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第1章 迷宮創生編
第23話 プレジールの塔 ①
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リュネールさんたちが、敵に捕まってしまった。
俺と親しいとはいえ、まさか一介の冒険者に過ぎないリュネールさんたちを人質に取ってくるとは、思いもよらなかった。
別に無視することもできるのだが、ただの冒険者とは違い肉体関係を持ってしまった手前、無視するのは非常に目覚めが悪い。
ていうか、あのおっぱいちゃんたちは俺のものだ。
彼女たちの意見?・・・知らん。 俺のものじゃなくても勝手に手を出すことは許さん! 取られたら取り返すまでだ。
取り敢えずホテルに戻り、リュネールさんたちが捕まった事実を皆に報告しないといけない。
ホテルに戻ってきた俺は、重要な話があると言って主要メンバーを領主館の一室に集合するように伝える。ホテルの食堂では、一般の商人たちや冒険者、クルミちゃんたちがいるからだ。
子供のクルミちゃんには、知らせたくない事実もある。
領主館には、俵さん、シルエラ、リンド爺ちゃん、ラッセリア先生、レアイナ、ミレイナちゃん、アルデリアちゃんの7人に集まってもらった。このメンバーは俺が迷宮主なのを知っている人たちだ。
普段とは違う俺の態度に、集まった人たちの緊張が走っている。
「なにがあったの?」
「皆、聞いてくれ、先ほどプレジールの迷宮主より連絡があり、リュネールさんたちを捕縛したとあった」
「そんなリュネールさんたちが・・」
「嘘の可能性もあるが、十中八九本当だろう。相手の要求は、俺が塔に赴いてこいとのことだった。俺は罠を承知で行こうと思う。人数の指定はないが、相手を刺激したくないので俺一人で行く!」
「危険だわ! ヤマトさんが強いのはわかるけど、一人で行くなんて・・・」
「ヤマト君、罠を承知で行こうと言うのだな!」
「ああ、その通りだ! そこで俵さんとラッセリア先生たちに、ここの防衛と後のことをお願いしたいと思うが引く受けてくれないか?」
「ヤマト君・・・どうしても行くのね」
「ああ」
「宮代殿、迷宮の探索経験はあるのかね?」
「・・・・ない、ゲームでは色々経験があるが、俺のいた世界には迷宮はなくモンスターすら見たことない! 迷宮のような地下の繁華街や駅は在ったけどね・・・まあ、何とかなるだろ・・・たぶん」
「ゲーム? 遊戯のことかね? そんなので迷宮に赴こうとしているのか? いかに宮代殿が迷宮主でも、無茶じゃないのか?」
「迷宮主だから、できることもあるんだよ」
「そんなことあるのかね?」
「ああ(気休め程度だが、黙っておこう)」
「ならば、行って男を見せてきなされ! この地と奥方様は某たちが守ろう」
「シルエラ・・・済まないが行ってくるよ」
「ヤマト様・・・・どうか・・・いえ・・ご武運をお祈りしております」
心配顔のシルエラを抱きしめ唇を重ねる。
「んむっ・・・必ず戻る、約束するよ」
「はい、約束破ったら承知しませんよ」
「ああ、行ってくるよ」
「・・・行ってらっしゃい・・・ヤマト様」
シルエラたちと別れ、プレジールの塔へと出発するための車を用意していると、3人の女子生徒が駆け寄ってきた。
「ヤマト様! 待って!」
「レアイナちゃんどうした?」
「ハイこれ、ポーションとプレジールの塔の地図」
「どうせ持ってないんでしょ?」
「ホテルにいた冒険者さんに地図を譲ってもらったの、5層までの地図しかないけどあったほうがいいでしょ」
「ミレイナちゃんもありがとう。助かるよ!」
「ハンバーガーと飲み物、お腹すいたらお弁当で食べて! 空間収納があれば、いつでも美味しいまま食べられるでしょ」
「アルデリアちゃん、美味しくいただくよ」
「では行ってくるよ」
「「行ってらっしゃい」」
魔動車に乗り込み、塔に向かって車を走らせる。
国境の大河を渡り暫く走ると、前方の森の中に大きな塔が見えてくる。あれが『プレジールの塔』なのだろう。
塔の周囲には、冒険者のキャンプや商人の露店が並んでいる。車を離れた所で止め、送還しておく。
冒険者たちに挨拶をするも、これと言って慌てたり騒ぎになっている感じはしないところを見ると、リュネールさんたちの件も知らないのだろう。
「これが敵(ディアドラ)の迷宮・・・プレジールの塔か・・・デカいな~」
「なんだ兄ちゃん、ここは初めてかい?」
俺が入り口付近で塔の大きさに圧倒されていると、近くの冒険者のおっちゃんが声を掛けてくる。
