野球

moon

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白熱

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試合は、なかなか白熱していた。
桜中学は、守りが固くヒット性の当たりを
ことごとくアウトした。
対する三和中も、大城くんの好投や遠藤君の守備で得点を与えなかった。
試合が動いたのは、五回。
桜中学の攻撃ニ死三塁のチャンス。
ここで吉田先輩は、タイムを取りピッチャー交代となった。
初回から投げていた大城くんが、肩で息をしていて限界だったからだ。
センターの僕を指差してマウンドへ向かわせた。
試合にもなれてきたので、ようやくチャンスだと思った。続く。
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