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7話
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ホームルームの開始を知らせるチャイムがなった。俺とトリエステは教室には入らず、教室の前で主任の教師からホームルームの進行に関する簡単な説明を受けていた。
「えっとぉ、それでね基本的には先生が話を進めるから。んんとね、二人は挨拶と自己紹介だけしてね」
主任は花澤と名乗っていた。二十四か五になったばかりかと見受けられるうら若き女教師だった。
黒髪でロングヘア、眼鏡は実によく似合っていた。一見真面目な印象を与えそうだが、柔和な表情からは歳に似合わない母性を発している。背が低く、そして何よりも巨乳だ。
「あらあら、古路里くん緊張してるの? みんな優しい子たちだから心配しなくていいのよ」
花澤先生に図星を突かれ、取り乱していると、隣のトリエステが肘で小突いてきた。にやにやと笑っている。
「俺はともかく、お前はどうするんだ。なんて皆に説明するんだよ」
「案ずるな。こっちでうまくやる」
相変わらずトリエステは人を食ったような微笑を浮かべたかと思いきや、すぐに真顔を作って教室の扉を見つめた。
花澤先生が「そろそろ行きましょう」と扉に手をかけたからだ。
俺たちが教室に入ると、学童……高校生たちが騒然とするのが分かった。奇異の目どころではない。
はっと息を呑む者さえいるのがわかった。
俺の緊張は一瞬にしてマックスになり、歩き方さえぎこちない自覚があった。
「はいは~い、質問!」
俺たちが壇上の定位置に辿り着くやいなや、教室の真ん中辺りで手を高々と振り上げる男子の姿があった。
「もう、音無くん。まだ質問タイムじゃないですよぉ」
俺の右側で先生が困り顔を作った。
それに対して左側にいたトリエステは、壇上で一歩前に踏み出すと、
「なんでも聞いてください」と清廉そうな声で言うと、小首を傾げながらにこりと微笑を浮かべた。
なんだこの猫かぶり娘は。
教室の男どもの目がハートになっている。
それはそうと、音無と呼ばれた、いかにもお調子物という感じのツンツン頭が、がたりと勢い良く起立した。
「よっし! じゃあ! 二人はどういう関係なんですか!」
「双子ですよ」天使のように微笑み、即答するトリエステ。
双子と聞いて音無はガッツポーズをした。
俺たちがまったく似てないとは言え、まさか恋人同士仲良く入学なんてあるわけないだろう。
アホか? アホなのか、音無という男は。
おそらく頭の中が雲丹なんだろう。
それにしても双子っていう設定。
流石に無理があるだろ。
俺は心の中でツッコミを入れつつ、自分の足元を見つめた。引きこもり特有の暗い顔というのは変わらないのだ。
しかし俺がちらりと教室の方へ顔を上げると、花も恥じらう女子たちが、俺を見つめているのがわかった。
「うっ……」
嬉しいかって。そんな訳はない。
俺は全身からぎとぎとした冷や汗が噴き出してくるのがわかった。
「えぇと、俺の名前は古路里《ころり》…………」
皆様の中には、見苦しく太った中年の男がブレザーに見を包んでいる姿を想像されたかもしれない。
はたまた、どこからどうみても小学生ぐらいの子どもがリボン付きのシャツやチェックのスカートという出で立ちをしていると早合点したかもしれない。
結論から言おう。それは早計である。
俺たちは一応、暁学園に通う学徒相応の風貌をしていると見なしてもいいはずだ。
客観的に考えれば、俺は女子が熱い視線を送るのも納得な細身のイケメンでもある。
まあ、これにはそれなりの経緯があるわけで。
しかし、俺自身は完全に納得しているわけでもなくて……。
「俺は古路里《ころり》主水《もんど》。変わった名前ですけど本名です」
言っておくが本当に本名だ。
「私が双子の妹。古路里あやめです」
これはもちろん嘘。彼女の本名はトリエステ・ツァラスタだ。あやめなんて古風な和美人ぽい顔はしていない。
