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第1章 迷宮創生編
第1話 異世界へ
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「ふぅ~ 食った食った♪」
仕事を終え、近所の行きつけのラーメン屋で飯を食ったその帰り道。
突然足元のアスファルトの地面が光りだした。
「うおっ! なんだ!? この光る地面は? まさか魔法陣?」
光りは俺を中心に魔法陣のように浮かび上がり、同時に俺の全身が青白い光に包まれる。
「はっ!? 何事?」
突然の出来事に困惑していると、突然足元の感触が無くなり浮遊感に包まれる。そしてまるで落とし穴のコントのように見事にストンと落ちた。
落ちた先はなにもない白い空間。
痛くはないが尻餅をついてしまった。
足元の感触はあるが地面は見えない。
ここはどこだ!? なにが起きた?
ドッキリにしては不自然だ。
俺の隣には俺と同じように困惑する人物がいた。
ひとりは高校生だと思われる制服姿のかわいい女の子。きょろきょろと辺りを見回していて明らかに動揺しているのが分かる。
そのとなりには西洋人っぽい長身の男性が呆然とたたずんでいた。
落ち着け・・・こういう時こそ落ち着くのだ。
すると目の前に、紫色の豪華な和服姿の妖艶な女性が浮かび上がってきた。
なんともエロい! 白い肌に溢れんばかりのおっぱいの谷間、その胸元にたれる見事な艶のある黒髪。素晴らしい谷間と着物から零れ落ちそうなおっぱい! 乳首なんか今にも見えそうだ♡ 蝶をモチーフにした煌びやかな和服と髪飾りを纏う大人の色気を漂わせる巨乳美人に見入ってしまう。
「皆様、ようこそアースヘイムへ。突然のことに驚かれていると思われますが、ここは皆さまのいた世界とは別の次元の世界です」
おっぱいに見入っていたが何だって?
「私の名は帰蝶と申します。そして魔王信長様の元で補佐をしております」
どうやら、いま流行りの異世界転移にあったらしい。
目の前のエロい恰好をした美しい女性、帰蝶と名乗ったその名前に一致するのは、戦国時代の織田信長とその妻、濃姫と呼ばれる女性だ。
「帰蝶・・・・濃姫様?」
俺は思わずそう呟いた。
「あら? よく知っているわね。私は濃姫とも呼ばれているわ。貴方は日ノ本出身なのかしら?」
「日ノ本? 日本のことか? 濃姫様たちのいた時代とは違うが、俺と多分こっちの女の子は同じ国だと思う」
そう言って女の子を見ると、こくんと頷いた。
「そう、ごめんなさいね。取り合えず話を聞いてくださいな。簡単に説明すると私も信長様も共に、昔この世界にきたの」
「この世界は人間と魔族・魔物の住む世界で、信長様は迷宮と呼ばれる場所の主となりその後、魔王と呼ばれる存在になられたわ」
ん? 魔族や魔物はファンタジーの定番としても、織田信長が魔王? 確かに第六天魔王なんて呼ばれていたが、まさか本物の魔王になったの? 自称じゃなくて? それはそれでカッコイイな。
「人間と魔族、本来は相反する存在なの。だけど信長様は人間と魔族、共存の道を選んだ国を作り、苦労の末、国を繁栄することができたわ。しかし人間の国、魔族の国、ともに認め合わない国ももちろんあり争いが絶えないの」
「貴方たちを呼んだのは、信長様の理想の国造り天下布武その手伝いをして欲しいからなの」
「ちょっとまってください!」
女の子が青い顔で口を挟んできた。
「魔族・魔物? モンスターなの? そんなファンタジーの世界でただの女子高生に国造り? そんなのできる訳ないじゃん!」
女の子の悲痛な叫びだった。
うん、それは俺もそう思う。転移ものの定番チートでもあれば別だが・・・
「ふぁんたじ? 女子高生ってのが何か分からないけど、心配しなくても大丈夫よ。貴方たちはコアに選ばれた存在、適正も能力も問題ないわ」
コア? コアに選ばれた存在? 何のことだろうと思っていると、目の前に黒い水晶が浮かび上がってきた。
周りを見ると、女の子の前には青い水晶、西洋人っぽい人の前には赤い水晶が浮かんでいる。
なぜ水晶が浮いている? 不思議な現象だ・・いや、そもそもこの空間自体がなんともいえない不思議な空間だが・・・まあいいや。
「それがダンジョンコアと呼ばれる迷宮の心臓部よ、触れてみてくださいな」
俺は、恐る恐る目の前の黒い水晶に触れてみた。
手を触れた瞬間、水晶と俺の体がまばゆく光り輝きだし、何かが俺の中に入ってくる・・・・ちょっ! これは!