「ここは現在10層中7層まで攻略が済んでいるだが、層が進むと幻惑や魅了を使ってくる魔物が多くいてな、攻略が難攻してるんだ・・・」
「低層は強い敵はいないから、初心者には丁度いいダンジョンだよ。中層からは腕に覚えがある冒険者パーティーでも苦戦するから注意するんだな」
「説明ありがとうございます」
剣一本のみ装備したソロの俺を見て、きっと初心者だと思い親切心で声を掛けてくれたようだ。まあ実際迷宮初挑戦の初心者だけどね。
プレジールの塔は、いわゆる低層は冒険者相手の接待エリアでDP稼ぎ中心、中層からが防衛エリアの一般的なダンジョンで、規模としては中規模ダンジョンらしい。
相手・ディアドラにも、もう俺が来ていることは分かっているはずだ。
「さあ、リュネールさんたちを返してもらいに来たぞ!」
俺は一呼吸して塔の中に入っていく。
塔の中はレンガ風の壁と地面で、一定間隔で壁に松明が備え付けてありゆらゆらと燃えている。松明は燃え尽きることが無いように、迷宮の不思議な力で永遠に燃えているようだが、光源としては光量不足で正直薄暗い。
そんな中、見覚えのある大きな蝙蝠が飛んでいる。
「キイー!」
女性の声ではなく、あれが蝙蝠本来の鳴き声なのだろう、まるでついてこいと言っているかのように、通路をフラフラと飛びながら先に進む。
薄暗い通路をゆっくりと警戒しながら進む。ひんやりとした空気と静寂に包まれた空間に、俺の足音だけが響いていく。
通路は、幅が結構広く武器を振り回しても問題がないくらいに広い、地図では1層にはトラップは無いみたいだが安心はできない。薄暗い通路も、不思議と良く見える・・・おそらくは、魔人の力なのだろう。
入り口から暫く歩き、幾つかの角を曲がりその先、少し開けた場所、そこには扉がありその扉の前に蝙蝠が飛んでいる。
ここが、蝙蝠の案内したかったポイントなのだろう。
迷宮メニューのマップでは、扉の先には赤い敵の印が3つある。そんな中、蝙蝠から聞き覚えのある妖艶な声が聞こえてきた。
「新人のダンジョンマスターさん、よくきたわね。ふふふっ♡ 一人で来るとは良い心がけじゃない。3人の女冒険者は6層に捕らえているわ、そこまでこれたら返してあげるわよ」
「リュネールさんたちは、無事なんだろうな!?」
「取り敢えずは無事生きてるわよ! 特別サービスで映像で見せてあげる」
蝙蝠の目がひかり、壁にまるでプロジェクターのようにリュネールさんたちの姿が映し出される。
「リュネールさん!!」
両手を鎖で繋がれ、あれらもない姿で吊り下げられている・・・気絶しているのか俯いたままだが、呼吸はしているようで、あらわになったお腹と胸が微かに上下に揺れている。
「生きてはいるから、安心しなさい」
「て、てめえ!・・・リュネールさんたちに何をした!?」
「まだ、何もしてないわよ。少し騒いだから静かにしてもらっただけよ。早く6層までいらっしゃい、遅くなるとどうなっても知らないわよ・・・ふふふっ♡」
「ああ、すぐにでも行ってやるよ・・・待ってろよ」
目の前の木製の扉を開けると、3体のスケルトンがやはり待ち構えていた。
スケルトンは動く骸骨の戦士で、剣と盾をもっているRPGお馴染みのモンスターで、はっきり言って雑魚である。
鑑定スキルもLVが上がり、詳細も見れる。
『スケルトン』
種別:アンデット
属性:闇
LV:1
STR:E VIT:E AGI:E
DEX:E INT:E LUK:E
骸骨戦士、単体では特別強い訳でもなく、群れることで力を発揮する。
襲ってくる3体のスケルトンを、何もなかったように剣で切り捨てる。
初のダンジョン内戦闘&モンスターは呆気なく倒され、光の粒子となり消えていく。
「あらまあ、スケルトンじゃあ相手にならないわねえ。ではこの子はどうかしら?」
天井から蝙蝠の声が聞こえてくる。
地面に魔法陣が赤く光り、その中心・・・牙のようなものから肉食恐竜のようなスケルトン、骸骨戦士へとその姿を変えていった。
『ドラゴン・トゥース・ウォリアー』
種別:竜牙兵
属性:闇
LV:20
STR:C VIT:C AGI:D
DEX:D INT:D LUK:D
竜の歯から生まれた骸骨戦士。
「少しは歯ごたえのありそうな敵がでてきたな」
だがそれでもスケルトン。この前の山賊のボスと同じか少し強い程度だった。
さしたる苦戦もせずに骸骨戦士を倒すと、ドロップ品の小さな魔石を拾い先に進む。
いつしか蝙蝠の姿も見えなくなっていた。まあ姿は見えなくとも監視はされているだろうし油断はできない。
地図を確認しながら2層へと続く通路を探し進んでいくと、前方に黒い蠢くものが通路を塞いでいる。
大型犬ほどの大きなネズミのモンスターだ!
