少女探偵ヒカリ

杉野桜姫

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拷問殺人

秘密のかけら

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村上はヒカリに
「これです」
「これって？」
ヒカリは村上に言った
「チェレンの部屋が見えるわ」
チェレンはヒカリに
「見えるのか？」
チェレンは驚いた
「大丈夫だけど」
ヒカリは言った
「それに前妻の死の資料を」
「わかりました」
村上は言った
女性はヒカリに
「まさか調べに来たの？」
ヒカリは女性を見た
「なんか見透かしている」
ヒカリは驚いた
ヒカリは隣の部屋を見た
「チェレンの部屋も見たいわ」
「そうですか」
村上たちはチェレンの部屋に入った
「この鏡？」
チェレンは言った
村上はうなずいた
「だからか」
チェレンは終始納得した
「わかっていたのね」
チェレンはうなずいた
少女はヒカリたちを見た
「村上さん？」
「七海お嬢様」
村上は七海を見た
「この人ってこの家の？」
ヒカリは村上を見た
七海はヒカリに
「この塔はからくりだから」
「からくりだらけ？」
七海はうなずいた
「住み慣れていているから」
七海は言った
ヒカリは七海を見た
チェレンは村上に鍵を渡した
ヒカリはチェレンに
「いいの？」
チェレンはうなずいた
「それにここで鍵を預かってもらえれば」
ヒカリは考えた
七海は時計を見た
「またか」
七海は女性に
「また来たのね」
「七海」
女性は七海を不気味がった
「真奈美さん？」
真奈美は男性を見た
「七海が」
「またか」
男性は頭を抱えた
「あの人が来ているから」
「そうね」
「でもあの人が殺されたんだし」
男性は言った
七海はティディベアを見た
「また始まりそうだね」
七海はティディベアを見て
「そうだね、ジョン」
七海はジョンを抱いた
ヒカリは部屋に戻って
「まさかチェレンの部屋が見えるのも」
「そうだけど」
チェレンは頭を抱えた
「それに鉄の処女の中で殺されたのも気がかりだったな」
ヒカリはうなずいた
七海は時計を見た
男性はベッドに横になった
「大丈夫かな」
「大丈夫だと思う」
「そうだな」
真奈美は男性を見た
「私はあの人の後妻だけど」
「悪いな、真奈美は」
「あの探偵さんも注意しないと」
Nはドレスを見た
「なんでこんなに年代ものを入れていたんだ？」
Nは考えた
Nは廊下をきょろきょろと覗いた
七海が歩いていた
七海は部屋に戻った
真奈美は男性の名刺を見た
「正敏ね」
正敏は真奈美を見た
「どうした？」
「なんでもないわ」
「そうか」
正敏は真奈美の行動を不信がった
真奈美は部屋を出た
正敏は真奈美を見た
村上はヒカリたちの部屋に呼んだ
「夕食の時間です」
「夕食の時間か」
ヒカリは言った
村上はうなずいた
チェレンはヒカリを見た
「夕食の時間って」
ヒカリは時計を見た
「少し早いわね」
チェレンはうなずいた
「あと気になることもあるのに」
「何がです」
ベルは言った
ヒカリは七海のことを話した
七海は食堂に向かった
ヒカリは七海を見た
「あの人の真相ね」
七海はヒカリに言った
ヒカリは首を傾げた
「どうして知りたいの？」
ヒカリは言った
「なんとなく」
七海は言った
正敏はヒカリに
「見ていないのか？」
「何を？」
ヒカリは言った
村上は正敏に
「まさか真奈美さま？」
正敏はうなずいた
ヒカリは考えた
「見てないわ」
チェレンとベルはうなずいた
「見てないか」
ヒカリは言った
七海は村上に
「おそらくわかるわ」
「わかるんですか？」
七海はうなずいた
村上は目をそらした
「ギロチンで首を落としているかも」
七海は言った
七海の手には斧を持って行った
「これって」
ヒカリは斧を見た
「おもちゃだわ」
ヒカリは言った
「おもちゃですか？」
ベルは言った
ヒカリはうなずいた
「村上さん、ギロチンがある部屋を教えてください」
ヒカリは村上に言った
「まさか第二の事件が起きるんですか？」
ベルは言った
ヒカリはうなずいた
七海は塔を見た
「ここにあるのね」
七海はうなずいた
ヒカリたちは塔に向かって走った
「どうしてギロチンがあるの？」
「ご主人の趣味です」
村上は言った
ヒカリは苦笑いをした
「どんな趣味だよ」
ヒカリは言った
村上は必死でドアを叩いた
「真奈美さまっ」
チェレンはドアを見て
「ヒカリ、お願いできるか？」
ヒカリはうなずいた
「蹴破ればいいの？」
「そうだ」
チェレンは言った
ヒカリは村上に
「どいて」
ヒカリは冷静に言った
「どうするんですか？」
「蹴破ります」
ヒカリは答えた
「ヒカリは空手の達人ですからね」
ベルは言った
Nはうなずいた
「本当に言ったの？」
エンナはチェレンを見た
「そうだけど」
チェレンは答えた
「ヒカリの足の力を考えただけで」
エンナは言った
ヒカリはドアを蹴破った
「これは」
ヒカリはエンナに
「特に七海ちゃんには見せないで」
「どうして？」
「死んでいるわ」
ヒカリは言った
「真奈美が？」
正敏は言った
ヒカリはうなずいた
「ギロチンで首を落とされている」
ヒカリは言った
「今度は斬首かよ」
女性は階段から見ていた
「大丈夫なんですか？」
「真奈美さまが殺されました」
「茉奈さんが？」
村上はうなずいた
「鉄の処女と同じね」
村上は女性に
「七海様は？」
「ここです」
女性は七海を見せた
「お母さん」
七海は女性を見た
「まただね」
七海は言った
女性はうなずいた
「この屋敷の事件はまただわ」
「そうですか、千影さま」
千影は上を見た
ヒカリは下を見た
「あの人は？」
「この事件を調査している探偵です」
「そう」
千影はヒカリを見た
「今度はギロチンね」
千影は言った

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