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○第三話「命を懸ける選択」
しおりを挟む事情を把握した俺は、塔に戻る事にした。
今の俺は竜だし、街の宿に帰るってわけにもいかない。この巨体を落ち着かせることができるのは、あの塔しか思いつかなかったのだ。
まあ村人が様子を見に来たりするかもしれんが、その時はその時、蹴散らせばいいだけだ。
でも、もう一つだけ分からない事があるんだよな。
まあ、他の事だって結局、全部推測の域を出ないわけなんだが、他に説明がつかないし、概ね合ってるとは思う。
だが……何故アルは人間を憐れむのか、が分からん。
この村の連中は恐らく全員が、人間を蔑んでいると思う。そうでなきゃ人間の奴隷牧場なんて引き受けないだろうからな。
だがそれなら、アルも他の奴同様に人間を蔑むようになるのが当然だろう。
もしかしたら生まれや育ちは別の所なのかもしれないが、亜人として生まれた以上は、そう大差ない環境だったはずだ。
だとすれば、なぜアルだけが人間を憐れむようになったのか……
単純に、心優しい娘だから、なんて事はあるまい。
亜人にとっては人間と敵対する事こそが常識なのであって、どんなに心優しい奴でも、自分達の常識の範囲を抜け出る優しさなどありはしない。
それなのに、自分の立場が危うくなるほどの事をしてまで、人間を助けるその理由はなんだ?
あ~くそ、もどかしいな。言葉さえ喋る事ができれば、直接アルに問いただす事もできるだろうに……
てか、俺がこんな風になってしまった原因を突き詰めていくと、黒幕はアルになるんだよな。
村の奴らが俺を騙していたのは、生贄が本当は人間の奴隷だった、っていう点だけ。
そしてそうなるように仕向けたのはアルで、俺が雇われたのも原因はそこにある。
じゃあアルに八つ当たりすればいいのかってぇと、どうにもそんな気にはなれない。
まあ、せめて体が人間のままだったなら、こう、色々とぶつけようがあったのだが、今となってはなぁ……
はあ……寝るか。事情が分かっただけでも良しとしよう。何がどうなってるのか分からないままよりはマシだからな。
アルがこの後どうするつもりなのかは、知らん。俺には関係ないし、後は当人同士で何とかすればいいのだ。
大体、俺はそれどころではないのだからな。
――だがその日の夜、俺は何か争うような気配を感じ、目を覚ました。
耳を澄ますと……どこか遠くから、人間が騒いでいる声が聞こえてくる。竜になってからと言うもの、聴覚も鋭くなってるらしい。
この音の方角は、あの村の方だ。
そして、何人かの人間がこちらに近付いてくる気配も感じられる。
この息遣い……女達だな。アルの声も聞こえる。
一体何をしでかしたのか知らんが、恐らく奴隷の女達を解放して、この塔に匿おうとしているんだろう。
そして案の定、塔の扉が開かれ、女達がなだれ込んできた。
が、女達は俺の存在に気付き、悲鳴を上げてどよめき立つ。
それを見たアルが一人、前に出て女達を落ち着かせようとする。
「みんな! 違うの、この竜は人を襲ったりはしません!」
「で、でも、でもあんな……」
「私を信じてください! 私は幼い頃からずっと彼と一緒にいて……だから!」
「……本当に、人を襲わないの?」
力強く頷いたアルは振り返り、今度は俺に話しかけてきた。
「どうして……どうして逃げなかったんですか!? 今回だって、あんなにボロボロにされて……次は本当に死んじゃうかもしれないのに!」
「……」
「……どうして、何も喋ってくれないんですか? ……もしかして、あの怪我で喉を?」
「アル! 村の男達がこっちに来てるよ!?」
「っ! 彼の後ろに地下通路の入り口があります、そこへ!」