『ジャイアントラット』
種別:魔獣
属性:闇
LV:1
STR:E VIT:E AGI:E
DEX:E INT:E LUK:E
巨大なネズミのモンスター、素早い動きと強い繁殖力が特徴。
「大きな鼠など・・不気味なだけで可愛くないぞ!」
こちらも問題なく倒し魔石化する。1層のモンスターは余裕である。
この先に2層へと続く階段があるはずだ。
金属製の装飾の施された大きな扉があった。いかにも他と違うと分かる扉に手を掛け、開け放ち中に入る。
部屋の中で待ち構えていたのは中ボスらしき、ホブゴブリンとその取り巻きのゴブリン2体だ!
『ホブゴブリン』
種別:ゴブリン
属性:闇
LV:6
STR:D VIT:D AGI:E
DEX:E INT:E LUK:E
ゴブリンの進化種。
『ゴブリン』
種別:ゴブリン
属性:闇
LV:2
STR:E VIT:E AGI:E
DEX:E INT:E LUK:E
醜い邪悪な小鬼、知能は低い。
「ギャッ ギャッ ギャッ!」
奇声を発するホブゴブリンとゴブリンであるが所詮ゴブリン、剣を打ち合うまでもなく鎧袖一触であり、光の粒子になり消えていく。
「さあ、これで2層だ!」
俺と親しいとはいえ、まさか一介の冒険者に過ぎないリュネールさんたちを人質に取ってくるとは、思いもよらなかった。
別に無視することもできるのだが、ただの冒険者とは違い肉体関係を持ってしまった手前、無視するのは非常に目覚めが悪い。
ていうか、あのおっぱいちゃんたちは俺のものだ。
彼女たちの意見?・・・知らん。 俺のものじゃなくても勝手に手を出すことは許さん! 取られたら取り返すまでだ。
取り敢えずホテルに戻り、リュネールさんたちが捕まった事実を皆に報告しないといけない。
ホテルに戻ってきた俺は、重要な話があると言って主要メンバーを領主館の一室に集合するように伝える。ホテルの食堂では、一般の商人たちや冒険者、クルミちゃんたちがいるからだ。
子供のクルミちゃんには、知らせたくない事実もある。
領主館には、俵さん、シルエラ、リンド爺ちゃん、ラッセリア先生、レアイナ、ミレイナちゃん、アルデリアちゃんの7人に集まってもらった。このメンバーは俺が迷宮主なのを知っている人たちだ。
普段とは違う俺の態度に、集まった人たちの緊張が走っている。
「なにがあったの?」
「皆、聞いてくれ、先ほどプレジールの迷宮主より連絡があり、リュネールさんたちを捕縛したとあった」
「そんなリュネールさんたちが・・」
「嘘の可能性もあるが、十中八九本当だろう。相手の要求は、俺が塔に赴いてこいとのことだった。俺は罠を承知で行こうと思う。人数の指定はないが、相手を刺激したくないので俺一人で行く!」
「危険だわ! ヤマトさんが強いのはわかるけど、一人で行くなんて・・・」
「ヤマト君、罠を承知で行こうと言うのだな!」
「ああ、その通りだ! そこで俵さんとラッセリア先生たちに、ここの防衛と後のことをお願いしたいと思うが引く受けてくれないか?」
「ヤマト君・・・どうしても行くのね」
「ああ」
「宮代殿、迷宮の探索経験はあるのかね?」
「・・・・ない、ゲームでは色々経験があるが、俺のいた世界には迷宮はなくモンスターすら見たことない! 迷宮のような地下の繁華街や駅は在ったけどね・・・まあ、何とかなるだろ・・・たぶん」
「ゲーム? 遊戯のことかね? そんなので迷宮に赴こうとしているのか? いかに宮代殿が迷宮主でも、無茶じゃないのか?」
「迷宮主だから、できることもあるんだよ」
「そんなことあるのかね?」
「ああ(気休め程度だが、黙っておこう)」
「ならば、行って男を見せてきなされ! この地と奥方様は某たちが守ろう」
「シルエラ・・・済まないが行ってくるよ」
「ヤマト様・・・・どうか・・・いえ・・ご武運をお祈りしております」