身体中に力がみなぎり、頭の中には色々な知識が流れ込んでくる。
「ぐあぁぁぁ・・・・はぁ・・はぁ・・・・」
燃えるような体の痛みが引いてくると同時に、体の光が収まっていく。
うおおぉぉぉぉ! 体中が引き締まり、筋肉がついた感じだ、若返った感じもするし体が飛ぶように軽い。
これが俺の体か? これがチート能力ってやつか?
女の子は見た目こそ変わっていないが、自分の変化に戸惑っている感じだ。
西洋人っぽい人は、オイオイ・・・額に角生えてるし鬼? 鬼なの?・・・筋肉ムキムキだし変わりすぎだろ。
「どう? コアの力は体に馴染んだかしら?」
濃姫様は妖艶な笑みで語りかけてくる。
「ああ、悪くはない・・・全身に力が有り余っている感じがするよ」
そう力が有り余っており、濃姫様のエロい姿に俺のマグナムもビンビンだせ!!
その素晴らしいおっぱいで挟んでほしいっす!
「取り合えず、自己紹介してくれるかしら?」
自己紹介
「俺は、宮代 大和 37歳 独身です」
水晶の力なのか? 知識がなんとなく分かる。
ステータスプレート
名前:宮代 大和
年齢:37歳
種族:上位魔人
クラス:迷宮主(AC-299)
LV:1
HP:1000/1000
MP:1500/1500
SP:1500/1500
STR:A VIT:A AGI:A
DEX:A INT:A LUK:A
スキル:言語理解 魔法(闇A・火C・水C・風C・土C)
召喚魔法:D
HP自動回復:小 MP自動回復:中 闇耐性A
「ふふっ大和様は、万能型で闇属性が得意みたいね」
濃姫様には、俺のステータスが分かるみたいだ。種族:上位魔人って俺、人間じゃないの?
水晶の力でどうやら人間やめてしまったらしい・・・まあそれはいい。
それよりも魔法か・・・試しに手のひらに集中すると、不思議な感じがするこれが魔力? しかも闇属性が得意って・・・・
「37歳? 最初に見たときはオジサンだったけど、今は二十歳くらいにみえるんだけど? ねえ、これは魔人化のせい?」
「ええ、その通りよ」
女の子の質問に濃姫様が返してきた。
「やっぱりね・・・私は、那覇 瑞希 高校2年生 17歳よ」
背中まであるウエーブのかかった茶髪、ブレザー姿の女の子はどうやら、瑞希ちゃんというらしい。
胸は控えめだが、すらりとした可愛らしい女の子だ。
「瑞希様は、筋力、耐久は低いけど魔法力は高く、水魔法が得意みたいね」
他人のステータスは、俺には見えないが濃姫様は見えているようだ。
異世界ものの定番スキル、言語理解、鑑定スキルなどがあるのだろう。
「最後はミーだね。名前はケイリー・ロードシルト。 マーブラー出身です」
西洋人っぽい人から角付きムキムキマッチョになった人は、ケイリーさんというらしい。マーブラーってどこ?
