3 / 138
3 神力
しおりを挟む
「アリオン、あなたの神力は途轍もないですね」
俺はネルヴァの言う意味がわからなかった。
神力?何だそれは?聞いたことがないぞ?
だから俺は正直にそう告げた。
「今、神力って言った?それって何?俺、全然知らないんだけど」
するとネルヴァが俺に丁寧に説明してくれた。
「神力とは文字通り、神の力です。魔力が魔界の力を流用しているように、神力は神界の力を使うのです」
「神の力……そんなものが俺に?」
驚く俺に、ネルヴァが落ち着いた声音で指摘した。
「アリオンは魔力がありませんよね?」
「そうなんだ。まったくのゼロなんだ」
俺はうなずきつつ言った。
するとネルヴァが、俺が長年不思議に思っていたことを解決してくれたのだった。
「魔力がゼロなのに『アイテムコピー』の能力が使える。おかしいとは思いませんか?ですが答えは簡単です。『アイテムコピー』は魔力ではなく、神力でもって発動していたのです」
俺は愕然としつつも、大いに納得した。
「そういうことか……それで俺は『アイテムコピー』を使えていたのか。そんなこと今まで誰も教えてくれなかった」
「そうでしょうね。普通神力なんて知りません。もちろん人によっては知っている方もいるかとは思いますが、ほとんどいないでしょうね。ましてや神力を持ち、なおかつ使用できる者となれば我々くらいのものです」
「ということはネルヴァたちは神力を使えるの?」
「ええ。我々こう見えて大賢者と剣聖なもので。さて、話しを元に戻しますと、あなたが魔力ゼロにも関わらず、ユニークスキルが使えたことをあなた同様に人々が不思議に思っていたとしても当然のことなのです」
「そうだったのか……」
俺が子供の頃、教会で信託を受けた際、魔力ゼロでありながらユニークスキルを持っていることで周りから気味悪がられたのは、誰も神力のことを知らなかったからだったのかと初めて納得した。
するとそこでネルヴァがレイナを呼んだ。
レイナは剣を見比べることに夢中だったものの、ネルヴァに呼ばれて顔を向けた。
「アリオンを見てください。彼には神力がある」
ネルヴァに言われ、レイナが驚きながら俺を凝視した。
そしてレイナは、俺の顔を見ながらひどく感心したように言ったのだった。
「はあ、なるほどなあ。確かに神力をまとっているようだ。これは驚きだな」
俺はそうなのか?と不思議がった。
するとそのことに気付いたのか、ネルヴァが解説してくれた。
「あなたは神力のことについてまったくご存じないようですから、教えて差し上げますが、普通神力というものは、とても厳しい修行の果てに会得するものでして、あなたのように、恐らくですが、生まれつき備わっている者などほとんど聞いたことがありません」
するとレイナがいまだ感心しきりといった様子で俺に問い掛けてきた。
「わたしも生まれつきなど聞いたことが無いぞ。聞くがアリオン、お前めっちゃくっちゃ厳しい修行とかしてないよな?」
俺はこれまでの人生において、厳しい修行と呼べるようなものは一切経験していなかった。
ましてや、めっちゃくっちゃな厳しい修行なんてものにはまったく縁が無かった。
「してないよ。そもそも俺が『アイテムコピー』を使えるようになったのは五歳の時だし。その前にそんな厳しい修行なんて出来ないよ」
すると二人ともが驚愕の表情となった。
俺はそんなに驚くことかと思ったものの、二人の驚きようは凄かった。
特にレイナは飛び上がらんばかりに驚き、マジマジと俺の顔を覗きこんできた。
「五歳からだって~?それはとんでもないことだぞ。神力を五歳の頃から使えるなんて、お前化け物じゃないか?」
するとネルヴァまでもが俺を褒めたたえた。
「確かに。化け物クラスといって差し支えないでしょうね。たとえ生まれつき神力をまとっていたとして、能力としてそれを初めて行使したのがわずか五歳というのは……さすがのわたしも驚きですよ」
するとレイナがさらに俺を褒めそやした。
「わたしが神力をまといはじめたのは、地獄のようなきっつい修行を始めて、一年以上が経ってからだぞ。ましてや神力を能力として使えるようになったのなんて、それからさらに二年かかったんだ。なのにアリオンは生まれつき神力を宿した上に、わずか五歳で能力行使とは……開いた口がふさがらないとはこのことだぞ」
「同感です。しかも見てください。彼の神力はまだちゃんとは解放されていないんです」
ネルヴァがそう言うと、レイナがまたも俺をジッと見つめた。
そしてしばらくして大いに首をブンブンと縦に振り出したのだった。
「おお!本当だ!よく見ればまだ未解放じゃないか。まとっている神力はただ溢れ出ているだけか!」
「そうです。いわば無理矢理蓋をしているものの、詰め込みすぎて溢れ出てしまっているようなものなのです。恐らくですが、アリオンの中には膨大な量の神力が内包されているとわたしは見ました」