心配顔のシルエラを抱きしめ唇を重ねる。
「んむっ・・・必ず戻る、約束するよ」
「はい、約束破ったら承知しませんよ」
「ああ、行ってくるよ」
「・・・行ってらっしゃい・・・ヤマト様」
シルエラたちと別れ、プレジールの塔へと出発するための車を用意していると、3人の女子生徒が駆け寄ってきた。
「ヤマト様! 待って!」
「レアイナちゃんどうした?」
「ハイこれ、ポーションとプレジールの塔の地図」
「どうせ持ってないんでしょ?」
「ホテルにいた冒険者さんに地図を譲ってもらったの、5層までの地図しかないけどあったほうがいいでしょ」
「ミレイナちゃんもありがとう。助かるよ!」
「ハンバーガーと飲み物、お腹すいたらお弁当で食べて! 空間収納があれば、いつでも美味しいまま食べられるでしょ」
「アルデリアちゃん、美味しくいただくよ」
「では行ってくるよ」
「「行ってらっしゃい」」
魔動車に乗り込み、塔に向かって車を走らせる。
国境の大河を渡り暫く走ると、前方の森の中に大きな塔が見えてくる。あれが『プレジールの塔』なのだろう。
塔の周囲には、冒険者のキャンプや商人の露店が並んでいる。車を離れた所で止め、送還しておく。
冒険者たちに挨拶をするも、これと言って慌てたり騒ぎになっている感じはしないところを見ると、リュネールさんたちの件も知らないのだろう。
「これが敵(ディアドラ)の迷宮・・・プレジールの塔か・・・デカいな~」
「なんだ兄ちゃん、ここは初めてかい?」
俺が入り口付近で塔の大きさに圧倒されていると、近くの冒険者のおっちゃんが声を掛けてくる。
「ここは現在10層中7層まで攻略が済んでいるだが、層が進むと幻惑や魅了を使ってくる魔物が多くいてな、攻略が難攻してるんだ・・・」
「低層は強い敵はいないから、初心者には丁度いいダンジョンだよ。中層からは腕に覚えがある冒険者パーティーでも苦戦するから注意するんだな」
「説明ありがとうございます」
剣一本のみ装備したソロの俺を見て、きっと初心者だと思い親切心で声を掛けてくれたようだ。まあ実際迷宮初挑戦の初心者だけどね。
プレジールの塔は、いわゆる低層は冒険者相手の接待エリアでDP稼ぎ中心、中層からが防衛エリアの一般的なダンジョンで、規模としては中規模ダンジョンらしい。
相手・ディアドラにも、もう俺が来ていることは分かっているはずだ。
「さあ、リュネールさんたちを返してもらいに来たぞ!」
俺は一呼吸して塔の中に入っていく。
塔の中はレンガ風の壁と地面で、一定間隔で壁に松明が備え付けてありゆらゆらと燃えている。松明は燃え尽きることが無いように、迷宮の不思議な力で永遠に燃えているようだが、光源としては光量不足で正直薄暗い。
そんな中、見覚えのある大きな蝙蝠が飛んでいる。
「キイー!」
女性の声ではなく、あれが蝙蝠本来の鳴き声なのだろう、まるでついてこいと言っているかのように、通路をフラフラと飛びながら先に進む。
薄暗い通路をゆっくりと警戒しながら進む。ひんやりとした空気と静寂に包まれた空間に、俺の足音だけが響いていく。
通路は、幅が結構広く武器を振り回しても問題がないくらいに広い、地図では1層にはトラップは無いみたいだが安心はできない。薄暗い通路も、不思議と良く見える・・・おそらくは、魔人の力なのだろう。
入り口から暫く歩き、幾つかの角を曲がりその先、少し開けた場所、そこには扉がありその扉の前に蝙蝠が飛んでいる。
ここが、蝙蝠の案内したかったポイントなのだろう。
迷宮メニューのマップでは、扉の先には赤い敵の印が3つある。そんな中、蝙蝠から聞き覚えのある妖艶な声が聞こえてきた。
「新人のダンジョンマスターさん、よくきたわね。ふふふっ♡ 一人で来るとは良い心がけじゃない。3人の女冒険者は6層に捕らえているわ、そこまでこれたら返してあげるわよ」
