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四章ヤクザさん2
違和感
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「おはよー!」
「あ、瀬良・・・おはよう!」
翌日、源田さんがいない今菊一さんが私を学校まで送ってくれた、道中なんの会話も無かったが車から降りる際には「無理するなよ」と労いの言葉を貰ったのだ、いつまでもうじうじしていられない
「んー?ももちー元気ないよー?先生にでも怒られたの?」
「それはアンタでしょうが」
「ハハッ!そうだね!ところで神無はまだ来てないの?いつもならもう登校してるのに、風邪かな?」
「かもね、神無はしっかり者だけど無理する時あるからね」
瀬良には悪いが嘘をつくしかなかった、神無が誘拐されたなんて言えるわけが無い、そう思っているとチャイムがなり先生が教室に入ってきた
「おはようございます」
「おはよーございまーす」
挨拶をし先生が連絡をするのだがそこでとんでもないことを言い出した
「えー、先日二十さんが誘拐されたそうです」
神無が誘拐されたことを皆の前で話したのだ、皆はザワザワと騒ぎ始め瀬良も動揺していた、私ももちろん動揺した、奏斗さんが何とかしてくれると言ったから信用したのに
「落ち着いてください、現在警察が捜査中ですが誘拐犯の目的等が分かっていないことから皆さん寄り道をせずに学校が終わったらすぐ帰ってくださいね」
「はーい」
「それじゃあ1時間目の準備をして待ってなさい」
先生が教室を出た途端一気に騒がしくなった、当然だ身近な人が誘拐されたのだから
「ももー!神無誘拐されたって大丈夫なのかな・・・」
「そ、それは・・・」
「もも!今日は一緒に帰らない?」
「・・・うん、いいよ」
流石にこんな事になっては断れない、流石に瀬良は私の地域の事なんて知らないだろうし、そう思い込み帰りは瀬良を車に乗せた
「おかえりー、ってお友達も一緒かい?」
「うん、家まで送ってあげてもいい?」
「もちろん、けどいいのかい?」
菊一は神無が誘拐された理由を知っているから一応聞いてきた
「・・・断る訳にもいかないでしょ」
「まぁねー、いいよ、2人とも乗りな」
こそこそ話すのをやめ瀬良にも聞こえる声でそう言った
「ありがとうございます!ところで貴方は?前までお迎えは男と人じゃありませんでしたか?」
「あぁ、ちょっと都合が悪くなって変わりに私が来たのよ」
「そうなんですか、というか貴方はお姉さんですか?」
「まぁ実質姉だよね!ね?桃」
「まぁ、親戚のお姉さんだよ」
「桃の家は賑やかそうだね、けど前よりも明るくなってはいるけど今日変だったね、神無の事は残念だけど桃が無事ならそれでいいんだよ」
「え?う、うん」
「なになに?何かあったの?」
菊一さんは今回の神無誘拐事件は知っているはずだが学校にしれているのは知らないのだろうか
「あ、えっと。今日私の友達が誘拐されたって話で」
「へぇ、だから送って欲しいのね、いいよ、ここら辺は物騒だからねぇ家どこら辺だっけ?」
「関蜘蛛って場所しってますか?」
瀬良がそういうと菊一さんは一瞬黙った、何か考えてから口を開く
「関蜘蛛・・・?知らない場所だなぁ」
「え?関蜘蛛ってたしかあの神社の近くだよね?」
菊一さんは関蜘蛛について何度か話してくれていたから少し戸惑ったがもしかしたら違うのかもしれないと聞き返した
「そうそう、お稲荷様がいる神社の近くだよ」
「お稲荷様って、あぁ、わかった。じゃあ神社の近くで下ろしても大丈夫かな?」
「はい!お願いします」
二人の会話に違和感を覚えつつも瀬良を無事神社の近くに下ろし組まで帰ってきた。
「あ、瀬良・・・おはよう!」
翌日、源田さんがいない今菊一さんが私を学校まで送ってくれた、道中なんの会話も無かったが車から降りる際には「無理するなよ」と労いの言葉を貰ったのだ、いつまでもうじうじしていられない
「んー?ももちー元気ないよー?先生にでも怒られたの?」
「それはアンタでしょうが」
「ハハッ!そうだね!ところで神無はまだ来てないの?いつもならもう登校してるのに、風邪かな?」
「かもね、神無はしっかり者だけど無理する時あるからね」
瀬良には悪いが嘘をつくしかなかった、神無が誘拐されたなんて言えるわけが無い、そう思っているとチャイムがなり先生が教室に入ってきた
「おはようございます」
「おはよーございまーす」
挨拶をし先生が連絡をするのだがそこでとんでもないことを言い出した
「えー、先日二十さんが誘拐されたそうです」
神無が誘拐されたことを皆の前で話したのだ、皆はザワザワと騒ぎ始め瀬良も動揺していた、私ももちろん動揺した、奏斗さんが何とかしてくれると言ったから信用したのに
「落ち着いてください、現在警察が捜査中ですが誘拐犯の目的等が分かっていないことから皆さん寄り道をせずに学校が終わったらすぐ帰ってくださいね」
「はーい」
「それじゃあ1時間目の準備をして待ってなさい」
先生が教室を出た途端一気に騒がしくなった、当然だ身近な人が誘拐されたのだから
「ももー!神無誘拐されたって大丈夫なのかな・・・」
「そ、それは・・・」
「もも!今日は一緒に帰らない?」
「・・・うん、いいよ」
流石にこんな事になっては断れない、流石に瀬良は私の地域の事なんて知らないだろうし、そう思い込み帰りは瀬良を車に乗せた
「おかえりー、ってお友達も一緒かい?」
「うん、家まで送ってあげてもいい?」
「もちろん、けどいいのかい?」
菊一は神無が誘拐された理由を知っているから一応聞いてきた
「・・・断る訳にもいかないでしょ」
「まぁねー、いいよ、2人とも乗りな」
こそこそ話すのをやめ瀬良にも聞こえる声でそう言った
「ありがとうございます!ところで貴方は?前までお迎えは男と人じゃありませんでしたか?」
「あぁ、ちょっと都合が悪くなって変わりに私が来たのよ」
「そうなんですか、というか貴方はお姉さんですか?」
「まぁ実質姉だよね!ね?桃」
「まぁ、親戚のお姉さんだよ」
「桃の家は賑やかそうだね、けど前よりも明るくなってはいるけど今日変だったね、神無の事は残念だけど桃が無事ならそれでいいんだよ」
「え?う、うん」
「なになに?何かあったの?」
菊一さんは今回の神無誘拐事件は知っているはずだが学校にしれているのは知らないのだろうか
「あ、えっと。今日私の友達が誘拐されたって話で」
「へぇ、だから送って欲しいのね、いいよ、ここら辺は物騒だからねぇ家どこら辺だっけ?」
「関蜘蛛って場所しってますか?」
瀬良がそういうと菊一さんは一瞬黙った、何か考えてから口を開く
「関蜘蛛・・・?知らない場所だなぁ」
「え?関蜘蛛ってたしかあの神社の近くだよね?」
菊一さんは関蜘蛛について何度か話してくれていたから少し戸惑ったがもしかしたら違うのかもしれないと聞き返した
「そうそう、お稲荷様がいる神社の近くだよ」
「お稲荷様って、あぁ、わかった。じゃあ神社の近くで下ろしても大丈夫かな?」
「はい!お願いします」
二人の会話に違和感を覚えつつも瀬良を無事神社の近くに下ろし組まで帰ってきた。
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