「ケイリー様は、見た目通り、筋力・耐久が高いのだけれど、魔力が乏しく、その中では火魔法が使えそうね」
その後の話で、どうやらケイリーさんは、地球ではなく別の星? 違う次元から召喚された異色の人? らしいけど、どんな世界だったのか興味がある。
色々各自の趣味やどこから来たなど、話してお互いが少し分かってきた。
俺は両親はすでに他界して、身内はもういない。恋人もいたが先月別れた・・・悲しいがこれはこれで良かったのかも知れない。
瑞希ちゃんは沖縄出身、両親と弟の4人家族。 陸上部 彼氏はいるらしい。
ケイリーさんは地球やこことは違う異世界人、その世界は魔物はいるが、魔法は無い世界で既婚者だそうだ。帰ることはできないらしく、落胆している。
そりゃそうだろう。俺は独り身だから良いが、ふたりには大事な家族がいるのだからな・・・
「さて、皆さまにはこれから、各地に赴任していただきます。その前に知識としてあるとは思うけど、迷宮のおさらいをするわね。迷宮は一般的には、洞窟、地下迷路、塔、城砦などあり。迷宮は生物の生命力、感情や生死などを糧に成長するの」
「貴方たちには、新たに作る迷宮の管理者として頑張ってもらいたいのだけど、質問はあるかしら?」
「要するに、迷宮に生物を集めれば良いのね。生物の餌となる物で釣って、餌付けすれば良いと」
瑞希ちゃんは、理解できたみたいだな。
「そんな感じね。ただ迷宮の心臓部である水晶は、守らないといけないから注意が必要よ。一般的な迷宮は入り口付近は生物の接待区域として、迷宮最深部を水晶の防衛区域にしているわね」
「信長様は、安土城と言う城塞型をつくり、人間と魔族を従え国を興したわ。貴方達の水晶は安土水晶の派生型なの。参考にしてね」
ふむ・・・。なんとなく理解した。迷宮内に人間などを誘い込むより、街を作ったほうが人は集まりやすいが、街づくりなどそう簡単にはできないだろう・・・どうしたものか?
「周辺国の地図をだすわ。
信長様の安土城はここ、人間と魔人の住む国『岐阜』
東に人間の国『エストニア帝国』
北東に魔属領『アゼルシュタイン連邦』
西には『プデンシバル共和国』
敵対国家は、東の『エストニア帝国』と北東の『アゼルシュタイン連邦』よ」
「この2国は、人間と魔族お互いを認めなくて長い間、戦争をしているのよ。今は停戦状態でお互いをけん制しあっているわ。貴方たちには、この2国との国境辺りを任せたいのだけれど希望はあるかしら?」
地図には、味方の迷宮と思われる青い印と街、砦など、敵と思われる赤い印と中立? の白い印がある。
瑞希ちゃんは、東の海沿い港町周辺。
ケイリーさんは、北東の山間部。
俺はというと・・・考えた末、東の3国の国境が重なるエリアを選んだ。
餞別として、この世界の通貨と剣、DPと呼ばれるダンジョンポイントを2000Pくれるそうだ。
優しい濃姫様の胸元をガン見してたら、濃姫様にはクスクスと笑われ、瑞希ちゃんは汚物を見るようなジト目でこちらを睨んでいる。
男なら仕方ないよな、そうだよなケイリーさん。
「準備ができ次第、転移させますので皆さま頑張ってくださな」
「お元気で! また会おうぜ!」
ふたりと握手をして、黒い水晶に触れている。
濃姫様が手を振りながら、巨乳をゆさゆさと揺らしている。
もう絶対わざと揺らしてるとしか思えない。
名残惜しいが、体が光に包まれ転移が始まったようだ・・・さらば魅惑のおっぱい美人様。
光の先には巨大な光る水晶があり、これがダンジョンコア本体らしい。
まずは状況確認。
ダンジョンコアと石畳の四角い部屋、入り口はない密室だな。
頭の中に思念が入ってくる。
(初めましてマスター、私は形式番号 AC-299 安土型コアの299番目に当たります)
「俺は宮代大和だ! よろしくな」
(マスターのために説明させていただきます。ダンジョンは異空間に存在しており、現在コアルームはどことも接続されていません。DPを消費して部屋数や広さ・階層を増やすことができます)
(マスターのイメージ次第で色々できますので、まずはこの部屋を創造してみてください。その際はマスターのSPを消費しますのでご了承ください)
チュートリアルかこれ?
