ダンジョンマスターの領地経営・かわいい人間、亜人やモンスター集めてイチャイチャしたいと思います。もちろん女冒険者は俺のもの

たぬきねこ

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第1章 迷宮創生編

第3話 山賊討伐

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 カンカンカン 警鐘の音が村中に鳴り響く。

 村の反対側から山賊たちが襲撃してきたようで、村中が騒然となっている。

「ミヤシロ様」
「ああ、わかっている。クルミちゃん親子が心配だ! 急ごう」
 悲痛な表情を浮かべたシルエラさんを伴って、クルミちゃんの家へ向かう。
 遠くで煙が上がっている。無事でいてくれよ。

 クルミちゃんの家に着き、親子の無事を確認する。
「俺は山賊の様子を見てくる。シルエラさんは、クルミちゃんと一緒に居てやってくれ」
「ミヤシロ様、無理はしないでくださいね」
「ああっ、行ってくる!」


 民家が燃えている。

「ぎゃははっ! 奪え奪え! 食料と金目の物を探せ! 男は殺して女子どもは捕まろ!」
 いかにも山賊っぽい頭の悪そうな男が騒いでおり、足元には抵抗したであろう村人が血を流して倒れている。
 人が死んでる? こいつらは人を殺して喜んでいるのか? ならば許すことはできない。

「ひっひいいぃぃぃ・・お助けください!」
 足の不自由なお爺さんに、山賊が二ヤつきながらわざとゆっくりと剣を振り上げながら近づいている。
「観念するんだなぁジジイ!」
 薄ら笑いを浮かべた山賊が剣を振り下ろす瞬間、俺は山賊とお爺さんの間に割って入り、剣を受け止め返す刃で山賊を斬り捨てた。


「貴様やってくれたな!」
 山賊がひとり殺されたことで、山賊の仲間が次々と集まってくる。
 お爺さんを先に逃がして、山賊の囲みに突っ込んでいく。

「うおぉぉぉ!」
 剣術なんてものは知らない。
 ただ力ませに剣を振るう。
 だがこのレベルの山賊にはそれで十分だった。
 山賊の皮鎧ごと薙ぎ払い、手を斬り捨てる。

 人を殺めたことで、血がたぎり高揚感が高まる。

「ぎゃあああぁ、なんだこいつは!?」
「つえぇ! なんだこいつは! 冒険者か?」
 山賊たちに動揺の色がみえる。

 そんな中で奴が現れた。
「ぐははっ! 威勢のいいのがいるじゃないか!」
 牛の頭を持つ大男だった。
 大きな角が生えた真っ黒な牛の顔、筋骨隆々な逞しい体躯。右手には重そうな大きな斧を軽々と片手で持っている。

 牛男と俺は対峙する。
「デカっ!」
 3mはありそうな巨体を見上げる。だが恐怖心は不思議とない。

 俺の剣と牛男の持つ大きな斧が、激しい音を出し衝突し弾き合う。
 見た目通り力はかなり強いと思う・・・だが俺だって負けていない!
 まだ余力は残しているし、そもそもこいつの動きは単調だ。動きもそんなに早くない。いやむしろ遅く感じる。
 振り回される大斧の攻撃、当たれば普通なら一撃で肉片になるだろうが、当たらなければどうということはない。
 
 牛男と間を空け隙を窺う。牛男は突進してくるので、身を交わしてすり抜けながら脇腹を斬りつける!
 剣に肉を切り裂く十分な手応えがあったが、驚くことにまだ牛男は倒れない。
 
「なんとも頑丈なこって」
「ぐおおっ・・殺す!」
 振り下ろされた斧を交わして手首を斬り落とす!
 苦悶の声を上げ、膝を着いた牛男の首を跳ね飛ばす。首チョンパだ。

 牛男を倒された山賊たちは、動揺し逃げ始めている者もいる。
「ひいいぃ 化物だ!」「逃げろ」
 それでも向かってくる山賊を倒し、逃げる者は深追いはしなかった。

 周囲の山賊を一掃した俺は、クルミちゃんの家に向かう。


 ん?・・・家の様子がなんか変だ・・・扉が開け放たれており物が散乱しているように見える。

「シルエラさん! クルミちゃん!」
 慌てて家の中に入ると、クルミちゃんの母親カエデさんが倒れている。
 なにがあった?