「それは凄いぞ!おいネルヴァ、今すぐ解放してやろうじゃないか」
「そうしましょう。アリオン、いいですか?」
ネルヴァたちの提案に、俺は嫌も応もなかった。
「あ、ああ。いいけど。俺はどうしたらいいんだ?」
戸惑う俺に、ネルヴァが優しく微笑みかけた。
「後ろを向いてください。ただそれだけで大丈夫です。後は我々でやりますので」
俺はもちろんよくわからなかったが、命の恩人の言うことでもあり、大人しく従い後ろを向いた。
すると間もなく、二つの温かな手のぬくもりを背中に感じ初めた。
ぬくもりは次第に熱を帯び、だんだんと熱くなっていった。
俺はその熱さに顔をしかめたものの、我慢できないほどではないため、ジッと耐え続けた。
すると一分ほど経った頃だろうか、二人の手が俺の背中から離れた。
「もう大丈夫ですよ。アリオンこちらを向いてください」
ネルヴァの優しげな声に誘われるように俺は振り返った。
「……これでその……神力が解放されたのかな?」
俺は自分の両手をマジマジと見つめながら、二人に問い掛けた。
「ああ、安心しろ!お前の神力は解放されたぞ!」
レイナが力強く俺に言う。
だが俺は半信半疑だった。
彼らの言う、その神力とやらが解放されたという実感はなかった。
しかし次の瞬間、俺の目の前にパラメーター表示が突如として浮かび上がった。
俺はそれを驚きの眼でもって見つめたのだった。
レベル 5
体力 35
攻撃力 15
防御力 17
俊敏性 23
魔力 0
神力 99999
俺はこの最後のとんでもない数字を見て、心底驚愕したのであった。
俺はネルヴァの言う意味がわからなかった。
神力?何だそれは?聞いたことがないぞ?
だから俺は正直にそう告げた。
「今、神力って言った?それって何?俺、全然知らないんだけど」
するとネルヴァが俺に丁寧に説明してくれた。
「神力とは文字通り、神の力です。魔力が魔界の力を流用しているように、神力は神界の力を使うのです」
「神の力……そんなものが俺に?」
驚く俺に、ネルヴァが落ち着いた声音で指摘した。
「アリオンは魔力がありませんよね?」
「そうなんだ。まったくのゼロなんだ」
俺はうなずきつつ言った。
するとネルヴァが、俺が長年不思議に思っていたことを解決してくれたのだった。
「魔力がゼロなのに『アイテムコピー』の能力が使える。おかしいとは思いませんか?ですが答えは簡単です。『アイテムコピー』は魔力ではなく、神力でもって発動していたのです」
俺は愕然としつつも、大いに納得した。
「そういうことか……それで俺は『アイテムコピー』を使えていたのか。そんなこと今まで誰も教えてくれなかった」
「そうでしょうね。普通神力なんて知りません。もちろん人によっては知っている方もいるかとは思いますが、ほとんどいないでしょうね。ましてや神力を持ち、なおかつ使用できる者となれば我々くらいのものです」
「ということはネルヴァたちは神力を使えるの?」
「ええ。我々こう見えて大賢者と剣聖なもので。さて、話しを元に戻しますと、あなたが魔力ゼロにも関わらず、ユニークスキルが使えたことをあなた同様に人々が不思議に思っていたとしても当然のことなのです」
「そうだったのか……」
俺が子供の頃、教会で信託を受けた際、魔力ゼロでありながらユニークスキルを持っていることで周りから気味悪がられたのは、誰も神力のことを知らなかったからだったのかと初めて納得した。
するとそこでネルヴァがレイナを呼んだ。
レイナは剣を見比べることに夢中だったものの、ネルヴァに呼ばれて顔を向けた。
「アリオンを見てください。彼には神力がある」
ネルヴァに言われ、レイナが驚きながら俺を凝視した。
そしてレイナは、俺の顔を見ながらひどく感心したように言ったのだった。
「はあ、なるほどなあ。確かに神力をまとっているようだ。これは驚きだな」
俺はそうなのか?と不思議がった。
するとそのことに気付いたのか、ネルヴァが解説してくれた。
「あなたは神力のことについてまったくご存じないようですから、教えて差し上げますが、普通神力というものは、とても厳しい修行の果てに会得するものでして、あなたのように、恐らくですが、生まれつき備わっている者などほとんど聞いたことがありません」
するとレイナがいまだ感心しきりといった様子で俺に問い掛けてきた。
「わたしも生まれつきなど聞いたことが無いぞ。聞くがアリオン、お前めっちゃくっちゃ厳しい修行とかしてないよな?」
俺はこれまでの人生において、厳しい修行と呼べるようなものは一切経験していなかった。
ましてや、めっちゃくっちゃな厳しい修行なんてものにはまったく縁が無かった。
「してないよ。そもそも俺が『アイテムコピー』を使えるようになったのは五歳の時だし。その前にそんな厳しい修行なんて出来ないよ」