俺は目を瞑り・・・司令部のイメージを思い浮かべて魔力を集中させる。
すると部屋が光に包まれ、石畳のなにもない部屋から、アニメに出てくるような機械風の部屋に変わった。
部屋の模様替えは成功したが、広さはDPを消費しないのといけないらしい。
狭い部屋の司令部はシュールだ・・・・そのうち拡張しよう。
モニターを映し出し外界の様子を見てみる。
初期ポイントの入り口は、重要なので慎重に選らばないとな。
いきなり町中に目立つ入り口作って、侵入者にコアを破壊されるような事は避けなければいけない。
俺が3ヶ国の国境辺りを選んだ理由は2つある。
①人間の街(人間領)と人間・亜人混在の小さな村(織田領)がある。
②魔属領に敵対勢力の塔型ダンジョンがある。
塔型ダンジョンをけん制しつつ、冒険者や行商人を誘致する街を作ろうと思う。
初期ポイント地点までは1回だけ転移できるらしい。
街道辺りで良い場所を探そうとモニターを見ていると、地図に赤い印と白い印が目についた。そのポイントを映し出す。
モニターには少女が複数の野犬? いやオオカミ? に囲まれている場面が映し出された。
音声は拾えないが今にも襲われそうだ。
俺は少女を助けるべく咄嗟に転移した。
仕事を終え、近所の行きつけのラーメン屋で飯を食ったその帰り道。
突然足元のアスファルトの地面が光りだした。
「うおっ! なんだ!? この光る地面は? まさか魔法陣?」
光りは俺を中心に魔法陣のように浮かび上がり、同時に俺の全身が青白い光に包まれる。
「はっ!? 何事?」
突然の出来事に困惑していると、突然足元の感触が無くなり浮遊感に包まれる。そしてまるで落とし穴のコントのように見事にストンと落ちた。
落ちた先はなにもない白い空間。
痛くはないが尻餅をついてしまった。
足元の感触はあるが地面は見えない。
ここはどこだ!? なにが起きた?
ドッキリにしては不自然だ。
俺の隣には俺と同じように困惑する人物がいた。
ひとりは高校生だと思われる制服姿のかわいい女の子。きょろきょろと辺りを見回していて明らかに動揺しているのが分かる。
そのとなりには西洋人っぽい長身の男性が呆然とたたずんでいた。
落ち着け・・・こういう時こそ落ち着くのだ。
すると目の前に、紫色の豪華な和服姿の妖艶な女性が浮かび上がってきた。
なんともエロい! 白い肌に溢れんばかりのおっぱいの谷間、その胸元にたれる見事な艶のある黒髪。素晴らしい谷間と着物から零れ落ちそうなおっぱい! 乳首なんか今にも見えそうだ♡ 蝶をモチーフにした煌びやかな和服と髪飾りを纏う大人の色気を漂わせる巨乳美人に見入ってしまう。
「皆様、ようこそアースヘイムへ。突然のことに驚かれていると思われますが、ここは皆さまのいた世界とは別の次元の世界です」
おっぱいに見入っていたが何だって?