 倒れているカエデさんに駆け寄った。
 良かったまだ息はある。
 抱き起こしベッドに寝かせた。
 軽い・・酷く痩せているし・・・まともな食事もとっていないのだろう。
 顔色こそ良くないが、人妻だからか? なんか悩ましい女性だ・・・って、いかんいかん。

「ううん・・・」
 カエデさんの目が覚めたみたいだ。
「クルミ!!」
 周りを見回してもクルミちゃんはいない。

「気が付きましたか?」
「ああぁ! ミヤシロさん。娘とシルエラさんが山賊に攫われてしまって・・・」
 悲痛な顔をしたカエデさんは、泣き崩れてしまう。
 やはり俺に向かってきた山賊とは別の山賊に襲われたのか・・・迂闊だった。シルエラさんだけでも先に逃がしておくべきだったか? いやそれはシルエラさんもよしとしないだろう・・・少数の山賊だけを倒して調子に乗った俺の責任だ。
 今さら悔やんでも悔やみきれない。

「分かりました。娘さんたちは俺にお任せください。まだそう遠くには行ってないはず。娘さんは必ず無事取り戻しますので安心してください」

 とは言ったものの、どこを探せばいいのやら・・・せめて手がかりがあれば・・・・・・

 そうだ! マップだ! 迷宮主のメニューにあるマップを表示すれば見つけることができるんじゃないか?
 意識のなかで周囲のマップを表示する。
 複数の赤い印と白い印が重なって離れて行っている。
 よしっ! きっとこれだ!

 そのまま、赤い印の方向に向かって走り出す。
 身体強化された魔人の体は、凄まじいスピードで駆け抜けることができる。これなら追いつける。
 
 シルエラさん無事でいてくれよ・・・・

 しばらく追走していると、赤い印が止まった。正面の山の中に山賊のアジトでもあるのだろう。

 山の中を進むと複数の山賊たちを発見した。
 シルエラさんはどこだ? いた! 気を失っているのだろうか? 馬の背に背負われた状態で動いていない。

「シルエラさん!!」
 俺はそのまま剣を抜き放ち、山賊の集団に突っ込んでいった。
「シルエラさんを返してもらうぞ!」
 山賊の集団の中を駆け抜ける!
 俺が通り抜けた後には、山賊たちが倒れている。

「ひっいいいいぃ!」
「どうなっている。なにがおきた!?」
「やつだ! やつが追って来たんだ!」
 村で俺の顔を見た山賊は及び腰になっている。しかし今度は逃がすつもりはまったくない。
 殲滅するのに時間はかからなかった。


 シルエラさんとクルミちゃんを、なんとか助け出すことができた。
 だがふたりとも気絶しているようで返事がない。
 良かった。ふたりとも無事でホントに良かった。

 木陰にふたりを運び辺りを警戒する。マップを確認すると赤い印は1ヶ所に集中している。


「うぅん・・・・・ここは?」
 しばらくするとシルエラさんが目を覚ます。
「もう大丈夫だ! クルミちゃも無事だよ」
「み・・・ミヤシロさま?」
 余程怖い思いをしたのだろう。シルエラさんは俺に抱き付き泣き始めた。

「・・・・・・・もう大丈夫だから・・・」
 俺はシルエラさんをそっと抱きしめる。
 ムニュっとした胸の柔らかい感触が気持ちいい。それに良い匂いがする。

「ごめん・・・怖い思いをさせちゃったね・・・俺が油断してたばかりにシルエラさんやクルミちゃんを危険な目に合わせちゃって・・・・ホントにごめん」
「うぅん・・・ミヤシロ様は悪くないの・・・でも・・・・怖かったの・・・・・ほんとに怖かったの・・・・」
「シルエラさん・・・・」
「・・・お願い・・・もう少し・・このまま抱きしめたままでいて・・・」

 震えるシルエラさんを抱きしめたまま、頭をそっと撫でる。
 うおおおおっ! 不謹慎だが嬉しい! ずっとこのままでいたい! 

