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エッチな誕生日プレゼントはドS配達員と共に
エッチな誕生日プレゼントはドS配達員と共に 1
親友が誕生日に送ってくれた荷物の中身はアダルトグッズだった。それを密かに気になっていたイケメン配達員に知られてしまい……(全五話)
[現代 大学生 美形 ドS 言葉責め 強引 処女 玩具 ハッピーエンド]
* * * * *
自分の部屋に密かに気になっていた相手がいる。こうして彼を招き入れることを全く妄想しなかったかと言えば嘘になる。
だが、確実に言えることは思い描いたものとはまるで違う事態になっているということだ。
向かい合って座る二人の間には段ボール箱、そして妙な緊張感が漂っている。小野田彩千は箱の中身を物色する青年を盗み見た。
彼の名は榎木陽平というらしい。らしいというのは本人から聞いたのではなく、書かれていたのを見たからなのだが、相手も同じ理由で彩千の名を知っているのは間違いない。
「ローターにバイブに電マにローションにゴム……AVまであるのか」
独り言のように陽平が何気なく口にする言葉に彩千は耳を塞ぎたいような気分だった。
どうしてこんなことになっているのか。彩千は数時間前のことを思い出す。
大学に入ってから一人暮らしをしている彩千の元に荷物が届いたのが始まりだった。今、二人の間にある段ボール箱である。
それを届けてくれたのが陽平である。彼は配達員である。イケメンと言って差し支えないだろうが、気さくな雰囲気と聞きやすい声に彩千はすっかり心を奪われていた。それは自分だけではないだろうと思っていたし、営業スマイルだとはわかっている。彼女がいるかもわからない。時折彼が荷物を届けてくれるだけで何となく癒されていただけだ。判を押して荷物を受け取るだけの短い時間ではあったが。
それが今日は違った。今日、彼から荷物を受け取ることが妙に特別に感じられるほど彩千は浮かれていたのかもしれない。親友が誕生日プレゼントを送ってくれたのだ。
『清純そうに見えて淫乱なんですね』
そう言われた意味が彩千には理解ができなかったが、彼はいつもとは違う笑みを浮かべていることには気付いた。
『中身わからないようにしてますけど、会社名でわかっちゃうんですよ』
陽平は続け、送り状を指で示した。雑貨と書かれているし、送り主になっている会社名は彩千にはぴんとこない。
『大人のおもちゃ、買ったんですよね? 彼氏と使うため? それとも自分で?』
そう言われて彩千もよくやく理解した。中身がアダルトグッズだと陽平は言っているのだ。そして彩千がそういう行為に耽るいやらしい女だと思ったようだった。
彼に抱いていた感情が恋心であるとは言い切れないが、少なからず意識してしまっていた彩千がショックを受けたのは間違いない。
誤解を解きたくて、彼氏がいたこともないし、親友からの誕生日プレゼントで中身は知らないと言ったが、彼は信じてくれなかった。そして、仕事中だから弁解は後で聞くと言って帰って言ったのだ。
『じゃあ、逃げないでくださいね』
そう言い残された声が今も耳の奥に残っているようだった。中身が陽平に言われた通りの物で驚き、親友を問い詰めもした。陽平が本当に来るとも思っていなかったが、彼は普段の配達と変わらない調子で訪ねてきて、彩千に有無を言わせずに上がり込んできて今に至るのである。
「そんなに欲求不満だったんだ?」
仕事が終わったからか、敬語を使わない彼は彩千にとって新鮮だった。しかし、この状況では知らなかった一面を喜ぶ余裕などない。
「本当に友達の悪ふざけなんです……!」
泣き出したい気持ちで彩千はメッセージをやりとりした画面を見せる。
誕生日を祝おうとしてくれた気持ちは嬉しいし、彼女なりに未だ彼氏いない歴を更新し続ける彩千を心配してのことだったようだが、まさかこんなことになるとは――
思い返せば親友に聞かれて気になる配達員がいるとは言ったことがある。その時親友は「バスタオル姿で出て『ストン!』よ!」などと誘惑方法を力説していたし、妙な妄想をしてしまったのは彼女のせいである。
「ふーん? まあ、信じてやってもいいけど」
誤解だとわかってもらえたと彩千はほっとするが、陽平がまだ荷物を漁っていることに気付くべきだったのかもしれない。
「使い方は?」
「わ、わかりません……って言うか、使いません!」
何やらモーター音がしたかと思えば陽平がバイブレーターを手にしていた。可愛らしいピンク色で男性器からは離れた見た目だが、挿入することを目的としていることは明らかだ。
イケメンの手にそんな卑猥な物が握られている現実は彩千には受け入れがたいものだった。
「親友ちゃんは彩千のこと心配してるみたいだけど?」
親友にはこのままでは干からびてしまうから女を磨けと言われ、余計なお世話だという言葉を彩千は何度となく飲み込んできた。親しき中にも礼儀ありというものだ。いくら親友でも彩千にとってタブーな部分にはあまり触れてほしくはない。そして、こんな物で磨けるかと思うところである。いっそ化粧品をくれと言いたいところだ。