「私の名は帰蝶と申します。そして魔王信長様の元で補佐をしております」
どうやら、いま流行りの異世界転移にあったらしい。
目の前のエロい恰好をした美しい女性、帰蝶と名乗ったその名前に一致するのは、戦国時代の織田信長とその妻、濃姫と呼ばれる女性だ。
「帰蝶・・・・濃姫様?」
俺は思わずそう呟いた。
「あら? よく知っているわね。私は濃姫とも呼ばれているわ。貴方は日ノ本出身なのかしら?」
「日ノ本? 日本のことか? 濃姫様たちのいた時代とは違うが、俺と多分こっちの女の子は同じ国だと思う」
そう言って女の子を見ると、こくんと頷いた。
「そう、ごめんなさいね。取り合えず話を聞いてくださいな。簡単に説明すると私も信長様も共に、昔この世界にきたの」
「この世界は人間と魔族・魔物の住む世界で、信長様は迷宮と呼ばれる場所の主となりその後、魔王と呼ばれる存在になられたわ」
ん? 魔族や魔物はファンタジーの定番としても、織田信長が魔王? 確かに第六天魔王なんて呼ばれていたが、まさか本物の魔王になったの? 自称じゃなくて? それはそれでカッコイイな。
「人間と魔族、本来は相反する存在なの。だけど信長様は人間と魔族、共存の道を選んだ国を作り、苦労の末、国を繁栄することができたわ。しかし人間の国、魔族の国、ともに認め合わない国ももちろんあり争いが絶えないの」
「貴方たちを呼んだのは、信長様の理想の国造り天下布武その手伝いをして欲しいからなの」
「ちょっとまってください!」
女の子が青い顔で口を挟んできた。
「魔族・魔物? モンスターなの? そんなファンタジーの世界でただの女子高生に国造り? そんなのできる訳ないじゃん!」
女の子の悲痛な叫びだった。
うん、それは俺もそう思う。転移ものの定番チートでもあれば別だが・・・
「ふぁんたじ? 女子高生ってのが何か分からないけど、心配しなくても大丈夫よ。貴方たちはコアに選ばれた存在、適正も能力も問題ないわ」
コア? コアに選ばれた存在? 何のことだろうと思っていると、目の前に黒い水晶が浮かび上がってきた。
周りを見ると、女の子の前には青い水晶、西洋人っぽい人の前には赤い水晶が浮かんでいる。
なぜ水晶が浮いている? 不思議な現象だ・・いや、そもそもこの空間自体がなんともいえない不思議な空間だが・・・まあいいや。
「それがダンジョンコアと呼ばれる迷宮の心臓部よ、触れてみてくださいな」
俺は、恐る恐る目の前の黒い水晶に触れてみた。
手を触れた瞬間、水晶と俺の体がまばゆく光り輝きだし、何かが俺の中に入ってくる・・・・ちょっ! これは!
身体中に力がみなぎり、頭の中には色々な知識が流れ込んでくる。
「ぐあぁぁぁ・・・・はぁ・・はぁ・・・・」
燃えるような体の痛みが引いてくると同時に、体の光が収まっていく。
うおおぉぉぉぉ! 体中が引き締まり、筋肉がついた感じだ、若返った感じもするし体が飛ぶように軽い。
これが俺の体か? これがチート能力ってやつか?
女の子は見た目こそ変わっていないが、自分の変化に戸惑っている感じだ。
西洋人っぽい人は、オイオイ・・・額に角生えてるし鬼? 鬼なの?・・・筋肉ムキムキだし変わりすぎだろ。
「どう? コアの力は体に馴染んだかしら?」
濃姫様は妖艶な笑みで語りかけてくる。
「ああ、悪くはない・・・全身に力が有り余っている感じがするよ」
そう力が有り余っており、濃姫様のエロい姿に俺のマグナムもビンビンだせ!!
その素晴らしいおっぱいで挟んでほしいっす!
「取り合えず、自己紹介してくれるかしら?」
自己紹介
「俺は、宮代 大和 37歳 独身です」
水晶の力なのか? 知識がなんとなく分かる。
ステータスプレート
名前:宮代 大和
年齢:37歳
種族:上位魔人
クラス:迷宮主(AC-299)
LV:1
HP:1000/1000
MP:1500/1500
SP:1500/1500
STR:A VIT:A AGI:A
DEX:A INT:A LUK:A
スキル:言語理解 魔法(闇A・火C・水C・風C・土C)
召喚魔法:D
HP自動回復:小 MP自動回復:中 闇耐性A
「ふふっ大和様は、万能型で闇属性が得意みたいね」
濃姫様には、俺のステータスが分かるみたいだ。種族:上位魔人って俺、人間じゃないの?