「その・・・ごめんなさい。もう大丈夫です」
 至福の時間が過ぎ、落ち着いてきたシルエラさんが、赤い顔をして手を放す。

 俺は名残惜しかったが、山賊の残党も気になっていたので、シルエラさんに身を隠しているように指示をする。
 護身用に山賊から奪ったナイフも渡しておく。
 もしもの時のためだ。

 シルエラさんを攫った山賊を許すことはできない。
 残党を残しても良いことは無い! この期に殲滅だ!
 別行動をして村と同じ轍を踏む訳にはいかない。マップを確認して周囲を探るも外敵はいなさそうだな。残るは山賊のアジトか?
 マップの赤い印が集中している場所は・・・山小屋の中のようだ。
 捕虜だろうか? 白い印がひとつ、赤い印が六つ。

 山賊も警戒しているのだろう。マップを拡大して山賊の配置を確認する。
 入り口の部屋に四人、奥の部屋にふたり、別の部屋に白い印。

 扉を開けた瞬間を襲うつもりなのか? 山賊のふたりは扉の左右壁際に分かれて声を潜めている。
 良い手だがバレバレなんだよな。

 俺は小屋の壁にそっと近づくと、壁向こうに身を潜めている山賊に向かって剣を突き刺し、山賊のひとりを貫き殺す。そのまま壁ごと破壊し小屋に突入する。
 反対側の山賊も勢いに任せて斬り捨てる。
 クロスボウを持った山賊がテーブルを盾にクロスボウの矢を放ってくるが、俺にそんな物は当たらない。

 切り捨てた山賊の体を力任せに投げつけ、テーブルごと吹き飛ばし、倒れている山賊に止めを刺す。
 必殺技! 山賊ミサイルの威力は絶大だった。

 残るは奥の部屋のふたり。
 扉を蹴り飛ばし中に入るとそこにいたのは、山賊のボスだろうか? 虎顔の大男と黒豹の男が待ち換えていた。
「てめえ、よくもやってくれたな」
「賞金稼ぎの冒険者か?」

「お前が山賊のリーダーか? 俺は冒険者ではないが、運が悪かったな! 俺が村にいる間に襲撃し、あまつさえ人を攫うなどしなければ、こんな事にはならなかっただろうに」
「お前らは俺の逆鱗に触れた。許すことはできない!」

 2mほどの虎顔はリーダーか? 他の山賊とは身に着けている鎧が違う、山賊は皮鎧か肩当だけだがこいつは鉄の鎧に身を包んでいる。
「がああぁぁぁ!」
 雄叫びをあげながら虎男が剣を構え突っ込んでくる。重い鎧のはずだが動きは予想以上に速い。

 剣を反らして攻撃を躱したところで、突然虎男の後ろから火球が飛んでくきた。
 虎男の後ろに控えていたもうひとりの山賊、黒豹男が放った魔法のようだ。
 普通なら躱すこともできないタイミングだが、俺は剣で火球を斬り裂いた。
 激しい轟音と衝撃が部屋中に響く。
 こんな山小屋の部屋の中で火球、火魔法?なんて使うのか! 火事になったらどうするんだ! いや火事になることより俺を倒すことを優先しているのか?

「ちいいぃ!」
 虎男の波状攻撃だ! 剣だけでなく鋭い爪でも攻撃してくる。
 さらには火球まで飛んでくる。結構ピンチだ・・・ピンチなのだが・・戦いが楽しく思えてしまう。

 先に邪魔なやつを片付けるか!
 虎男の攻撃を躱してタイミングを見計らい飛んできた火球を躱して、黒豹男との距離を一瞬で詰めそのまま黒豹男を斬りつける。

「さあ観念しろ、後はお前だけだ!」
「くっ! 小僧! やりやがったな、ゆるさねえ!」

 俺は笑みを浮かべ挑発をする。
 挑発に乗って突っ込んできた虎男の剣を弾き飛ばし、腕を斬り飛ばす。

「ぐあああああ!」
 片腕を失った虎男は、それでももう片方の腕の爪で襲い掛かってくる。

「終わりだ!」
 爪を躱し剣を胸に突き刺す。虎男は崩れ落ち戦いは終わった。
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