「リュネールさんたちは、無事なんだろうな!?」
「取り敢えずは無事生きてるわよ! 特別サービスで映像で見せてあげる」
蝙蝠の目がひかり、壁にまるでプロジェクターのようにリュネールさんたちの姿が映し出される。
「リュネールさん!!」
両手を鎖で繋がれ、あれらもない姿で吊り下げられている・・・気絶しているのか俯いたままだが、呼吸はしているようで、あらわになったお腹と胸が微かに上下に揺れている。
「生きてはいるから、安心しなさい」
「て、てめえ!・・・リュネールさんたちに何をした!?」
「まだ、何もしてないわよ。少し騒いだから静かにしてもらっただけよ。早く6層までいらっしゃい、遅くなるとどうなっても知らないわよ・・・ふふふっ♡」
「ああ、すぐにでも行ってやるよ・・・待ってろよ」
目の前の木製の扉を開けると、3体のスケルトンがやはり待ち構えていた。
スケルトンは動く骸骨の戦士で、剣と盾をもっているRPGお馴染みのモンスターで、はっきり言って雑魚である。
鑑定スキルもLVが上がり、詳細も見れる。
『スケルトン』
種別:アンデット
属性:闇
LV:1
STR:E VIT:E AGI:E
DEX:E INT:E LUK:E
骸骨戦士、単体では特別強い訳でもなく、群れることで力を発揮する。
襲ってくる3体のスケルトンを、何もなかったように剣で切り捨てる。
初のダンジョン内戦闘&モンスターは呆気なく倒され、光の粒子となり消えていく。
「あらまあ、スケルトンじゃあ相手にならないわねえ。ではこの子はどうかしら?」
天井から蝙蝠の声が聞こえてくる。
地面に魔法陣が赤く光り、その中心・・・牙のようなものから肉食恐竜のようなスケルトン、骸骨戦士へとその姿を変えていった。
『ドラゴン・トゥース・ウォリアー』
種別:竜牙兵
属性:闇
LV:20
STR:C VIT:C AGI:D
DEX:D INT:D LUK:D
竜の歯から生まれた骸骨戦士。
「少しは歯ごたえのありそうな敵がでてきたな」
だがそれでもスケルトン。この前の山賊のボスと同じか少し強い程度だった。
さしたる苦戦もせずに骸骨戦士を倒すと、ドロップ品の小さな魔石を拾い先に進む。
いつしか蝙蝠の姿も見えなくなっていた。まあ姿は見えなくとも監視はされているだろうし油断はできない。
地図を確認しながら2層へと続く通路を探し進んでいくと、前方に黒い蠢くものが通路を塞いでいる。
大型犬ほどの大きなネズミのモンスターだ!
『ジャイアントラット』
種別:魔獣
属性:闇
LV:1
STR:E VIT:E AGI:E
DEX:E INT:E LUK:E
巨大なネズミのモンスター、素早い動きと強い繁殖力が特徴。
「大きな鼠など・・不気味なだけで可愛くないぞ!」
こちらも問題なく倒し魔石化する。1層のモンスターは余裕である。
この先に2層へと続く階段があるはずだ。
金属製の装飾の施された大きな扉があった。いかにも他と違うと分かる扉に手を掛け、開け放ち中に入る。
部屋の中で待ち構えていたのは中ボスらしき、ホブゴブリンとその取り巻きのゴブリン2体だ!
『ホブゴブリン』
種別:ゴブリン
属性:闇
LV:6
STR:D VIT:D AGI:E
DEX:E INT:E LUK:E
ゴブリンの進化種。
『ゴブリン』
種別:ゴブリン
属性:闇
LV:2
STR:E VIT:E AGI:E
DEX:E INT:E LUK:E
醜い邪悪な小鬼、知能は低い。
「ギャッ ギャッ ギャッ!」
奇声を発するホブゴブリンとゴブリンであるが所詮ゴブリン、剣を打ち合うまでもなく鎧袖一触であり、光の粒子になり消えていく。
「さあ、これで2層だ!」
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