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33話
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少し早いが、夕食を持っていくことにした。
嫌な予感がしたからだ。
案の定、如月宅の窓から明かりが漏れ出ていた。
チャイムを押す前に、ドアノブに手をかけてみる。鍵はかかってなかった。
「どうせ寝てないと思ったよ」
食器を持って中に入ると、眠そうに目を擦りながら机に向かう如月杏の姿があった。
「一度横になったら朝まで寝ちゃいそうだから、先に宿題終わらせてただけ」
「みんなの好意を無駄にするつもりか? まあ、いいけど」
「……ほっといてよ。でも、みんなって?」
「先に上がらせてくれた惣菜屋の店主さんや俺とか弟だって心配してる。あと俺とか……俺とか……」
「早く終わらせてゆっくり寝ようと思っただけ。それで、何の話だったっけ?」
興味なさそうに目を擦っている彼女だった。
これが逆の立場なら、つまり俺の部屋に女の子が入ってくるなんて事態があるとしたら、一発で目が冴えてしまうところだ。
「話もなにも……」
俺は丸机にお盆を置いて、腰を下ろした。
広さや構造は俺の部屋と大差ないが、身の回りのものは小綺麗に整頓されていて、居心地が段違いだった。カーテンの色も清潔感がある。二枚重ねの布団もきちんと部屋の隅に畳まれていた。
もちろん女の子の部屋に入ったことなど人生で一度もない。家族三人一部屋ということが影響しているのか、想像していた女っ気というものはあまり感じられないのが幸いで、これでも平静を取り繕っていたつもりだ。
「弟さんがもっとお前と遊びたいって話だよ」
「だって私がちゃんとしないとだめだから。弟には大学だって行かせてあげたいし」
如月杏は冷めた夕食を黙々と食べた。美味しいとも美味しくないとも言わず。美味しそうな顔も美味しくなさそうな顔もしていなかった。
「ごちそうさま。ありがとう」
杏はぼそりと最後に言った。
俺はこの部屋の扉を開けるまで、もっと何か理想的な展開になることを期待していた。
別によく思われたり、感謝されたい気持ちなど微塵もなかったが、会話が弾んで彼女が元気に笑ってくれる。
そんな未来を思い描いていたのだ。
だが、いま俺の向かいに座っているのは暗い表情でうつむく委員長。
俺はお盆を持ち上げ、帰ろうと立ち上がったが、一言ぐらい皮肉をお見舞いしてやりたい気持ちに駆られた。
だから童貞なのだと思われようが構わない。
「その気持ちの入ってない礼が弟に見習わせたいちゃんとした姿なのか」
「何よ?」突き返すように杏は言った。
「悲劇のヒロイン気取ってるのか知らないけどな。そんな気を失うまで疲れきってるのを見て弟が喜ぶと思ってんのか」
「無責任なこと言わないで。恩着せがましく料理作ってまでやりたかったことがお説教なの?」
「だから、俺の目を見て言えってことだよ」
気がつくと俺は杏の手を掴んでいた。
それほど強く引いたつもりではなかったが、反発するように彼女が俺を睨んだ。
睨まれたのはよかったのだが、俺はその時、心底自分を卑怯だと思った。
目を合わせることの効果は俺自身がよく知っていた。眼球というのは脳の一部とみなせるほど、脳と直接的に接続された器官である。
「な……に…………」
目を合わせた瞬間、彼女の瞳孔が急速に拡大するのがわかった。
やばいと思った俺は、焦りのあまり咄嗟に彼女の目を手で覆い隠した。
見ろと言っておきながら、さぞ意味がわからなかっただろう。
「え……?」
杏の小さくて赤い唇が、息を呑むように少しだけ開かれた。
いったい俺は何やってんだ。
彼女の視界を奪ったのをいい事に、気がつくと俺はその震わせる唇さえも奪っていた。
それはほんの一瞬のことであり、触れるか触れないかの些細なものだったが、唇を通して全身を微弱な電気が流れた気がした。
多分、彼女も同じだったと思う。
……なにやってんだ。俺。
錯乱してるのは何よりも俺だったらしい。
とりあえず慌てて手も顔も離したが、予想したよりも遥かに彼女は冷静だった。
むしろ何事もなかったのかと錯覚するほど、彼女は無表情で、淡々と空になった食器を重ね始めた。
