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出逢い
高校3年生 8
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────
祐佳は念の為に2~3日の入院をする。
パジャマや身の回りの物を用意するためママはパパを連れてデパートに買いに行った。
私は自宅に行き荷物を置いて尚吾に説明をしてお祖父様宅に行くように話した。
着替えてリビングにいる渉さんにお茶を淹れ一緒にソファーに座りお茶を飲みながら祐佳と兄さんの事を考えた。
まさか祐佳が妊娠してるなんて…。
私は……経験が無いから考えても分からない……。
思わずため息が溢れた。
そんな私に渉さんは優しく言ってくれた。
「大丈夫。東吾はちゃんと祐佳ちゃんの事を考えてるし大切にしてる。
だから…二人の味方でいよう」
「…はい。でも…良かったと言っていいのか分からない…けど…。
病気じゃなくて良かったって……
真っ青な顔して倒れた祐佳を見た時私は心臓が止まるかと思ったの。」
祐佳は産むと言っている。
兄さんももちろん祐佳と同じ気持ちで…。
だけど私たちは受験生で…。
祐佳は渉さんと兄さんと同じ大学に行くって言ってた……。
どうするんだろうか……。
「取り敢えずご飯を食べに行こうか?
尚吾くんはお祖父さんの家に行ってしまっただろ?
久しぶりに二人で食べに行こう…」
そう言えば二人で食事に行くのは久々かも……。
渉さんも大学と会社で忙しかったし私も文化祭の準備でバタバタしていたし……。
渉さんの言葉に頷いて戸締まりをしてママにメールして近くのファミレスにご飯を食べに行った。
ママ達は祐佳に衣類を届けたあと家に帰って来る。
食事を終わらせ家まで送って貰いその日はそのまま眠りについた。
────
文化祭の次の日は休みだけど片付けのため学校に行った。
私からは何も話せないため祐佳は貧血で倒れたと話をした。
先生はパパから連絡して貰ったけどやはり貧血とだけ話してあると言われた。
本当の事は祐佳の両親が日本に着いて祐佳自身から話すまでは言えない。
片付けが終わり学校から出ると兄さんが待っていた。
渉さんは会社の業務が有り抜けられないみたいで代わりに迎えに来てくれた。
これから病院へ行く。
車の中は静かだった。
何を喋っていいのか分からない…。
祐佳との事を改めて聞いた所で私には何も言う権利は無い。
「千比絽…。驚かせて済まないな。
ちゃんと祐佳とお腹の子供の事はちゃんと考えているから……。」
「……うん。分かってる。兄さんが祐佳の事を大切にしてるのは分かってるけど……。
うん……」
「本当なら祐佳が大学を卒業してから結婚するつもりだったけどお腹の子供の事が有るから早めに籍だけ入れる。式はその後だな……」
「祐佳も…。祐佳は大学は?」
「……産まれてから、産まれて落ち着いたら大学に行くって言ってる。
もちろん俺もそのつもりだ。」
「ちゃんと考えてるんだね。
私は祐佳が幸せなら応援する!
祐佳がママになるのか~。
驚いちゃったなぁ~」
「お前たちも直ぐにそうなるんじゃないか?」
「出来るわけ無いじゃない!
何を言ってるの!だいたい兄さん!
ちゃんと避妊したの?」
「していたよ!
でも出来たんだから。
完璧な避妊は無いからお前たちも覚悟しておけよ」
「出来るわけ無いじゃない!
したこと無いんだから!!」
何で兄さんとこんな話をしなきゃならないのよ。
保健体育の授業で習ってるからちゃんと分かってる!