彼女に言わせれば、長く生きると名前なんて、書き換え自由なHN《ハンドルネーム》のような感覚になるらしい。
俺が名を名乗ったその後、あやめことトリエステが当たり障りのない自己紹介を俺の分までしてくれた。
「えぇと、それじゃあ二人の席を決めましょうか」花澤先生が教室をぐるりと見回した。「一番後ろの席が空いてるわね」
確かに教室の後ろ端には、空席が二つ並びで残っていた。
「隣は学級委員長の如月さんだから、わからないことがあったら何でも訊くのよ。如月さんも二人を助けて上げてね」
花澤と音無と如月か。記憶力がやばいな。俺の鳥なみの脳みそが悲鳴を上げている。
こんなんで学校生活やってけるのだろうか。
俺はすごすごと机の間を進みながら、せめて顔だけでも覚えようと、学級委員長如月に目を向けた。
「うっ……」
俺は蛇に睨まれた蛙のようになっていた。
如月というのはポニーテールの女で、それはそれでいいのだが、明らかに俺のことを睨みつけていたのだ。
それも生半可な敵意ではない。ぴんとただした姿勢のまま、じとりと俺を見上げている。
まるで取り調べをするベテラン刑事のような目の光らせようだ。
なぜだ。恨みを買った覚えなんてないぞ。
「なぁ、今の俺、何かおかしいか」
俺は席につくと同時に、委員長の逆隣に座ったトリエステに耳打ちした。
彼女は小さく頷くと、にやりと笑った。
「あぁ、おかしいぞ」
「えっ、ど、どこが⁉」
「今朝の私は“ちゃんとした”格好をしろと言ったんじゃぞ」
「してるだろ! ちゃんと……」
「どこの誰が髪型をオールバックにしろと言った? 今どきオールバックの高校生がどこにいるというんじゃ」
「なにっ⁉ 紳士と言えばオールバックに決まってるだろ」
俺が両手で髪を後方に撫で付け、その手を広げた時だった。
ばんっと何かが強く叩かれたような音が背中から聞こえた。
驚いて振り返ると、如月氏が机に両手を突いて、俺を睨みつけていた。
今のは机を叩いた音だったらしい。
「古路里くん! まだホームルームは終わっていませんよ。私語は慎みなさい!」
「はい。わかりました。今後は気をつけます」
俺は猫も驚く反射神経で頭を下げた。
二十年前の俺も当時の委員長に目をつけられて散々な目にあった。何度泣かされたことか。あの日の恐怖がまだ染み付いているのだ。
ともかく、権力には逆らわない。これは俺のモットーだ。
「わ、わかればいいんですよ……」
俺のありあまる素直さに、逆に如月氏の方が面食らったようだった。
俺を見た目でチャラ男かヤンキーと思ったのだろうか。抜いた刀の納め時を見失ったように、かすかに目を泳がせている。
俺は深呼吸をして黒板の方へ向き直った。すると横のトリエステが、
「堂々と構えていろ」と囁いた。「君の髪型は理由の一割ほどに過ぎん」
「というと?」
「我らが放つ禍々しい妖気を敏感に感じ取れる奴が稀におるのじゃ」
「それってまずいんじゃ」
俺が少し大きな声を出すと、また如月氏が「古路里くん! 私語は……」、云々と糾弾を始めた。
俺は瞬時に椅子の上で高速回転し、深々と頭を下げた。
「面白かろう」トリエステが背後から耳元で囁いた。「貞操観念の強い奴ほど、一度防波堤が崩れればあっさりと肉欲に溺れやすいのだ。想像してみろ。頭では抗おうとしても、肢体は快楽を求め悶える様を」
なんて恐ろしいことを言うんだ、と思いつつ、俺は視線を上げ、ちらりと如月氏の目を見つめる。
「な、何よ……」と如月氏は表情を厳しくした。
片眉を歪めながらも、その眼球の中の瞳孔が開いていくのがわかった。
「難しく考える必要はない。抗う者は片っ端から服従させれば良いだけのこと。人の上に立つことを許された存在、それがお前じゃ」
背後で悪魔の囁きが聞こえる。
如月氏の目が潤み始め、瞳が左へ右へと小刻みに揺れている。
俺はごくりと唾を飲み込んだ。喉が渇きを覚えだしたのだ。
「なんでもないです、委員長さん」
俺は笑みを浮かべた後、さっと視線を黒板に戻した。
ホームルームの終わりを告げるチャイムがなり始めた。花澤先生は教卓の上の書類を片付けている。