水晶の力でどうやら人間やめてしまったらしい・・・まあそれはいい。
それよりも魔法か・・・試しに手のひらに集中すると、不思議な感じがするこれが魔力? しかも闇属性が得意って・・・・
「37歳? 最初に見たときはオジサンだったけど、今は二十歳くらいにみえるんだけど? ねえ、これは魔人化のせい?」
「ええ、その通りよ」
女の子の質問に濃姫様が返してきた。
「やっぱりね・・・私は、那覇 瑞希 高校2年生 17歳よ」
背中まであるウエーブのかかった茶髪、ブレザー姿の女の子はどうやら、瑞希ちゃんというらしい。
胸は控えめだが、すらりとした可愛らしい女の子だ。
「瑞希様は、筋力、耐久は低いけど魔法力は高く、水魔法が得意みたいね」
他人のステータスは、俺には見えないが濃姫様は見えているようだ。
異世界ものの定番スキル、言語理解、鑑定スキルなどがあるのだろう。
「最後はミーだね。名前はケイリー・ロードシルト。 マーブラー出身です」
西洋人っぽい人から角付きムキムキマッチョになった人は、ケイリーさんというらしい。マーブラーってどこ?
「ケイリー様は、見た目通り、筋力・耐久が高いのだけれど、魔力が乏しく、その中では火魔法が使えそうね」
その後の話で、どうやらケイリーさんは、地球ではなく別の星? 違う次元から召喚された異色の人? らしいけど、どんな世界だったのか興味がある。
色々各自の趣味やどこから来たなど、話してお互いが少し分かってきた。
俺は両親はすでに他界して、身内はもういない。恋人もいたが先月別れた・・・悲しいがこれはこれで良かったのかも知れない。
瑞希ちゃんは沖縄出身、両親と弟の4人家族。 陸上部 彼氏はいるらしい。
ケイリーさんは地球やこことは違う異世界人、その世界は魔物はいるが、魔法は無い世界で既婚者だそうだ。帰ることはできないらしく、落胆している。
そりゃそうだろう。俺は独り身だから良いが、ふたりには大事な家族がいるのだからな・・・
「さて、皆さまにはこれから、各地に赴任していただきます。その前に知識としてあるとは思うけど、迷宮のおさらいをするわね。迷宮は一般的には、洞窟、地下迷路、塔、城砦などあり。迷宮は生物の生命力、感情や生死などを糧に成長するの」
「貴方たちには、新たに作る迷宮の管理者として頑張ってもらいたいのだけど、質問はあるかしら?」
「要するに、迷宮に生物を集めれば良いのね。生物の餌となる物で釣って、餌付けすれば良いと」
瑞希ちゃんは、理解できたみたいだな。
「そんな感じね。ただ迷宮の心臓部である水晶は、守らないといけないから注意が必要よ。一般的な迷宮は入り口付近は生物の接待区域として、迷宮最深部を水晶の防衛区域にしているわね」
「信長様は、安土城と言う城塞型をつくり、人間と魔族を従え国を興したわ。貴方達の水晶は安土水晶の派生型なの。参考にしてね」
ふむ・・・。なんとなく理解した。迷宮内に人間などを誘い込むより、街を作ったほうが人は集まりやすいが、街づくりなどそう簡単にはできないだろう・・・どうしたものか?