「ごめん……」
なぜか謝ったのは彼女だった。
俺はより一層取り乱していた。
「なっ、なにが……?」
「考えてみれば私も悪かったなって。すぐに口喧嘩っていうか、なんでいつもこんな雰囲気になっちゃうのかなって」
彼女は自戒するように小声で呟いていた。
「お……おぅ……」
何が起きたのか俺が理解できてない。
もしかすると今の接吻は強烈な欲望が見せた幻覚だったのかもしれない。
そんな気さえした。
俺は猛省するように項垂れた。
「責められるのは俺だ。慣れてなくて、口下手なくせに余計なことをいつも言うから」
「古路里くんの妹さんって綺麗よね」
「はっ?」俺は間抜け面をしていたはずだ。
「あんな美人さんといつも一緒に暮らしてるなら、女の子なんて見慣れてるはずよね」
「兄妹だぞ。そんな風に思ったことなど……」
「それに比べて私は、って話。鼻は低いし、顔も丸いし、背は小さいし。正直、顔を見られたくないなって」
「なんだ、そういうことか」
額の汗を拭った。残暑がまだ厳しいのだ。
俺は喉を詰まらせながら、
「か、かわいいと思うぞ」
またしても俺は何を言っているのだろう。
言いながらそう思っていたが、言った後の方がはるかに後悔していた。
俺の声が小さくて弱々しかったのか。杏はなんら反応を見せなかったのだ。
とはいえ、もう一度言い直す勇気などない。
「あのね。古路里くんに聞いてみたいことがあったんだけど……」
「な、なんだ?」
俺は期待の目で杏を見返した。
杏は少し口ごもるように黙った後、
「由奈さんとのデートどうだった?」
「ぶふっ!」
俺は口に含んでいたお茶を盛大に吐き出した。
「ひゃっ⁉ ちょっと何すんのよ!」
「す、すまないっ!」
俺は服の袖で床とテーブルをごしごし拭いた。
「どこでその話を⁉」
「じゃあ、その話ほんとだったんだ。ううん、古路里くんの妹さんから聞いただけ。店でバイトしてる時に、倒れる前……」
「あいつ……」
心の中でトリエステに毒づく。カマをかけたとか言ってたくせに、本当は俺の行動を見てたんじゃないか。
くそっ。しかもよりによって杏に言うとは。なに考えてんだ、あの女。
「なんで私にそんなこと言うんだろとか思ったけど」
「や、やきもち焼かせたかったとか」
「何いってんの。やくわけないじゃん。そんなの」
「ですよね~」
「で、どうだったの?」
嫌な汗がだらだら出てきた。
なんて答えるのが正解なのだろうか。
いや、正直に楽しかったと答えても何も悪いことはないはず。
それともデートじゃくて偶然一緒になっただけ、ってのも真実だし。
「な、なんでそんなこと訊くんだ?」
「別に……いつか私にも彼氏ができた時の参考になるかなって。古路里くんなら慣れてそうだし」
「なんか意外だな。いやいや誤解だって」
「でも、いくら恋人がいるってところを想像しても何だか実感がなくてね。とにかく今は忙しいし」
「お、おう……」
「でもいつか付き合う人は私に釣り合うというか気を遣わない人がいいなって。あなたみたいなタイプは理想も高そうだし、とてもじゃないけど無理ね。遊ばれて捨てられて終わり。それどころか相手にもされないと思う」
「そ、そうか……」
……遠回しに拒否されているのだろうか。
どう返していいのかわからない。
俺の買ったエロゲにはこんなタイプの女はいなかったぞ。返答に関する選択肢はどこに表示されているのだ。
「まぁ、色々と話させて済まなかったな」
力不足だ。これ以上ここにとどまる理由も元気も見つからなかった。
俺はのらりくらりと立ち上がった。
「どこへ行くの?」
「明日も早いだろ。そろそろ戻る……」
「待って」
如月杏は机の下から座布団を出してきて、彼女の隣にぽんと置いた。
「ほら、上から勉強道具持って来なさいよ。どうせ今日の宿題はやってないんでしょ?」
何の話か一瞬理解できなかったが、頭の中で彼女の言葉を繰り返してみて、ようやく飲み込めた。
急に大人びて見える杏に対して、俺は化物が聞いて呆れるほど取り乱していた。
「俺は別にやらなくても……」
「だめ。そんなの学級委員長として許さないからね。せっかく先生もここのところ見直してくれるようになったのに、ここで気を抜いたら台無しでしょ」
「それより委員長も寝たほうが」