如月氏は詰まるような声で「起立、礼!」と号令をかけた後、そそくさと教室を立ち去っていった。
俺はほっとため息をつき、横目でトリエステを見据えた。
「それで? なぜ俺たちはこうして学校なんかに来てるんだっけ?」
「えっとぉ、それでね基本的には先生が話を進めるから。んんとね、二人は挨拶と自己紹介だけしてね」
主任は花澤と名乗っていた。二十四か五になったばかりかと見受けられるうら若き女教師だった。
黒髪でロングヘア、眼鏡は実によく似合っていた。一見真面目な印象を与えそうだが、柔和な表情からは歳に似合わない母性を発している。背が低く、そして何よりも巨乳だ。
「あらあら、古路里くん緊張してるの? みんな優しい子たちだから心配しなくていいのよ」
花澤先生に図星を突かれ、取り乱していると、隣のトリエステが肘で小突いてきた。にやにやと笑っている。
「俺はともかく、お前はどうするんだ。なんて皆に説明するんだよ」
「案ずるな。こっちでうまくやる」
相変わらずトリエステは人を食ったような微笑を浮かべたかと思いきや、すぐに真顔を作って教室の扉を見つめた。
花澤先生が「そろそろ行きましょう」と扉に手をかけたからだ。
俺たちが教室に入ると、学童……高校生たちが騒然とするのが分かった。奇異の目どころではない。
はっと息を呑む者さえいるのがわかった。
俺の緊張は一瞬にしてマックスになり、歩き方さえぎこちない自覚があった。
「はいは~い、質問!」
俺たちが壇上の定位置に辿り着くやいなや、教室の真ん中辺りで手を高々と振り上げる男子の姿があった。
「もう、音無くん。まだ質問タイムじゃないですよぉ」
俺の右側で先生が困り顔を作った。
それに対して左側にいたトリエステは、壇上で一歩前に踏み出すと、
「なんでも聞いてください」と清廉そうな声で言うと、小首を傾げながらにこりと微笑を浮かべた。
なんだこの猫かぶり娘は。
教室の男どもの目がハートになっている。
それはそうと、音無と呼ばれた、いかにもお調子物という感じのツンツン頭が、がたりと勢い良く起立した。
「よっし! じゃあ! 二人はどういう関係なんですか!」
「双子ですよ」天使のように微笑み、即答するトリエステ。
双子と聞いて音無はガッツポーズをした。
俺たちがまったく似てないとは言え、まさか恋人同士仲良く入学なんてあるわけないだろう。
アホか? アホなのか、音無という男は。
おそらく頭の中が雲丹なんだろう。
それにしても双子っていう設定。
流石に無理があるだろ。
俺は心の中でツッコミを入れつつ、自分の足元を見つめた。引きこもり特有の暗い顔というのは変わらないのだ。
しかし俺がちらりと教室の方へ顔を上げると、花も恥じらう女子たちが、俺を見つめているのがわかった。
「うっ……」
嬉しいかって。そんな訳はない。
俺は全身からぎとぎとした冷や汗が噴き出してくるのがわかった。
「えぇと、俺の名前は古路里《ころり》…………」
皆様の中には、見苦しく太った中年の男がブレザーに見を包んでいる姿を想像されたかもしれない。
はたまた、どこからどうみても小学生ぐらいの子どもがリボン付きのシャツやチェックのスカートという出で立ちをしていると早合点したかもしれない。
結論から言おう。それは早計である。
俺たちは一応、暁学園に通う学徒相応の風貌をしていると見なしてもいいはずだ。
客観的に考えれば、俺は女子が熱い視線を送るのも納得な細身のイケメンでもある。
まあ、これにはそれなりの経緯があるわけで。
しかし、俺自身は完全に納得しているわけでもなくて……。
「俺は古路里《ころり》主水《もんど》。変わった名前ですけど本名です」
言っておくが本当に本名だ。
「私が双子の妹。古路里あやめです」
これはもちろん嘘。彼女の本名はトリエステ・ツァラスタだ。あやめなんて古風な和美人ぽい顔はしていない。
彼女に言わせれば、長く生きると名前なんて、書き換え自由なHN《ハンドルネーム》のような感覚になるらしい。
俺が名を名乗ったその後、あやめことトリエステが当たり障りのない自己紹介を俺の分までしてくれた。
