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転校生
13.生徒会会議
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それから数日後の生徒会会議
「そういえば雪、新入生歓迎会についてはどうなった?」
「例年通り鬼ごっこで企画を通してます。それから風紀委員に見回りもお願いしています。後は、ほかの委員会会場準備の手伝いも依頼してあります」
「そうか、ありがとう。鬼ごっこってことはルールもしっかりしとかねぇとな。毎年毎年、色々あるしな」
「一応僕も見回りの手伝いをするつもりです」
「え!?そうなの!?ゆきゆき」
「うん。まぁ、僕が参加してもしなくても同じだし、見回りでもいいかな~って」
その言葉を聞いて双子と七晴は雪に近づいた
「だ、め、!」
「ゆーくんはいなきゃダメだよ!」
「いや、でも今年は追いかける側だし、別に誰かに何かをお願いしたいとかないし、捕まえちゃう方が可哀想だしさ」
「そっかぁ、今年は僕達、みんな捕まえる側か。ゆーくん捕まえようと思ったのに」
最後の言葉は雪には聞こえていなかった
「なら、今年は逃げる側と鬼側をくじ引きにしてみたらどうです?それなら公平ですし、3年も2年も同じ学年で好きな人を捕まえることができますし、1年も鬼側なら先輩を捕まえることもできます」
「そうですね。そういうのも面白いかもしれませんね」
「ならそれで提案してみるか、それが通ったら雪、お前、ちゃんとゲームに参加しろよ」
「えぇ、なんでそんなにみんなしてゲームに参加させたいんですか?」
「生徒会長命令だ」
「はぁ、わかりました。通ったらですよ?」
「「会長!絶対通してね!」」
2人は元気よくそう言い、雪はそれを微笑ましそうに見ていた
「あ、もしそれが通ったら鬼は腕にバンダナとか巻いた方がいいよねぇ、分かんなくなりそうだし」
「確かにそうだね。鬼の数も考えないとね」
「今、高等部は1クラス50人ほどでそれが15クラスで750人ほどいますよね。高等部の敷地を全部使うとして、1クラス15人くらいでしょうか」
「多くないですか?」
「ですが敷地の広さを考えたらこれくらいの方がいいでしょう。高等部の敷地には森林もありますし」
「確かにそれもそうですね。くじはこちらで作っておきますね」
玲桜は考えるようにしながらそう言った
「ありがとうございます雪」
「ゆーくん僕も手伝うね!」
「ありがとう黄葉」
雪は黄葉の頭を撫でた
「とりあえずルールとか実施の仕方とか玲桜メモしとけ」
「分かりました。会長は早く先生方に許可を取ってきてください」
「はいはい、じゃあ行ってくるか」
会長は立ち上がると生徒会室から出ていった
「じゃあ他のルールを決めましょうか」
「ご褒美は例年通りでいいんじゃない?」
「今年は鬼が多いから、自分が捕まえた人に一日なんでもお願いできる、にした方がいいかもですね」
「そうですね。じゃあそれで行きましょう」
「それから、逃げ切ったら鬼側と同じ賞品だよね?」
「あ、と、しょくど、う、の」
「食堂無料券ですね。賞品とかはそれくらいでいいと思いますえーと、集団で追いかけてもいいが、暴力的、性的なことは禁止、それがあった場合即刻その人達はゲームから脱落。捕まえた数や捕まったのが分かるように時計のようなものを装着、外したりして隠した場合、ゲームから脱落。逃げる側、鬼側の連絡はスマホなどでしてもいい、ぐらいですかね」
「例年だとそれくらいだね、」
「他に追加するルールはないと思いますよ」
「でしたらこれで行きましょうか」
「はーい」
「はい」
「は、い」
その後、会長がくじ引きでの企画を通して帰ってきた
━━━━━━━━━切り取り━━━━━━━━━
前年度のルール
・1年生が逃げる側、2,3年生が捕まえる側
・2、3年生は捕まった1年生の生徒の中から1人だけになんでもお願いをしていい
・1年生は逃げ切ってら好きな先輩になんでもお願いをしていい
・スマホでの連絡はOK
・性的なことはお願いしてはいけない
※毎年、1年生が襲われそうになるなどの被害があった(雪、黄葉、紅葉は被害にあった)
1年生より2、3年生のための会だった
今年のルール
・くじ引きで鬼と逃げる側決まる
・鬼は自分が捕まえた人の中で好きな人に1日なんでもしてもらえる(性的なことは無し)