「周辺国の地図をだすわ。
信長様の安土城はここ、人間と魔人の住む国『岐阜』
東に人間の国『エストニア帝国』
北東に魔属領『アゼルシュタイン連邦』
西には『プデンシバル共和国』
敵対国家は、東の『エストニア帝国』と北東の『アゼルシュタイン連邦』よ」
「この2国は、人間と魔族お互いを認めなくて長い間、戦争をしているのよ。今は停戦状態でお互いをけん制しあっているわ。貴方たちには、この2国との国境辺りを任せたいのだけれど希望はあるかしら?」
地図には、味方の迷宮と思われる青い印と街、砦など、敵と思われる赤い印と中立? の白い印がある。
瑞希ちゃんは、東の海沿い港町周辺。
ケイリーさんは、北東の山間部。
俺はというと・・・考えた末、東の3国の国境が重なるエリアを選んだ。
餞別として、この世界の通貨と剣、DPと呼ばれるダンジョンポイントを2000Pくれるそうだ。
優しい濃姫様の胸元をガン見してたら、濃姫様にはクスクスと笑われ、瑞希ちゃんは汚物を見るようなジト目でこちらを睨んでいる。
男なら仕方ないよな、そうだよなケイリーさん。
「準備ができ次第、転移させますので皆さま頑張ってくださな」
「お元気で! また会おうぜ!」
ふたりと握手をして、黒い水晶に触れている。
濃姫様が手を振りながら、巨乳をゆさゆさと揺らしている。
もう絶対わざと揺らしてるとしか思えない。
名残惜しいが、体が光に包まれ転移が始まったようだ・・・さらば魅惑のおっぱい美人様。
光の先には巨大な光る水晶があり、これがダンジョンコア本体らしい。
まずは状況確認。
ダンジョンコアと石畳の四角い部屋、入り口はない密室だな。
頭の中に思念が入ってくる。
(初めましてマスター、私は形式番号 AC-299 安土型コアの299番目に当たります)
「俺は宮代大和だ! よろしくな」
(マスターのために説明させていただきます。ダンジョンは異空間に存在しており、現在コアルームはどことも接続されていません。DPを消費して部屋数や広さ・階層を増やすことができます)
(マスターのイメージ次第で色々できますので、まずはこの部屋を創造してみてください。その際はマスターのSPを消費しますのでご了承ください)
チュートリアルかこれ?
俺は目を瞑り・・・司令部のイメージを思い浮かべて魔力を集中させる。
すると部屋が光に包まれ、石畳のなにもない部屋から、アニメに出てくるような機械風の部屋に変わった。
部屋の模様替えは成功したが、広さはDPを消費しないのといけないらしい。
狭い部屋の司令部はシュールだ・・・・そのうち拡張しよう。
モニターを映し出し外界の様子を見てみる。
初期ポイントの入り口は、重要なので慎重に選らばないとな。
いきなり町中に目立つ入り口作って、侵入者にコアを破壊されるような事は避けなければいけない。
俺が3ヶ国の国境辺りを選んだ理由は2つある。
①人間の街(人間領)と人間・亜人混在の小さな村(織田領)がある。
②魔属領に敵対勢力の塔型ダンジョンがある。
塔型ダンジョンをけん制しつつ、冒険者や行商人を誘致する街を作ろうと思う。
初期ポイント地点までは1回だけ転移できるらしい。
街道辺りで良い場所を探そうとモニターを見ていると、地図に赤い印と白い印が目についた。そのポイントを映し出す。
モニターには少女が複数の野犬? いやオオカミ? に囲まれている場面が映し出された。
音声は拾えないが今にも襲われそうだ。
俺は少女を助けるべく咄嗟に転移した。
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完全に詰んだ、戦う力もない。そう思っていた時、俺には一つだけ、とんでもないスキルがあった。
【捕食】
それは、倒した相手を取り込み、能力・スキル・力のすべてを奪うチート能力だった。
ゴブリンを食べれば腕力を獲得。
魔物を食べれば新スキルを習得。
レベルは爆速で上がり、進化は止まらない。
森の魔物を支配し、ダンジョンを制圧し、気づけば俺は魔物たちの王になっていた。
やがてその力は魔王軍すら飲み込み、世界の勢力図を塗り替えていく。
これは――
最弱スライムから始まる、無限進化の成り上がり無双譚。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
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