少女探偵ヒカリ

毒入り紅茶殺人

過去の秘密

エンナは驚いた
「じゃあ、ジェーンさんはすでに亡くなっていたと？」
老女はうなずいた
エンナはメモをした
「周りの人間にはバレていないの？」
老女はうなずいた
「ジェーンはジュリアに自分の名前を明かしたのです」
「本名？」
老女はうなずいた
「わたしも本名を知る仲ですから」
エンナは考えた
「でもどうしてジュリアはジェーンって名乗ったんですか？」
ダイゴうなずいた
エンナは庭を見て
「この庭、薔薇が綺麗だなって」
老女はうなずいた
「この薔薇はマサちゃんが寄贈した薔薇よ」
「薔薇か」
エンナは考えた
「薔薇の花が好きなんですか？」
老女はうなずいた
「庭を拝見してもいいですか？」
老女はうなずいた
「オーナーさんもこの薔薇庭園がお気に入りで」
エンナはダイゴを連れて行った
「この薔薇庭園を見に行こう」
エンナは目を輝かせた
「薔薇庭園を？」
ダイゴはえと思った
ヒカリはエンナのメールを見た
「どうしたんですか？」
ベルはヒカリに言った
「どうしたの？」
ヒカリはベルを見た
「エンナからのメールですか？」
ヒカリはうなずいた
Ｎはマッジに
「どうしてハーデルハイドのことを？」
「わたしも兄が調べていて」
Ｎは首を傾げた
「生き残りは僕だけだったけど」
「確かに聞いていたわ」
マッジは目をそらした
ヒカリはメールを見て
「エンナからです」
ベルはヒカリの携帯を見た
ヒカリは驚いた
「エンナからだ」
ヒカリは急いで携帯を見た
エンナは薔薇園を歩いた
エンナは一つの薔薇に興味を示した
「この薔薇」
エンナは薔薇に見惚れた
「この薔薇？」
老女はエンナたちに言った
「この薔薇はどこかの小国のお姫様の名前がついた薔薇です」
エンナは薔薇を見た
「どうしてこの薔薇を？」
エンナは薔薇を見て言った
「これは大切な薔薇なんですけど」
老女は申し訳なく言った
「名前は」
エンナは薔薇の名前を見て驚いた
「プリンセスタチアナって」
エンナは驚いた
「タチアナって」
「ヒカリのもう一つの名前よ」
老女はエンナに
「マサちゃんの夫の父親が外交官で」
エンナは考えた
「ヒカリはクオーターって言っていたけど」
エンナはうなずいた
「マサちゃんはある少女が気になっていたから」
エンナは首を傾げた
「これで納得しかないわ」」
ダイゴはエンナに
「ヒカリに確かめる？」
エンナはダイゴに
「早く戻ろう」
ダイゴはうなずいた
エンナとダイゴは車に戻った
エンナはヒカリにメールした
ヒカリは驚いた
「なんか曾祖母が聞いていたが」
チェレンはヒカリに
「どうしたんだ？」
「なんかわたしの薔薇の名前が」
チェレンは首を傾げた
「たしか小さな国の王女の名前が」
ヒカリは首を傾げた
「クオーターってヒカリが」
ヒカリはうなずいた
「ご先祖さんがロシアって」
ヒカリはカーテンを開けた
エンナはダイゴに
「急いで調べてほしいことが」
ダイゴは驚いた
「いきなりなんなんだよ」
ダイゴはアクセルを吹かした
「どうしてジェーンって名乗ったかも知りたいし」
ダイゴはうなずいた
「じゃあ、根岸の森林公園で起きた事件も関連があると？」
エンナはうなずいた
「わからないが」
エンナは考えた
「これしか感がられないわ」
「確かに」
ヒカリはチェレンに
「エンナのメールに違和感を感じるのよ」
チェレンは考えた
ヒカリはメールをチェレンに見せた
「エンナからのメール」
チェレンはメールを見た
ヒカリは首を傾げた
「偽物だと分かったんだけど」
チェレンは驚いた
ベルは部屋のドア越しから見た
「幽霊ですかね」
ベルはおそるおそる見た
「幽霊だ」
ベルは震えた
「ヒカリに伝えよう」
ヒカリは廊下を歩いた
「早く戻らないと」
ヒカリは幽霊を見た
「この幽霊、呼吸音が」
ヒカリは幽霊を観察した
「あなたは」
ヒカリは幽霊の肩を叩いた
「え？」
マリィは驚いた
ヒカリはマリィに
「大丈夫？」
「タ、タチアナ」
ヒカリは驚いた
「まさか幽霊の正体が」
ベルは部屋から出てきた
「どうしたんですか？」
