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出逢い
中学2年生 3
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家の前まで送ってくれた華村さんはまたパーティに戻って行った。
私は華村さんの言葉を思い出して考えた。
恐らく私が彼氏がいなくて可哀想だから言ってくれたんだ。
きっとそう……
兄から伝えて貰おう。
同情しなくても大丈夫だと……
翌日────────
兄さんは朝方帰って来たようだ。
何時までパーティしていたんだ?
12時過ぎた頃に兄さんは起き出しリビングに来た。
ママがいなくて良かったね。
いたら鉄拳が飛んでるよ?
パパとママならば確実にママが強い。
ママは空手をしていた。
パパは試合で勝ち進む強いママに一目惚れして猛アタックの末お付き合いを始め気付いたらあっという間に結婚していたらしい。(ママ談)
「何時までパーティしていたの?こんな時間まで寝ていたのがママに知れたら……鉄拳が飛んでるよ」
「母さんは知ってるよ。帰って来たら早速飛んできたから避けたら親父にハリセン喰らった……」
パパは何時の間にハリセン何て作っていたんだ?
夫婦揃ってヨシモト好きだからね…
2人きりのデートで新喜劇観に行くって…
「そういや、千比絽。渉から告白されただろ?」
「に、に、に、にいさん…な、な、な、何で知っている?」
「渉から聞いた。大事にするから安心して成仏してくれって…
俺はゾンビじゃねぇって…。
それで?何て返事したんだ?」
「………シテナイ」
「ん?何だって?」
「だ…だから…返事……して…ない…」
「何で?渉はお前の好みのタイプだろ?王子様系好きだろ」
何故兄は私の好みのタイプを知っている!
「きっと…さ、彼氏がいない可哀想な私に同情してくれたんだよ。クリスマスに一緒に過ごす彼氏がいなくて可哀想って…
だから…兄さんから華村さんに伝えてよ。
同情してくれなくてもいいよって…」
「千比絽…渉が同情でそんな事を言う男だと思ってるのか?」
「解らないよ。だって男の人と付き合った事ないし…それに……あんなにカッコいいんだからもっとお似合いの人がいるよ。」
「……判った。俺から渉に伝えておく…」
本当は…初めて会った時から華村さんの事が気になっていた。
だからクリスマスの告白は嬉しかった…
でもね…王子様のような華村さんにはお姫様のような可愛い女性がお似合いだって……
平凡な女の子が王子様と幸せになれるのはお伽噺の中だけ…
フィクションの中だけだよ。
ドラマの中だけなんだよ…兄さん。
クリスマスを過ぎてからは年末までは大掃除したりお節を作ったりと結構忙しくて悲しい気持ちに取り憑かれる事なく過ごした。
お節を作れる私って凄いじゃんと自画自賛した。
だって誰も褒めてくれないから自分で褒めるしないじゃん。
だってわが家では当たり前なんだもん!!
門松を飾り玄関にしめ縄付けてすっかり家の外と中は正月の仕様になった。
あとは紅白観ながら年越し蕎麦食べて除夜の鐘を聞く!
これぞ庶民の王道的大晦日の過ごし方だ!!
ビバ!!!庶民!
(↑大企業の社長の娘だから庶民じゃないって…by 作者)
晩御飯を軽く食べてリビングに家族揃って紅白を観る。
22時頃に年越し蕎麦を食べると兄は学友達と年越し詣でに行くと言って出掛けていった。
華村さんも来るのかな……
イヤイヤ…考えるのはよそう。
何だかんだと言いながら今年は良い年だった。
来年も良い年になると良いな…等と考えていたら何時の間にか紅白が終わっていた。
しまったぁぁぁ~!!
どっちが勝ったのか解らなかった!
紅白に心を残しつつ除夜の鐘を聞く。
煩悩を払ってもらいゆっくりと年が明けた。
「パパ、ママ。ハッピーニューイヤー!」
「千比絽、尚吾。明けましておめでとう。
さっ、明日はお昼過ぎにはお祖父様のお家に御挨拶に行きますからね。
早く起きて支度してよ。
千比絽は着物着るからね」
「えっ?今年も?」
「お祖母様がせっかく誂えてくれたんだから着ないと…。
お祖父様も楽しみにしているのよ」
「着物じゃお料理食べにくいんだもん…」
「大丈夫よ。ママがちゃんと苦しくないようにしてあげます」
「ママが着付けてくれるなら…それじゃあお休みなさい」
部屋に戻り直ぐさま寝ていた。
この時、兄と華村さんがあんな事を考えていた何て知るよしもなかった。
お正月から私の平凡な人生が波乱万丈(?)なモノに変わるなんて思いもしていなかった……
私は華村さんの言葉を思い出して考えた。
恐らく私が彼氏がいなくて可哀想だから言ってくれたんだ。
きっとそう……
兄から伝えて貰おう。
同情しなくても大丈夫だと……
翌日────────
兄さんは朝方帰って来たようだ。
何時までパーティしていたんだ?