そんなものがあったのか……
女達はアルに促され、俺の背後に回ろうとする。
しかし何人かは、俺の姿に慄き、中々上手く回りこめないようだ。
かと言って俺が動いたりしたら、それだけでパニックを起こしそうだしな……
「早く! 急いで!」
しかしアルの叫びも虚しく、男達が扉から入り込んでくる。
そして男達は俺の姿を見て、慌てて武器を構える。
「な、な、なんでいるんだ! アル、お前!!」
「やめてください! 私、私もうあんな仕事は!」
「だったらお前が奴隷になるか!? 綺麗事だけじゃ食っていけないんだよ!」
全くもって正論だ。奴隷制度も、それで社会が成り立ってるんだからしょうがない。小娘一人が騒いだところで世界は変わらん。
「みんな早く!」
「女を逃がすな!」
「い、いや、でも、竜がいる!」
「くそ……アル、お前……自分の村に火を放ってまで奴隷を助けようだなんて、気でも触れたのか!?」
「気が触れているのは貴方達の方です! 彼女達と私達、どこが違うというのですか!」
「奴らは人間だ! 俺達亜人を蔑ろにしてきた奴らだ! 俺達が同じ事をして何が悪い!」
まあ、そう考えるのも無理はないな。逆も然りだが。
「彼女達と、かつて私達を差別してきた人間達とは別です! どうして一括りにしてしまうのですか! 亜人にだって、良い人も悪い人もいます!」
「お前にはそんな説教を垂れる資格なんてないんだよ! お前が毎日美味い飯が食えるのは何故だ!? 毎日違う服が着れるのは何故だ!? 魔法の勉強ができたのは何故だ!? あの女どもを売った金があったからだろうが!」
「そ、それは……でも、私はこれ以上……」
って言うか、さっさと通れよ女共……じっとしてんのも結構辛いんだぞ……
「おい! 女達が!」
「う、くそ……おいアル! 奴隷が減った分は、お前に償ってもらうからな!」
……ふん。結局金が欲しいんじゃねえか。
「高い金払ったのに……大体あいつがやり損ねからこんな事に!」
……文句あるなら自分でやれっつうの。
「――ふははははは! 死ね死ねぇ!」
な!? この声は!?
と思ったその瞬間、俺の脳天に強い衝撃が!
「グオオオ!!」
「ふはははは! 今度こそ殺してやろう!」
お、俺じゃねえかあ!!
俺が、空から降ってきて、俺に……ってややこしいな!
とにかく、人間だった頃の俺にそっくりな奴が、上空から落ちてくる勢いのまま俺の頭を殴りつけ、その衝撃で俺は地面に叩き付けられてしまった。
つ、つええな俺! 最高だな俺!!
って言ってる場合じゃねえ、どうなってんだ!?
「ウウウウ……」
「前回は不意を突かれて吹っ飛ばされたが……今度はそうは行かんぞ。おとなしく、俺の金と女の為に散れぇ!!」
一体どうなってんのか知らんが、あれは確かに俺だ。
だがそうなると、じゃあ竜になってる俺は一体なんなんだ? 魔法はちゃんと使えたし、意識は俺そのもの……
「いいぞ! それでこそ高い金を払った甲斐があると言うものだ!」
「やっちまえ! ついでに奴隷も連れ戻してくれ!」
亜人どもはもう一人の俺の出現を喜んでいる。竜の俺がいなくなれば、もう怖いものなどない、と思っているのだろう。
「お、お願いですリグ様! 見逃してください!」
必死でもう一人の俺を説得しようとするアルだが、もう一人の俺は全然聞く耳を持たず、魔力の解放を始めてしまう。
それにより、地鳴りのような音と共に大気が震え始め、如何にもヤバイ事が起こりそうな気配が漂い始める。
こりゃあ、マジだな。マジで俺なんだ。見た目だけじゃなく、実力すらも。
いや、まあいい。俺が分裂しようがなんだろうが、おとなしく殺されるわけにもいかん。
それに……一辺俺自身と戦ってみたかった!