ベルはヒカリに言った
ヒカリはベルに全て話した
「森林公園で殺された友達の犯人を」
ヒカリは考えた
「犯人はかなり動揺いていたと思うのよ」
ベルはマリィを部屋に入れた
ヒカリは自室に戻りチェレンに話した
チェレンは驚いた
「マリさんが幽霊の正体だったのか」
ヒカリはうなずいた
「目的も同じみたいで」
ヒカリは考えた
「ジェーンはすでに亡くなっていたとことになっると」
チェレンはうなずいた
「エンナのメールで？」
ヒカリはうなずいた
「本名も分かってね」
チェレンは首を傾げた
「どうしてジェーンになりすます必要があるんだ？」
「遺産だと思うわ」
ヒカリは言った
「どうして遺産が同期なるんだ？」
「本物のジェーンさんって独り身？」」
マリィはうなずいた
「メイドさんから聞いて」
ヒカリは考えた
「あなたは夢遊病の疑いが」
「あります」
ヒカリはマリィに
「もしかしたら犯人はジェーンさんの秘密を知る人間を殺される可能性もあるわ」
チェレンはマリィに
「この話は秘密で」
マリィはうなずいた
ヒカリは考えて
「チェレン、一応エンナに」
「エンナに？！」
ヒカリはうなずいた
「もし犯人のことは？」
「マッジさんたちに伝えて」
チェレンはうなずいた
Ｎはヒカリの部屋に入ってきた
「今さっきエンナからで」
「エンナから？」
Ｎはうなずいた
「ヒカリに電話しても連絡つかなくて」
ヒカリは苦笑いした
「ごめんね」
ヒカリは謝った
「ところでなんて？」
「開通したって」
「助かるわ」
ヒカリは安堵した
「この話は」
ヒカリは首を横に振った
「伝えなくて」
「分かったけど、どうして？」
「犯人が素性が」
「敢えて伝えなくていいと？」
「さすがに」
ヒカリは目をそらした
「やはり伝えたいんだ」
チェレンはヒカリを見た
ベルは辺りを見渡してヒカリの部屋に入った
「ヒカリの部屋に入って大丈夫ですか？」
ヒカリはうなずいた
ヒカリは気まずそうにベルを見た
「さすがにベルちゃんが言うのは気まずいわ」
Ｎは苦笑いした
「さすがに」
チェレンはヒカリに
「この二人の本名も」
ヒカリは首を傾げた
「もしかしたら犯人は庭に咲いていたベラドンナを使って殺すかもしれないわ」
「どうしてベラドンナを？」
「ジェーンさんはなんて？」
「趣味で園芸をって」
ヒカリはチェレンたちに
「明日の朝、メイドに伝えるわ」
エンナはダイゴに
「まさかこの事件の真相って」
「そんなに衝撃的？」
エンナはうなずいた
ダイゴはエンナに
「あの人の秘密では」
「その前に前を見て運転を」
ダイゴはうなずいた
「道交法に」
エンナは苦笑いした
「警察学校の同期だけど」
「たしか間違えてね」
ダイゴは目をそらした
ヒカリは窓を見た
「来たわね」
ヒカリは呟いた
「この作戦は警察なしでは考えられないわ」
チェレンはヒカリに
「エンナたちかが？」
ヒカリはうなずいた
ベルたちは自室に戻った
「大丈夫なのか？」
ヒカリはうなずいた
「犯人の動機はおそらくだけど」
「秘密を知る人間を殺すためか？」
「御名答よ」
ヒカリはチェレンに言った
「この秘密を知る人間があたしたちも含まれているんだから」
「大丈夫かな」
チェレンは思わず言った
「メイドさんが偽のジェーンだと知っているかかにかかっているかよ」
ヒカリは自信満々に言った
チェレンはマジかと思った
「犯人はヒカリ、知っていたんですか」
ベルはベッドに潜り込んだ
ヒカリはキッチンに向かった
メイドはヒカリに
「よく眠れましたか？」
ヒカリはうなずいた
「ききたいことがあるけど」
ヒカリは涼しい顔で言った
「ジェーンさんは違う人間のなりすましだと」
メイドはううなずいた
「奥様は違うと知っていました」
メイドは認めて観念した
「やはり知っていいたのね」
メイドはうなずいた
「奥様が不治の病だと」
ヒカリは区を横に降った
「多分違うわ」
ヒカリは否定した
「わたし犯人をわかっているからよ」
ヒカリは答えた
メイドは驚いた
「どうして？」
「あなたも殺されるからよ」
ヒカリは言った