・逃げ切った人は食堂無料券と好きな人になんでもお願い出来る
・スマホなどで連絡OK
「そういえば雪、新入生歓迎会についてはどうなった?」
「例年通り鬼ごっこで企画を通してます。それから風紀委員に見回りもお願いしています。後は、ほかの委員会会場準備の手伝いも依頼してあります」
「そうか、ありがとう。鬼ごっこってことはルールもしっかりしとかねぇとな。毎年毎年、色々あるしな」
「一応僕も見回りの手伝いをするつもりです」
「え!?そうなの!?ゆきゆき」
「うん。まぁ、僕が参加してもしなくても同じだし、見回りでもいいかな~って」
その言葉を聞いて双子と七晴は雪に近づいた
「だ、め、!」
「ゆーくんはいなきゃダメだよ!」
「いや、でも今年は追いかける側だし、別に誰かに何かをお願いしたいとかないし、捕まえちゃう方が可哀想だしさ」
「そっかぁ、今年は僕達、みんな捕まえる側か。ゆーくん捕まえようと思ったのに」
最後の言葉は雪には聞こえていなかった
「なら、今年は逃げる側と鬼側をくじ引きにしてみたらどうです?それなら公平ですし、3年も2年も同じ学年で好きな人を捕まえることができますし、1年も鬼側なら先輩を捕まえることもできます」
「そうですね。そういうのも面白いかもしれませんね」
「ならそれで提案してみるか、それが通ったら雪、お前、ちゃんとゲームに参加しろよ」
「えぇ、なんでそんなにみんなしてゲームに参加させたいんですか?」
「生徒会長命令だ」
「はぁ、わかりました。通ったらですよ?」
「「会長!絶対通してね!」」
2人は元気よくそう言い、雪はそれを微笑ましそうに見ていた
「あ、もしそれが通ったら鬼は腕にバンダナとか巻いた方がいいよねぇ、分かんなくなりそうだし」
「確かにそうだね。鬼の数も考えないとね」
「今、高等部は1クラス50人ほどでそれが15クラスで750人ほどいますよね。高等部の敷地を全部使うとして、1クラス15人くらいでしょうか」
「多くないですか?」
「ですが敷地の広さを考えたらこれくらいの方がいいでしょう。高等部の敷地には森林もありますし」
「確かにそれもそうですね。くじはこちらで作っておきますね」
玲桜は考えるようにしながらそう言った
「ありがとうございます雪」
「ゆーくん僕も手伝うね!」
「ありがとう黄葉」
雪は黄葉の頭を撫でた
「とりあえずルールとか実施の仕方とか玲桜メモしとけ」
「分かりました。会長は早く先生方に許可を取ってきてください」
「はいはい、じゃあ行ってくるか」
会長は立ち上がると生徒会室から出ていった
「じゃあ他のルールを決めましょうか」
「ご褒美は例年通りでいいんじゃない?」
「今年は鬼が多いから、自分が捕まえた人に一日なんでもお願いできる、にした方がいいかもですね」
「そうですね。じゃあそれで行きましょう」
「それから、逃げ切ったら鬼側と同じ賞品だよね?」
「あ、と、しょくど、う、の」
「食堂無料券ですね。賞品とかはそれくらいでいいと思いますえーと、集団で追いかけてもいいが、暴力的、性的なことは禁止、それがあった場合即刻その人達はゲームから脱落。捕まえた数や捕まったのが分かるように時計のようなものを装着、外したりして隠した場合、ゲームから脱落。逃げる側、鬼側の連絡はスマホなどでしてもいい、ぐらいですかね」
「例年だとそれくらいだね、」
「他に追加するルールはないと思いますよ」
「でしたらこれで行きましょうか」
「はーい」
「はい」
「は、い」
その後、会長がくじ引きでの企画を通して帰ってきた
━━━━━━━━━切り取り━━━━━━━━━
前年度のルール
・1年生が逃げる側、2,3年生が捕まえる側
・2、3年生は捕まった1年生の生徒の中から1人だけになんでもお願いをしていい
・1年生は逃げ切ってら好きな先輩になんでもお願いをしていい
・スマホでの連絡はOK
・性的なことはお願いしてはいけない
※毎年、1年生が襲われそうになるなどの被害があった(雪、黄葉、紅葉は被害にあった)
1年生より2、3年生のための会だった
今年のルール
・くじ引きで鬼と逃げる側決まる
・鬼は自分が捕まえた人の中で好きな人に1日なんでもしてもらえる(性的なことは無し)
・逃げ切った人は食堂無料券と好きな人になんでもお願い出来る
・スマホなどで連絡OK
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