「グルルルル……」
「ん? ほほう、やる気になったか?」
「おい、大丈夫なんだろうな!?」
「俺を誰だと思っている!」
奴は、今までの俺がそうしてきたように、大量の魔法を一斉詠唱しつつ、自身はその身一つで殴りかかってきた。
うむ、実にすばらしい連携だ!
って誉めてる場合じゃねえよな。とにかく出力上げた防御魔法で凌がなければ……
「キャアアアア!!」
―ーって!?
お、女共、まだそんな所に!? 踏んづけちまうだろうが!
「お願い! みんなを守ってください!!」
無茶言うなああああ!!
「グオオオオォォ!!」
俺は地下通路入口でうろちょろしている女共を翼で庇うように立ち、防御魔法を詠唱する。
だが、体勢を変える為に一瞬詠唱が遅れて、少しダメージを負ってしまう。
「ほほう、耐えたか……前よりやるじゃねえか」
当然だろうが、俺だぞ俺。手の内は読めてる……すげえ痛ぇけど。
しかし問題は、この体だ。お世辞にも扱いやすい体とは言えない。自分の体じゃないからな。
一方、相手の方は全力全開のようだ。
この差をどうやって埋める……
『アレは貴様の影……アレを殺すという事は、貴様自身の命を削るという事だ』
な、誰だ? 頭の中に声が……
『どうする? 殺すのか?』
てめえ……魔竜か? 最初からこれが狙いか?
『アレを殺せば貴様の命は大きく削られて、いずれ死ぬ。だが女達を逃がす時間を作れるかもしれない。貴様が先に死ねば、捕らえられた女達は再び蹂躙される毎日を送る』
どっち道死ぬってのかよ……
『人を超えた力を持つ貴様を、世界の調律者たる我が見過ごすわけにはいかない。貴様はこの世界の法則を壊す者。貴様を殺せるのは、他ならぬ貴様自身しかおらんからな』
くそ……
『不慣れな我の体では、貴様の影の追撃から逃げのびる事はできまい。さあどうする? ほんの一瞬でも心通わせた者の為、その身を犠牲にするか? それとも……』
……どうしろってんだよ……
「お願い……みんなを……」
そんな目で見るんじゃねえよ……俺はお前の知ってる魔竜じゃねえんだぞ……さっきは勢いで庇っちまったけど、元々そんな義理もねえし、奴隷制度に反対してるわけでもねえしな。
「おいアル! お前はこっちへ来い!」
「あぅ!」
……ま、恩はあるか……丸一日かけて、回復魔法使わせちまった恩が。
今日一日くらいは、アルの為に魔法を使ってやるか……
俺に惚れるなよ、アル!!
「グオオオオオオ!!!」
「!?」
俺が魔力を解放すると、村の男達は慄き、女達を放置して逃げ始めた。
そして俺の影も、俺の力が自分に匹敵すると気付いたらしく、一瞬驚きの表情を浮かべて動きを止めた。
俺はその隙を見逃さず、思いっきり踏み込んで拳を打ち込む。そうして俺は、影ごと塔の一部をぶち抜いた。
俺が全力を出すには、この塔は狭すぎる。その為、戦場を塔の外に移す必要があったのだ。
だが、影もただ殴られたわけではない。吹き飛ばされながらも俺に魔法を打ち込んでいた。
め、滅茶苦茶いてぇ……影も一応吹っ飛んではいるのだが、殆どダメージがないらしく、既に体勢を立て直していた。
「やるじゃねえか……お前、この前の奴とは違うのか?」
「……グ……ウウウ」
「まあどっちでもいい、お前を殺す! それだけだ!」
影は不敵に笑いながら、再び魔方陣を大量に展開し始める。
こいつ……俺の影のくせに、後ろに居る女達が見えてねえのか!? そんな大量の魔法、もし俺が凌ぎきれなかったらどうするつもりだ!?
『奴は貴様を殺す為にだけ存在する影……女達の姿も、今は見えていないのだろう』
暢気に講釈垂れてる場合か!? アルや女共が死んでもいいのか!?
『そう思うなら、貴様が守ればよかろう。我にはもう、何の力もないのだからな』
く、くそが……
「ふははははは!! さあ死ね!!」
「グルルァア! ガアアアア!!」
お前の目は節穴か! 女まで殺す気か!? 俺はベッドの上以外で女の悲鳴を聞く趣味はねえんだよ!!
と、叫んでいるつもり。言葉にはなってないが。
そして、影がやったのと同じように、俺も魔方陣を無数に展開した。
不敵に笑う俺の影……お互いの魔法が発動するのと同時に、影と俺の肉弾戦が始まった。
そこからは、とにかく必死だった。何せ相手は俺そのもの。ちょっと油断すれば致命傷を負ってしまう。
しかも影の放つ魔法を俺の魔法で相殺するわけだが、これが失敗すると流れ弾がどこに当たるとも分からず、当然アル達を巻き込む可能性も充分にあった為、ミスは一切許されなかった。
だが影の方は俺の苦労なんて知りもせず、ひたすら強力な魔法を打ち込み、それと併行して殴りかかってくる。
神経が擦り切れるんじゃないかというような駆け引きが続き、いつしか俺は、殆ど無意識で攻撃と防御を繰り返すようになっていった……
憶えているのは、魔法が相殺しあう時の音と光、空中での殴りあい、そして……
どれくらいの時間気を失っていたのか……ふと気が付くと、俺は塔の残骸を枕にするような形で、力なく倒れこんでいた。
やばいくらい血が出てる感覚がある……今度こそマジで死ぬかもしれんな……
「ぐす……ごめん、ごめんなさい、私達の為に、こんな怪我を……」
「ウウウ……」
アルが、また回復魔法で俺を治そうとしている。
だが、今回の怪我は前とは違い、アルのひ弱な出力の回復魔法では追いつかない。
まあ当然だろう。相手は自分自身、どっちが勝つにしても、ただで済むはずがなかったのだ。その上、こっちは使い慣れない魔竜の体だしな。
とは言え、多少は勝算もあった。それは、魔竜と呼ばれたこの体にある。
俺自身も人間を超える出力を持っているが、魔竜の体は限界値が既に人間を超えていた。俺の最大出力にも耐えうる体、それこそが唯一の勝因だ。
あとは、少しずつ互いの体を削りあい、押し勝っただけ……おかげで、影を殺したから云々を別にして、再び俺は瀕死の状態になってしまった。
「ああ……なんで……治らない……血が、止まらない……」
気がつけば、男達はとっくに退散しており、代わりに逃げたはずの女奴隷達が、遠巻きに俺とアルを見つめていた。
「お願い……止まって……止まって……」
何泣いてんだよ……面倒くせえ奴だな。
「だって、こんなに血が……私や皆を庇いながら、あんな無茶な戦い方をしたから!」
お前がやれって言ったんじゃねえか……
「お願い……私の命全てを懸けてもいいから……お願い!」
滅多な事言うんじゃねえよ……普通の人間に竜一匹全快させる出力の回復魔法なんて、命懸けたってできねえっつうの。
「だけど私にはこれしか!」
「……ちょっと待て、お前さっきから……俺の言葉聞こえてんのか?」
「はい……」
「ああ? なんだ……いつの間にか、喋れるようになってんじゃねえか……」
「……貴方は、今までの彼とは違うんですよね? 本当は何となく気付いていました……彼とは、空気が違う気がして……」
「……それを知ってて、なぜ治す」
「分かりません。でも目の前に、傷つき倒れている者が居れば、放っておくわけには……」
「憎くないのか……俺が。お前の友達を殺したんだぞ?」
「憎くないとは言えません……でも、貴方は私達を助けてくれたから……今度は、私が助けたいんです」
「お人好しが……」
しかし、アルの懸命な介護も虚しく、俺はあまりに大量に出血した為に、気を失ってしまう。
恐らくはこのまま、目を覚ます事はないだろう。
あ~あ……結局竜の体のまま死ぬのかよ……
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