少女探偵ヒカリ

杉野桜姫

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拷問殺人

はじまりの塔

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ヒカリは荷物を持って事務所を出た
「この荷物を持ってどこに行くんですか?」
ベルはヒカリに聞いた
「なんかリムジンで迎えに来るって行っていたのよ」
ヒカリは困惑して言った
「そうなんだ」
ヒカリは携帯を見た
ヒカリの携帯が鳴った
「どうしたんですか?」
ベルは心配そうに言った
ヒカリはため息混じりに言った
「道に迷ったって」
チェレンは苦笑いした
ヒカリは運転手に
「リムジンで行けないから気を付けて」
「事務所前で待つのはやめろっていったのに」
チェレンは言った
ベルはうなずいた
「事務所で道に迷う人が続出するからな」
チェレンは苦笑いした
「そういえばそうでしたね」
ベルは言った
運転手は息を切らしてヒカリを見た
「まさか道に迷うとは」
ヒカリは運転手に
「この事務所は道に迷うことで有名なので」
「そうなんですか」
ヒカリはうなずいた
運転手はヒカリたちをリムジンの置いてある場所まで案内した
「リムジンまで行くのね」
「そうです」
運転手は答えた
ヒカリたちはリムジンに乗り込んだ
「ところで西條家はこのリムジンでしか行かないと聞いていて」
運転手はうなずいた
「大の乗り物嫌いでして」
「セキュリティのこととか?」
「そうです」
ベルはヒカリに
「こんなすごい車に乗るのはイギリス以来です」
「そうなんだ」
ヒカリは運転手を見て
「西條家は確か日本では有名な一族だから?」
運転手はうなずいた
「そうです、家は明治の旧華族からの代なので」
「相当、すごいところからの依頼なんだ」
ヒカリはおじけついた
「大丈夫ですか?」
ベルはヒカリに言った
「大丈夫だけどまさか大事にもなりそうで」
ヒカリは答えた
執事はヒカリに
「まさかここまで迷うとは」
ヒカリは執事に話した
「大丈夫ですよ」
ヒカリは執事に
「酒類の提供はしないでよ」
「わかっています」
執事は答えた
「あなたたちが未成年だと」
ヒカリは安堵した
「これでよし」
「どうしたんですか?」
ベルはヒカリを見た
「ところで執事さんとどんな話をしてんたんだ?」
Nはヒカリを見た
「さあ」
チェレンは言った
ベルは紅茶を飲んだ
「アイスティーですか」
執事はうなずいた
ヒカリは執事に
「事務所に来て調べてほしいもって?」
執事はヒカリに
「前の奥さまのことで」
「先妻?」
ヒカリは執事を見た
「どうしてこの事を?」
「ご主人の意向で」
「そうなんだ」
ヒカリは関心なさそうに見た
執事はヒカリたちを見て
「あの事件を調べてもらうのも」
エンナはダイゴに
「ところで本当に行くとは」
「黙って」
エンナは言った
「でもどうしてエンナと一緒に来たんですか?」
ベルは言った
「心許ないからよ」
ヒカリは言った
エンナは目をそらした
「そんな理由で」
エンナは言った
執事はヒカリに
「リムジンが通らないので」
ヒカリは苦笑いをした
「よく言われるので」
「ナンシーたちは?」
「ペットホテルに預けているわ」
「まさか」
ベルはヒカリを見た
「うちのペットホテルで」
ヒカリはあっさりと言った
チェレンはヒカリを見た
執事はリムジンの止めたところまで案内をした
ヒカリは驚いた
「これで行くの?」
執事はうなずいた
「そうです」
執事は答えた
ヒカリたちはリムジンに乗った
「このリムジンで移動をしているの?」
執事はうなずいた
「ご主人様はこのリムジン市か乗りませんですから」
執事は言った
「飛行機とかは?」
「乗りますが」
執事は答えた
「そうなんだ」
ヒカリはジュースを飲んだ
「ご主人が奥さまの死の真相を調べてほしいと言うのも」
ヒカリは首をかしげた
「じゃあ、鉄の処女を置いていたのはあの西の塔に置かれていた?」
執事はうなずいた
ヒカリは西の塔を見た
「この城全体が不気味です」
ベルはヒカリの耳元で言った
ヒカリはベルに
「なにか起きそうで仕方ないの」
と答えた
チェレンは荷物を持って
「行くか」
ヒカリは城の中に入った
「あなたたちの部屋の鍵です」
ヒカリたちに部屋の鍵を渡した
ヒカリは部屋の鍵を見て
「すごく凝っているわね」
執事はヒカリに
「この鍵はオーダーメイドの鍵でして世界に一つとしてない鍵なので」
「紛失した場合は壊すしかないのね?」
執事はうなずいた
ヒカリはチェレンに
「別の部屋でもいいの?」
チェレンはうなずいた
「部屋も別室だから」
チェレンは答えた
「そうでしたね」
ヒカリは苦笑いした
執事はヒカリに
「ご主人は好奇心旺盛でこの館には仕掛けがありますので気を付けてください」
ヒカリ青ざめた
「それ先に言ってくれないの」
ヒカリは呆れて言った
ベルは執事に
「この部屋にはなにが仕掛けられてるんですか?」
執事はベルの部屋入っておもむろにクローゼットえを見て
「ここですね」
執事はクローゼットの奥にある扉を開けた
ヒカリたちは驚いた
「こんな見事なドレスが」
Nはドレスを見て
「かなり保存状態がいいな」
「保存状態が?」
ヒカリはNを見た
「しかもこのドレスは中世のだ」
ヒカリはドレスを見て
「かなりの数をそろえたわね」
ヒカリは言った
執事はヒカリに
「あなたの部屋に行きますか?」
ヒカリはうなずいた
「ここ?」
ヒカリは言った
執事はうなずいた
「村上さん?」
女性は言った
ヒカリは驚いた
「名前、知っているの?」
女性はうなずいた
女性はヒカリに
「この部屋の細工?」
「あります」
女性は言った
ヒカリは女性に
「これ?」
女性はうなずいた
ベルはヒカリに
「どんな細工ですか?」
ヒカリは首を傾げた
「わからないわ」
ヒカリは言った
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