12時過ぎた頃に兄さんは起き出しリビングに来た。
ママがいなくて良かったね。
いたら鉄拳が飛んでるよ?
パパとママならば確実にママが強い。
ママは空手をしていた。
パパは試合で勝ち進む強いママに一目惚れして猛アタックの末お付き合いを始め気付いたらあっという間に結婚していたらしい。(ママ談)
「何時までパーティしていたの?こんな時間まで寝ていたのがママに知れたら……鉄拳が飛んでるよ」
「母さんは知ってるよ。帰って来たら早速飛んできたから避けたら親父にハリセン喰らった……」
パパは何時の間にハリセン何て作っていたんだ?
夫婦揃ってヨシモト好きだからね…
2人きりのデートで新喜劇観に行くって…
「そういや、千比絽。渉から告白されただろ?」
「に、に、に、にいさん…な、な、な、何で知っている?」
「渉から聞いた。大事にするから安心して成仏してくれって…
俺はゾンビじゃねぇって…。
それで?何て返事したんだ?」
「………シテナイ」
「ん?何だって?」
「だ…だから…返事……して…ない…」
「何で?渉はお前の好みのタイプだろ?王子様系好きだろ」
何故兄は私の好みのタイプを知っている!
「きっと…さ、彼氏がいない可哀想な私に同情してくれたんだよ。クリスマスに一緒に過ごす彼氏がいなくて可哀想って…
だから…兄さんから華村さんに伝えてよ。
同情してくれなくてもいいよって…」
「千比絽…渉が同情でそんな事を言う男だと思ってるのか?」
「解らないよ。だって男の人と付き合った事ないし…それに……あんなにカッコいいんだからもっとお似合いの人がいるよ。」
「……判った。俺から渉に伝えておく…」
本当は…初めて会った時から華村さんの事が気になっていた。
だからクリスマスの告白は嬉しかった…
でもね…王子様のような華村さんにはお姫様のような可愛い女性がお似合いだって……
平凡な女の子が王子様と幸せになれるのはお伽噺の中だけ…
フィクションの中だけだよ。
ドラマの中だけなんだよ…兄さん。
クリスマスを過ぎてからは年末までは大掃除したりお節を作ったりと結構忙しくて悲しい気持ちに取り憑かれる事なく過ごした。
お節を作れる私って凄いじゃんと自画自賛した。
だって誰も褒めてくれないから自分で褒めるしないじゃん。
だってわが家では当たり前なんだもん!!
門松を飾り玄関にしめ縄付けてすっかり家の外と中は正月の仕様になった。
あとは紅白観ながら年越し蕎麦食べて除夜の鐘を聞く!
これぞ庶民の王道的大晦日の過ごし方だ!!
ビバ!!!庶民!
(↑大企業の社長の娘だから庶民じゃないって…by 作者)
晩御飯を軽く食べてリビングに家族揃って紅白を観る。
22時頃に年越し蕎麦を食べると兄は学友達と年越し詣でに行くと言って出掛けていった。
華村さんも来るのかな……
イヤイヤ…考えるのはよそう。
何だかんだと言いながら今年は良い年だった。
来年も良い年になると良いな…等と考えていたら何時の間にか紅白が終わっていた。
しまったぁぁぁ~!!
どっちが勝ったのか解らなかった!
紅白に心を残しつつ除夜の鐘を聞く。
煩悩を払ってもらいゆっくりと年が明けた。
「パパ、ママ。ハッピーニューイヤー!」
「千比絽、尚吾。明けましておめでとう。
さっ、明日はお昼過ぎにはお祖父様のお家に御挨拶に行きますからね。
早く起きて支度してよ。
千比絽は着物着るからね」
「えっ?今年も?」
「お祖母様がせっかく誂えてくれたんだから着ないと…。
お祖父様も楽しみにしているのよ」
「着物じゃお料理食べにくいんだもん…」
「大丈夫よ。ママがちゃんと苦しくないようにしてあげます」
「ママが着付けてくれるなら…それじゃあお休みなさい」
部屋に戻り直ぐさま寝ていた。
この時、兄と華村さんがあんな事を考えていた何て知るよしもなかった。
お正月から私の平凡な人生が波乱万丈(?)なモノに変わるなんて思いもしていなかった……
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