すると二人ともが驚愕の表情となった。
俺はそんなに驚くことかと思ったものの、二人の驚きようは凄かった。
特にレイナは飛び上がらんばかりに驚き、マジマジと俺の顔を覗きこんできた。
「五歳からだって~?それはとんでもないことだぞ。神力を五歳の頃から使えるなんて、お前化け物じゃないか?」
するとネルヴァまでもが俺を褒めたたえた。
「確かに。化け物クラスといって差し支えないでしょうね。たとえ生まれつき神力をまとっていたとして、能力としてそれを初めて行使したのがわずか五歳というのは……さすがのわたしも驚きですよ」
するとレイナがさらに俺を褒めそやした。
「わたしが神力をまといはじめたのは、地獄のようなきっつい修行を始めて、一年以上が経ってからだぞ。ましてや神力を能力として使えるようになったのなんて、それからさらに二年かかったんだ。なのにアリオンは生まれつき神力を宿した上に、わずか五歳で能力行使とは……開いた口がふさがらないとはこのことだぞ」
「同感です。しかも見てください。彼の神力はまだちゃんとは解放されていないんです」
ネルヴァがそう言うと、レイナがまたも俺をジッと見つめた。
そしてしばらくして大いに首をブンブンと縦に振り出したのだった。
「おお!本当だ!よく見ればまだ未解放じゃないか。まとっている神力はただ溢れ出ているだけか!」
「そうです。いわば無理矢理蓋をしているものの、詰め込みすぎて溢れ出てしまっているようなものなのです。恐らくですが、アリオンの中には膨大な量の神力が内包されているとわたしは見ました」
「それは凄いぞ!おいネルヴァ、今すぐ解放してやろうじゃないか」
「そうしましょう。アリオン、いいですか?」
ネルヴァたちの提案に、俺は嫌も応もなかった。
「あ、ああ。いいけど。俺はどうしたらいいんだ?」
戸惑う俺に、ネルヴァが優しく微笑みかけた。
「後ろを向いてください。ただそれだけで大丈夫です。後は我々でやりますので」
俺はもちろんよくわからなかったが、命の恩人の言うことでもあり、大人しく従い後ろを向いた。
すると間もなく、二つの温かな手のぬくもりを背中に感じ初めた。
ぬくもりは次第に熱を帯び、だんだんと熱くなっていった。
俺はその熱さに顔をしかめたものの、我慢できないほどではないため、ジッと耐え続けた。
すると一分ほど経った頃だろうか、二人の手が俺の背中から離れた。
「もう大丈夫ですよ。アリオンこちらを向いてください」
ネルヴァの優しげな声に誘われるように俺は振り返った。
「……これでその……神力が解放されたのかな?」
俺は自分の両手をマジマジと見つめながら、二人に問い掛けた。
「ああ、安心しろ!お前の神力は解放されたぞ!」
レイナが力強く俺に言う。
だが俺は半信半疑だった。
彼らの言う、その神力とやらが解放されたという実感はなかった。
しかし次の瞬間、俺の目の前にパラメーター表示が突如として浮かび上がった。
俺はそれを驚きの眼でもって見つめたのだった。
レベル 5
体力 35
攻撃力 15
防御力 17
俊敏性 23
魔力 0
神力 99999
俺はこの最後のとんでもない数字を見て、心底驚愕したのであった。
25
あなたにおすすめの小説
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
パワハラ騎士団長に追放されたけど、君らが最強だったのは僕が全ステータスを10倍にしてたからだよ。外れスキル《バフ・マスター》で世界最強
こはるんるん
ファンタジー
「アベル、貴様のような軟弱者は、我が栄光の騎士団には不要。追放処分とする!」
騎士団長バランに呼び出された僕――アベルはクビを宣言された。
この世界では8歳になると、女神から特別な能力であるスキルを与えられる。
ボクのスキルは【バフ・マスター】という、他人のステータスを数%アップする力だった。
これを授かった時、外れスキルだと、みんなからバカにされた。
だけど、スキルは使い続けることで、スキルLvが上昇し、強力になっていく。
僕は自分を信じて、8年間、毎日スキルを使い続けた。
「……本当によろしいのですか? 僕のスキルは、バフ(強化)の対象人数3000人に増えただけでなく、効果も全ステータス10倍アップに進化しています。これが無くなってしまえば、大きな戦力ダウンに……」
「アッハッハッハッハッハッハ! 見苦しい言い訳だ! 全ステータス10倍アップだと? バカバカしい。そんな嘘八百を並べ立ててまで、この俺の最強騎士団に残りたいのか!?」
そうして追放された僕であったが――
自分にバフを重ねがけした場合、能力値が100倍にアップすることに気づいた。
その力で、敵国の刺客に襲われた王女様を助けて、新設された魔法騎士団の団長に任命される。
一方で、僕のバフを失ったバラン団長の最強騎士団には暗雲がたれこめていた。