「ちゃっちゃっと済ませれば大丈夫。私のノート写してもいいから。さぁ、早く」
少し笑う杏。俺はしぶしぶを装って部屋を出た。
嫌な予感がしたからだ。
案の定、如月宅の窓から明かりが漏れ出ていた。
チャイムを押す前に、ドアノブに手をかけてみる。鍵はかかってなかった。
「どうせ寝てないと思ったよ」
食器を持って中に入ると、眠そうに目を擦りながら机に向かう如月杏の姿があった。
「一度横になったら朝まで寝ちゃいそうだから、先に宿題終わらせてただけ」
「みんなの好意を無駄にするつもりか? まあ、いいけど」
「……ほっといてよ。でも、みんなって?」
「先に上がらせてくれた惣菜屋の店主さんや俺とか弟だって心配してる。あと俺とか……俺とか……」
「早く終わらせてゆっくり寝ようと思っただけ。それで、何の話だったっけ?」
興味なさそうに目を擦っている彼女だった。
これが逆の立場なら、つまり俺の部屋に女の子が入ってくるなんて事態があるとしたら、一発で目が冴えてしまうところだ。
「話もなにも……」
俺は丸机にお盆を置いて、腰を下ろした。
広さや構造は俺の部屋と大差ないが、身の回りのものは小綺麗に整頓されていて、居心地が段違いだった。カーテンの色も清潔感がある。二枚重ねの布団もきちんと部屋の隅に畳まれていた。
もちろん女の子の部屋に入ったことなど人生で一度もない。家族三人一部屋ということが影響しているのか、想像していた女っ気というものはあまり感じられないのが幸いで、これでも平静を取り繕っていたつもりだ。
「弟さんがもっとお前と遊びたいって話だよ」
「だって私がちゃんとしないとだめだから。弟には大学だって行かせてあげたいし」
如月杏は冷めた夕食を黙々と食べた。美味しいとも美味しくないとも言わず。美味しそうな顔も美味しくなさそうな顔もしていなかった。
「ごちそうさま。ありがとう」
杏はぼそりと最後に言った。
俺はこの部屋の扉を開けるまで、もっと何か理想的な展開になることを期待していた。
別によく思われたり、感謝されたい気持ちなど微塵もなかったが、会話が弾んで彼女が元気に笑ってくれる。
そんな未来を思い描いていたのだ。
だが、いま俺の向かいに座っているのは暗い表情でうつむく委員長。
俺はお盆を持ち上げ、帰ろうと立ち上がったが、一言ぐらい皮肉をお見舞いしてやりたい気持ちに駆られた。
だから童貞なのだと思われようが構わない。
「その気持ちの入ってない礼が弟に見習わせたいちゃんとした姿なのか」
「何よ?」突き返すように杏は言った。
「悲劇のヒロイン気取ってるのか知らないけどな。そんな気を失うまで疲れきってるのを見て弟が喜ぶと思ってんのか」
「無責任なこと言わないで。恩着せがましく料理作ってまでやりたかったことがお説教なの?」
「だから、俺の目を見て言えってことだよ」
気がつくと俺は杏の手を掴んでいた。
それほど強く引いたつもりではなかったが、反発するように彼女が俺を睨んだ。
睨まれたのはよかったのだが、俺はその時、心底自分を卑怯だと思った。
目を合わせることの効果は俺自身がよく知っていた。眼球というのは脳の一部とみなせるほど、脳と直接的に接続された器官である。
「な……に…………」
目を合わせた瞬間、彼女の瞳孔が急速に拡大するのがわかった。
やばいと思った俺は、焦りのあまり咄嗟に彼女の目を手で覆い隠した。
見ろと言っておきながら、さぞ意味がわからなかっただろう。
「え……?」
杏の小さくて赤い唇が、息を呑むように少しだけ開かれた。
いったい俺は何やってんだ。
彼女の視界を奪ったのをいい事に、気がつくと俺はその震わせる唇さえも奪っていた。
それはほんの一瞬のことであり、触れるか触れないかの些細なものだったが、唇を通して全身を微弱な電気が流れた気がした。
多分、彼女も同じだったと思う。
……なにやってんだ。俺。
錯乱してるのは何よりも俺だったらしい。
とりあえず慌てて手も顔も離したが、予想したよりも遥かに彼女は冷静だった。
むしろ何事もなかったのかと錯覚するほど、彼女は無表情で、淡々と空になった食器を重ね始めた。
「ごめん……」
なぜか謝ったのは彼女だった。
俺はより一層取り乱していた。
「なっ、なにが……?」
「考えてみれば私も悪かったなって。すぐに口喧嘩っていうか、なんでいつもこんな雰囲気になっちゃうのかなって」
彼女は自戒するように小声で呟いていた。
「お……おぅ……」
何が起きたのか俺が理解できてない。
もしかすると今の接吻は強烈な欲望が見せた幻覚だったのかもしれない。
そんな気さえした。
俺は猛省するように項垂れた。
「責められるのは俺だ。慣れてなくて、口下手なくせに余計なことをいつも言うから」
「古路里くんの妹さんって綺麗よね」
「はっ?」俺は間抜け面をしていたはずだ。
「あんな美人さんといつも一緒に暮らしてるなら、女の子なんて見慣れてるはずよね」
「兄妹だぞ。そんな風に思ったことなど……」
「それに比べて私は、って話。鼻は低いし、顔も丸いし、背は小さいし。正直、顔を見られたくないなって」
「なんだ、そういうことか」
額の汗を拭った。残暑がまだ厳しいのだ。
俺は喉を詰まらせながら、
「か、かわいいと思うぞ」
またしても俺は何を言っているのだろう。
言いながらそう思っていたが、言った後の方がはるかに後悔していた。
俺の声が小さくて弱々しかったのか。杏はなんら反応を見せなかったのだ。
とはいえ、もう一度言い直す勇気などない。
「あのね。古路里くんに聞いてみたいことがあったんだけど……」
「な、なんだ?」
俺は期待の目で杏を見返した。
杏は少し口ごもるように黙った後、
「由奈さんとのデートどうだった?」
「ぶふっ!」
俺は口に含んでいたお茶を盛大に吐き出した。
「ひゃっ⁉ ちょっと何すんのよ!」
「す、すまないっ!」
俺は服の袖で床とテーブルをごしごし拭いた。
「どこでその話を⁉」
「じゃあ、その話ほんとだったんだ。ううん、古路里くんの妹さんから聞いただけ。店でバイトしてる時に、倒れる前……」
「あいつ……」
心の中でトリエステに毒づく。カマをかけたとか言ってたくせに、本当は俺の行動を見てたんじゃないか。
くそっ。しかもよりによって杏に言うとは。なに考えてんだ、あの女。
「なんで私にそんなこと言うんだろとか思ったけど」
「や、やきもち焼かせたかったとか」
「何いってんの。やくわけないじゃん。そんなの」
「ですよね~」
「で、どうだったの?」
嫌な汗がだらだら出てきた。
なんて答えるのが正解なのだろうか。
いや、正直に楽しかったと答えても何も悪いことはないはず。
それともデートじゃくて偶然一緒になっただけ、ってのも真実だし。
「な、なんでそんなこと訊くんだ?」
「別に……いつか私にも彼氏ができた時の参考になるかなって。古路里くんなら慣れてそうだし」
「なんか意外だな。いやいや誤解だって」
「でも、いくら恋人がいるってところを想像しても何だか実感がなくてね。とにかく今は忙しいし」
「お、おう……」
「でもいつか付き合う人は私に釣り合うというか気を遣わない人がいいなって。あなたみたいなタイプは理想も高そうだし、とてもじゃないけど無理ね。遊ばれて捨てられて終わり。それどころか相手にもされないと思う」
「そ、そうか……」
……遠回しに拒否されているのだろうか。
どう返していいのかわからない。
俺の買ったエロゲにはこんなタイプの女はいなかったぞ。返答に関する選択肢はどこに表示されているのだ。
「まぁ、色々と話させて済まなかったな」
力不足だ。これ以上ここにとどまる理由も元気も見つからなかった。
俺はのらりくらりと立ち上がった。
「どこへ行くの?」
「明日も早いだろ。そろそろ戻る……」
「待って」
如月杏は机の下から座布団を出してきて、彼女の隣にぽんと置いた。
「ほら、上から勉強道具持って来なさいよ。どうせ今日の宿題はやってないんでしょ?」
何の話か一瞬理解できなかったが、頭の中で彼女の言葉を繰り返してみて、ようやく飲み込めた。
急に大人びて見える杏に対して、俺は化物が聞いて呆れるほど取り乱していた。
「俺は別にやらなくても……」
「だめ。そんなの学級委員長として許さないからね。せっかく先生もここのところ見直してくれるようになったのに、ここで気を抜いたら台無しでしょ」
「それより委員長も寝たほうが」
「ちゃっちゃっと済ませれば大丈夫。私のノート写してもいいから。さぁ、早く」
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