sugar less

ふくいち

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キーンコーンカーンコーン.......
待ちに待った放課後!といっても部活をやっている訳でもないし行きたいところがある訳でもない。私はイマドキのJKとしては珍しい位に女子女子したものには興味が無い。
得意なことは手芸とか料理とか。この辺は女子っぽいかな?自分で言うのも変だけど。嫌いなことは群れること。コミュ障ってわけでもないし嫌いな人が多いってわけでも無いけど何となく少人数が落ち着くし自分のやりたいことができる。友人関係は親友が一人。瀧澤郁美(たきさわいくみ)。郁美はバスケ部に入っているから下校とか登校とか滅多に出来ないけどいつもお互い本音を言い合える素晴らしい仲間なの。最後に好きなことは寝ること食べること、あとは好きなことって言えるかわからないけど恋愛ものの本とかを読むこと。私はまだ彼氏とか出来たことがない。周りからは意外がられるけど今までほんとに1人もいた事がない。告白された事はあっても断ってきたし、告白する事なんて全くない。だってそんなことしなくても恋愛小説とか少女漫画とかで幸せになれるし、なんせその中ではいつもきらきらした恋がある。イケメンもいる。だから現実の恋は必要ないし、ましてやこの小説や漫画のなかの様な物語や展開は現実では絶対に起こり得ない。現実でいきなり壁ドンする男子とか唐突にキスする男子とか。いるはずもないしいたとしてもそいつは痛いヤツって思われておしまい。でも少し憧れたりするなぁ......

今日の帰りは1人だった。
「本屋さんにでも寄ってみるかなぁ」
そう思って下校途中にある本屋さんに寄ってみた。もちろん入ってすぐ恋愛もののコーナーにいって軽く立ち読みをする。漫画の中でも小説の中でもヒロインの女の子に向かってイケメンの男の子が
「今日もかわいいよ」とか「僕は君しかみていない」とか「愛してるよ。〇〇」とかとか甘いことばっかり。でもこういうのが好きな私はついつい読み込んでしまった。気づけばもう晩御飯の時間になっていた。
「やばい!早く帰らなきゃ!」
急ぎ足でその本屋さんから出た。
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