この場にいない人物に怒りを向けていたせいで名前を呼ばれたことに気付く暇もなかった。
「俺が教えてやるよ」
「え……?」
「彼氏、いたこともないんだろ?」
誤解を解くのに必死になるあまり完全に余計なことを言ってしまっていたことを思い出して穴があれば入りたいものだが、掘った墓穴がそこに存在するわけでもない。
「赤くなったり青くなったり忙しいやつだな」
陽平に笑われるが、赤くなるのも青くなるのも彼のせいである。しかし、そう言い返せる冷静さと気の強さを彩千は持ち合わせていない。
「それとも、自分の指で気持ち良くなれてるって?」
「し、してません……!」
先程から陽平が聞いてくるのは答えにくいことばかりだ。
彩千の中では人に話すようなことではないのだが、親友の赤裸々な告白を思い出せばそうとも言い切れない気がしてしまうのだから困ったものだ。
そんなあけすけな親友に吹き込まれて知識がないわけでもないのだ。しかし、自慰をしたことはない。しようと思ったことがないと言えば嘘になるが、親友があまりに言うので下着の上から触れてみたが、快楽の一端を掴む前に怖くなってやめてしまった。
「じゃあ、いいじゃん、気持ちいいこと覚えようぜ? な?」
「覚えません!」
丁寧で憧れていた男が実際はやんちゃな男であったか。それでも、その手にあるものがアダルトグッズでなければときめいてしまっただろうか。
それでもまだ陽平に対して幻滅したとも言えないのだから困惑せざるを得ない。誘惑を振り払うように彩千は首を横に振る。
「いいバイブっぽいけど、まずはこっちからだよな?」
陽平は彩千の返事など聞いていなかったのか。今度はまた別の物を取り出して、掲げてみせる。ピンク色の細長いカプセルのような形状の物体からコードが伸びている。
それがローターというものであると彩千もわかっている。陽平が来る前、荷物を開封した時についマジマジと見てしまったし、頼んでもいないのに親友が解説してくれたのだ。
「……か、帰ってください……!」
はっとして、どうにか毅然とした態度で追い返さなければならないと彩千は自分を奮い立たせたのだが、陽平は動く気配がない。
「今帰ったら言っちゃいそうなんだけどな。小野田さんがアダルトグッズを買ったって」
配達員仲間にか、はたまた友人にか。守秘義務を何だと思っているのか。
しれっと言う陽平に彩千はふつふつと怒りが湧いてくるのを感じた。
「最っ低ですね……!」
こんな最低な男だと思わなかった。決して知りたくなかった本性である。あるいは、知って良かったのかもしれない。叶わぬ想いを捨て去ることができる。
それなのに、どうしてまだ心惹かれているのか。彼にならされてみたいという好奇心が多少あるのも否定できない。
[現代 大学生 美形 ドS 言葉責め 強引 処女 玩具 ハッピーエンド]
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自分の部屋に密かに気になっていた相手がいる。こうして彼を招き入れることを全く妄想しなかったかと言えば嘘になる。
だが、確実に言えることは思い描いたものとはまるで違う事態になっているということだ。
向かい合って座る二人の間には段ボール箱、そして妙な緊張感が漂っている。小野田彩千は箱の中身を物色する青年を盗み見た。
彼の名は榎木陽平というらしい。らしいというのは本人から聞いたのではなく、書かれていたのを見たからなのだが、相手も同じ理由で彩千の名を知っているのは間違いない。
「ローターにバイブに電マにローションにゴム……AVまであるのか」
独り言のように陽平が何気なく口にする言葉に彩千は耳を塞ぎたいような気分だった。
どうしてこんなことになっているのか。彩千は数時間前のことを思い出す。
大学に入ってから一人暮らしをしている彩千の元に荷物が届いたのが始まりだった。今、二人の間にある段ボール箱である。
それを届けてくれたのが陽平である。彼は配達員である。イケメンと言って差し支えないだろうが、気さくな雰囲気と聞きやすい声に彩千はすっかり心を奪われていた。それは自分だけではないだろうと思っていたし、営業スマイルだとはわかっている。彼女がいるかもわからない。時折彼が荷物を届けてくれるだけで何となく癒されていただけだ。判を押して荷物を受け取るだけの短い時間ではあったが。
それが今日は違った。今日、彼から荷物を受け取ることが妙に特別に感じられるほど彩千は浮かれていたのかもしれない。親友が誕生日プレゼントを送ってくれたのだ。
『清純そうに見えて淫乱なんですね』
そう言われた意味が彩千には理解ができなかったが、彼はいつもとは違う笑みを浮かべていることには気付いた。
『中身わからないようにしてますけど、会社名でわかっちゃうんですよ』
陽平は続け、送り状を指で示した。雑貨と書かれているし、送り主になっている会社名は彩千にはぴんとこない。
『大人のおもちゃ、買ったんですよね? 彼氏と使うため? それとも自分で?』
そう言われて彩千もよくやく理解した。中身がアダルトグッズだと陽平は言っているのだ。そして彩千がそういう行為に耽るいやらしい女だと思ったようだった。