「騎士団が最強だったのは、アベル様のお力があったればこそです!」
これは外れスキル持ちとバカにされ続けた少年が、その力で成り上がって王女に溺愛され、国の英雄となる物語。
お荷物認定を受けてSSS級PTを追放されました。でも実は俺がいたからSSS級になれていたようです。
幌須 慶治
ファンタジー
S級冒険者PT『疾風の英雄』
電光石火の攻撃で凶悪なモンスターを次々討伐して瞬く間に最上級ランクまで上がった冒険者の夢を体現するPTである。
龍狩りの一閃ゲラートを筆頭に極炎のバーバラ、岩盤砕きガイル、地竜射抜くローラの4人の圧倒的な火力を以って凶悪モンスターを次々と打ち倒していく姿は冒険者どころか庶民の憧れを一身に集めていた。
そんな中で俺、ロイドはただの盾持ち兼荷物運びとして見られている。
盾持ちなのだからと他の4人が動く前に現地で相手の注意を引き、模擬戦の時は2対1での攻撃を受ける。
当然地味な役割なのだから居ても居なくても気にも留められずに居ないものとして扱われる。
今日もそうして地竜を討伐して、俺は1人後処理をしてからギルドに戻る。
ようやく帰り着いた頃には日も沈み酒場で祝杯を挙げる仲間たちに報酬を私に近づいた時にそれは起こる。
ニヤついた目をしたゲラートが言い放つ
「ロイド、お前役にたたなすぎるからクビな!」
全員の目と口が弧を描いたのが見えた。
一応毎日更新目指して、15話位で終わる予定です。
作品紹介に出てる人物、主人公以外重要じゃないのはご愛嬌()
15話で終わる気がしないので終わるまで延長します、脱線多くてごめんなさい 2020/7/26
異世界に転生した社畜は調合師としてのんびりと生きていく。~ただの生産職だと思っていたら、結構ヤバい職でした~
夢宮
ファンタジー
台風が接近していて避難勧告が出されているにも関わらず出勤させられていた社畜──渡部与一《わたべよいち》。
雨で視界が悪いなか、信号無視をした車との接触事故で命を落としてしまう。
女神に即断即決で異世界転生を決められ、パパっと送り出されてしまうのだが、幸いなことに女神の気遣いによって職業とスキルを手に入れる──生産職の『調合師』という職業とそのスキルを。
異世界に転生してからふたりの少女に助けられ、港町へと向かい、物語は動き始める。
調合師としての立場を知り、それを利用しようとする者に悩まされながらも生きていく。
そんな与一ののんびりしたくてものんびりできない異世界生活が今、始まる。
※2話から登場人物の描写に入りますので、のんびりと読んでいただけたらなと思います。
※サブタイトル追加しました。
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
パーティーを追放されるどころか殺されかけたので、俺はあらゆる物をスキルに変える能力でやり返す
名無し
ファンタジー
パーティー内で逆境に立たされていたセクトは、固有能力取得による逆転劇を信じていたが、信頼していた仲間に裏切られた上に崖から突き落とされてしまう。近隣で活動していたパーティーのおかげで奇跡的に一命をとりとめたセクトは、かつての仲間たちへの復讐とともに、助けてくれた者たちへの恩返しを誓うのだった。
世界最強の賢者、勇者パーティーを追放される~いまさら帰ってこいと言われてももう遅い俺は拾ってくれた最強のお姫様と幸せに過ごす~
aoi
ファンタジー
「なぁ、マギそろそろこのパーティーを抜けてくれないか?」
勇者パーティーに勤めて数年、いきなりパーティーを戦闘ができずに女に守られてばかりだからと追放された賢者マギ。王都で新しい仕事を探すにも勇者パーティーが邪魔をして見つからない。そんな時、とある国のお姫様がマギに声をかけてきて......?
お姫様の為に全力を尽くす賢者マギが無双する!?
役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !
本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。
主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。
その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。
そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。
主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。
ハーレム要素はしばらくありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる