8 / 12
現実とは
異変
しおりを挟む
結婚して2年がたち
私のお腹が目立ち始めた頃から少しづつ何かが変わり始めた。
息子が夜泣きをする様になり、それに対して彼が怒る様になっていた。
仕事で疲れてるのに夜泣きをされると辛いものですが、彼のそれは少し違う様に見えた。
「うるせーな!泣かすなよ!殺すぞ!外に連れて出ろ!」
物を投げて来たり強く掴んできたりしていた。
息子が泣くと私は離れにある自室から離れた居間で息子を抱いてあやす様になっていた。
何日か続くと、旦那の父親からも注意を受けた。「そこで泣かれると眠れない、次の日も仕事があるのに、、、」
と、、、。
私は仕方なく外に出て歩く様になった。
当時のその家は地方の中でも本当に田舎で、雪の降る時期には肩のあたりまで雪が積もる。
雪の中を息子をおんぶして毛布を巻きあやしていた。寒さで手がかじかみ泣きながら歩く。
実家に遊びに行く時は必ず旦那もついて来て、携帯代もかさむからと取り上げられていた為友達や両親に愚痴る隙も与えてはもらえなかった。
臨月に入っても仕事は休ませてはもらえず働き続けた。無理が祟ったのか切迫早産になり入院した。退院してからも産まれる4時間前まで仕事をしていた。
1月に娘が産まれた。娘が産まれてからは彼は優しくなった。
しかし、産後二週間ほどで仕事にでる様に姑から言われ、おっぱいも出なくなってしまった。
まだ生後1ヶ月に満たない娘を連れて仕事は壮絶だった。
お客さんの相手をして手が開くと娘のオムツをかえミルクを作って飲ませる。簡単な事では無かった。
そして旦那の束縛はどんどん激しくなっていった。店の前にある販売機でさえも一人で行くことは許されなかった。
お客さんの手に触らない様にお釣りを渡したり厨房から睨みつける旦那の機嫌をとりながら生活していた。
そんなある日彼が厨房の裏で頭をぶつけて流血して病院へ行った。何故ぶつけたのかはわからなかった。
しかし、「死にたい、仕事がつらい」と話す様になっていた。
ある日の夜中に私が眠っていると彼が私を起こした。
「ん、、、?どうかした?」
「わからない、、、目が覚めたら両親の寝室の前にたっていた。コレを持って、、、」
手には出刃包丁が握られていた、、、、
「俺は何かおかしい、、、。助けてくれ
。このままだと何をするかわからない、助けてくれ、、、」
と泣いていた。
何か、、、何かがおかしくなっていた。
私はただ呆然と彼を見つめてい
た、、、。
私のお腹が目立ち始めた頃から少しづつ何かが変わり始めた。
息子が夜泣きをする様になり、それに対して彼が怒る様になっていた。
仕事で疲れてるのに夜泣きをされると辛いものですが、彼のそれは少し違う様に見えた。
「うるせーな!泣かすなよ!殺すぞ!外に連れて出ろ!」
物を投げて来たり強く掴んできたりしていた。
息子が泣くと私は離れにある自室から離れた居間で息子を抱いてあやす様になっていた。
何日か続くと、旦那の父親からも注意を受けた。「そこで泣かれると眠れない、次の日も仕事があるのに、、、」
と、、、。
私は仕方なく外に出て歩く様になった。
当時のその家は地方の中でも本当に田舎で、雪の降る時期には肩のあたりまで雪が積もる。
雪の中を息子をおんぶして毛布を巻きあやしていた。寒さで手がかじかみ泣きながら歩く。
実家に遊びに行く時は必ず旦那もついて来て、携帯代もかさむからと取り上げられていた為友達や両親に愚痴る隙も与えてはもらえなかった。
臨月に入っても仕事は休ませてはもらえず働き続けた。無理が祟ったのか切迫早産になり入院した。退院してからも産まれる4時間前まで仕事をしていた。
1月に娘が産まれた。娘が産まれてからは彼は優しくなった。
しかし、産後二週間ほどで仕事にでる様に姑から言われ、おっぱいも出なくなってしまった。
まだ生後1ヶ月に満たない娘を連れて仕事は壮絶だった。
お客さんの相手をして手が開くと娘のオムツをかえミルクを作って飲ませる。簡単な事では無かった。
そして旦那の束縛はどんどん激しくなっていった。店の前にある販売機でさえも一人で行くことは許されなかった。
お客さんの手に触らない様にお釣りを渡したり厨房から睨みつける旦那の機嫌をとりながら生活していた。
そんなある日彼が厨房の裏で頭をぶつけて流血して病院へ行った。何故ぶつけたのかはわからなかった。
しかし、「死にたい、仕事がつらい」と話す様になっていた。
ある日の夜中に私が眠っていると彼が私を起こした。
「ん、、、?どうかした?」
「わからない、、、目が覚めたら両親の寝室の前にたっていた。コレを持って、、、」
手には出刃包丁が握られていた、、、、
「俺は何かおかしい、、、。助けてくれ
。このままだと何をするかわからない、助けてくれ、、、」
と泣いていた。
何か、、、何かがおかしくなっていた。
私はただ呆然と彼を見つめてい
た、、、。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
月弥総合病院
僕君☾☾
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
声劇・シチュボ台本たち
ぐーすか
大衆娯楽
フリー台本たちです。
声劇、ボイスドラマ、シチュエーションボイス、朗読などにご使用ください。
使用許可不要です。(配信、商用、収益化などの際は 作者表記:ぐーすか を添えてください。できれば一報いただけると助かります)
自作発言・過度な改変は許可していません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
