嫌われ者の長男

りんか

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岬side
琴達が帰って行った
「はぁまた迷惑かけちゃったな・・・」
今は薬が効いてきて手の痙攣もおさまってる。でもやっぱり迷惑かけてばっかりだな
ガラガラ
ドアが空いて子供達が入ってきた
子供1「お兄ちゃんごめんなさい」
子供2「私達が無理させたんだよね。ごめんなさい」
子供の目に涙が溜まりだした
「大丈夫だよ。薬が切れちゃっただけ、みんなは悪くないよ。薬を飲み忘れた僕が悪いの」
子供3「岬くんここで折り紙おるなら大丈夫?」
「そうだね。大丈夫だよ」
子供4「ならここで折る!」
その後僕は子供達と折り紙を折った。それから数十分
ガラガラ
看護師さんが入ってきた
「みんな、そろそろ戻るよ~」
子供1「はーい」
子供2「お兄ちゃんこれあげる!」
渡してきたのはチューリップの折り紙だった
「ありがとう」
僕は子供2の頭を撫でた
子供2「えへへ、またね!」
「うん」
子供達は去っていった。瑞輝くんを除いて
「どうしたの瑞輝くん」
瑞輝「・・・・ごめん岬くん」
「んー?どうしたの?」
瑞輝「俺、岬くんの事色々弟さんに話しちゃった」
「!!」
みんなに?何を?どこまで?・・・でも
「大丈夫だよ。そんな顔しないで。いつか話さなきゃいけないとは思ってたし、自分では話せなかったと思うからさありがとう」
瑞輝「!ごめん。岬くん勝手に話して」
「大丈夫だってほらみんなのところ行きな」
瑞輝「うん。またね」
瑞輝くんも戻っていった
「はぁそろそろちゃんと話さなきゃダメかないつまでも隠してられないし」
少しずつバレて言ってる全て話す時期はそろそろなのかもしれない。そろそろ覚悟を決めよう
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