彼に抱いていた感情が恋心であるとは言い切れないが、少なからず意識してしまっていた彩千がショックを受けたのは間違いない。
誤解を解きたくて、彼氏がいたこともないし、親友からの誕生日プレゼントで中身は知らないと言ったが、彼は信じてくれなかった。そして、仕事中だから弁解は後で聞くと言って帰って言ったのだ。
『じゃあ、逃げないでくださいね』
そう言い残された声が今も耳の奥に残っているようだった。中身が陽平に言われた通りの物で驚き、親友を問い詰めもした。陽平が本当に来るとも思っていなかったが、彼は普段の配達と変わらない調子で訪ねてきて、彩千に有無を言わせずに上がり込んできて今に至るのである。
「そんなに欲求不満だったんだ?」
仕事が終わったからか、敬語を使わない彼は彩千にとって新鮮だった。しかし、この状況では知らなかった一面を喜ぶ余裕などない。
「本当に友達の悪ふざけなんです……!」
泣き出したい気持ちで彩千はメッセージをやりとりした画面を見せる。
誕生日を祝おうとしてくれた気持ちは嬉しいし、彼女なりに未だ彼氏いない歴を更新し続ける彩千を心配してのことだったようだが、まさかこんなことになるとは――
思い返せば親友に聞かれて気になる配達員がいるとは言ったことがある。その時親友は「バスタオル姿で出て『ストン!』よ!」などと誘惑方法を力説していたし、妙な妄想をしてしまったのは彼女のせいである。
「ふーん? まあ、信じてやってもいいけど」
誤解だとわかってもらえたと彩千はほっとするが、陽平がまだ荷物を漁っていることに気付くべきだったのかもしれない。
「使い方は?」
「わ、わかりません……って言うか、使いません!」
何やらモーター音がしたかと思えば陽平がバイブレーターを手にしていた。可愛らしいピンク色で男性器からは離れた見た目だが、挿入することを目的としていることは明らかだ。
イケメンの手にそんな卑猥な物が握られている現実は彩千には受け入れがたいものだった。
「親友ちゃんは彩千のこと心配してるみたいだけど?」
親友にはこのままでは干からびてしまうから女を磨けと言われ、余計なお世話だという言葉を彩千は何度となく飲み込んできた。親しき中にも礼儀ありというものだ。いくら親友でも彩千にとってタブーな部分にはあまり触れてほしくはない。そして、こんな物で磨けるかと思うところである。いっそ化粧品をくれと言いたいところだ。
この場にいない人物に怒りを向けていたせいで名前を呼ばれたことに気付く暇もなかった。
「俺が教えてやるよ」
「え……?」
「彼氏、いたこともないんだろ?」
誤解を解くのに必死になるあまり完全に余計なことを言ってしまっていたことを思い出して穴があれば入りたいものだが、掘った墓穴がそこに存在するわけでもない。
「赤くなったり青くなったり忙しいやつだな」
陽平に笑われるが、赤くなるのも青くなるのも彼のせいである。しかし、そう言い返せる冷静さと気の強さを彩千は持ち合わせていない。
「それとも、自分の指で気持ち良くなれてるって?」
「し、してません……!」
先程から陽平が聞いてくるのは答えにくいことばかりだ。
彩千の中では人に話すようなことではないのだが、親友の赤裸々な告白を思い出せばそうとも言い切れない気がしてしまうのだから困ったものだ。
そんなあけすけな親友に吹き込まれて知識がないわけでもないのだ。しかし、自慰をしたことはない。しようと思ったことがないと言えば嘘になるが、親友があまりに言うので下着の上から触れてみたが、快楽の一端を掴む前に怖くなってやめてしまった。
「じゃあ、いいじゃん、気持ちいいこと覚えようぜ? な?」
「覚えません!」
丁寧で憧れていた男が実際はやんちゃな男であったか。それでも、その手にあるものがアダルトグッズでなければときめいてしまっただろうか。
それでもまだ陽平に対して幻滅したとも言えないのだから困惑せざるを得ない。誘惑を振り払うように彩千は首を横に振る。
「いいバイブっぽいけど、まずはこっちからだよな?」
陽平は彩千の返事など聞いていなかったのか。今度はまた別の物を取り出して、掲げてみせる。ピンク色の細長いカプセルのような形状の物体からコードが伸びている。
それがローターというものであると彩千もわかっている。陽平が来る前、荷物を開封した時についマジマジと見てしまったし、頼んでもいないのに親友が解説してくれたのだ。
「……か、帰ってください……!」
はっとして、どうにか毅然とした態度で追い返さなければならないと彩千は自分を奮い立たせたのだが、陽平は動く気配がない。
「今帰ったら言っちゃいそうなんだけどな。小野田さんがアダルトグッズを買ったって」
配達員仲間にか、はたまた友人にか。守秘義務を何だと思っているのか。
しれっと言う陽平に彩千はふつふつと怒りが湧いてくるのを感じた。
「最っ低ですね……!」
こんな最低な男だと思わなかった。決して知りたくなかった本性である。あるいは、知って良かったのかもしれない。叶わぬ想いを捨て去ることができる。
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