「えぇと、それじゃあ二人の席を決めましょうか」花澤先生が教室をぐるりと見回した。「一番後ろの席が空いてるわね」
確かに教室の後ろ端には、空席が二つ並びで残っていた。
「隣は学級委員長の如月さんだから、わからないことがあったら何でも訊くのよ。如月さんも二人を助けて上げてね」
花澤と音無と如月か。記憶力がやばいな。俺の鳥なみの脳みそが悲鳴を上げている。
こんなんで学校生活やってけるのだろうか。
俺はすごすごと机の間を進みながら、せめて顔だけでも覚えようと、学級委員長如月に目を向けた。
「うっ……」
俺は蛇に睨まれた蛙のようになっていた。
如月というのはポニーテールの女で、それはそれでいいのだが、明らかに俺のことを睨みつけていたのだ。
それも生半可な敵意ではない。ぴんとただした姿勢のまま、じとりと俺を見上げている。
まるで取り調べをするベテラン刑事のような目の光らせようだ。
なぜだ。恨みを買った覚えなんてないぞ。
「なぁ、今の俺、何かおかしいか」
俺は席につくと同時に、委員長の逆隣に座ったトリエステに耳打ちした。
彼女は小さく頷くと、にやりと笑った。
「あぁ、おかしいぞ」
「えっ、ど、どこが⁉」
「今朝の私は“ちゃんとした”格好をしろと言ったんじゃぞ」
「してるだろ! ちゃんと……」
「どこの誰が髪型をオールバックにしろと言った? 今どきオールバックの高校生がどこにいるというんじゃ」
「なにっ⁉ 紳士と言えばオールバックに決まってるだろ」
俺が両手で髪を後方に撫で付け、その手を広げた時だった。
ばんっと何かが強く叩かれたような音が背中から聞こえた。
驚いて振り返ると、如月氏が机に両手を突いて、俺を睨みつけていた。
今のは机を叩いた音だったらしい。
「古路里くん! まだホームルームは終わっていませんよ。私語は慎みなさい!」
「はい。わかりました。今後は気をつけます」
俺は猫も驚く反射神経で頭を下げた。
二十年前の俺も当時の委員長に目をつけられて散々な目にあった。何度泣かされたことか。あの日の恐怖がまだ染み付いているのだ。
ともかく、権力には逆らわない。これは俺のモットーだ。
「わ、わかればいいんですよ……」
俺のありあまる素直さに、逆に如月氏の方が面食らったようだった。
俺を見た目でチャラ男かヤンキーと思ったのだろうか。抜いた刀の納め時を見失ったように、かすかに目を泳がせている。
俺は深呼吸をして黒板の方へ向き直った。すると横のトリエステが、
「堂々と構えていろ」と囁いた。「君の髪型は理由の一割ほどに過ぎん」
「というと?」
「我らが放つ禍々しい妖気を敏感に感じ取れる奴が稀におるのじゃ」
「それってまずいんじゃ」
俺が少し大きな声を出すと、また如月氏が「古路里くん! 私語は……」、云々と糾弾を始めた。
俺は瞬時に椅子の上で高速回転し、深々と頭を下げた。
「面白かろう」トリエステが背後から耳元で囁いた。「貞操観念の強い奴ほど、一度防波堤が崩れればあっさりと肉欲に溺れやすいのだ。想像してみろ。頭では抗おうとしても、肢体は快楽を求め悶える様を」
なんて恐ろしいことを言うんだ、と思いつつ、俺は視線を上げ、ちらりと如月氏の目を見つめる。
「な、何よ……」と如月氏は表情を厳しくした。
片眉を歪めながらも、その眼球の中の瞳孔が開いていくのがわかった。
「難しく考える必要はない。抗う者は片っ端から服従させれば良いだけのこと。人の上に立つことを許された存在、それがお前じゃ」
背後で悪魔の囁きが聞こえる。
如月氏の目が潤み始め、瞳が左へ右へと小刻みに揺れている。
俺はごくりと唾を飲み込んだ。喉が渇きを覚えだしたのだ。
「なんでもないです、委員長さん」
俺は笑みを浮かべた後、さっと視線を黒板に戻した。
ホームルームの終わりを告げるチャイムがなり始めた。花澤先生は教卓の上の書類を片付けている。
如月氏は詰まるような声で「起立、礼!」と号令をかけた後、そそくさと教室を立ち去っていった。
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