小娘ぇ、ウチの姫様に何させとんねん!」
「お願いガーリー! このことはあの二人には」
「いやそりゃ言わんけど……言ったらめんどくさいの目に見えとるし……でも何があったかくらいは教えてくれてもええんちゃう……?」
「えっと……」
「ウチと姫様の仲やんかぁ。あーウチうっかり口滑らしそうやーあかんわー」
「ちょっとガーリー!」
「まあええわ。ウチは姫様とまた会えただけでも嬉しいで」
「……私もよ。もうそういう気持ちは……捨てたはずだったのに……」
二人は、扉の向こうを見る。
「ドワーフの危機を、エルフが救うんか」
「ホント、おかしな話」
「全くや」
「ふふっ」
「あはははっ」
リンドゥーもガーリーさんも、何がおかしいのか良く分からないまま、こらえきれぬように笑った。
いきはよいよいかえりはこわい、とは良く言ったもので。
そして戻ってきた私の目の前には、ガーリーさん親子が固まっていた。
「ちょっとエリィちゃん!? ここどこやねん!?」
「フェルディナント爺さんの鍛冶場」
「そーゆーことちゃうやろ! もっと他に説明することあるやろ!?」
「【ゲート】でここまできましたーってことで」
「【ゲート】て……あのな……なんやねんな、もう……」
ガーリーさんは頭抱え込んでぐったり。ごめんね急いでたので。
そーれよりも、だ。
「フェルディナントか……」
「ガドガネル……」
二人はじっとお互いを見つめていた。少しの時間を経て、口を開いたのは……
「お前ホンマ何考えてんねん! エルフなんぞにパシリさせよって!」
「その嬢ちゃんは信用出来る! そいつはワシの見込んだ娘や!」
「せやったらなんでこんなトコおんねん! ここ東都やぞ!」
「東都……? 嬢ちゃん、国境越えたんか!?」
私の方をぐりんと向いてシャーッ! ってしてくるギルマス。ちょっとびっくりした。
「え、ええ……西に向かおうかと」
「西か……ま、それもええかもな」
「ええ訳あるかい! このままやったら酒が届かんかったんやぞ!?」
「ワイは……このまま酒なんぞ届かんくてええとすら思っとった」
「なんでやねん! 酒が無いと戦が始められんやんか!」
「ワイは今でも反対や」
「ガドガネル卿!?」
「冒険者ギルドで……ずっと人を見てきた。そこでは、色々な種族の、色々な顔が見れる。だぁれもそんな戦争なんぞ望んどらんわ」
「そらそうや! 戦なんて好きで始めるもんと違うわ! けどな、ワシらは帰る家が、故郷が奪われてしもた。それを取り戻す戦いを起こして何が悪い!?」
フェルディナント爺さんが、吠える。
「そもそもや、あの戦いに納得しとらんのはお前もワシも一緒のはずや! あんなん負けたウチに入るかい!」
「それは……」
「ほれみぃ! ドワーフである以上、あんな負け方したかてスッキリする訳ないやんか! ……もう既に殆ど準備は終わっとる。もう少しや……もう少しで……」
フェルディナント爺さんは、どこか遠くを見ていた。それは懐かしい故郷を見ているようにも、過去の妄執に取りつかれているようにも思えた。
「おいエルフ! 酒あるならはよ出さんかい!」
「えっ?」
私に飛び火してきた。どうしよう。
「エリィ! 渡したらあかん!」
ギルマスは私を止めに入る。
困ったなぁ……どうしよう。
でも言えることは一つある。
「私の持っているお酒は、ギルマスにお土産として頼まれたものなので、フェルディナントさんに渡すつもりはありません。受け取るならギルマスからにして下さい。その辺の話はしっかりとつけてください」
「な、なんやとぅ!?」
そう言い残して、私は部屋を飛び出してしまった。
だって……どっちの気持ちも分かるから。
戦争なんてしたくない。でも故郷は取り戻したい。
人が死ぬのは嫌だ。故郷を奪われたまま死ぬのは嫌だ。
二人の気持ちがぶつかっているのに、私なんかが片方の味方をするだなんておこがましいことは言えなかった。
だから、私は解決を投げた。
……これは、私の踏み込んでいい問題じゃないから。
そんな私を追いかけてきたのは……。
「エリィちゃん……」
「お姉さま……」
ガーリーさんとミレイだった。
「ねえ、二人はどう思うの? あの話」
二人は顔を見合わせて……だが答えない。
沈黙が場を支配する。隣の部屋からは怒鳴り声が聞こえてくるのに。
「ウチは……故郷に戻りたい」
「ガーリーさん……」
「でも……誰かを傷つけてまで取り戻したいとは思わない。そしたら今度は、今住んでる人達を追い出さなあかんやん? それはまた、故郷を失う人が出る。彼らはまた、私達の住む土地を、故郷を取り戻す為に戦をする。そんなんは嫌や。また戦乱期に逆戻りや」
「そう……だね……」
本当に……どうすれば……。
結局のところ、土地が無いのが問題なのでは?
