少女探偵ヒカリ

タロット殺人事件

新たな協力者

パキラは携帯を見た
「本当にヒヤヒヤものよ」
ヒカリは携帯を見た
「誰に頼んだんですか？」
「あたしのマネージャーよっ」
ヒカリはきっぱりと言った
「マネージャーって確か」
ベルは考えた
「まさかあの人？」
ヒカリは笑顔でうなずいた
「警察庁警備局警備企画部の人間だから、犯人が動いてほしいからね」
ヒカリは笑顔で答えた
エンナは考えた
このまま、ヒカリに連絡するかと思った
パキラはクスリと笑った
「頼まれていたから」
「誰から？」
エンナは目をぱちくりさせた
「えっ？」
エンナは呆然とした
「まさかとは思った」
ヒカリはチェレンとベルの宿題を見ていた
「なんで二人の宿題を？」
エンナは目を点とさせた
「学校から出たって」
ヒカリはあっさりと答えた
「エンナなら解けるかしら？」
エンナはチェレンの宿題を見て
「わ、わからないわ」
エンナはシドロモドロに答えた
「チェレンとベルってどこか学校に？」
「クロスフェアリーですけど」
ベルはさらりと答えた
「それ以前に殺人事件も解決するの？」
「当然よ」
ヒカリはなに寝ぼけたことをいっているのという目でエンナを見た
パキラはヒカリに
「公安が動き始めるわ」
「ありがとう、パキラ」
エンナは驚いた
「さすがに早くて」
パキラはエンナを見て
「あの人になんて報告すればいいかしら」
エンナはゾクッとした
「まさかとは」
ヒカリは笑いをこらえた
伊織はヒカリに
「誰ですか？」
「あたしのマネジャーでもあり警護よ」
伊織は驚いた
「パキラ、全員の死因が出血性のショック死だったわ」
「さすがヒカリね」
パキラはクスリと笑った
「わたしがマネージャーでも？」
ヒカリはムスリとした
エンナは冷や汗をかいた
ベルは笑いをこらえながらヒカリを見た
「例の殺人事件が解決できないと」
ヒカリはパキラに言い返した
「解決はさせるわ、問題は手がかりが少なすぎるから」
パキラは首をかしげた
「一番間近なところにいたりして」
ヒカリははっとした
パキラはヒカリに
「まだ手詰まりかしら？」
ヒカリはムスッとした
チェレンは苦笑いをした
「じつはそうなんです」
パキラはクスリと笑った
「ヒカリのマネジャーって噂以上の美人マネジャーですね」　
ヒカリはベルを見て
「便りにもなるんだかね」
ヒカリはニヤニヤした
パキラは不安になってヒカリを見た
「エンナの依頼しか答えないなんて」
ヒカリはパキラに向かって
「公安絡みの事件はパキラ経由ですから」
パキラは覚えていたのかと思った
ベルは腕時計を見て
「ヒカリの金目鯛の煮付けが」
ヒカリは鋭いと思った
「静岡県警のお礼だから」
ヒカリはうなずいた