深いため息を溢して兄さんを見ると驚いた顔をしていた。
「な、何?何て顔をしてるの?」
「お前…等ってまだしてないの?」
「な、な、な…何で、に、兄さんにその…そんな事……言わなきゃ……なんないの…よ…」
「マジかぁ!!お前ら付き合って何年だよ!!渉もよく我慢してるな……」
「我慢って……なによ…」
「あのな、好きな女がいたら抱きたいって思うのは当たり前何だよ。
しかしまぁ、奥手のお前が相手なら出来ないか……。
渉も忍耐強いな……」
そりゃあ……考えない事もなかったけど渉さんが私を大切にしてくれてるからこそ……。
大学に受かったら……ってずっと思ってる。
でも……こんな話は密室の車内とは言え兄妹でするものではない…。
それから私たちは病院に着くまで一言も喋る事は無かった。
祐佳は念の為に2~3日の入院をする。
パジャマや身の回りの物を用意するためママはパパを連れてデパートに買いに行った。
私は自宅に行き荷物を置いて尚吾に説明をしてお祖父様宅に行くように話した。
着替えてリビングにいる渉さんにお茶を淹れ一緒にソファーに座りお茶を飲みながら祐佳と兄さんの事を考えた。
まさか祐佳が妊娠してるなんて…。
私は……経験が無いから考えても分からない……。
思わずため息が溢れた。
そんな私に渉さんは優しく言ってくれた。
「大丈夫。東吾はちゃんと祐佳ちゃんの事を考えてるし大切にしてる。
だから…二人の味方でいよう」
「…はい。でも…良かったと言っていいのか分からない…けど…。
病気じゃなくて良かったって……
真っ青な顔して倒れた祐佳を見た時私は心臓が止まるかと思ったの。」
祐佳は産むと言っている。
兄さんももちろん祐佳と同じ気持ちで…。
だけど私たちは受験生で…。
祐佳は渉さんと兄さんと同じ大学に行くって言ってた……。
どうするんだろうか……。
「取り敢えずご飯を食べに行こうか?
尚吾くんはお祖父さんの家に行ってしまっただろ?
久しぶりに二人で食べに行こう…」
そう言えば二人で食事に行くのは久々かも……。
渉さんも大学と会社で忙しかったし私も文化祭の準備でバタバタしていたし……。
渉さんの言葉に頷いて戸締まりをしてママにメールして近くのファミレスにご飯を食べに行った。
ママ達は祐佳に衣類を届けたあと家に帰って来る。
食事を終わらせ家まで送って貰いその日はそのまま眠りについた。
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文化祭の次の日は休みだけど片付けのため学校に行った。
私からは何も話せないため祐佳は貧血で倒れたと話をした。
先生はパパから連絡して貰ったけどやはり貧血とだけ話してあると言われた。
本当の事は祐佳の両親が日本に着いて祐佳自身から話すまでは言えない。
片付けが終わり学校から出ると兄さんが待っていた。
渉さんは会社の業務が有り抜けられないみたいで代わりに迎えに来てくれた。
これから病院へ行く。
車の中は静かだった。
何を喋っていいのか分からない…。
祐佳との事を改めて聞いた所で私には何も言う権利は無い。
「千比絽…。驚かせて済まないな。
ちゃんと祐佳とお腹の子供の事はちゃんと考えているから……。」
「……うん。分かってる。兄さんが祐佳の事を大切にしてるのは分かってるけど……。
うん……」
「本当なら祐佳が大学を卒業してから結婚するつもりだったけどお腹の子供の事が有るから早めに籍だけ入れる。式はその後だな……」
「祐佳も…。祐佳は大学は?」
「……産まれてから、産まれて落ち着いたら大学に行くって言ってる。
もちろん俺もそのつもりだ。」
「ちゃんと考えてるんだね。
私は祐佳が幸せなら応援する!
祐佳がママになるのか~。
驚いちゃったなぁ~」
「お前たちも直ぐにそうなるんじゃないか?」
「出来るわけ無いじゃない!
何を言ってるの!だいたい兄さん!
ちゃんと避妊したの?」
「していたよ!
でも出来たんだから。
完璧な避妊は無いからお前たちも覚悟しておけよ」
「出来るわけ無いじゃない!
したこと無いんだから!!」
何で兄さんとこんな話をしなきゃならないのよ。
保健体育の授業で習ってるからちゃんと分かってる!
深いため息を溢して兄さんを見ると驚いた顔をしていた。
「な、何?何て顔をしてるの?」
「お前…等ってまだしてないの?」
「な、な、な…何で、に、兄さんにその…そんな事……言わなきゃ……なんないの…よ…」
「マジかぁ!!お前ら付き合って何年だよ!!渉もよく我慢してるな……」
「我慢って……なによ…」
「あのな、好きな女がいたら抱きたいって思うのは当たり前何だよ。
しかしまぁ、奥手のお前が相手なら出来ないか……。
渉も忍耐強いな……」
そりゃあ……考えない事もなかったけど渉さんが私を大切にしてくれてるからこそ……。
大学に受かったら……ってずっと思ってる。
でも……こんな話は密室の車内とは言え兄妹でするものではない…。
それから私たちは病院に着くまで一言も喋る事は無かった。
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