土地が……土地……土地……
そうだ!
「ねえガーリーさん、ドワーフが一つになれる土地があればいいの?」
「え? うーん……どうやろうなぁ……故郷がそら一番やろけど、皆で仲良ぅ暮らせる場所があれば……鍛冶が出来て、酒が飲めて、多少は魔物が出て、適度に戦いがあって……そーゆー場所があれば、納得する人もおるんちゃう?」
「だったら……」
「なんやエリィちゃん、そんな場所に当てがあるんか!?」
「無いよ!」
「おい」
「だからこれから探すの!」
「はぁ!? どーゆーことやねん!」
私は両手をいっぱいに広げて、ガーリーさんに夢を語った。
「西の海から船を出して、これから新大陸を探しにいくの! そこでいい場所があったら、ドワーフ皆で移住すればいいんだ! そうだ! そうだよ!!」
「なんやそれ……またけったいなこと言いはじめよったわ」
「まあ、分からなくもないですけどぅ……お姉さまはまた無茶を言い出しましたですぅ」
「よし、そうと決まったら作戦会議よ!」
私は元の部屋へと戻っていく。
後に残されたのは、二人。
「はぁ……行かんとな」
「はいですぅ」
そこに、そっとリンドゥーが顔を出した。
「……姫様……」
「わ、私は先に戻るですぅ」
リンドゥーと、ガーリーさんは、お互いをじっと見つめ合う。
「ひ、久しぶり」
「せやな」
「げ、元気に……してたかしら」
「ま、ぼちぼちや」
「そう……」
また、無言になる。
「あのエルフの嬢ちゃん、凄いやろ?」
「ええ!」
「おもろいやろ!?」
「ええ!」
「アイツに任しとったら、なんか何とかなる気がすんねん!」
「分かるわ! ご主人様ならきっと! きっと解決してくれるって!」
「ご、ご、ご主人様ぁ!?」
「あっごめんなさい! 今のは聞かなかったことに」
「あンの小娘ぇ、ウチの姫様に何させとんねん!」
「お願いガーリー! このことはあの二人には」
「いやそりゃ言わんけど……言ったらめんどくさいの目に見えとるし……でも何があったかくらいは教えてくれてもええんちゃう……?」
「えっと……」
「ウチと姫様の仲やんかぁ。あーウチうっかり口滑らしそうやーあかんわー」
「ちょっとガーリー!」
「まあええわ。ウチは姫様とまた会えただけでも嬉しいで」
「……私もよ。もうそういう気持ちは……捨てたはずだったのに……」
二人は、扉の向こうを見る。
「ドワーフの危機を、エルフが救うんか」
「ホント、おかしな話」
「全くや」
「ふふっ」
「あはははっ」
リンドゥーもガーリーさんも、何がおかしいのか良く分からないまま、こらえきれぬように笑った。
0
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(1件)
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
男女比1対5000世界で俺はどうすれバインダー…
アルファカッター
ファンタジー
ひょんな事から男女比1対5000の世界に移動した学生の忠野タケル。
そこで生活していく内に色々なトラブルや問題に巻き込まれながら生活していくものがたりである!
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
八話まで見た。
。。。京言葉(または舞妓はん)なのだろかー。。。